あまいかたち   作:くにむらせいじ

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 まえがき


―――――――― ご注意 ――――――――


・ 本作は、原作からかけ離れています。『これは、けもフレか?』と筆者が思うほどです。

・ 『R-15』『残酷な描写』『性転換』『アンチ・ヘイト』のタグは念のためです。

・ 筆者の感覚では『全年齢』なのですが、あぶない部分があるので『R-15』にしました。

・ 『残酷な描写』は、少しだけあります。

・ 『性転換』は、ちょっと話題が出る程度です。『TSもの』ではありません。

・ 筆者は、けものフレンズのアンチではありません。
  けものフレンズが好きでなければ、こんなもの書かないです。
  実在の人物、他の作品などを攻撃する意図も全くありません。

・ 本作は、別の作品『ごーすとたうん』の過去のおはなしです。
 ですが、『ごーすとたうん』と『あまいかたち』はつながりが悪く、矛盾が生じています。

・ イエネコが中心のおはなしですが、原作とは別人(別猫)に近いです。
  登場人物の大半が、オリジナルキャラクター(オリフレ含む)です。

・ 設定は、曖昧でいい加減です。第1話は、パークからヒトがいなくなる数年前です。
 『アニマルガール』と『フレンズ』という呼び方が混在しています。
 『人間』『人』『ヒト』という呼び方も混在しています。

・ 台本風三人称です。小説とは呼べないかも。

・ 横書き1行全角44文字(ハーメルンPC版のデフォルト)で改行位置を調整しています。
  スマホでは、横に倒すと良いかもしれません。

・ 最終話のあと(第10話扱い)に、本作の設定があります。
  さらにそのあと、『おまけ』(第11話扱い)があります。

・ 最初に変なテキストがありますが、筆者にも理解できません。

 


第1話「おばけの、おたんじょうび」

 

 …………♡…・…………♡…・…………♡…・…………♡…・…***☀!……☀?…………

 

      …………ニャー…………

 

            ……………ニャー……………

 

                ………………にゃーにゃー………………

 

            ………………ミー、ミー、ミー……

 

      ……みー、みー、みぃー………………

 

 …………♡♡………/)//))/❀/❀/////)❀/))//…………♡…・………

 

                ………………ごろ、ごろ、ごろ、ぐるる………………

 

    …………くるくるるる………・・・・……みゃっ!!

 

            ……#!………………にゃーん………………

 

                   ……………にゃーおぅ…♡…♡…うなんな…………

 

        ………///❀//…にゃっにゃっにゃっにゃっにゃっ………………

 

  ……………… にゃうーん ………♡………

 

 

 

 にゃ? 

 

 

 

 ☆☆ =☆     シャー!!!

 

     ☆☆☆ =☆☆  ==☆  ふしゃー!!!

 

         ☆☆☆☆ =☆☆ ==☆  = ==☆  = = ===☆み゛っ?! ~~◎

 

 

 み゛ぃゃああああ゛ぁぁぁーーーー!!!! 

 

 !!!☆☆?!?☆!???☆?◎!…☆?……◎!?……◎◎………◎☆◎◎◎◎◎………

 

 いやぁ!! やめて!! こわいよー!! 

 

 

 いたい …… 

 

 あったかい …… 

 

 きもちいい …… 

 

 

………… これはなあに? …… こ と ば ? …… くれるの? 

 

 

………… からだ ………… こころ ………… あたし …………

 

 

 ぶーんと虫の音。まぶしいお空。あたしの手、へんなかたち。つーんと草のにおい。ぽかぽか木の板。くにゃっと長い足。きいろいお花。ここは、あたしのなわばり。おともだちは……どこ?

 

 

  なんだか、おっきくなっちゃったけど………… 

 

 

 

 あたしはイエネコ。なまえはイエネコ。 

 

 

 

 あれ? あれれ? 

