MasqueradeRe:Lights ~この世界では本の力を持つ仮面の騎士がいる~ 作:ダグライダー
またやってしまった……、後半に詰め込み過ぎて前半より長くなりました申し訳ございません。
一応、原作ラピライの公式展開同様パラレルと以前にも明記しましたが、ベースはアニメなので(ゲームは未だリリースしてない故)HDDに録画したのを見返しながらこれでも色々省いて、この様です。
本当に申し訳ございません。
次はもう少し短くまとめたいな!
──亜人、人間とは比べ物にならない屈強な肉体と常人ならざるチカラを持つ種族。
ドルトガルドはその亜人と人間が共存共栄する国。
特別クラスにもIV KLOREと言うメンバー全員が亜人のユニットが存在します。
そしてドルトガルドの剣士は何と、人と亜人の間に生まれた半亜人との事でした。
ですが彼には振るうべき聖剣が存在しませんでした──
━フローラ女学院・グラウンド━
Sadistic★Candy率いるルージュのチームに敗北したティアラ達。
膝を折ったアシュレイは去り行くSadistic★Candyの喧騒を耳にしながら歯噛みする。
「無念……」
敗北に悔やむアシュレイにラヴィが不機嫌な顔で近付く。
「アシュレイが当たってばっかだから」
お前の所為で負けたとばかりの言い様にアシュレイはカチンとくる。
「何だと?バカウサだって!」
此方も嫌悪くな空気が漂い始め、ティアラがすかさず割って入る。
「ドンマイドンマイ。まだ4試合あるんだから取り返せるよ」
そんな中、ティアラの隣に居るメリッサがラヴィの運動着が破けている事に気付く。
「あ…ラヴィ、服が…」
「んー?あ…ホントだ。まぁいーやこんぐらい」
破けた胸元を摘まみながらあっけらかんと言ってのける。
「え?でも…そのままじゃ……」
「平気へーき。さぁ!次の試合に備えて、しっかり休もう!」
ラヴィは気にせず次に意識を向けている。そんな彼女にアシュレイが先程までの剣呑さを横へ押しやり、真っ直ぐ視線を向けて真に迫った顔で口を開く。
「ラヴィ、脱げ」
「はぁ?」
「えぇえぇ!?それって…やっぱりその…あの…!」
当然その意図が分からないラヴィは顔を訝しげに歪め、リネットはアシュレイの突然の発言に頭の中が頓珍漢な方向へ振り切れてお花畑を展開する。
彼女の顔は興奮で熱した鉄板の如く赤面している。
そんなリネットの反応にアシュレイが慌てて否定する。
「あぁ…いやっ!?そう言う意味では!…ええい!とにかく来い!!」
「ちょっとアシュレイ?!痛い!いたいってば!?」
チームメイト達が見守る中、ラヴィの有無を言わせず寮の方に引っ張って行く。
リネットは最後まで顔を赤らめたまま2人の背中を見詰めているのであった。
「ラヴィちゃん、アシュレイさんに連れてかれたみたいだけど……大丈夫かな、喧嘩しないかな?仲良くしてほしいな……」
不安気に寮へ消えていった2人を見ながら呟く斗真、そんな彼にエレンが紙袋の下からジト眼でツッコむ。
「お前はアイツらの親か…?」
「いや~教師でも生徒は心配でしょ。でもそんなに気になるなら斗真ちゃんさ、あそこに残ってるティアラ嬢ちゃん達に理由訊いてみたら?」
劉玄の案に一頻り悩んだ後、確かにと頷き、少女達に近寄って行く斗真。
「仕事熱心なこって」
「お前さんも少しは見習ったら?」
「は?ヤだよメンドクサい。大体オッサンは教師も生徒を心配して当然つーけど、あんたがいた時代の話だろ?ってかあんた中国の田舎出身だろ?そのイメージはどっちかってと日本じゃね?」
「その辺は苦学生なりに渡航した経験が………ってオジさんの事は良いの、お嬢ちゃん達の話…オジさん達も聞き耳立てに行きましょうや」
エレンの皮肉に劉玄が諫める様に物申せば、アッサリ面倒だと返し古臭いイメージだと彼の理想の教師論を否定する。
劉玄は己の過去の経験を口にしかけ止める、そんな事より自分達もチームの不和の原因を知ろうと野次馬になりに行く。
「それじゃ喧嘩の原因は解らないんだ?」
「はい…昨日、リネットがアシュレイからトートバッグを貰ったら、ラヴィが急に怒って走り出して……アシュレイも心当たりが無い様で……」
詳しい話を聞こうと少女達に話し掛ける。
ティアラ曰く、昨日の夕刻頃、上機嫌で鼻唄を歌っていたラヴィ、読書に更け込んでいたリネット、そのリネットへプレゼントするトートバッグを作っていたアシュレイと各々寮の自室で過ごして居たのだが、アシュレイが完成したトートバッグをリネットへ渡したと思ったら、急にラヴィが怒鳴ったのだと言う。
