海鷲のシルバーファイターズ   作:エタノールの神様

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ひゃっほう!ついに二次創作に手を出せるぜ!


第一話 シルバーファイターズ、イジツへ

「続きまして、エントリーナンバー15番、シルバーファイターズより一番機岩本友喜選手とエントリーナンバー24番、エアバス曲技チームよりラインダース・フォン・ハルトマン選手の模擬空戦試合です。搭乗機は岩本選手が烈風一一型、ハルトマン選手がメッサーシュミットBf109G6です。」

ここは岡山南飛行場。今日は模擬空戦の世界大会が行われている。

時は遡り1945年、日本は大東亜戦争に敗北し、連合国の占領下に入った。GHQは日本の軍用機にアメリカの燃料をいれて飛行試験を行い、驚愕の結果を得る。マッカーサーは米軍の飛行機がすべて叩き落とされていたかも知れなかったことに驚きを隠せない様子で、日本に航空機産業の停止を命令しようとする。しかしトルーマン大統領はこの日本の航空機技術を失ってはいけないと戦後日本に航空機産業を奨励し、日本は海軍国家から航空機国家に変貌する。そして時をしばらくせずソ連で模擬空戦道という競技がスポーツ化し世界に広まる。日本でも活発化する…と思われたが、いまだにマイナーな競技にとどまっている。しかしその世界大会は今年なぜか日本で行われることになり、その決勝が今岡山南飛行場で行われている。

「教官…これ勝てるんですか?」

「日本艦上戦闘機の取り柄を忘れたか?坂出。」

「単純な旋回性のよさですよね…それで勝てる相手じゃ…」

『おーっとハルトマン選手!シザース機動に持ち込んだ!これはロールの速いメッサーシュミットが有利…なはずなんですが…』

「あと異様なエネルギー保持の悪さを忘れてはならないぞ、坂出。」

「あーそれでしたか!武藤先輩!」

「坂出君はアクロバットオンリーでしかも高G機動専門だからな~」

『一瞬で勝負が決まってしまったー!』

『岩本選手のガンカメラ映像を見てみましょう。』

「なに…この…変態機動」

「お前が言うなよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らはシルバーファイターズ。日本でも施行された航空機免許取得年齢の低年齢化によって免許を取得してアクロバット飛行や模擬空戦などに参加しているチーム。メンバーは一番機岩本友喜(16)、二番機武藤新一(15)、三番機坂出音羽(16)の三人。機体は一番機烈風一一型、二番機紫電二一型、三番機試製陣風。オーナーは源田文也さん。

僕と武藤は成績はよかったものの素行の悪さ(痴漢冤罪ビジネス犯の女性を現行犯逮捕したり逃走中のコンビニ強盗に自転車をぶつけたり高等部の女子の先輩が中等部の後輩をいじめてるのを鉄拳制裁で止めたり酔っぱらいの暴行犯を交番に突き出したりect…)が原因で高等部に進学してすぐに退学となったところ、坂出は良家のご令嬢で優等生だったにも関わらずセクハラ担任のタマを笑顔で握り潰したのが原因で退学、家からも形式上は勘当を食らっていたところを、源田さんに拾われた。

そして僕らは北海道のド田舎を拠点に活動している。

「遊覧飛行ってダメかな」

「良いぞ。飛行計画を出してくれ。」

源田さんが空路図と変な地図を出して坂出が提出した飛行計画を精査する。なにかに当たったのか、考え込み出した。

 

 

 

 

 

「フム、許可しよう。だが三機で行きなさい。」

「なぜですか?」

「飛べばわかるよ。」

「了解です。二人に頼んできます。」

 

 

 

 

がちゃり

 

「入るよー」

 

 

「「なんですか~」」

たぶん遊覧飛行だなこりゃ

「わかってるじゃない」

「心のなかを読まないでくれますか?」

「だから敬語はやめてよ。」

「「だってご令嬢だし~」」

「タマ」

「はい。ついていきます」

 

 

「こちらシルバーファイターズ、離陸許可を要求する」

『了解、シルバーファイターズ、離陸を許可する。』

 

 

 

ブーン

「離陸確認、降着装置格納完了」

『空がきれいね』

『そういやエンジンをハ43の魔改造品に変えたんだったな、誉とは大違いだ』

「飛ばしすぎるなよ、紫電改はともかく試製陣風はスピードが出まくるんだから。」

『私がそんなに幼く見える?』

『同い年じゃなかったか?』

『残念だったわね、高校行ってたら私は二年生よ』

『先輩だったのか…』

坂出年上だったのか。ん?

「前方注意!」

『なんなのよ前の輪っかは!』

『避けられない!』

 

「こちらシルバーファイターズ、管制塔応答せよ」

『こちら管制塔、シルバーファイターズ、どうした?』

「空中の輪の中に入ってしまった。コンパスとGPSが狂っている!」

『ああ、やっちまっ…な、通り…たら…に………しろ』

「全機警戒体制!隊形デルタ!」

『『了解!隊形デルタ!』』

くそ!どうなってんだ!

『穴から抜けるようだ!』

『エンジン音聴致!』

ぶぉん

「機体を視認!隼一型!」

『隼一型?』

『大地は荒野ね』

「嘘だろ北海道なのに何で木がねえ熊の気配がしねえ」

『隼一型が近づいてきます。』

 

 

 

「回避行動!ブレイク!」

『ツー!ブレイク』

『スリー!ブレイク!』

「接近中の帝国陸軍一式戦闘機一型に告ぐ!貴様らの所属と行動目的を教えろ!こちらに攻撃の意思はない!」

『こちらコトブキ飛行隊。私たちの行動目的はラハマ近くの「穴」の哨戒。』

「念のため貴様らの後ろ上空を飛行する!いいな?」

『………了解した。』

「あともうひとつ。最寄りの空港への誘導と着陸許可の取り付けを頼む。」

『わかった』

『ちょっとレオナ!後ろをとらせるわけ?それにスパスパ了解出しちゃって良いの?』

『相手は三機。こちらは二機。それに相手は手慣れのようだから圧倒的に不利だ。』

「無線丸聞こえなんだが…」

『私たちそこまで野蛮じゃないわよ。』

『ある程度野蛮なのは否定しないんだな。』

『そっちの無線も丸聞こえなんだがな…』

「ところでレオナさんや」

『なんだ?』

「ラハマとは何ですか?」

『私たちが住んでいる町だ。』

「ありがとう」

『はいはーい!私からもしつもーん』

「なんでしょう?」

『君たちユーハングから来たんだよね?ユーハングに海ってあるの?』

「ユーハングがどこかは知らないが…海ならあるな。」

『チカ!私たちの任務は哨戒だ!尋問ではない!』

『ちぇー』

僕らはなにやら知らない世界に来てしまったようだ。

 

 

 




処女作ですのでご指摘などあればお願いします。
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