灰の岩礁の序作品   作:なもなきなにか

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ーWARNINGー

・このお話は作者の自分勝手なものであり、キャラ崩壊なども勿論あるフリーダムなものです。(一人称不定等)

・どうなっても知りませんが、
それでも読みたい方だけお進みください。

・他作品ネタやシナリオなど多数出てくる予定(読者様の提案なども受けます)

・戦闘描写なども気分次第ですので
ご注意を(スペカ使ったり剣技だったり
銃撃戦だったりします)

それでもいいって人は

ゆっくりしていってね!




五話

 

 

ーside.海風ー

 

ユウ「そんじゃまぁ〜······帰りますか」

 

 彼が言った時、砲撃音が聞こえた

 私がその方向に振り向こうとした時、私は既に吹き飛んでいた。

 何が起きたのか理解できぬまま沈みゆく意識の中で私が見たのは鎌を持って敵と向かい合う彼の後ろ姿だった······

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私が目を開くとそこは白でも黒でもない······いや、白でもありまた黒でもある······そんな空間に立っていた。

 

海風「ここは······どこ?」

 

??『その問いにはワタシが答えます。マスター』

 

海風「誰ですか!? ······もしかして太刀風さん?」

 

太刀風『はい、ワタシは駆逐艦太刀風の

核(コア)であり、また歴代マスターの魂の結晶になります。

 また、先程の問いへの回答として、この場所は継魂の儀の世界になります』

 

海風「継魂の儀······ですか」

 

太刀風『継魂の儀とは神流型ユーザーが

次のユーザーのために“魂を使い”神流型を強化するものであり、また歴代の魂を継承する儀式です』

 

海風「つまりは私が魂を使って太刀風さんを強化するってことですか?」

 

太刀風『いいえ、飽くまでも継魂の儀の魂は“遺産”にあたるのでマスターは継承する側です。

因みに骸のマスター······ユウ様は神流型全てと契約なさっていますが、継魂は骸の物のみです』

 

海風「継魂の儀をするともっと太刀風さんを使いこなせるようになるってことですか?」

 

太刀風『はい。現状では通常艦娘の改の程度まで練度を引き上げ、スペックを更に引き出せるようになります。

 また、後々少し特殊な変化が可能になると考えられます』

 

海風「そうなんですね······そういえば 私······沈みませんでたっけ?」

 

太刀風『同時に沈んだワタシが消滅していないため、沈んではいても、死んではいないと思われます。

 そのため、所謂気絶に近い状態になっているものと考えられます』

 

海風「それなら······まだ大丈夫なんですか? ······まぁ大丈夫と仮定して、なんでこのタイミングで継魂の儀の話を?」

 

太刀風『継魂の儀は先程説明した通り、魂の遺産であるため亡くなる際に諦める代わりに後世に力を託したり、希望を残すために行っているので継魂の儀もこの様な不安定な時にしか行えません』

 

海風「そういうことだったんですね」

 

太刀風『因みにマスター契約の際に継魂自体は完了しており、この様に儀式を行って魂の力のロックを解除し使える様にする······という形になります』

 

海風「つまりはもうここにいる必要は無いってことですよね?」

 

太刀風『そうではありますが、ワタシもこの様な事は初めてなので、よく分かりませんが、ユウ様が外からなんとかしてくれますよ』

 

 すると急に強い眠気に襲われる

 

太刀風『おやすみなさい。また外でお会いしましょう。マスター』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ······声が聞こえる

 

『・・! ・き・』

 

声が聞こえやすくなると共に

 

『・風! ・きろ』

 

私の意識も浮上した

 

??「海風! 起きろ」

 

 ······てっきりそこには彼がいると思っていた。

 けれどもそこにいたのは白髪ロングの女性だった。

 

??「骸! 海風見つけたぞ! 寒ぃから早よ揚げろォ」

 

 それを聞いて自分の体が水に浸かっていることに気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜帰り道〜

 