そのままラヴィはアシュレイと言い争いになり、部屋を飛び出してしまう。
寮に戻って来たティアラ、ロゼッタも走り去るラヴィを目撃しており、リネット共々2人の仲を取り持とうと苦心したのだが今日まで解決しないまま試合を迎えたのだと言う。
「うーん。原因が解らないなら俺もどうしようも無いなぁ……でもほっとけないし二人が戻って来たらそれとなく訊いてみるよ」
「すみません先生、私達の班の事なのに…」
「その…二人共日常的に言い争いはしてますけど、今回は何時もとちょっと違う様で…大丈夫ですか先生?」
ティアラが自分達の事に心を砕いてくれる斗真に申し訳無い気持ちになり、メリッサが普段己が知る常日頃の喧嘩と違う事に不安を口にする。
「喧嘩して険悪になった二人……けれど心の中では互いに求めあって……嗚呼、でも素直になれないから強引に……」
「所でリネットちゃんは大丈夫なの?色々と…?」
「え、えぇ…と、あはは…」
「気にしないで下さい…」
妄想にトリップするリネットを見て顔を引きつらせる斗真、苦笑するティアラ、額を抑えるメリッサ、ココとリリは傍観し紙袋と中年相手に談笑している。
そして話題の2人は──
━学生寮・リネット達の部屋━
ロゼッタがティアラの為に2人部屋に移り、ベッドの空きが出来た4人部屋、談笑用のソファに座るラヴィとアシュレイ。
2人の間に流れる空気は何とも微妙なモノだが、試合前よりは改善しているように思える。
「別にいいのに…」
「そう言う訳にはいかないだろ?よし……出来た」
針を針山に刺し、破れた箇所を塞いだ運動着を持ち主へと手渡す。
「…可愛い」
戻って来た運動着にはデフォルメめされたウサギのアップリケ。その愛らしさに思わず言葉を洩らすラヴィ。
「どうしてそんなに怒ってるんだ」
アシュレイはラヴィの怒りの原因が解らず思い切って訊ねる。ラヴィはその質問に些かバツが悪そうに顔を背けながらボソッと返す。
「もういいよ。貰ったし…」
「貰った?……あっ?!まさか…!」
貰ったと言う返しに一瞬、何を言っているのか理解出来ずに瞬かせるも、その真意を察するアシュレイ。
ラヴィはやっと気付いたか、と拗ねた顔で短く肯定する。
「そうだよ」
「誕生日おめでとーう!」
「ありがとう。大事にする」
数ヶ月前、夕日の放課後、噴水前でラヴィはアシュレイに可愛いらしいウサギのヌイグルミを贈った。
「えへへ♪」
「ラヴィの誕生日には、私がプレゼントするからな。覚悟しておけ!」
義理を通す意味と、純粋に友人への感謝も込めてはにかむラヴィへアシュレイはそう宣言したのだ。
その数ヶ月前の出来事をたった今思い出したアシュレイ。
「すまない!」
己の非に即座に謝罪するアシュレイ、しかしアップリケに満足したラヴィは気にした風も無くアップリケが付いた運動着を抱く。
「だからもういいってば。コレ貰ったし…」
「そう言う訳にはいかない!そうだ服だ!服を作る!」
「え…服を?」
「それも飛びきり可愛いヤツを!」
「ちょーカワイイヤツ?」
「ああ!」
だがそんな不義理は示しが付かないのかアシュレイはお詫びとして服を作る事を提案する。
その服が可愛いモノとなればラヴィも食い付く。お互い蟠りが解け空気が緩和する。
「じゃあ許したげる!今度は忘れないでよ?」
ラヴィの機嫌が直り、互いに笑顔を浮かべる。
「約束だ」
「約束だよ」
今度こそはと、指切りを交わすラヴィとアシュレイ。折しも期せずして仲直りした2人、斗真の教師としての仕事は無くなった。
━グラウンド━
コートから離れ、石造りの屋根がある休息スペースのベンチでロゼッタを横に寝かせ休息を採るティアラ達。
柱には斗真が背中を預けて立ちながらうんうん唸っている。
喧嘩中の2人をどう仲直りさせようか考えているのだ。
「悩んでるねぇ~、それも経験だよ」
「年寄り臭いセリフだな」
「その紙袋の下、どうなってるんですか?」
「なんか…どっかで見たような格好してるなぁ」
悩む斗真を尻目にベンチに座りながら1人納得したように染々呟く劉玄。
エレンはココとリリに付きまとわれながら胡乱な口調で返す。
「大丈夫?」
ティアラが疲労困憊のロゼッタを労る様に声を掛ける。
「あ…ぁあ…」
ロゼッタはロゼッタで相当肉体に負荷が掛かったのか生返事だ。
「二人が戻って来たよ」
ココかリリか、兎も角ラヴィとアシュレイが戻って来た事に声を挙げる。
