現実世界を抜け出そうとする少年の話   作:モルモット☆

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第8話

休みの日でも俺の異世界捜索ライフは続く。(この入り懐かしい)

 

昨日(前話)のカミングアウトで真花の本性が見えたためか、同居について今までのようなココロオドルようなことはないようで。

 

「ゆう~!!みてみて!!この角度さいっっこうじゃない!!?」「ゆう~!ごはん~!!」「ゆう~!」

 

注文が多い!主に今までなかった場面で!!休みがない!休みなのに!!()

 

今までの俺だったら(こんな天使と過ごせるならどんなブラック企業でも就職します)とか思ってたんだろう。

 

本性を知った今ではさすがにつらい。18禁の世界なんて俺に聞かれても(男の恥)

 

今まで気楽に生きていた日曜日は、一転して慌ただしい頭ピンクなJKがいるドタバタ劇へと進化した(やったね。)

 

ただ俺にもやることがある。

 

「真花―、ちょっと外出てくるから!」

 

そういって荷物を持ち、ある場所へと向かう。

 

向かった先はライブハウス。

 

中には真翔、将也。現在時刻、15:45。

 

将「遅いぞ優―、今日は3時集合だろ」

 

優「すまん同居人がうるさくてな」

 

真「なんだもう一線超えたのか?お早いもんだなぁ」

 

優「違ぇよ!わからんと思うがめんどいんだよ!」

 

将「わかったわかったって。早く準備してこい」

 

そんなお小言を言われつつも準備をする。

 

背負ってきたあるものをケースから準備をする黒く光るボディをしたそれは中学生の時からの俺の御供、そう、ギターだ。

 

正確にはベースギターだ。名前は「柚子胡椒」。

 

ネーミングセンスは当時のものだが、実際気に入っている。

 

サッカー部所属の3人だがもう一つ、バンドを組んでいる。

 

メンバーを紹介するぜ!ギターボーカル!真翔!!ベース!優!!ドラム!将也!!今日はありがとなぁぁぁあ!!!!

 

 

 

 

.....コホン。一旦落ち着こう(いきなりどうした)

 

この3人は1年生のころからバンドを組んで活動している。

 

きっかけは将也の「楽器出来る男って格好よくね?」の一言である。

 

将也はもともとギターを弾いていて、親は元プロバンドマンらしい。

 

真翔は高校デビューを期にドラムを叩き始めた。

 

この三人で高校性の夏ごろにバンドを結成した。

 

曲はオリジナル。作詞は将也、作曲は俺がしている。

 

チューニングを済ませて二人の元に戻る。

 

将「じゃあ始めるか」

 

優・真「おう」

 

ドラムスティックの4カウントから全員で演奏が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

3時間後、一通りの練習を終え、切り上げる。

 

将「この後時間あったらどっかで飯食ってかないか?」

 

真「おぉ、ありあり。優は?」

 

俺「悪ぃ、同居人が」

 

将「同居人ってあの転校生だろ?運命じゃね?」

 

真「俺の幼馴染と運命とかやば。同人誌かよ」

 

俺「んなことねぇよ。正直出会いはそうかと思ったんだけど、絶対違う」

 

将「そんな言うか?」

 

真「もしかして、もう出したのかあいつ」

 

将「ん?何がだ?」

 

真「いや、なんでもない」

 

俺「多分そうだと思う」

 

真「あんま外でそれ言うなよ。あいつのために」

 

俺「おう、わかった」将「なんだよ教えてくれよぉ」

 

真「まぁいつか分かるよ」

 

俺「いつかな」そういいつつライブハウスを後にする。

 

 

 

「あ」

 

将也が声を上げる。

 

将「今から優の家行けばいいんじゃね?何なら飯づくりも手伝うし。優と同居人さえよければ」

 

真「あぁ、確かに」

 

俺「じゃあ買い物してからでもいいか?一応真花にも聞いてみる」

 

そういって電話をかける。

 

「もしもし真花、俺だけど、今日の夕飯真翔と俺の友達一人来るけど、大丈夫か?」

 

「え、片づけてないんだけど」

 

「買い物してから帰るからそこは大丈夫だと思うが。何かリクエストあるか?」

 

「お任せでいいよ。私は片付けしてるから。それじゃ」

 

よほど散らかっていたのだろう、高速で切られた。

 

俺「大丈夫だとさ。ご飯もお任せでって」

 

将「魚食べてぇ」

 

真「俺も。でも生はパスで」

 

俺「それじゃ焼くか」将・真「「賛成」」

 

そんなこんなで商店街に向かう。今日は鮭のカマとかアユの塩焼きなんかも良さげだ。

 

そうおもいつつ歩いていると向かいから彩果が歩いてくる。

 

真「彩果じゃん、部活帰り?」

 

彩「やっと終わったとこ!みんなはどっか行くの?」

 

将「これから優の家で飯なんだけど」

 

彩「私も行っていい??」

 

俺「わかった、一人追加な。真花に伝えといてもらえるか?」

 

彩「りょーかい!」

 

食材を買い終え家に帰る。

 

「おかえり!皆さんいらっしゃい!」

 

「ただいま」

 

わぉ、天使再び。おかえりを言ってくれる人がいるのっていいね!

 

「真花―!」

 

「彩果―!」

 

二人は熱い抱擁を交わす。なにこれ仲良っ。

 

真翔「お邪魔するよ~」

 

俺「おうおうあがってってくれ」

 

3人が奥に行く中、将也が固まっている。

 

「将也、どうした?」

 

「おい、あんな天使この世にいんのか...」

 

「まぁすぐそこには一応」

 

「俺、運命感じた」

 

「え?」

 

「あの子、運命の人かもしれない」

 

「おぅふ...」

 

まさかの将也、一目惚れ。圧倒的一目惚れ。まさかこんなことになるとは...

 

「優、行くわ。運命のもとに」将也は憑りつかれたように家にあがる。

 

呆然。超呆然。圧倒t...いいや。考えるのをやめよう。

 

思考を放棄して家に帰る。

 

まだまだ俺の異世界ライフはまだ始まらないらしい。

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