灰の岩礁の序作品 作:なもなきなにか
・このお話は作者の自分勝手なものであり、キャラ崩壊なども勿論あるフリーダムなものです。(一人称不定等)
・どうなっても知りませんが、
それでも読みたい方だけお進みください。
それでもいいって人は
ゆっくりしていってね!
〜工廠〜
五月雨「え〜と。今回の戦果を報告しますね」
コクウ「春真の代わりに聞こう」
五月雨「あ、はい。さっき通信で言ったように、イ級を合計三隻撃破し、うち二隻を締めて回収しました。この時点では私達は完全に無傷です。ですが、帰還途中に『氷血』と会敵し、
コクウ「すまん。シンプルに堅苦しくてイラついてきたから普段の口調で頼む」
五月雨「あ、やっぱりそうなりますか! えっと、それでは続きです。天龍さんが『氷血』にケンカ売ったらしく、大破しました。そのタイミングで私が奇跡的に合流できたので、持ってたイ級を一匹譲ることで見逃してもらえました」
コクウ「なんつーかさ、ホントにバカなんだな。天龍は」
天龍「誰がバカだ! 「戦犯が何言ってんだ? オイ」ゴメンナサイ!」
コクウはガチでキレているようで、正座している天龍に向けた目には射殺さんばかりの怒りが籠もり、背には一対の翼を持つ大きな竜のオーラが出ているようにも錯覚する。
横からこの光景を見た者たちは後に、『ヘビに睨まれたカエル』という言葉がピッタリ似合うような状態だったと語ったとのこと
数秒間その状態で固まっていたコクウだったが、疲れたのか五月雨の方へ向き直り
コクウ「ひとまず天龍は後回しにして、······たしか氷血と『返り血』の二人はこっちがケンカ売らない限り攻撃してこないとか聞くもんな」
五月雨「······そうですね! その二人に関してはむしろ場合によっては助けてくれるって話も聞きますし」
コクウ「んー、まぁ無事なら良かったってことでいいか」
五月雨「······あとさっきから気になっていたんですが、天龍さんはともかくなぜ提督まで正座してるんですか?」
コクウ「それはな、お前らが鎮守府近海に出てたとき、通信繋がらなかったろ? そん時にこのバカは『帰ってきたときのため』とか言ってクッキー焼いてたぞ。シエルと一緒に。教わりながら」
五月雨「······えぇ(呆)」
シエル「『ねぎらうためにクッキーの作り方教えて』って言われたので教えてたんですけど······流石に通信機器くらいは持って来てると思ってたので······」
コクウ「······ひとまず天龍の方の説教は終わりにしてやる。次からは無理すんなよ! それじゃクッキー食ってきていいぞ! 二人のことはシエルに任せる」
シエル「了解しました! ······コクウさんもほどほどにしてあげてくださいね」
春真「あの〜、誰か助けて?」
「「巻き込まれそうなので嫌です」」
「もう十二分に味わったから嫌だ!」
コクウ「だとよ。残念だったな!」
ケラケラと笑うコクウを視界から外し、怒られてる提督を無視して三人は食堂へと歩いていった。
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〜鎮守府敷地内の車庫〜
一方その頃、車庫では一人の人影と多数の球の様な形の影が車両から出てきていた。
??「さて! ちょっと早いけど鎮守府に到着だよ♪現状ここには確実に四人はいるみたいだし、
「「「いえっさー!!」」」
??「もう少し静かに······ね」
「「「いえっさー」」」ボソボソッ
一方、春真は部下二人とシエルに見捨てられ、足を崩すことも許されぬ状態で未だにコクウの説教を受けていた。
ーside.春真ー
コクウの説教を受け始めて体感20分程だろうか? 空腹を感じ始めているので時刻的にはヒトヒトサンマル。11:30くらいだろう。流石に足の感覚がなくなってきたのでそろそろ終わらせてくれないだろうか······
コクウ「······ということだから。『ねぎらうためにクッキーを焼く』のはいいが、せめて通信機器ぐらいは持った状態にしろ!
