灰の岩礁の序作品 作:なもなきなにか
・このお話は作者の自分勝手なものであり、キャラ崩壊なども勿論あるフリーダムなものです。(一人称不定等)
・どうなっても知りませんが、
それでも読みたい方だけお進みください。
それでもいいって人は
ゆっくりしていってね!
コクウ「さァて新造艦のお出ましだ!」
コクウが腕を払うと同時に、煙が晴れて中の人物が出てきた。
??「ふぁ〜ぁ。よく寝たな〜」
コクウ「新人さんいらっしゃいってやつかね? 取り敢えず名乗りな」
??「······相手の名を問うときは「自分からだろ? 笹目鎮守府所属 特務憲兵 黒羽伊織だ。コクウで頼む」って被せるんじゃねえ!」
春真「笹目鎮守府提督の 平方春真 三等少将だ」
五月雨「同じく笹目鎮守府所属の白露型六番艦、五月雨です」
シエル「同じく妖精のシエルですよ〜」
??「ふぐぅ······」
コクウ「さて、こちらは全員名乗ったぞ? 今度はお前の番だ」
なんか表情的にもめっちゃ煽ってるように見える。
??「······オレの名は天龍。フフフ、こw「お前絶対ポンコツだろ」······テメェちょっと表出ろ」
狙い通りと言わんばかりにニヤリとした笑みをこちらに向けてから天龍の方を見るコクウ。
コクウ「予定もあるし時間はかけられねぇ。故に刹那の見切り方式でやるぞ」
天龍「は? 何言って「コイントスを合図としての居合だ」······被せんな!!」
二人でどんどん歩いているその後ろで
シエルと五月雨が「かわいい人だね〜」と話し合っていた。二人からはかわいい人認識になったようだ。
コクウ「······ここでいいか。春真! コイントス頼む。シエルは審判を」
シエル「お任せあれ!」
春真「了解。行くよ!」
コインを全力で上に弾く。弾かれたコインは人の目で追えないほどの回転速度で身長の二倍程の高さまで上がり、落下してくる。
······コクウは目を閉じて。天龍は目でコクウを捉えた状態で。二人ともコインが落ちるその時を待っている。
コインが地に落ち、跳ねる。それが再び落ちた時には、勝負は決していた。
シエル「えー······まぁ、分かりきってはいましたが······コクウさんの勝ちです」
それと同時に天龍が前のめりに倒れた。
春真「······あれ? 艦娘って人より身体能力高いはずだよね? 艤装つけたままだし」
シエル「······そうですね〜。普通の人なら天龍さんが勝つはずです。普通なら······ですが。
ちなみに先程の試合を詳細に説明しますと、コインの着地と同時にコクウさんは動いたのに対し、天龍さんはコインの音で動きました。そのままコクウさんが天龍さんの刀が振られる前にみねうちして抜けたって感じです」
春真「······?」
コクウ「わかってないだろ?俺はコインの"着地"で、コイツは"音"で。つまり0.0何秒の音が届くまでの時間差で決まったってことだ」
シエル「あとは接近戦の経験差ですかね。えい!」バシャッ
シエルはガラスでできているかのように透き通ったバケツで天龍の顔に水をかけた。
天龍「······!! ······ここは······ってそうだテメェ卑怯だぞ!」
コクウ「······は? 起きて早々何言ってんだお前」
天龍「右に跳んで死角に入るとかせずに正々堂々やれってんだ!」
シエル「あー······コクウさんが早すぎて視界から消えたように見えたんですね」
天龍「テメェ審判だろ公平にy「うるさい」フガッ······シャク シャク······なんだこれ!?」
コクウ「オレンのみ······だったっけ? これ。知り合いが栽培したのを寄越してきたからそのままストレージに入れっぱなしにしてたやつ」
シエル「今度分けてください。同胞への賃金に使いたいので」
コクウ「いいぞ〜。あと天龍、後でなら相手してやるから一旦終わりな!」
天龍「······わかった。次は絶対ぇ勝つ!」
コクウ「楽しみにしてるわー(棒)。······で? どうすんだ〜提督殿?」
春真「え? ······あぁ、一応近海哨戒くらいはしときたいな〜って」
五月雨「わかりました! それで旗艦はどっちがやればいいですか?」
春真「う〜ん······五月雨に任せていいか?」
五月雨「了解です!」
天龍「決定に従うぜ」
シエル「五月雨ちゃんの艤装持ってきましたよ〜」
五月雨「ありがとう。シエルちゃん!」
コクウ「準備できたんなら行ってきな。無事に帰ってこいよ!」
春真「近海哨戒だけどね。行ってらっしゃい。『いのち大事に』だぞ!」
「「了解!! 行ってきます/くるぜ」」
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〜鎮守府近海〜
五月雨「······通信が繋がりません。提督に何かあったのでしょうか?」
天龍「ヘッ! この程度の場所なら提督の指示がなくとも大丈夫だろ! 雑魚しかいねぇだろうしな!!」
五月雨「まぁ、そうですね。
······イ級を発見! これより戦闘に入ります! ······天龍さん。私が隙をつくるのでその隙にシメてください」
天龍「(とどめを刺せってことか)おっしゃあ! やってやらァ」