「よ、よし!二人を仲直りさせるぞ!……え?」
意気込む斗真、グラウンドの皆が休んでいる場所に近付いて来る2人へ顔を向けて、そこで間抜けな声を出す。
その理由は2人が並んで仲睦まじく会話しながら歩いて来たからだ。
「それでねー、あとはねー」
楽しそうな声色でアシュレイに何かの話を話しているラヴィ。まるで喧嘩など無かったかの様である。
「すっかり仲直りしたみたいだね」
ティアラも2人の仲が戻り嬉しそうに声を掛ける。隣のリネットは別の意味で嬉しそうにとても良い笑顔を紅潮させている。
「お前の出番は無かったな」
「若者は本当に一瞬で成長したり変化するよねぇ、それはそれとしてドンマイ斗真ちゃん」
「いえ…良いんです。教師が出しゃばる様な事態に発展しなかっただけで…ええ本当に…ショックなんて受けてませんから」
その割にはいじけている様にも見える表情だ、とは2人も流石に口にしなかった。
「ここからが本番だ!」
「ガンガン行くぞ!」
戻って来た2人が威勢良く宣言する。
その場の男達を除いた全員が一気呵成の声を挙げる。
そこからが彼女達の快進撃の始まりであった。
「うぉりゃー!」
「15対7!」
すっかり復調したラヴィがその優れた運動能力で2戦目を制する。
「はぁっ!」
「15対5!」
同様に調子を取り戻したアシュレイがラヴィの応援を受けながら3戦目を手にする。
「えいっ!」
「15対8!」
連勝の波に乗ってメリッサが4戦目のラストアタックを取る。
4戦目までを終えて噴水前に集まりながら快勝に歓喜し上機嫌となるティアラ達。
「はぁ…これで三勝一敗だね!」
タオルで汗を拭いながらドリンクを補給しつつ戦績に実感を握るティアラ。ロゼッタったも強化の反作用が抜けたのか快復を宣言する。
「私ももう大丈夫。いけるわ」
「次も勝てれば優勝出来るかもしれません」
「よし、絶対勝つぞ!」
「あたし達なら楽勝らくしょー♪」
ロゼッタの快復を見てリネットはもしかしたらと希望を見出だし、アシュレイがその展望を確実とする為の宣言を口にし、ラヴィは能天気に勝利を疑わない。
「早々ウマく行くわけないし」
其処へ突如掛けられる陽気な少女の声。
「チッ、マズイ!後は任せた!!」
エレンは声の主に反応して身を隠す。
彼が隠れた理由──声の主の正体はシュガーポケッツのラトゥーラ。
「ラッちゃん!」
声の主に気付きラヴィが彼女の名前を愛称で呼ぶ。
「シャンペとメアリーベリーまで…何の用だ?」
アシュレイも突然割って入って来た3人に用件を訊ねる。
「シャンペたちは4勝0敗。優勝もイタダキなの!」
『余裕のよっちゃんだね!(@′J``)9』
シャンペの言葉にメアリーベリーのボードが合いの手を打つ。
「ん?」
「よっちゃんってナニ?」
ボードの発言にラトゥーラ、シャンペの2人が首を傾げて発言した張本人(正確には彼女の持つマジックボードだが)に訊ねる。
「『さぁ?(´・ω・` )』」
しかし当の本人が肉声、ボードの合成音共によく解っておらず、自身も疑問を口にする始末。
ではその言葉の意味を知る者達はと言えば──
「余裕のよっちゃんって……古いなぁ、親父世代くらいかな」
斗真は何処か懐かしげに空を仰ぎ。
「よっちゃん…て、おいおい。何処の来訪者だよ、んなふざけた事を抜かしやがったヤツは、妙なカタチで後世に伝わってんじゃねぇか」
噴水の裏に隠れるエレンが独り言で誰にも聴こえぬ声でツッコミ。
「ん?何か可笑しいのかね?」
微妙に伝わって無い劉玄だけが頭を捻っているのであった。
兎にも角にも、ティアラ達の前に現れたシュガーポケッツは自信満々な態度。
だがアシュレイとラヴィは彼女達の態度を前にしても自分達が負けるヴィジョンは浮かばない。
「ラトゥーラはともかく」
「二人には負ける気しないね」
そんな2人の挑発的な態度に、メアリーベリーはラトゥーラの影に隠れるがラトゥーラは余裕を崩さない。
「ウチ達が組んでるのはエミリア達だし」
「「「「「えぇ~~~!?!」」」」」
ラヴィやリネット等数人がその発言に声を挙げて驚き、他の者達も驚愕の表情を顕にしている。
「呼んだかしら?」
「お嬢様。あちらが次の対戦相手です」
そして件の人物達は意外な程直ぐ近くに居た。
中庭でティータイムを洒落混むIV KLORE、エミリアがティーカップ片手にティアラ達が居る噴水の方を見れば、傍らの席でティーセットを広げるあるふぁがその仔細を告げる。
「そう。精々頑張りなさい」
