灰の岩礁の序作品   作:なもなきなにか

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ーWARNINGー

・このお話は作者の自分勝手なものであり、キャラ崩壊なども勿論あるフリーダムなものです。(一人称不定等)

・どうなっても知りませんが、
それでも読みたい方だけお進みください。

それでもいいって人は

ゆっくりしていってね!




十一話

 

 

 「お風呂の準備はできてますからお二人で入ってきてもいいですよ」的なことをシエルに言われ、僕達は風呂に入っている。僕『達』とは言ったが、天井の部分にもう片方と会話ができるように隙間が空いているだけで、もちろん別々の大浴場に入っていて、僕は和風の方だ。

 

 風呂からあがる際に、脱衣所に寝間着を持ってき忘れていたことに気付き、士官服で寝るつもりだったがシエルが旅館で出されるような寝間着を籠に入れてくれていたのでそれを着て脱衣所を出た。

 ······風呂から上がってすぐなのでまだホクホクしてはいるが

 

春真(後でシエルに感謝を伝えに行かないとな······)

 

「提督さんもお風呂上がりですね。湯加減は如何でしたか?」

 

春真「いい湯だったよ。ありがとう·······どなた?」

 

 答えながら振り向くと若草色の髪をした少女が五月雨と共に立っていた。

 

五月雨「シエルちゃんですよ?」

 

春真「いや、シエルは妖精さんだし、髪色も緑じゃなく青系だし、それにこの子は人間······

 

 瞬間、若草の少女は消え、五月雨の肩にシエルが現れた。

 

シエル「これでいいですか?」

 

春真「シエルは人間だったのか······」

 

シエル「いいえ。妖精ですけど、名前を頂いたお陰か、昔師匠にもらった姿を自由に使えるようになったみたいです。

 ちなみにわたしも今、五月雨ちゃんとお風呂に入ってきました」

 

春真「そうなのか。それでどうだった?」

 

シエル「久しぶりのお風呂だったので、教わったりしながら入ったのですが、気持ち良かったです!」

 

五月雨「私もあんなにも広々したお風呂に入るのは久しぶりでしたし、何というかゆっくりと湯船に浸かれたのでリラックスできました」

 

シエル「あ······そういえば寝る時どうするの〜?」

 

春真「寝る時? ······あ! そういえばベットが一つしかないんだった。じゃあどうしようか?」

 

五月雨「ベッドは提督が使うべきだと思います!」

 

春真「五月雨が使うべきだ!」

 

 

「提督がー」「五月雨がー」

 

 

 互いに一歩も引かず、相手に譲り合っているのにしびれを切らしたのか

 

シエル「いっその事二人でベッドを使えばいいじゃないですか! 提督さんは間違いを犯す気はないのですから大丈夫でしょう?」

 

 という新たな案を提示してきた。

 

春真「確かに間違いを犯す気は無いが万が一があるかもだし、それに逆もあり······得ないとは思うが······兎に角、私がソファを使う! いっそのことシエルと五月雨でベッドを使ってくれ」

 

シエル「わたしもですか!? 明日起きたら即時消臭とか徹底してやりますよ! ······ほんとにいいの? ベッド使っちゃって」

 

春真「いいよ。男に二言は無い!

 それに、ニオイとかは気にしないけど消臭とかを徹底してくれるなんて、理由はなんとなく分かるけど······シエルは一部の人の間で奪い合いになりそうだね」

 

シエル「じゃあお言葉に甘えてベットを使わせてもらいます♪······けど奪い合いって······怖い事言わないで〜(><)」

 

 この時、五月雨の顔が先程の様にほわ〜んとしていたのは言うまでもない。

 

春真「······シエルはこれで良いみたいだし、五月雨もそれでいい?」

 

五月雨「······( ゚д゚)ハッ!分かりましたそれでいいです! その代わり明日提督になにかお返しをします! お兄さ······じゃなかった、お世話になった人に『恩返しは返せるうちに』とそう教わったので!」

 

シエル「でもやる事によっては憲兵さん呼びますよ〜。それに最悪、わたしでも提督さんをなんとかするくらいはできますから。まぁ提督さんなら憲兵案件は無いと思うので大丈夫でしょうけど」

 

 

 

 その後、僕は執務室のソファで、五月雨とシエルは僕の自室(予定)のベッドで寝た訳だが、なんと言うか、信頼されてるのかな〜とちょこっと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜翌日〜

 

 僕は起床し、カーテンを開けた。空はまだ薄暗く、静かだ。時計を見てみると時刻はマルゴーサンマル。つまり午前05:30である。

 

 さて、僕は起きたら、すぐ寝間着から私服に着替えるタイプなので私服の上に士官服の予定だったのだが、士官服(上)は掛け布団代わりにしていたのだが、士官服(下)と私服類は、現状自室の方でダンボールに入った状態であり、ダンボールの場所がベッド周辺であるため、ほぼ確実に起こしてしまう。それで何かしらの勘違い等が起こり、いきなり険悪になるのは避けたい。

 

春真「どうしたものか······」

 

「悩むくらいなら行け」

 

春真「でも時間的に起きるだろうし······」

 

「なら俺が取ってきてやろうか?」

 

春真「いや、いい······よ(あれ? 現状鎮守府には僕と五月雨とシエルしかいないはず。それに憲兵さんやシエル以外の妖精さんが来るのはまだのはず······じゃあ僕が今喋ってるのは······)」

