残念女幹部ブラックジェネラルさん 外伝 秘密結社RX団に入団しました! 作:海の波
この主人公は一応関西出身ですがエセ関西弁を話しますね。
また標準語をバリバリ話します。
翌々日 時刻15:30
「‥‥RX団のアジトってここどう見てもゴミ山にかしか見えないで。」
俺は不意に独り言を言ってしもうた‥‥だってここほんまに回りが産業廃棄物のゴミ山にしか見えなかったで。隣の市内の郊外の人気のない場所でもあるやけどもなぁ‥一昨日の電話対応してくれたのは男性の声で入団希望と言うと電話越しで“是非とも明日来てください!!”と言われたが昨日は大学の大事な単位がかかった授業なので明後日にしてほしいと言うたらそれで承諾されて来たんやけどなぁ。
‥‥ん?ゲッ!?コギブリ!!あっ踏んじまった!最悪や!入団希望の面接日なのに幸先悪いでほんまに!!
「‥チラシの地図ではここのはずなんだけどもな~‥こんな所来なけれ‥‥ん?なんやあの建物は。」
しばらく歩いて見れば前方に小屋が見える、小屋の屋根にはアンテナや拡声器がついてあった。‥‥まさかここか?このオンボロ建物がアジト?‥‥とにかく行ってみるかと足を運んだ。
建物の扉の前に立っているやけども、扉の前には肝心の監視カメラとかチャイムのボタンも全くないで‥‥廃墟なのかと思いながらも扉をノックするように叩いた。
‥‥‥返事がないもう一度ノックをした。
‥やっぱりここ廃墟かと思って引き返そうとすると扉が開いた。
「はいはいすいませんねどちら様ですか。」
と一昨日見た小さい全身黒タイツの姿を男性が現れた。
「あのすいません。一昨日こちらのチラシを見て電話をした者ですが~。」
「‥‥はーはいはい入団希望者さんですね‥すいませんがうちはそういうセールスとか間に合っていますので‥‥‥入団希望者!!??」
‥‥ここまで驚くことやろうか‥‥。
「‥‥‥‥。」
今現在俺はとある部屋待たされている。この建物内は案外小綺麗で部屋にはクーラーとかついてあって中々良いところやなと思う。
全身黒タイツの姿を男性の方の人が持ってきてくれたお茶を飲もうと考えたが手を出さずに待っている‥‥まだ信用していないから下手をすると眠らせられた後にそのまま改造手術されそうと思っていからや。
全身黒タイツの姿を男性の方曰く
ボスと幹部と秘書さん達は買い物、休暇中なのでしばらく待ってほしいと言われ待っている‥‥ボスと幹部は話が分かるが‥秘書とはどういうことやろ?秘書さんも幹部クラスのなのか?と色々思考してしまう‥‥早く来ないかな‥‥ってか全身黒タイツの三人の方がドア越しで隠れながらこっそりとこっちを見て物珍しそうに見ているのがバレバレやぁとツッコミをいれたいでほんまに‥。
男がいる部屋の廊下にてドア付近にて
~RX団 戦闘員2号 Side~
「おい!ボスには連絡したのか?」
「連絡したけども“大事な買い物”が長引いて今こっちに向かっているって!‥‥ボスも電話越しでけっこう焦っていたぞ。」
俺の言葉に1号が答える。ボスの大切な買い物と言えばどうせヴィランのフィギュアを買っていると思う‥‥。
「全くあの人はいつも肝心な事を忘れる人だからな‥‥しかし本当に入団希望者が来るとはなぁ。しかも一昨日見かけた人だぞ。ジェネラル様の読みが珍しく当たったんだなぁ。」
3号がそういうと目を閉じて珍しい事があるんだな感慨深く頷く。
一昨日の出来事で我々がボスの命令でジェネラル様と一緒に団員募集をした際に他の人々が足早に去っていくのに対して一人だけこちらを見ていたのが彼だった。
ジェネラル様は彼を見てすぐに我々に“彼を連れてきて“と言われ向かおうとしたが、おまわりさんに職務質問されて更にブレイブマンが現れジェネラル様がブレイブマンに倒されながらも綺麗な表情で失神してそのまま退散したのが一昨日だった。
そんな彼がわざわざここまで足を運んでしかもジェネラル様が作って癇癪を起こして投げつけた全ての勧誘のチラシを持ってきてくれた‥‥そこまでする必要はないけどもなんだか悪い人ではないなぁと思うけども‥。と思っていると玄関の扉が強く開く音が聞こえたと思うと廊下を走ってくる人影がこちらに向かって来ている。
「ごめんごめん!待たせちゃて!!」
「あっ!ボス!」
我々秘密結社RX団のボスが息を切らしてゼーハゼーハと呼吸していて足が生まれたて小鹿のように震えていた。ここまで必死となって疾走してきたのが分かるほどであった。
「ボス!せっかく大切な入団希望者の面接を忘れないでくださいよ!」
「‥‥すいませんでした。でも、でも!!今日は大事な限定版のヴィランのフィギュアの発売日であちらこちら探して‥‥やっと見つけた物でー」
「そんなことはどうでもいいので早く面接を!希望者の方が待たせているのですから!!」
「あ、はいっ!」
呼吸を整えてなおもフィギュアの愛を熱く語ろうとし俺は制してボスにそう言うとボスは大人しくなり、そのまま部屋に入って行った。
~RX団 戦闘員2号 Side終了~
‥‥なんや?ドア越しで先ほどからやかましいなぁ、フィギュア?何の事や?誰か来たんかいな?