「わーっふっふっ。いっぱい楽しもうね~」
「私たちの勝利に変わりありませんが」
クールに健闘を祈るエミリア、独特の笑いで嬉しそうにはしゃぐサルサ、無表情で自分達が勝つ事に変化は無いと言ってのけるあるふぁと三者三様の余裕を押し出す。
「マジで?」
「これは…一筋縄ではいかないな」
戦慄を覚える身体能力の高い2人。
「強いの?」
「人とは異なる者…亜人の三人よ。エミリア、あるふぁ、サルサ。ランクは最上位のノワール」
「ノワール…」
接点の無かったティアラはロゼッタに3人の評価を訊ねる。幼馴染みからの質問にIV KLOREに対する緊張を覚えながらその評価を語るロゼッタ。ティアラもその言葉に改めて彼女達を見やる。
「特にエミリアには気を付けてね。触れるとエナジードレインされる事があるから」
「エナジードレイン?」
「精気を吸収されちゃうの。エミリア自身、セーブしきれないみたい」
「へぇ~」
亜人の特色…主にエミリアのであるが、その解説を聞き感心するティアラ。
リネットはラトゥーラ達シュガーポケッツに向き直り感嘆の声を洩らす。
「ノワールの方々と一緒なんてスゴイですね」
「でしょ~」
「人数合わせって言われちゃったけど」
『ただの置物だってさ(´ ;〰️;`)』
どうやらシュガーポケッツがIV KLOREを引き入れた訳では無く、IV KLOREが彼女達を穴埋めに使っている様だ。
「でもここまで全勝って事は、ルキフェル達にも勝ったのね」
人数合わせとは言えSadistic★Candyのチームに勝ったとなれば油断は一切出来ない。その筈だが──
「ん?あの二人だったら居なかったかな」
「え?」
「どーせいつものサボりに決まってるし」
ラトゥーラ達はどうやらSadistic★Candy不在のチームと戦った様だ。
「えへへ…」 「はぁ…」
双子がその様子を聞いて苦笑と溜め息を溢す。
「まだ喧嘩してるんだ……」
──その頃、飼育小屋の前ではSadistic★Candyが誰も見ていない中アクロバティックな喧嘩を繰り広げていた。
「よし、今度こそ喧嘩を止めて……」
「止めとけ、サディキャンはアレでいつも通りだ」
「飽きるか疲れたらあの娘達は自分で帰ってくるから心配なさんな」
斗真が今度こそはと意気込むが意味が無い、徒労だと2人に止められる。
そんな彼等に注がれる視線、1つはエミリア。
ティアラ達の側に立つ異世界から訪れた自分達のクラスの担任を見詰める。
その瞳の奥に携えた感情は只の嫌悪かそれとも──
そしてもう1つの視線。エミリアからはバレない様に身を潜めつつ、斗真と序でに噴水越しに彼と劉玄の影に隠れるエレンを視界に捉え拳を握る燕尾服の青年、ドルトガルドの剣士へルマン。
彼が胸中に懐く感情は当人以外には窺い知れない。
彼が斗真を見詰める真意とは……。
━グラウンド━
そして遂に切って落とされた最後の試合。
実技の担当女性教師がホイッスルを口許に近付けながら、ボール権を獲る為に互いに敵陣側に入りコート中央で対峙するアシュレイとサルサを見る。
「スタンディングバイ」
アシュレイの目の前に立つサルサは天真爛漫、満面の笑みを浮かべる。
「よろしくね~!」
その小さく愛らしい見た目は仔犬の様、自分よりも一回り小さなサルサにアシュレイは余裕と言う名の慢心を抱く。
(この身長差なら)
ホイッスルが鳴る。同時にコートの幾何学魔法陣から飛び出し宙を舞うボール。
ボールを追うように跳び、己の陣営にボールをパスしようと右手を構えボールの落下タイミングを計るアシュレイ。
しかし彼女がボールに触れるよりも先にその体躯からは考えられない程の高さを垂直に跳びボールに追い付くサルサ。
「わ~ふ~っ!」
独特な掛け声と共にサルサがボールをエミリアへと渡るように叩く。
一度バウンドしてエミリアへと渡ったボール。ルビーの瞳が獲物を捉え、藤色の髪がたなびく。
「ふっ!」
アンダースロー気味に振りかぶった体勢からボールを投擲するエミリア、大地スレスレの球が向かう先はラヴィ…を外れ、彼女の右側空中。
「どこ投げて…なっ?!ぐっ!」
ラヴィが見当違いな方向へ投げられたボールを見て安堵と落胆入り交じる声を洩らすも、突如空中のボールが急カーブを描く。
咄嗟に両手で受けるが、咄嗟過ぎて弾いてしまいエミリア達に得点が入る。
「くそぉ…リッちゃんお願い!」
「はい!頑張ります」
リネットがラヴィと入れ代わりに外野から内野へとコートを移動する。