 

 おもいで……きえちゃった……。 

 

 

 

 

 

 

あ ま い か た ち

 

 

 

 

 

 

 ある夏の午後。ジャパリパークにあるらしい、中規模の町。 *1

 

 アパートの裏庭に縁側があった。その上に、ひとりのアニマルガールが、丸くなって寝ていた。

 彼女は、クリーム色の上にうすい縞模様がある、ネコ科のフレンズ……イエネコだった。

 

 けもの耳がピクッと動いた。

 ガラガラっと、部屋のガラス戸が開いた。ガラス戸には飛散防止フィルムが貼ってあり、白く曇っていた。 *2

 イエネコが、ビクッと反応して、眠そうに目を開けた。

 彼女は、ガラス戸の方を確認すると、すぐに再び眠りについた。

 

 

男   「まいった……」

 

 室内からガラス戸を開けた男が、眠っているイエネコを見下ろしていた。

 彼は、無愛想で若干強面、やや長身で、少しやせ型……真面目で頑固そうな人物だった。

 

 男は、しゃがんで、イエネコの肩を叩いた。

男   「おい、起きろ」

イエネコ「なによ……うるさいわねぇ……」

男   「……ちょっと待て」

イエネコ「?」

 

 

 

 

 少し経って、部屋の中。

 

男   「……たぶん、ヒト化したばかりです」

 男が、ベッドのふちに座って、携帯電話で誰かと話をしていた。

 

 室内は雑然としていた。壁には、何枚か動物の写真が貼ってあり、額に入ったものもあった。床には、棚に入りきらない本や写真アルバムなどが積まれていた。他には、撮影機材、パソコン、テーブル、等々。ベッドのあたりは比較的きれいで、太陽光が差し込んで明るく、そこにストロボ(フラッシュ)が当てられるようになっていた。*3

 

イエネコ「ひとりでなにしゃべってるの? きもち悪いわぁ」

 イエネコは、床の上のクッションに座っていた。

イエネコ「なにそれ? なんか、もわもわ聞こえるわ」

 イエネコは、携帯電話に興味を示した。

 

男   「……ええ、寝ぼけてるみたいですが、言葉は話せます」

 男が、イエネコを見た。

男   「……そうです。おそらく、元はあの子です。俺の所に残ったノラネコ……」

 

イエネコ「ノラネコじゃないわよ! イエネコよ!」

 イエネコが、男にぺしぺしっと軽くネコパンチをした。

 

男   「ちょっと待ってろ…………いえ、その子が、さっきからちょっかい……」

    「……はい? うちじゃ飼えないです!」

    「…………たしかにかわいいですが……そういう問題ではなく……」

 

男   「……俺は、 “ごしゅじん” にはなれないです……」

 男の表情が曇った。

 

イエネコ「ごしゅじん?」

 

男   「…………そんなことしません!!」

 男が、電話越しに何かを言われて、強く否定した。

 

電話の声「あはははっ!」

 携帯電話から、女性の笑い声がもれた。

 

 

イエネコ「しゃ、しゃべったあーーー!!」

 

 

 

 しばらく経って。

 

 男が、イエネコに言い聞かせるように言った。

男   「健康診断に来いだと。あと、登録しないとノラになる」 *4

イエネコ「けんこう、なぁに?」

男   「ちょいと出かけて、おまえの体を調べる」 *5

イエネコ「……しらべる?」

 イエネコの顔に、ほんの少し恐怖が混じった。

男   「怖いところじゃない。痛いことはしない……たぶん……チクっとするだけだ」

 イエネコの顔色が変わった。 *6

イエネコ「いやぁ!! 行きたくない!!」

男   「勘弁してくれ……」

男   「そういう決まりだ。行かないとここに置いておけない」

イエネコ「べつに外でもいいわよ。お気楽だし」

男   「ノラはいろいろ問題がある。登録してないと施設が使えない。

     誘拐事件もあった。……この町は治安がいいがな」 *7

イエネコ「あたしは、ごしゅじんの言いなりにはならないの!」

男   「ごしゅじんと呼ぶのはやめてくれ……」

 男が、ふっと顔をそらした。

 

イエネコ  「ごしゅじんはごしゅじんだわ。自分で言ったんじゃない」

 

ごしゅじん 「そんなことだけ覚えてるのか……」

 