 私が継魂の儀をしている間に色々あったようで、まず一つ骸がネ級に使われていた。······と言うよりは骸がネ級になっていた。

 あと、さっきの女性はユウさんだったみたいです。······今はイタチになってムクロ(ネ級)の首許で寝ていますけど······彼が言うには、彼には決まった姿は無いが、あの姿が気に入っていたし、使い易いから基本あれなのだと言っていた。今イタチなのは燃費がいいからだと言う。

 骸がネ級になっているのは、私が沈んでいるときのことを説明したほうが早いと思う。

 

ムクロが言うには

・着弾した瞬間ユウさんがキレて敵の懐に入り、魂だけ斬った

・直後にユウさんが潜り、私を見つけて

引き揚げた

・その魂だけ斬った敵がネ級で、その器に骸が入ってる

・女体化は反動で、イタチなのはさっき言ったように燃費がいいから

ということらしい。

 

 なんというか······非常に現実離れしたことを言われている気がするが、それ以上に······なんで燃費という単語が出てくるのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

······20分後······

 

 

 

ーside.ユウー

 

 

ユウ「済まない······だいぶ寝ていたな」ファァ

 

 ムクロの首許から降りて人間体(男)に戻った俺は欠伸をしながら言った。

 

ムクロ「······ホントに、すやすや可愛らしい寝息立てて寝てましたよ」

 

ユウ「そういう点ではイタチは嫌なんだよな〜。燃費はいいけど! ······あと艤装寄越せ無駄にMP消費するから」

 

 そう言うとムクロは明らかにイヤそうな顔を浮かべ

 

ムクロ「嫌ですよ! せっかくいい体貰って楽しく走ってるのに」

 

ユウ「知るか! こちとら最近無駄に疲れてるんだからさっさと艤装寄越せ!」

 

ムクロ「嫌ですよ〜今くらい体動かしてもいいじゃないですか〜······って言うか艤装使いたいだけなら太刀風でもいいじゃん!」

 

 ムクロは可愛く頬を膨らませ、抗議してくる。······素のこいつはこういう性格なんだよな

 

ユウ「太刀風盗ったら海風が立てなくなる。だから駄目ってことで艤装寄越せ」

 

ムクロ「それなら海風ちゃんをお姫様抱っこして帰ればいいと思いま〜す」

 

ユウ「······それは色々アウトな気がするから却下! それにその理論だとお前を抱えてでも問題ないことになるが!?」

 

ムクロ「私はもっと動きたいからぜ〜ったい嫌で〜す」

 

 などと普通に考えれば「子供か!」と言われてもおかしくないレベルの言い争いをしていると海風がおずおずと質問を投げかけてきた。

 

海風「あの······ユウさん。アウトってどの部分がですか?」

 

ユウ「あ? そりゃあお姫様抱っこ云々のトコだけど?」

 

海風「そこなら大丈夫ですよ? 私場別に嫌じゃないですし、それに鎮守府から逃げるときに私を抱えて飛んだじゃないですか」

 

ユウ「ゑ!?」

 

 俺は先ほどの事を思い返し

 

ユウ「あ〜······そういえばそうか」

 

ムクロ「さーて合意を得たんですし、私は諦めてください☆」

 

 ムクロはこちらにやけに嬉しそうな表情を向けてくる。正直殴りたいが、海風もいるのでやめておこう

 

ユウ「分かったよ······あと折角だし俺がイタチになったように海風も獣化してみるか? 何になるかは分からないけど」

 

海風「ホントですか!?」

 

 海風の目が輝いてるように見えるし、尻尾みたいなものも見えた気がする······白露型は本当に犬系が多いんだな······

 

ユウ「んじゃあやろうか。ちょっと失礼するよ」

 

 一度動きを止め、左手で海風の右手を右手で海風の左手を握ると、電池が入った豆電球のように海風が光りだした。

 

 

 

 数秒後、光が収まったときにはすでに海風は白い毛の仔犬?の姿になっていた

 

海風『あぅ眩しいです······!?ユウさん達が大きい? ······いえ。多分私が小さくなってますね』

 

ユウ「海風、獣化で犬になったしな」

 