五月雨は12.7cm連装砲を、天龍は14cm単装砲を構える。
五月雨「砲戦開始です!」ダァン
砲撃と同時に五月雨は駆け出す。
砲撃が着弾し、イ級の目が五月雨達を捉えたときにはイ級との距離は半分まで縮んでいた。
同時に五月雨の二射目がイ級の頭部に着弾する。
イ級も反撃とばかりに砲撃を行うが、五月雨は軽々と避けたうえ、至近距離でさらに砲撃を撃ち込んでからイ級を跳び越えた。
天龍「これ······オレ要るか? マジd「シメてください!」お、おう!?」ドォン
イ級「ギァァァァ」
イ級は沈んで行きそれを確認した五月雨が天龍の方へと駆け寄っていく
天龍「いよっしゃあ! やったぜ!!」
五月雨「流石軽巡の火力ですね。······でも私"シメて"って言いましたよね?」
天龍「······?だからシメ(とどめさし)たぞ?」
五月雨「あー······まぁそうですねー。······いいや。次のを探しましょう」
天龍(なんかすごく冷たくね?視線と態度が)
五月雨「敵発見。イ級二匹ですから片方はお好きなように調理しちゃってどうぞ。あと刀を貸してください」
天龍「は? なんで刀貸さなきゃいけないんだよ?」
五月雨「さっき任せて駄目でしたから、自分でシメようかなーと。それに持っててもべつに刀使わないですよね」
天龍「うっ······まぁ使わねぇけどさ一応持っときたいじゃん?」
五月雨「じゃあ合図出したときに刀をパスしてください」
天龍「お、おう」
五月雨「······それでは戦闘に入ります」
言い終わるときには先程のように既に駆け出している。近付きながら一発、躱し際に一発、跳び越えるときにまた一発···だが、そのとき聞こえたのは『カチッ』という音だけだった。
五月雨「弾切れ!? ······それなら疲れるけどアレで!」
12.7ミリ連装砲のセイフティ? を回し、再び引き金を引く。すると氷の様に透き通った弾丸が発射され、旋回中のイ級の側面に当たったが、体制が少し崩れるだけで装甲に防がれ弾丸は砕け散った。
五月雨「天龍さん!!」
天龍「お······おう! オラァァ!!」
天龍の投げた刀はキレイに弧を描き、五月雨の手の中に収まった。刀を受け取った五月雨はひと呼吸置いてイ級の首あたりの装甲を切り裂き、血振りをする
五月雨「天龍さん! 刀返しまs······あっ」
同時に刀を投げ返すが、波に足を取られ、転んだ。
一方、五月雨の手を離れ飛んでいる刀は、真っ直ぐに天龍のもとへ······とは行かず、イ級の方へ飛んで行き、全く警戒していないイ級の首を上から半分まで斬り、止まった。
五月雨「いてて······(またドジっちゃったなぁ······そうだ!)天龍さん大丈夫ですか!?」
天龍 「······」( ゚д゚)ポカーン
五月雨「······天龍さん?」
天龍「! ······なんつーか、すげぇんだなアンタって······」
五月雨「いえ。私は全然すごくないですよ。他の子ならやろうと思えば一太刀で刺し身になりますし」
天龍「······あっちのじゃなくてこっちのやつの話なんだが」
五月雨「こっちのって······え? なにが起きたんです?これ」
天龍「アンタが投げたのがそのままザクッといったんだぜ?」
五月雨「冗談ですよね······とりあえず食材が増えたってことでいっか······」
天龍「後半聞こえなかったんだが······」
五月雨「気にしないでください。それより、一応鎮守府に連絡しなきゃ!」
ザザッ
『アー、アー。聞こえてるか?』
五月雨「はい。感度良好ですよコクウさん」
『おー。戦果はどんな感じだ〜?』
五月雨「二回の戦闘があり、一戦目がイ級一隻でとどめは天龍さんです。
二戦目はイ級二隻で両方私が締めました」
『二匹も締めたのか!昼飯豪華になりそうだな〜!帰ってきたら褒めてやる!』
五月雨「別にいいですよ」
『どっちの「いい」なのかね?てか天龍は無事か?』
天龍「無事に決まってるだろうが!」
『なら良かったわ〜。安心した』
天龍「心配されずともオレはそう簡単には沈まねぇよ!」
『まぁいいか!二人とも無事に帰って来い!』
「「了解!」」
ブツッ
五月雨(提督さんからの連絡がない理由は帰ってから本人に聞こう)
天龍「······ああは言ったがついでに帰り道でもうひと暴れしてぇな〜」
五月雨「暴れたいなら暴れてくればいいじゃないですか。私は試作型大発動艇で締めた魚持ち帰りますから。······怪我はしないでくださいね」
天龍「おう。んじゃ先行ってるぜ!敵を見つけたら倒しとく」
五月雨「お願いします」
五月雨は大発を出して二匹のイ級を乗せられるよう試行錯誤している。
天龍は一足先に鎮守府までの安全確保という名目で帰路についた······
)あとがき的なとこ(
春真くんがなんか影薄い気がするヨォ
それと五月雨が使う試製大発動艇は本営の明石作品で、元帥(と鳳翔)監視のもと『誰でも使える大発』というコンセプトで作られたものであり、攻撃に使えないうえ、ちょっとした素質がないと使えない事が発覚し、五月雨の一台しか無いです。
ついでにキャラの設定集も作ってます。
刹那の見切りはそのまんまカービィのアレと考えてください
次回は鎮守府に帰ったあとから始める予定です。