先制された得点を取り返す為に力強くボールを放るアシュレイ、しかしサルサはその強力な勢いのボールを小さな身体全体を使い包み込むようにして平然と止める。
「いい球だね。それじゃあ…いっくよー♪わ~ふぅ~~っ!」
短くハネた髪の一部がピコピコと動き、元気そのモノといったサルサがその体躯からは想像も付かない程の超豪速球を投げる。
「うわっ!」
「おわっ?!」
ボールはティアラの横を通り抜け、コートに展開された結界壁に当たりボールは跳弾する。
結界壁に連続してピンボールの様に勢いを増していく、ボールは誰にも当たる事は無いがその威力はティアラ達に警戒と衝撃を与えるには充分であった。
「これは…」
「私だったら…小指十本で止められるよ」
ベンチで控えとなって観戦するココとリリもその顔を恐怖に染めながら声を洩らす。
リリなどその恐怖から妙な事を口走っている。
「小指は十本もねぇよ…気持ちは分かるけども」
紙袋がリリの背けた頭をコートの方へグイッと掴んで戻す。
「凄いな……これが亜人…」
「う~ん、サルサ嬢ちゃんのパワーが途轍も無いのは知ってたが…オジさんでもあのボールを生身で受けると冗談抜きで吹っ飛ぶかも」
斗真は凄いとしか言いようがないサルサの身体能力に絶句、劉玄もサルサ…と言うよりも亜人の力を周知して尚、ボールの威力にSadistic★Candyの時と比べ本気の冷や汗を掻く。
やがてボールはその途轍も無い威力のまま、エミリア陣営のコートに戻る。
常人…いや、只人では止める事すら儘ならないソレをあるふぁは真正面から無表情かつ簡単に受け止める。
「なんてシュートだ」
「アレを止めるなんて凄い」
「あるふぁさんは魔律人形なんです」
ボールの威力に萎縮するティアラのチーム。そしてそのボールを簡単に受け止めたあるふぁに驚嘆するティアラ。
リネットがそのティアラにあるふぁがどういった亜人かを説明する。
魔律人形──魔法で動く精巧な少女人形である彼女の能力を以てすれば超豪速球のボールも平然と掴む事すら不可能では無い。
あるふぁは敵陣を見渡しながら一言言葉を発する。
「計算致しました」
あるふぁがボールを結界の壁に向け投げる。ボールは壁を反射してアシュレイの足元へヒットする。
「2対0」
「すまん」
「任せといて」
得点は未だティアラ達に不利、アシュレイは悔しそうにラヴィと交代する。
ボールはティアラが保持し、両手を使って非力なりに精一杯投げる。
「よぉーし!えいっ!」
「危な」
リネットよりはマシな威力のボールがラトゥーラ目掛け飛ぶが褐色の少女はヒョイと避ける。
「まだまだね」
その緩いボールを拾い上げたエミリア、サルサに劣るも亜人の腕力で投げられたボールは凄まじい。
ティアラに迫るボール、しかし彼女は焦る様子もなく口笛を吹く。
コートの芝生が1部急激に成長しボールとティアラの前に壁を造り出す。
「やった!」
「あら」
魔法が成功しボールを阻み喜ぶティアラ、エミリアも意外そうに声を挙げる。
しかしボールを阻んだのも束の間、勢いは死なず緑の壁を貫く。
「わっ?!草だと防ぎきれないか…」
草を掻き別ける音で辛うじて躱す事が出来たティアラ、しかしボールは外野のメアリーベリーの手に、そして隙だらけのティアラの背中に向けて投げる。
「ティアラさん!?後ろ!後ろ!」
リネットが声を掛けた頃には時既に遅し、へなちょこボールがティアラにヒットする。
「え?あたっ!」
予想外の伏兵からの襲撃にティアラは肩を落とす。
「うぅ…」
「ティアちゃんドンマイ」
シンボリ顔でフラフラと外野に行くティアラを励ますラヴィ。
リネットは腰のポーチから魔導書を取り出しページを捲り始め呪文を唱える。
「草がダメでしたら…。大地の祭儀の響きを聞け。我は血で描かれし者──」
「あ…あぁ、リネットちゃん、試合中に余所見は……」
「──トルシエールの異端。堅牢なる障壁を!あうっ?!」
斗真がリネットに声を掛けるも遅く、そのどう見ても隙しかないリネット目掛けラトゥーラが軽くボールを放る。当然詠唱に夢中なリネットは躱す素振りすら無くアウトになる。
「4対0」
得点はIV KLORE、シュガーポケッツのチームに入り、遅れて地面の1部が競り上がり壁が生まれるが…無意味に終わる。
「ああ…やっぱり…」
「うん、まぁ、そりゃそうだよね」
「むしろ何故待ってくれるとか思ったのか…解らない、オレは勢いでバンプボールを観戦しているのに…」
男性陣が色々な項垂れる。