初期の機器は分からんが俺が入ってからの機器は防水機能程度は良いのがついてるから最悪誰かが海に出てるときは風呂にだろうと持ってっておけ! もしくは代役を立てる程度はやるようにしろ」
春真「でも代役って言われても誰に頼めばいいんだ?」
コクウ「······言っとくが、俺もシエルも学校には行ってねぇが指揮能力に関しちゃ新人程度にゃ負けねぇぞ? あと鏡夜とかもう一人のとかは現役にも負けねぇぞ?」
春真「そうなのか!? ······できる限りは自分でやるけど、僕が指揮できないときとかは任せるよ」
その時、黒い球体のようなものがコクウに後ろから襲いかった。
春真「コクウ! 後ろ!!」
コクウ「は? ほーん······こいつか。どこから設計図盗ってきたかは知らんが······甘いな!」
言うと同時にコクウは黒い球体のようなものを素手で切り裂いていく······だが、球体はぞろぞろと、
コクウ「この量を作るだけの素材をどこから調達してきたのやらな〜ほんとに······さッ!」スパスパッ
だが、切っても切っても湧き出てくる上コクウにも体力の限界はあるだろうと考えた僕は
春真「コクウ! 手伝うぞ!」
コクウ「来なくていい!」
手伝おうとしたが即答で拒否された。
春真「なんで!?」
コクウ「お前が来たところで俺が対応しなきゃいけない範囲が増えるだけだからな! 自衛だけしてろ!」
喋ることと並行してコクウは球体を切っていくが、数が多いためまとわりつかれていき、まとわりつかれれば回転により引き剥がしてから切る。
それはまるで踊っているとも錯覚するほどに滑らかなものだった。
コクウ「さてェ、これで終わりかー······なっ!」
その後10分ほどコクウは踊り、遂に最後の一体と思われる球体を切り裂いた。
その直後、コクウは腰の刀を抜刀すると同時に後ろへ振り返り、虚空に切先を突きつける。
??「ふふーん♪私を見つけるなんて流石コクウだねぇ」
何もいない空間から白ローブを着た何者かが出現した。
コクウ「·····ハァァァ!? なんでもう来てるんだか······」
コクウは驚きながらも一度刀を納め、白フードに対し、「······俺と踊っていただけますか? レディ」と誘いかけ、白フードは嬉しそうな声音で答える。
??「はい! 喜んで♪」
それを皮切りに二人は抜刀し“踊り“と言う名の剣戟を始めた。
二人が“踊り”を始めてから体感で二十分以上経った今も二人はまだ踊り続けていた。
春真(ノンストップで斬り合ってるのにどちらも無傷な上、コクウは笑っている······それに動きが本当に踊っている様にも見える)
コクウ「そろそろ疲れてきてないか?」
??「疲れてきてるけどまだまだ踊れるよ!」
コクウ「それなら結構!!」
春真(そういえばあのフードの目的はなんなのだろうか? ······僕にはわからないが、シエル達を呼びに行った方がいいのだろうか? ······足が痺れて無理だねこれ)
そんな事を考えていると
ピキピキピキッ
二人の頭上にタライのような物が現れ
ガァァン / ガッシャーン
タライがそれぞれの頭に落ちた。
「お二人とも。工廠で暴れないで下さい!」
声の方へ目を向けるとそこにはシエルが仁王立ちしていた。
シエル「お昼ごはん出来ましたから呼びに来たというのに、なんですかこの状態は! ······見た感じは壊れたものは無さそうだから良いものの、いろいろと散らかってますからお二人は片付けしてから来てくださいね!!」
そう言いながらシエルは僕の方へと近づいて来て
シエル「大丈夫ですか? 足痺れてませんか? 痺れてるようなら私の肩貸しますよ」
と言うので、お言葉に甘えて肩を貸してもらう形で食堂へと向かった。
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そんな感じで食堂に到着すると、つい昨日見た丼物······イ級の海鮮丼のようなものがテーブルに六人分並べられていた。
