博士は静かにクラッキング   作:604技術開発隊

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ドクター・アサクラ #1

【博士さんが入室しました】

【助手さんが入室しました】

 

博士:何だ?

 

博士の嫁:モニクが暴れてる

 

博士:ん?不良殿が?

 

博士の嫁:博士、モニクに何も言わずに国を出たでしょ?

 

博士:出たと言うよりも引っ張り出されたと言った方が正しいがな

 

博士の嫁:そうだけど……エレンも暴走してるしさ

 

博士:後輩君もか?

 

アン・フリート:そう

 

博士:おいこら

 

アン・フリーベリ:戻しちゃだめですよ!?

 

博士:変な事をするな……もう遅い

 

博士の嫁:うぅ……

 

博士:そうそう、司書が同じクラスにいたぞ

 

博士の嫁:ホアさんが?

 

博士:変わらず無口な奴だった

 

博士の嫁:素直クールですから

 

博士:なんだそれは……

 

博士の嫁:教えませーん

 

【博士の嫁さんが退室しました】

 

博士:素直クールって何だよ……

 

【博士さんが退室しました】

 

 

 

 

 

 

 

 

夕日により室内が赤く染まる夕方……私は自室に戻れずにいた。

 

「司書か、どうした」

 

「………………」

 

主にこいつのせいである。

約三十分間、ここで足留めをくらっている……さっさと自室でコイツの専用機を設計したいのだがな。

 

「貴方が」

 

「ん?」

 

「貴方が月曜日相手にするセシリア・オルコットについて」

 

「何だ?」

 

「ビット兵器を搭載している、貴方もファングを解禁するべき」

 

「………………いや、トライブレードで十分だろ」

 

「そう」

 

「ああ」

 

「貴方がそう言うなら……」

 

「いや、心配してもらって悪いな」

 

「貴方が負けるのは嫌だから」

 

「そうか……だが、私が負けるとでも?」

 

「私の判断ミス、貴方は負けない」

 

「そう、私は負けはしないさ」

 

そのまま司書は教室を出ていってしまった。

ん?何故あいつを司書と呼ぶのかって?

中学時代あいつが図書館係だったからだ。

中学時代アイツには世話になっていた。

私の望む書籍を数分もかけずに持ってきてくれるのはあいつくらいだったからな。

………………そう考えてみると私はあいつにあまり感謝を伝えたことがなかったな。

申し訳ない気分になってきた……明日中には感謝を伝えておくことにしよう。

 

「ん?」

 

何故扉の隙間からこちらを見ているんだ……司書よ……

いや待て、教室の扉は自動ドアじゃなかったか?

どうやってそんな器用な事を……それ以前に用があるならこちらに来れば良いだろうに………

 

「司書、何か用か?」

 

あ、逃げた……何だ?

まぁ……良いか……さっさと部屋に戻って設計を………

 

「時間か……残念」

 

時刻は既に部活の終了時間間近……今部屋に戻って設計を再開させても数分も経たずに同居人が戻ってくるだろう。

この調子じゃ完成するもんも完成しねぇぞ……ドラッツェスナイパーカスタム……

 

「問題ない、待つのは得意」

 

「お前……」

 

逃げたと思っていた司書が自分の部屋に向かって歩いている自分の後ろを歩いていた。以上。

流石に驚きを隠せない……

驚いていないから隠す必要もないってのが本当のとこなんだがな。

案外神経図太いんだ私は………

 

「………………?」

 

「私じゃなからったらショック死しているぞそれ」

 

「そう」

 

「ああ、背後に立たれたら相手を殺しにかかるスナイパーだとか、影に入ったら殺す何とかの男だとかもいる。わかったら今後は不用意に人の背後に立つなよ?」

 

「わかった……しかし貴方は私が背後に立っても何もしなかった」

 

「私だからだ」

 

普通、こんな理由通用しないのだろうが……

 

「貴方だから……それもそう」

 

通用してしまう辺り……こいつの将来が心配になってしまう。

 

「………………貴方は私を傷付けない」

 

「そうだな、友人を大切にするのが私の美学だ」

 

それはともかく自室に到着した。

 

「到着したぞ」

 

「そう………貴方の部屋はここ……」

 

「知らなかったのか?」

 

「知らなかった」

 

「そうか……まあ、暇なら来るが良い。部活動時間内なら歓迎しよう」

 

「わかった」

 

 

 

会話もそこそこに司書とは別れ、自室に戻った。

 

 

 

「お帰りぃ~」

 

「あぁ……ただいま」

 

大量の人形に埋もれたベッドに寝転んでいる、何の部活動に参加しているのか謎な彼女が同居人だ。

何の部活動に参加しているのかはどうでも良いのだが……

 

「人形が増えている……」

 

どういうことなんだろうか……これは

 

「可愛いでしょぉ~」

 

「あ、あぁ……そうだな……」

 

可愛い……のだろうが……私にはわからない。

どちらかと言うと私は兵器、もっと言ってしまえば格好良いモノが好きだからな。

 

「今日は珍しく遅かったねぇ~……」

 

「いや……まだ三日目だろ」

 

「あ、それもそうだねぇ~……」

 

「今日は友人と少しな……何だ、そんなに珍しいか?」

 

「うん、部活には参加してないって言ってたし……そっかぁ~友達か~」

 

ゴロゴロしている彼女を横目にサクを起動する

カプセル型のボディからパイプ状の脚と腕が生え、ピョコピョコと躍り始める。

 

「ははは……こやつめ」

 

こいつは私の手作り。

私はこいつで何とか命を繋いでいる………

ん?助手とのチャット?

色んな意味でねぇよ、んなもん………




ガンダムキャラクター名を名前だけ流用

アン・フリーベリ
エレン・ロシュフィル
ホア・ブランシェット
モニク・キャディラック

本編で元ネタがパッとわかった人はスゴい
作者は二人しかわかりませんね

同室の彼女は例のあの人です

サクは勿論あのサクです
ハロではありきたりなので、サクにペットロボになってもらいました。
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