「この流れマズいな」
圧倒的不利にアシュレイが危機を覚える。
「あたしに考えがある」
そんな相棒へラヴィが必勝の策を提案する。
「よし」
その言葉を信じボールをラヴィに投げ渡すアシュレイ、受け取ったラヴィはサルサに狙いを定め大胆にも宣言をかます。
「いくぞサルサ!あたしの新魔球!!」
「わふっ!?!」
「あっ!空飛ぶブタ!!?!」
「え~?!どこどこ~!!?」
ラヴィの策が炸裂する。それはまさかの古典的な手法、ラヴィの言葉を信じ空を見上げ、瞳をキラキラ輝かせながらサルサはラヴィが指差した方向を無邪気に探しまくる。
「スキあり!」
「きゃうっ?!」
そうしてアッサリ出来たサルサの隙だらけの背中目掛けラヴィのボールが当たり、人狼の少女は犬の様な悲鳴を可愛らしく挙げアウトになる。
「っしゃー!」
「でかした!」
ハイレベルな攻防の中で唯一低レベルな戦いが繰り広げられた瞬間であった。
「ずるいよラヴィ!」
騙された事を理解したサルサが珍しく激昂している。しかしそんなサルサにエミリアはゆっくりと首を動かし、絶対零度も斯くやの声音で告げる。
「サルサ。油断したあんたが悪い」
当人も自覚があるのかそれ以上反論をせず唸るに留まる。
「うぅ~…」
「サルサ様交代を」
「ちぇ~」
あるふぁが交代を促すので渋々外野に向かって行くサルサであった。
試合再開、シャンペからサルサにボールが手渡される。
「サルサ~」
「ん?わっ!……よぉ~しお返しだよっ!!」
突然渡されたボールに戸惑うも即座に切り替え超豪速球を投げるサルサ。
「わぁ!?」
外野であっても凄まじい跳弾を描くボールにエミリア、あるふぁ、アシュレイと投げた張本人以外は地に伏せてボールをやり過ごすしかない。
「やっぱり恐いね」
「それでしたら!祭儀の魔女の名の下に!踊れ!従僕!!」
外野のティアラがその恐ろしい威力を改めて口にするとリネットが妙案を思い付いたとばかりに再び魔導書を手に取る。
「わふっ?!」
リネットが唱えた詠唱により現れた桃色の毛の羊がサルサ目掛け飛んで来ては彼女の頭の中に吸い込まれる様に消える。
彼女の脳内では桃色羊がグルグル駆け回る。
「あっ…羊が一匹…羊が二匹…羊が三匹…」
その羊を何故か数え始めるサルサ、夢の中も現実も彼女は深い眠りに堕ちる。
「羊が…四匹…」
「寝てる」
「ああ。寝てるな」
寝言でも羊を数えているサルサを遠巻きに見ながらラヴィとアシュレイは分かりきった事を述べる。
そして、それとは別にリネットは女性教師から厳重注意を受ける。
「魔法の使用は一種類のみです」
「え?でも魔法はこの魔導書一つだけで……」
「魔導書の中の一種類としてください。最初に使用した障壁のみ認めます」
「そんなぁ~」
「ペナルティとして相手チームに3点追加。7対1とします」
意図せず自チームを不利に追い込んでしまったリネット、彼女自身はまさか魔導書の中の一種類判定が下るなんて思っていなかったのだろう。
「「知ってた」」
「えぇ?!教えてあげよう?!」
声を揃えて知ってた発言をかます紙袋と中年に斗真がツッコむ。
一方、外野ではあるふぁがサルサの首元を掴み強烈な往復ビンタを喰らわせるも人狼少女の眠りは醒めない。
「ここはウチが!」
ラトゥーラが低下した戦力分を埋めようと奮戦、アシュレイに投げるも避けられ、外野のシャンペが慌てて掴みに行くものの、結界に反射しそのままラヴィに渡る。
「よっしゃラッキー!おいアシュレイ」
「これは…イケるな!」
サルサの行動不能、更に他の外野は運動能力の低いシャンペとメアリーベリー。千載一遇、チャンスとばかりに攻め込む。
互いに当てては当てられ返す好試合の様相を呈する、メアリーベリーを除いてだが…。
小さな発明家はシャンペ以上に運動能力に問題があるのか、リネットの投げようとするボールにすら怯えて泣いてしまう始末。
何は途もあれ奮戦を演じ、点数は僅差の14対13。
「良し!ティアラちゃん達何とか逆転した!」
「何とまぁ、あのチビッ子組…特に青い子がハンデになっちゃってるねぇ」
「アレはこういうのはダメなタイプだからな。寧ろ評価項目は別にあるだろ」
メアリーベリーの評価に一家言あるのかエレンが妙に肩を持つ言い回しをする。
「うん?珍しいな、お前さんが他人をそこまで評価するのは」
「ベリー社のチビッ子はインドアタイプの技術職だ、この手の種目で不利になるのは当然、あれでも良くやってる方だろ」