 言うのと並行して仔犬(海風)を抱え、太刀風を装着する。

 

海風『なんで犬なんですかぁ』クゥーン

 

 泣きそうになっている······というか鳴いている海風に自分なりの説明及び仮説を話す。

 

ユウ「分からないけど、確実にただの犬ではないよ? 多分。神獣のスペディオ(DQM JOKERシリーズより)に近い姿だからね」

 

海風『それはそれでなんでですか?』

 

 海風は不思議といったふうに首をコテンと倒す。いちいち可愛いせいで撫でたくなる

 

ユウ「俺の魔力で獣化したから······か? あと当人? 曰く神獣ってのは神に近い獣らしいぞ? 喋れてるのもそのせい······喋ると言うよりはテレパシーの類だと思うが······それにスペディオだとすれば犬というよりは狼に近いか?」

 

 ゆっくりと進みながらついでに説明していると、少し遠くでスイスイ滑っていたはずのムクロが近づいて来て

 

ムクロ「可愛いからこれはこれでアリだと思うので撫でさせてください!」

 

 その時のムクロの表情は軽くヤバいやつだったため、二人で正直に思った事を冷やかに言い放つ。

 

「『ムクロ。顔怖いそしてキモい(です)』わりとマジで」

 

 「ムクロは心に大量のダメージを受け、目の前が真っ暗になった······」

 とか言って地に······水面に? 伏してるのを放置するのも可愛そうなので

 

ユウ「ムクロ〜そういうのいいからさっさと帰るよ〜」

 

ムクロ「わかりましたけど〜べつにノッてくれてもいいじゃないですか〜」

 

 また駄々こね始める······放置の方が良かったかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーside.海風ー

 

 

ユウ「陸地に着いたよ〜」

 

 陸へ上がり、正面の建物を見るとその建物は大きく、入り口にかかった看板を見ると艦隊総司令部······つまりは大本営と書いてありました。そしてムクロ達と別れ、ユウさんに連れられるがまま沢山ある部屋の一つに入る。

 

ユウ「ただいま〜」

 

??「遅かったじゃないか〜」

 

海風「お邪魔します」

 

ユウ「そんな固くしなくていいよ。

さてと······ひとまずお互いに自己紹介すれば?」

 

海風「白露型七番艦の海風です!」

 

 固くしなくていいと言われたものの、相手が相手なためキッチリとした敬礼を向ける。

 

??「そんなに固くならなくてもいい。 虎坂 李白 階級的には元帥になっているが基本的には軽口で結構······むしろ普段から軽めにしてほしい。疲れるからな。白虎で呼んでくれ」

 

 対して元帥は大きな欠伸をしてから、ふわっとこちらに手を振る。

 

ユウ「白虎も固いの苦手だからね〜」

 

 補足をするようにユウさんは言って元帥の向かいのソファに座る。

 私はふと思った事を質問してみる。

 

海風「そういえば······元帥さんとも関わりがあるユウさんって本当に何者なんですか?」

 

ユウ「あっ······それは〜」

 

 ユウさんが目を泳がせる。

 

白虎「一体どのような自己紹介をされたんだい?」

 

海風「最初『殺し屋』って名乗ってました。それに、私のことも『拉致る』って言って連れてこられましたし······」

 

白虎「で? それを信じていたのか?」

 

海風「最初の方だけ······ですね。鎮守府から出た後は優しくて良い人だと感じました」

 

白虎「······だ、そうだが?」

 

ユウ「······そうだな〜アイツ殺ったあとは割と素だったな······ホントに」

 

白虎「まぁ、改めて自己紹介しておいた方が良いだろう」

 

ユウ「了解······改めて・・・

 

 

 

 




)あとがき的なとこ(

 太刀風の基本装備は、高周波ブレード(左右の腰に一本ずつ)と脚部ブースターだけです。ブレードは付け替え可能です。

 次は春真側に戻します。
 別視点の方が長くなるってヤバいのではないかと感じてます。
 この続きは春真の方が進んでからです。


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