博士は静かにクラッキング   作:604技術開発隊

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サイクロプス・モニク #1

「何故お前たちがここにいる………特にケルゲレン!!!」

 

「助手が博士の元にいるってのは何もおかしくないと思うよ?」

「お前に会うた……ゲフン、お前を殴り飛ばす為だ!!!」

「くつくつくつ、我が生涯は前世より同志と共にあるべきなのだ!!!」

「貴方が心配だったの」

 

「そういう理由じゃない、どうして転校なんてできたんだ………しかも同じクラスに」

 

私は二番目だから別として、助手も不良殿も私と同年代。

ケルゲレンに至っては私のひとつ上だ……

 

後輩と司書はひとつ下だから……置いておこう。

 

しかし同じクラスに転校してくるってのはどういうことなんだ……?

 

「それはね……女の子の秘密です!決してクラッキングした訳ではありませんよ?」

「そうだ、決して軍にかちこみしに行った訳じゃない」

「くつくつくつ……そうだ、決して委員会に太陽の吐息を向けた訳ではないぞ」

「戦略艦で乗り込んだ訳ではありませんよ?」

 

「そ、そうか………もう良い、充分理解した」

 

つまりしたんだな………こやつらは。

特に何処をクラックしたとか何処の軍にかちこみしたとか何処の委員会にソーラー・システムを向けたとか何処に戦略艦で乗り込んだとか具体的な事を言わない辺り………私に似たのだろうか。

 

サク…サク……サクサク……ミョイン

サムサム…サム……サム……ミョイン

 

「アホかお前ら……」

 

そうとしか言いようがなさそうだ………

 

 

「博士博士、アンブッシュカスタムの出来どうだった?」

「おう、そういやお前使ったんだったよな」

「無論勝ったのだろうな?」

「フリートが負けるわけない……強いもんね」

 

「そうだな………設計通り、良い具合だった」

 

「アサクラをしっかりサポートしていた」

 

「いたのか………司書」

 

「あ、ホアさんひっさしぶりぃ!」

「ホアじゃねぇか」

「おお、我が戦友ではないか」

「ホアちゃん久しぶり~」

 

「久しい」

 

皆、仲が良い……家が近所同士だったと言うのもあるが、どちらかと言うと各々の家系的に繋がりがあったからだろうな。

つまるところ先祖代々昔から仲が良かったのである。

なんと言うか……よくやるよな。

 

「そっか!いやぁ……博士の期待に応えられたか不安だったんだ」

「良かったな」

「ほう……我が同志が認めるとは……」

「アサクラくんが認めるって珍しいね」

「しかし良い出来だったのは確か」

 

良い意味で設計に忠実だったからな。

ヒートダートのグリップの形状も、ビームサーベルの取り落とし防止のフックもね。

そういう点では助手は最も信頼できるメカニックマンなのかもしれない

 

「ありがとうな………ん?グラハムから連絡か………少し席はずすぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フリートが教室から出た後、それまでニコニコしていたフリーベリ達五人の表情が豹変した。

教室に残っていた生徒達をギロリと鋭い目付きでチラ見すると何やら話始めた。

 

「しっかしさ………バカしか居ないみたいだね、ココ」

「あぁ、俺よりもバカだ」

「我が同志の心遣いがわからないとはな……」

「目が節穴と言うよりも脳ミソがメロンパンなのでしょうね……」

「実はアサクラの良いところを理解しているらしき人物がいた」

「本当かい?それは……」

「確証は持てない、しかしそうでなければ説明がつかないこともあった」

「それは素晴らしいね、どれ………どの子だい?」

「あの子」

「ん~?」

「ああ、あののんびりしてる奴か?」

「そう」

「いい子そうじゃない?」

「我が同志を理解する者か………素晴らしい」

「本当にね」

「」

 




基本フリート付近にナレーターがいる
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