どうやら何かしらのシンパシーを感じている様である。
コートでは追い込まれた状況に流石に不味いと感じたエミリアがあるふぁに命令を下す。
「本気で行きなさい。あるふぁ」
「かしこまりました、お嬢様」
エミリアの指示に従いあるふぁはとある魔法を行使する。
彼女の桃色の髪のサイドテールが生き物の様にうねるとボールを巻き取り思い切り投擲される。
ボールは凄まじい音を鳴らしてサルサにぶつかる。
「ぴえっ?!」
その威力に悲鳴を挙げサルサが倒れる。そして自陣に転がるボールをロゼッタが拾い上げようとした時、響くフィンガースナップ。
「ひゃっ?!…え?」
ロゼッタが掴むより早く巻き付く桃色のナニか、その出先は何とあるふぁのサイドテール。
「アレは…フリーダムハンドだ」
あるふぁの魔法に戦慄を覚え、ゴクリと喉を鳴らしながら迫真の顔で述べるラヴィ。
「髪だからヘアーじゃないの?」
「そうとも言う」
そしてティアラのツッコまれる。
「勝手に名付けないで下さい。しかもセンスの欠片も無い」
無表情極まる顔のまま、ラヴィのネーミングを批難しつつ髪で掴んだまま離さないボールをロゼッタへ近付け至近距離で当て軽く跳ね返ったボールを再び髪で掴んで保持するという、普通なら反則も良いところの裏技を展開する。
「そんなのアリ?!」
ロゼッタが思わず呟いた言葉は斗真達も思わす同意してしまう程であった。
展開は14対14の同点によるデュース、ロゼッタは入れ代わりに入るアシュレイと交代際にあるふぁの魔法に気を付けるよう警告する。
「こいつぁヤバいぜ」
「正念場だな」
コートに再び揃った双璧も本気となったあるふぁに対し危機を覚える。そして後ろでは眠っていた獣が目覚めた。
「ぼくにちょうだーい!」
「遅いお目覚めですね」
サルサの懇願に応えボールをパスするあるふぁ、受け取ったボールを掴みながら腕を振り回すサルサが吠える。
「ぼくの全力…見せてあげる!」
投げられ反射するボールの勢いは今までのソレを簡単に凌駕する。
コートに冴え渡る悲鳴、アシュレイとラヴィも地に伏せながら躱す。
ボールが頭上を通り過ぎたタイミングを見計らい、ラヴィは相棒へ呼び掛ける。
「やるぞアシュレイ!」
「わかった」
言うが早いや2人は立ち上がり反射を繰返し再び己等の方へ向かって来るボールへ2人連れ合う様に両手を前に出す。
炎の様なオーラを纏った超豪速球が2人目掛け飛び込んで行く。その威力に2人懸かりでも後退させられ、必死に踏ん張る。
「ラヴィ!アシュレイ!」
ティアラが2人の名を叫ぶ。
尚もボールに押される2人、コートの芝が少女の足で削られる。
「んんぐぅぅう……」
「と…まれ…えぇ!」
必死に力を振り絞りボールを止めようとする2人だが、彼女達はどんどん外野の方へ押し込まれて行く。
それでも諦めない少女達は雄叫びを挙げる。しかし既に外野までは後数センチの距離。
「もうダメだぁ!!」
絶望的な状況でココは目を両手で覆い、リリが諦めた様な声を出す。
だが、その絶体絶命の瞬間に外野のラインが引かれた大地が1部障壁の様に競り上がった。
大地のブレーキを得た事により2人は支えを受け、ボールは勢いが遂に死に、彼女達は決定的な敗北を免れる。
「わふっ!?すご~い!!」
必殺のボールを止められたサルサは障壁の後ろから無邪気にはしゃぐ。
ティアラが障壁を見て即座に振り替えれば、魔導書を掲げるリネットの姿。
「後は任せて!」
「頼むね!」
起死回生のチャンス、ティアラが全霊を尽くしてボールを止めた2人へ言葉を掛ける。
「そこぉっ!」
ラヴィからの声と共に託されるボール、ティアラはソレを助走を付けてエミリアへと思い切り投げる。
「甘いわ!」
しかしボールの軌道を見極め最低限脚を動かし躱すエミリア、だが──
「まだだよ!」
その宣言と共に口笛を吹き、エミリアの背後に芝の壁を作り出す。
ボールはその壁にぶつかり跳ね返るとエミリアへとヒットするのであった。
「15対14」
「やった~!やったやった~!!」
「ティアちゃんナイスシュー!」
「見事だ!」
魔法を使ったファインプレーで逆転したティアラがはしゃぐ様に喜ぶ。ラヴィ、アシュレイ共にそんなティアラを労う。
「これで四勝一敗だね!」
エミリアをアウトにして勝利したと思ったティアラが2人へ振り向き喜びを分かち合おうとするが2人はそんなティアラへ慌てて警告を飛ばす。
「あっ!?避けろティアラ!!」 「あぁ?!」
「へっ?あいたっ」
