なので性格が少し違う部分があるかもしれません
それでもいいという方はどうぞ!
【わた飴が食べたい】
妖夢は気まづそうに呟いた
「じつは・・・学校なるものに通ってみたいと思っていました」
「学校?寺子屋ではなくて?」
学校・・・初めて聞く単語ね
「幽々子様のご友人である紫様にお聞きしたのです
『外の世界には学校という教育受けられる施設があるの』と
それ以来気になってしまって・・・」
外の世界ね・・・
「妖夢、もし外の世界に行けるとしたら学校に通ってみたい?」
「はい!・・・はっ!い、いえ私は幽々子様の従者であって、
それに食費だってなんとかしないと・・・」
ここは私が頑張ろうかしらね
「大丈夫よ、私がなんとかしてあげるわ
それに妖夢が初めて言ったわがままですもの、主として叶えてあげたいじゃない?」
今の私、すごくカッコいいわ!これがカリスマね!
「ゆ、幽々子様ぁぁぁ!!!」( ;∀;)
涙を流しながら私に抱き着いてくる
「可愛いな妖夢!」
私も優しく抱擁する
「聞いてるわよね?紫」
視線を上に移して紫を呼ぶ
「呼んだかしら?」
「ずっと覗いていたくせに白々しいわよ」
「あらそう?」
昔からの友人である八雲紫と軽口をかわす
「話は聞いていたとうりよ、白玉楼と一緒に私たちを外の世界に送ってくれないかしら」
「ふふっ、お安い御用よ
お金の方は1年分ほど用意してあげる・・・もちろん幽々子基準でね」
「あら、助かるわ」
「それと、幽々子にはとある場所で働いてもらうつもりだから
また連絡するわね」
「わかったわ」
私が働くことになるなんてね
妖夢から離れて縁側に座る
「記憶をなくす前の私は何をしていたのかしらね・・・」
私は西行妖を見ながら誰にも聞こえない声で呟いた
「幽々子様!」
紫と話をしていると妖夢からお呼びがかかった
「お食事の準備が整いました!」
「ありがとう妖夢、あと食事がすんだら出発するから準備しておいて」
「はい」
食卓に着き、並べられている料理を見る
「こ、これは?!」
普通の10倍はありそうな特大オムライス!しかも半熟だわ!
「えへへ、前に食べたいとおっしゃっていましたので作ってみました」
頭をかきながら照れている妖夢・・・可愛い
「あら?私にも用意してくれたの?」
横を見ると紫の分(普通サイズ)が置かれていた
「はい!どうせならご一緒したいと思いまして」
「そう、ありがとう」
全員が席に着いたのを確認し、合掌する
「では、いただきましょう!」
「「いただきます」」
トロトロの半熟卵にスプーンを入れ、一口分をすくいとると口に運ぶ
「美味しい・・・」
半熟卵がケチャップライスを包み込み酸味を抑えつつ甘みを引き出している
「美味しいわね」
どうやら紫の口にもあったらしく私は鼻が高くなる
「妖夢の料理は美味しいでしょ!」ドヤァ
「貴女が作ったんじゃないでしょ」
「あはは、ありがとうございます紫様」
そのまま食は進んでいき私が一番早く食べ終わった
「2人ともゆっくり食べすぎじゃない?」
「「幽々子(様)が早すぎるのよ(です)」」
なんで私がせめられるの
全員が食べ終わり、一息ついたところで時間がきたらしい
「じゃあ外の世界に送るけど準備はいいかしら?」
「はい!かまいません!」
「私からは一ついいかしら?」
「いいわよ」
どうしても聞きたいことがある
「私たちを外に送って何がしたいの?」
「それわね・・・」
紫は扇子で口元を隠して微笑んだ
「ひ・み・つ❤」
そう言うと私たちは隙間に呑み込まれ、気づいた時には外の世界だった
「・・・紫には困ったものだわ~」
次会ったときは絶対に殴ってやると決意して
外の世界をふみだs ググゥー・・・
「妖夢~お腹すいた~」
「先ほど食べたばかりじゃないですか」
「む~けち~」
「私が悪いのですか!?」
「こうなったら、このわた飴みたいな白いの食べようかしら」
妖夢の半霊を掴み、口元に持っていく一度食べたいと思っていたのよ
わた飴みたいで美味しそうだったのよね
「わかりました!今すぐ用意しますので半霊を食べるのは冗談でもやめてください!」
冗談ではなかったけれど
「しかたないわね」
半霊を離すと素早く妖夢の元へ逃げて行った
心なしか涙を浮かべているように見えるのは気のせいだと思いたい
まぁ、世界を見て回るのは明日からでもできるわよね
そっと目を閉じ、料理ができるのを待った
ありがとうございました!