イエネコ  「とにかく! けんこうなんとかは行かないわよ!」

 イエネコがベッドに上がり、丸くなった。

ごしゅじん 「せめて靴は脱いでくれ……」

 

 

 

 しばらくして。

 

 イエネコのけもの耳が、ぴくぴくっと動いた。彼女は顔を上げた。

イエネコ  「ん? だれか来たわ」

 

 ピンポーン! っと玄関のチャイムが鳴った。

 

ごしゅじん 「はい……」

女 性   「来ちゃいました!」

 ごしゅじんがドアを開けると、明るい笑顔の女性が立っていた。

 黒に近い茶髪をポニーテールにした、スレンダーな体形の人だった。

 

ごしゅじん 「どうも、わざわざありがとうございます」

女 性   「いえ、とっても楽しそうだったので」

イエネコ  「だあれ?」

女 性   「わあ! やっぱりすっごくかわいいですね!」

イエネコ  「なによ!? いやぁ!!」

 イエネコが逃げて、机の下に入って丸まった。

女 性   「失礼します」

 女性が靴を脱いで部屋に上がった。

イエネコ  「しゃーー!!」

 イエネコが、ヘビのような声(のつもり)で威嚇した。

女 性   「ほら、いい子ねー。人見知りかしら?」

 女性が、イエネコ触れようとした。

イエネコ  「にゃあぁー! ふしゃーー!!」

 イエネコが威嚇して、ネコパンチを繰り出した。

ごしゅじん 「ちょっとミキナさん! あぶないですよ!!」

 

イエネコ  「は!」

 イエネコが、急におとなしくなった。

イエネコ  「………………」

 無表情だった。

 

ごしゅじん 「ありゃ?」

ミキナ   「このあたり、ちょっと強めにつかむと、おとなしくなるんです」

 ミキナは、イエネコの首の後ろをつかんでいた。

 

ごしゅじん 「……ミキナさんって……何者なんですか……」

 ごしゅじんは、若干引き気味で答えた。

ミキナ   「ただの事務員です!」

 ミキナは笑顔で答えた。

 

ミキナ   「ごしゅじんさんは、信頼されてますね……」

ごしゅじん 「はい?」

 

 

 

 イエネコは、職員用の小型自動車に半ば強引に乗せられ、病院で健康診断と予防接種を受けた。

 

 

 

 夕方。帰りの車内。

 

 職員用の自動車は自動運転で、助手席にミキナ、後席にイエネコとごしゅじんが座っていた。

 

 ごしゅじんが右腕を見た。3本の浅い爪痕が残っていた。

ごしゅじん 「どこが信頼されてるんですか……」

ミキナ   「ごしゅじんさんとわたしでは、態度が全然違いますよ?」

 

 イエネコは、ごしゅじんから目をそらして、うつむいていた。

 

ミキナ   「ついこの前、労災申請がありました。

       アニマルガールを無理やりお風呂に入れようとして、

       飼育員がふたり病院送りになった、って。怪我はよくあることです」

ごしゅじん 「……それ、飼育員、男だったのでは……」

ミキナ   「正解! 思いっ切り規則違反です!」 *8

 ミキナが振り返った。笑顔だった。

ミキナ   「感染症に気をつけてくださいね。昔、爪で引っかかれた飼育員がいて……

       全身に赤い発疹ができて……」

ごしゅじん 「聞きたくないです」

 

イエネコ  「ごめんなさい」

 イエネコがうつむいたまま、ぽつりとつぶやいた。

 

ごしゅじん 「……ん……聞きまちがいか?」

イエネコ  「なによ……あやまったのに……」

 イエネコはいじけた様子だった。

ミキナ   「なでなでしてあげてください」

 ミキナは小声で言った。

 ごしゅじんは、恐る恐る、という感じで、イエネコの頭にふれた。

ミキナ   「やぁ……」

 イエネコは、少し嫌がる反応をした。

ごしゅじん 「注射がんばったな。えらいぞ」

 ゆっくりと、おでこと、けもの耳の間をぐりぐりマッサージするように、少し耳をくすぐりながら、やさしくなでた。

イエネコ  「……んっ……んぅ……」

 イエネコが目を閉じて、くたっとごしゅじんに寄りかかった。

ミキナ   「すっごくじょうずですね。さすがご主人様!」

ごしゅじん 「様はいらないです」

 