シエル「お二人とも。お待たせしました! 早く食べましょう······そういえば提督さんはこれ食べられましたよね?」
五月雨「鮮度はいいですよ!!」
天龍「これほんとに食って大丈夫なのか?」
そう疑う天龍に向かってシエルはこう答えた。
シエル「安全確認はバッチリです!」
「それなら早く昼飯食おうぜ! 時間的にも腹減ったからよ」
コクウが食堂に入ってきた。
その隣には彼が連れてきたのであろうツインテールの幼い少女が彼に手を引かれて食堂に入ってくる。
シエル「お疲れ様ですコクウさん。早いですけど片付け終わったんですよね?」
コクウ「片付け? もちろん終わらせてきた! あとついでにドックが建造終了の表示になってたからついでに連れてきたぞ〜! ······そういうことだから茶碗と箸を一組くれ」
シエル「あ、はい。でもご飯も具も配分終わっちゃってるんですけど······」
コクウ「? 俺の独断だからもちろん俺のを分けるが?」
シエル「コクウさんならそう言うと思ってましたから私からも少しお分けしますね。······少し残しちゃいそうですし」
コクウ「悪いな。······取り敢えず二人の自己紹介は食後でいいな? それじゃあ手を合わせて、
「『『『いただきます!!』』』」
それを合図に皆が海鮮丼を食べ始めた
余程空腹だったのか皆がっついていた。······天龍のみワンテンポ遅れて手を付けたがそれ遅れを感じさせないほどに箸の進みが早い。
僕も食事に集中するとしよう
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ー食後ー
各自が配分された分を完食し、のんびりと一息ついていた。
コクウ「さて、一息ついたわけだし、自己紹介タイムと行こうかァ!」
その声を待っていたと言わんばかりの勢いをつけて白フードが立ち上がった
??「はいはーい! 僕から行くよ!」
そう言ってフードを外し、立ち上がる
······そのフード外していいのかよとツッコミたいが······まぁいいか。
??「僕は『黒羽 愛羅《クロバネ アイラ》』憲兵だよ。できれば名前で呼んでくれると嬉しいな。コクウとは憲兵としても生き物としての二重の意味でパートナーだよ♪
これからよろしくね! みんな!」
春真「一つ質問いいですか」
愛羅「いいよ〜」
春真「コクウのパートナーならなんでさっき切り合ってたんですか? 仲悪いんですか?」
愛羅「さっきの? あれは踊ってただけだし訓練より全然緩めだよ? それにすごく仲いいよ?」
春真「ならなんで······」
コクウ「そのへんは気にしない方がいい。
でも強いて言うとしたら······あれだ。犬とか猫のじゃれ合いみたいなもんだ。 あるいは飼い主に構ってもらいたくてじゃれつく犬みたいなものだと考えるのが一番楽だ」
春真「つまりはあんまり深く考えないほうがいいと」
コクウ「そういうことだ」
その後、コクウとアイラの間で軽く論争というか喧嘩······口喧嘩が起きたが、そこは割愛する。
コクウ「さて、次はお前の番だぞ」
コクウは、そう言って少女の背を軽く叩き、少女が起立し、名乗る。
??「ボクは睦月型五番艦の皐月だよっ。これからよろしくな!」
皐月の自己紹介の後、それぞれが自己紹介を行い、現在は買い物に向かうためアイラの車に六人で乗っている。
さて、近くのショッピングモールに着くまでは暇だし、ここ数日の回想でもして暇を潰していよう······
私は『平方 春真《ヒラカタ ハルマ》』先日、少将階級をいただき、笹芽《ささめ》鎮守府に着任した者だ・・・
)あとがき的なとこ(
今までのお話の修正で遅れました。
さて、プロローグ終了まであと一話予定です! もう少しで自由な世界が待っているゥ!!
次回は鎮守府への来客視点かコクウ視点の予定です。
コメントくださいお願いします。
些細な質問とかそんな感じのでいいのでお願いします