と思っているとほんのちょこと開いたドアがゆっくりと開いた。
ドアの向こう側にいたのはバツ印パーカーに仮面を着けた俺とだいだい同じ位の身長の男性が現れた右手には紙袋を持っていたが、しかしおれはこの男性が並々ならぬ風格だと感じて椅子から立ち上がり男性に向きすぐに挨拶をした。
「お手間を取らせてしまい申し訳ありません。一昨日こちらに御電話をさせて頂いた入団希望者のノー」
「硬い!硬い!硬いよ!?そこまで緊張して硬くならなくてもいいからまず座って‥ねぇ?」
挨拶を言うをとしたら軽く制されたんやけども‥‥男性が俺の目の前の椅子に座った時に俺も男性に言われた通りに席に座った。
「改めまして初めまして私がRX団のボスです‥‥‥イヤーすいませんね!大事な予定を忘れてしまって本当は早く帰ってくるはずなのに中々の物品が見つからなくて‥‥。」
と男性がいきなりそう言うと紙袋からプラスチックの箱に入っているフィギュアを取り出した。フィギュアは体が筋骨隆々のムキムキで顔が半分が鋼鉄、半分がスキンヘッドの男性の顔。
左手にはU字型の巨大な磁石を着けて、右手にはドリルが装着しているをフィギュアやった。
「‥‥これは?」
「これは鋼鉄の凶戦士マグネートっていうヴィランのフィギュアだよ。今日発売日でしかも限定版だからあちらこちら探したんだよ~。見てこの格好よさ素晴らしいよね!」
「はぁ‥‥。」
「この重厚感とたくましさ最高だよ!まさに芸術品だよ!」
と熱く語るRX団のボス‥‥今さっき会ったばかりの男性にここまで熱弁する人は俺は初めて出会ったかも知れない。確かにヴィランは好きだがフィギュアには特に男性のフィギュアはあまり興味は湧かない‥‥女性のヴィランのフィギュアなら興味は出ると思うけども‥。
「あ、あのお話を切って申し訳ありませんが、入団面接のことですが‥‥。」
「ん?その事?RX団はつい最近立ち上げたばかりの組織だから今は人材不足だから君みたいなやる気がある人は大歓迎だよ。」
とボスはそう言う‥‥つい最近?つい最近出来たのこの組織は?
色々と大丈夫なのか?この組織は‥‥でもせっかく入団したくてここまで来たのにいやでも不安やな‥。
「‥?どうしたの?そんな顔をして?」
「いえあの‥‥履歴書を持ってきたので‥。」
俺は手元にある封筒をボスに手渡した。
悪の組織に履歴書はおかしいと思うけども悪の組織も一応は形式的には会社、企業のようなものだと思って履歴書を書いたんや。
ボスに封筒を渡してボスが封筒の中にある履歴書を取り出し履歴書を熟読したのちに俺に面を向かってボスはこう言った。
「‥‥少し簡単な質問をします。あなたの特技とそれが我が団でどうを生かせるか‥‥お答えできますか?」
先程のおちゃらけの雰囲気とは全く違う口調を言ってきた。ボスの声に俺は素直に述べたで。
「特技と言えるかどうか分かりませんが、人よりは足が早いこと隠れながら活動する得意なことと精神、肉体耐久値が高いことです。他の怪人さんのようなビームとかそう言った特殊能力はありませんが、団のためなら雑用などを勤めたいと思います。」
「なるほど‥‥‥隠れながら活動とは一体どんなことなのか具体的に教えて下さい。」
これも一応は素直に言った方がええかな。
「はい、例えば監視対象者の家族構成や嗜好、対象者の友人、さして性的嗜好、不倫情報などを監視者から見つからないように隠れながら調べるのが得意です。後は拉致が得意ですね。」
「‥‥‥‥‥。」
その途端のボスが無言になった。あれ?なんか仮面越しでもドン引きしているような表情を浮かべている。俺なんか間違えった?
前にいた徒党では情報収集とネタ集めとか俺の特技やったけどもな‥‥。
「な、なるほどでは我が軍団に協力要請した場合の対価として何を希望しますか?」
ボスの声が若干震えているように聞こえるが気のせいかな。ボスの問いかけてに俺は悩んだで、対価は色々あるけども主に色々とヤバイ答えしか浮かび上がってこない。例えば世界征服とか悪女を紹介してとかしかないけども‥‥これで試すか。
「対価‥対価は‥この団に入って非日常的な光景を見てみたいです。」
「‥‥な、なるほど分かりました。では本日の団の面接はこれにて終了させていただきます。他のメンバーと協議したで電話連絡させていただきます。長々待たせて申し訳ありませんでした。」
ボスはそう言った。面接の終了のお知らせという事だ。
「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。」
俺は席を立ち一礼をした後にドアの前でも失礼しました。と述べて一礼をした後に部屋を出たで。
途中廊下で全身黒タイツの姿を男性三人がいて俺は立ち止まって、本日はありがとうございました。と一礼をした後に建物の外に出た。
‥‥‥‥‥たぶん落ちたかも知れなんな。という一抹の不安を残してそのまま帰路についた。ヴィランの夢潰えたかもしれんでほんまに‥さびしく徒歩で歩んで行く。