 

 

 

 アパートに戻って、ふたりきり。

 

イエネコ  「もぐもぐ……むふふぅ……」

 イエネコが、台所で何かをほおばって、笑みをこぼした。

 

 パソコンで写真の色をいじっていたごしゅじんが、立ち上がり、イエネコのそばへやって来た。

ごしゅじん 「なに食ってんだおま……え?」

 イエネコは、サバの削りぶしの袋を持って、中身をつまんで食べていた。 *9

イエネコ  「わ! ……これはその、食べないとネコが滅ぶから!」

 イエネコは、あわてて奇怪な言い訳をして、笑ってごまかそうとした。

ごしゅじん 「……やっぱり覚えてるのか? 昔のこと」

イエネコ  「んー?」

 イエネコのが首をかしげた。

 

ごしゅじん 「それは、もっといい食べ方がある」

 

 

 

 ごしゅじんは、あつあつのごはんに、サバの削りぶしをたっぷりと乗せて、醤油をたらした。

イエネコ  「……みわくてきなにおいがするにゃぁ……」

 イエネコが、熱っぽい目で、さばぶしごはんを見つめた。よだれがあふれた。

 そして何かに気付いた。

イエネコ  「あれ? くんくん……」

 においをかいで、眉をよせた。

イエネコ  「ごしゅじん! へんなの入れたでしょ!」

ごしゅじん 「バレたか……ちょっとがまんして食べてみろ」

 ごしゅじんが、さばぶしごはんを食べてみせた。

 イエネコは、しばらくさばぶしごはんを見つめたあと、お茶碗に顔を突っ込んで食べ始めた。

イエネコ  「はぐはぐ……はふもぐ……」

ごしゅじん 「熱いだろおまえ! 箸を! ……使えないのか……」 *10

イエネコ  「……くうー!! なにこれぇ! 鼻が痛い……」

 すぐに、鼻を手でおさえて涙ぐんだ。

ごしゅじん 「すまん、おまえには強すぎたか」

イエネコ  「だいじょーぶよ、このぐらい……」

 さばぶしの下に、わさびが少量あった。

イエネコ  「……はぐはぐ、ん……もぐもぐ」

 イエネコは、夢中でさばぶしごはんを食べた。

イエネコ  「んくっ……もっとちょうらーい……」

 イエネコは、目がうつろだった。

ごしゅじん 「おかわりには、これを入れる」

 ごしゅじんは、さばぶしごはんの真ん中にくぼみを作って、そこに卵を落とした。さらに、少しマヨネーズを乗せ、醤油をたらした。 *11

イエネコ  「ほわぁー……ごしゅじんは……あたしを殺す気にゃのぉ……」

 イエネコは、危険な状態に陥りつつあった。

イエネコ  「……はぐはぐはぐはぐ! むぐむぐっ……」

 イエネコは、ものすごい勢いで、卵かけさばぶしごはん(+マヨ+わさび)を食べた。

イエネコ  「……うふっ! …………くはっ……」

 そして、ばったりと倒れた。

ごしゅじん 「イエネコ!?」

 

 イエネコは、ぼーっと天井を見ながら、ぴくぴくしていた。

イエネコ  「……ぐるるる、にゃへへぇ……おいしすぎへっ……こわれうぅーふっふっ……」

ごしゅじん 「やばい……壊れた」

 

 

 

 つづく

 

 

 

 

 

 

―――――――― 次話予告 ――――――――

 

 次の話では、イエネコが脱ぎます。

ミキナ   「毒になるか、薬になるかは、あなた次第ですよ」

 

 次話  第2話「おいしくてあまい、きれいなどく」

 

 

*1
 ↓ 地図です。『リョウハマ』は俗称であり、この町に正式な名前はありません。詳細は最終話のあと(第10話)に書きます。

 

【挿絵表示】

*2
 ↓ レイアウト図です。シンプルなワンルームで、狭いです。狭い裏庭と縁側がある、変わったつくりです。詳細は、最終話のあとに書きます。

 