その意味が理解出来ないティアラの後頭部にメアリーベリーが投げたボールが当たりホイッスルが鳴る。
「デュース。15対15」
「え…なんで?私達の勝ちじゃ無いの?」
「デュースだよ」
「デュース?」
「両チームマッチポイントになると二点差が付くまで勝敗が決まらないんだ」
訳も解らず困惑するティアラにラヴィとアシュレイの2人が何とも居たたまれないさそうに説明する。
「えぇ~!?!?」
当然、勝ったと思っていたティアラは驚き、そんな中あるふぁが無情にもボールを投げる。
「そんなぁ~~~!」
憐れ鳴り響くホイッスル、後の結果は語る必要も無い。現実とは斯くも無情であるのだ。
「負けたな」
「負けたねぇ」
「なんだか可哀想だな、デュースのルールを知らずに負けちゃうなんて…」
決着を見届けた3人が溢す。
全ての試合が終わり、生徒達は汗を流す為に浴場へと移動している。
少女達が去ったコートを感慨深く見詰めながら斗真は今日の試合を思い返す。
「凄い試合だった。これはエレンが観たがるのも分かるよ」
「だろ?こう言う見応えのある試合が稀にあるから出歯亀観戦は止められねぇ!…ん?オッサンどうした?」
斗真の感嘆へ同意を示しながら隣で黙りこんだ劉玄を見上げる。
しかし年長者は応えず、視線を木陰に向けたまま静かに口を開く。
「なぁ、へルマンよ…お前さん、いくらなんでもソレはダメだろ?」
劉玄の言葉にそう言えばと斗真が木陰の方向へ首を向けた瞬間、己目掛け翔んでくるナニか。
「え?」
ナニかは斗真の眼球に後数ミリと言うところで止まる。止めたのは劉玄。
そしてナニかの正体はバターナイフ。巌の指に挟まれ止められた刃を認識して腰が抜ける斗真。
そして木陰からは怜悧な声と共に黒紫の燕尾服が姿を見せる。
「フン、貴様か鳴美が止めるだろうと踏んでの事だ。しかし…コレが烈火の剣士だと?未熟その物ではないか」
淡々と、しかし高圧的な態度で斗真を見下ろす燕尾服の男──へルマン。
「しゃーないだろ?コイツはこの世界に来てまだ日が浅い上にイキナリ剣士になっちまったんだからよ」
斗真を弁護する様に、そして庇う様にエレンが前に立つ。紙袋は既に脱ぎ捨てている。
「ほぅ?偉く肩を持つ、同郷の好と言うヤツか?まぁ良い……噂の男がどんな者か、果たしてお嬢様を預けるに値するか見定める事は出来た、結果は当然不適格だがな!!」
劉玄からバターナイフをひったくり上着の内へ収納するへルマン。彼はつまらなそうに斗真から視線を外し吐き捨てる。
「だからと言って力業が過ぎる。もう少し手心をだね…」
「フン」
「お前よぉ、もしかして嫉妬か?ポッと出の野郎が剣士になったのが気に食わねぇの?」
へルマンの態度にエレンが責める口調で質問するが、漆黒の従者は違うと否定する。
「私にとって聖剣の剣士等と言う役職は至極どうでも良い。お嬢様の側に居る為に得た地位に過ぎん。私が気に入らないのは私よりもお嬢様の近くにその男が居る事!そしてお嬢様からの視線を受けた事だ!そもそも──」
剣士の肩書をどうでも良いと切って捨てた半亜人の青年はそのまま堰を切った様にエミリアの事を熱弁し始める。
「あ、ダメだなコリャ。スイッチ入りやがった」
「うん、まぁそんな気はしてたけど……好都合、斗真ちゃん、今の内に移動しよう」
「え?あの…良いんですか?」
「良いの良いの。コレの頭がおかしいのは周知の事だから、それにこのまま此処に居たらへルマンにエミリア教に入信させられちゃうよ?」
そう言うと斗真に手を貸し、立ち上がらせ劉玄は斗真を連れて職員棟まで急ぐ。エレンも脱ぎ捨てた紙袋を拾い彼等を追う。
後に残されるのは独りになっても構わずエミリアの素晴らしさ諸々を熱く語るへルマンのみ、当のお嬢様はティアラ達と共に入浴中であった。
TO BE Continued↓
反省は前書きでしたので後書きは私事をば…!
取りあえず、今日休みなのでスーパー戦隊THEmovies観に行ってきます。創作の刺激を貰って来ます。
アレですね感想は無いなら無いで気にはならないけど貰えると凄い嬉しかったりしますね。
全く関係ありませんが、SHOW BY ROCK STARS、ウマ娘と同じくらい毎回楽しみに視聴してます。私の性癖的に好きなのはヒメコちゃん、チュチュ、ララリン、ハンドレッコ、ツキノ、阿、ルフユ、ホルミー、ペイペイン、ほわん、吽ですが…、キャラクターとして気に入っているのはヤイバとデルミンとハッチンとういういなんですよね。
では次回