 

「じゃ! 外で寝てるわ〜飯には呼んでくれ。頑張れよ〜春真」

 

春真「······もしかしてコクウか?」

 

「もしかせずとも俺だが······気付いてなかったのか?」

 

春真「いることには気付いてた。誰だか分からなかっただけだ」

 

コクウ「そか〜。居る訳は後で説明するから今は聞くなよ〜」

 

とコクウは部屋から出て行った。

 

春真「まぁ、悩むくらいなら行こうか。最悪はそのときに考える!」

 

 僕は念のため三回軽くノックをしてから扉を開けた······

 

春真(え? なんで扉の鍵開いてるの!? 鍵閉めてなかったのか? もしくはコクウがさっき開けたのか······取り敢えず服を持ってこよう)

 

 

 

 

 

春真(ひとまず取り出せたし執務室の方に戻ろう)

 

 僕は扉の方に歩き出そうとした。

 瞬間、足元から『ストン』という音が聞こえ、ベッドの方から

 

「許可なく乙女の寝室を覗くばかりか入ってくるなんて、わたしはともかく五月雨ちゃんの分の裁きは受けてもらいますよ〜」

 

 という声が聞こえ、同時に四方八方にナイフのような物が出現した。

 

春真「ちょっと待てシエル! 私は着替えを取りに来ただけで······

 

シエル「言い訳は無用です。わたしの分も入ってないだけありがたいと思ってください。大丈夫。逃げたりしなければ刺さるのは一本だけです。······どこに刺しましょうか?」

 

春真「話を聞け!」

 

シエル「うるさいのでわたしの分含めて全部刺しましょうか? もちろん······

 

「ストォォップ! お前馬鹿か!?」

 

 僕のすぐ後ろから声が聞こえた。

 

シエル「コクウさん。あなたは憲兵でしょう? ならこちら側のはずです」

 

コクウ「たしかにそうだな。こいつがそっち系目的ならな!」

 

シエル「それ以外あります?」

 

コクウ「さっきが言ってたろ? 『着替えを取りに来ただけ』って」

 

シエル「それは言い訳でしょう?」

 

コクウ「言い訳じゃねぇよ。ちゃんと着替え持ってるし······まぁ寝顔とかを見て癒されたりしてないとは言い切れんが、着替えの回収がメインなのは確かだ」

 

シエル「······分かりました。今回はコクウさんに免じて見逃します」

 

 シエルがそう言うと、四方八方のナイフのような物は消えた。

 

 

 

 この後、着替えて雑談を交わしながらの朝食をとった。

 ちなみに五月雨はコクウとシエルが喋り始めた辺りに起きたらしい。

 

 

 

五月雨「それでは······まず何します?」

 

コクウ「まず建造だろ? 工廠妖精さん達はいないが、最低値なら回せるように設計されているはずだ」

 

シエル「最低値建造ならできますよ。昨日確認したし、専門じゃないけどわたしがいますから」

 

春真「そうだね。じゃあ建造して、出てきた人と五月雨で近海哨戒して、帰ってきたら買い物でも行こうか」

 

コクウ「多分この後来る憲兵が買い物に着いていくだろうから、俺は買い物は行かんぞ」

 

シエル「わたしは包丁とかを見たいので行きます。あといろいろ食材とかも買いたいですし」

 

五月雨「じゃあ私は食器をいくつか買ってきます」

 

春真「なら私は二人の荷物持ちか?」

 

シエル「そうですね。お願いします」

 

コクウ「まず建造するんだろ? なら工廠行こうぜ?」

 

春真「そうだな」

 

 

 

〜工廠〜

 

 資材(最低値のALL30)を入れ、建造のボタンを押した。

 

シエル「01:00:00。軽巡洋艦ですかね」

 

コクウ「軽巡だな。ジャストだと範囲が広すぎて特定できないな」

 

五月雨「どんな人が建造されるんですかね」ワクワク

 

春真「このできるまでの時間が楽しいという人もいると聞くけど、私はそこまで楽しくはないかな。むしろもどかしいと言うかなんというか······」

 

シエル「高速建造できればいいんですけどね〜」

 

コクウ「バーナーならあるぞ? 『工廠妖精用のやつなら』······だが」

 

シエル「バーナーあるんですね······私ができるので······やっちゃいます?」

 

春真「できるんだ······じゃあやっちゃってくれ!」

 

シエル「了解です! ······燃え上がれ! 命の炎ォォ!!」

 

 そして、「チーン」という音と共にドックについているパネルが【建造中······】から【建造終了!】に変わった。

 

シエル「上手に焼けました〜!」

 

コクウ「それ言うのは昔から忘れないよな。お前······」

 

五月雨「どんな人が建造されたんでしょう? 早くお迎えしましょう!」

 

 苦笑いをしているコクウに対し五月雨は目を輝かせている。

 

春真「そうだな」(開ける際になにか言うほうがいいのかな)

 

コクウ「なにか言いたいなら言ってもいいが、言わずとも問題ないぞ〜」

 

春真「サラッと心読むなよ······」ガチャッ

 

 ドックを開け、白煙が晴れるとそこに立っていたのは··········

 

 




)あとがき的なとこ(

 ちなみに補足として。大浴場の天井の高さは学校の体育館の天井までの高さくらいです。

 思ったより文字数が多くなったためここで切ります。
 よろしければアドバイスやコメントください。



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