【挿絵表示】

 

*3
 ベッドの上は、少し工夫すれば、物品撮影用のスペースになります。レフ版置くとかいろいろ。背景になる壁には何も貼っていません。ここは後に、特別な被写体を撮影する場所になります。本格的なスタジオ撮影は、駅の近くの写真スタジオを借りて行います。

*4
 『登録』というのは、アニマルガールの戸籍のようなもので、各種事務手続きに必要。無登録だと、野良アニマルガールになってしまい、福祉サービスなどが受けられない。(救急医療は受けられる)登録時に、動物種・年齢の確認、健康診断、予防接種、飼育者の登録、などが義務付けられてる。

 ……という設定です。

*5
 『おまえの体を調べる』ってなんかえっちな感じ。

*6
 イエネコは、注射がどういう物か知らなかったのですが、男の言葉や態度から、本能的に危険を感じました。

*7
 『誘拐事件』というのは、この町から離れた場所で、アニマルガールが連れ去られた事件です。数件起きましたが、詳細は公表されませんでした。

*8
 お風呂に慣れさせるなど、アニマルガールが裸になる場合は、女性の飼育員が担当する決まりになっています。

*9
 スーパーなどで売られている『削り節』には、『かつおぶし』ではなく『さばぶし』もあります(原材料名を見ないと分からないことも……)。さばぶしの方が安いようです。

 本来、ネコは魚よりも肉が好きなはずですが、この子の場合は……。

*10
 イエネコは、箸を使う以前に、人の指の動かし方がまだよく分かっていません。でも体を繊細にコントロールするセンスはあるので、箸の使い方などは、すぐに覚えます。

 ごしゅじんは、イエネコに食べさせてあげること(あーん)も一瞬考えましたが、恥ずかしすぎるのでやめました。

*11
 卵の上にさばぶしを乗せるのでは……と思いましたが、あえてさばぶしが先で。マヨネーズはいらないかな……。

 あと、これは激ウマというほどではないです。




 あとがき

 読んでいただきありがとうございます。

 本作は、本編9話+あとがき・設定(第10話)になります。1話完結の話が多いかもです。
 1話6000字くらいですが、やたら多い脚注も字数に含まれるので、実際にはもう少し短いです。

 ☆ 2020/12/25 おまけ(第11話)を追加しました。


 プロローグは、テキストでネコの気持ちや思考を表現するという無謀な試みですが、実際には、これは不可能です。猫は言葉も文字も持たず、言葉で考えてはいないので「にゃー」とか書くのは間違いです。

 ネコの思考ってどうなっているのでしょう?

 コンピューターに例えるなら……
 ネコとヒトの思考は、ハードウェアのレベルで違うので、人間には正しく理解できないですね。
「言葉や文字を使わずに考える」というのはどういうことなのか……。
 映像や音やにおいなどで考えている? 言葉にならない何かがある?
 ヒトも、言葉を使わずに考えることができるはずですが、言葉を使った思考に慣れすぎているせいで、よく分かりません。

 これがフレンズ化するとどうなるのか……ヒトとネコの記憶には互換性がないので、正しく変換できず、ほとんど残らない(消えてしまうか、破損する)のではないかと思います。ただ、「母親」などの共通する概念は、上手く変換されれば残る可能性があります。
 類人猿のようなヒトに近い動物は、記憶が残りやすいかもしれません。
 広くなった記憶領域に、サンドスター由来の知識や言葉がインストールされるのでしょう。
 脳の深い所、原始的な部分は似ているので、そのまま変換される可能性があります。つまり、元の動物の本能的なものは残るということです。本能的なものが、サンドスター由来の知識と合わさって、強烈な個性が生まれるのでしょう。

 あと、大問題なのは、「感情」です。これは難しいですね。
 イヌやネコにも感情がありますが、人間の感情とは違うような、同じような……。人間のように複雑怪奇な感情ではなく、シンプルで分かりやすいものではないかと思います。ただ、ヒトには無い、我々には理解不能な感情を持っている可能性もあるわけで……。

 
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