灰の岩礁の序作品   作:なもなきなにか

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ーWARNINGー

・このお話は作者の自分勝手なものであり、キャラ崩壊なども勿論あるフリーダムなものです。(一人称不定等)

・どうなっても知りませんが、
それでも読みたい方だけお進みください。

それでもいいって人は

ゆっくりしていってね!



八話

 

ーside.ユウー

 

 

ユウ「改めて······名乗らせてもらうが、俺は『大本営元帥直属特務憲兵』の結城 京だ」

 

海風「特務憲兵って···なんですか?」

 

ユウ「······それは〜知らなくていいと思うよ?」

 

白虎「······言ってしまえば場合によって私の代わりを行う代行官のようなものだよ」

 

ユウ「言うなっての」

 

白虎「すまんすまん······それよりもお前に話があるんだが······」

 

ユウ「······それは海風に聞かせても大丈夫な内容のことか?」

 

白虎「大丈夫だが······大事にはしたくないから、聞かれない方が良いかな」

 

海風「じゃあ私は退室していますね」

 

ユウ「······それならムクロのところに行っていろいろと教わってきな! 多分工廠で艤装の修理やってると思うから。ついでにワンコ状態でも艤装使えるかの確認とかもしておいてくれ」

 

海風「分かりました。それでは······」

 

 海風は「失礼しました」と礼儀正しく退室して行った。

 

ユウ「そんで、話ってのは何なんだ?」

 

白虎「······本日、初期艦を選びに新人提督が来る。そんで、その初期艦一人の五月雨がお別れのあいさつ回りに行ったきり帰ってこないから探して連れ帰ってほしい。形式上は任務とする」

 

ユウ「了解! 五月雨探して連れてくりゃいいんだな? 任務、承った!

 ······なんというかこれって親父に妹探してこいって頼まれた時の様な懐かしさがあるな」

 

白虎「確かに。懐かしいな」

 

 白虎は再び大きな欠伸をする

 

ユウ「······だいぶ眠そうだな」

 

白虎「眠いからその新人提督が来るまでの間少し寝ようかと思ってる」

 

ユウ「大船に乗ったつもりで待ってな」

 

白虎「頼んだ。俺はもう寝る」

 

 ウトウトしていた白虎の頭が机に強く打ち付けられた。痛みで起きるのかと思いきや、寝たようだ。

 

ユウ「絶対連れ帰って来てやるから安心して寝てな······行ってきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウ「······と言ったもののどこに行ったんだかな〜」

 

 特に何も考えずに大本営から出てきた訳だが、どこに居るのか見当がつかず適当に近場を歩いていた。

 

ユウ「『挨拶周り』って言ってたし取り敢えず商店街辺りで聞いてみるかね」

 

 

 

······ってことで五月雨と何度か来たことのある店の人に聞いてみることにした。

 

ユウ「こんにちは八百屋のおばさん。今日······というかここ数十分の間にうちの五月雨見ませんでした?」

 

八百屋「あら? ユウちゃんじゃない! 久しぶりねぇ。今日はキュウリがだいぶ売れ残っちゃってね〜安くしとくよ!」

 

ユウ「今は任務中なので後で買いに来ます。それよりもうちの五月雨見てませんか?」

 

八百屋「そうかい。じゃあ何本かキープして待ってるよ。それで五月雨ちゃんなら『お別れになるかもしれないので挨拶に······』って来たねぇ」

 

ユウ「その時、他にどこに行くとか言ってましたか?」

 

八百屋「確かねぇ······他に魚屋と肉屋に行ってくるって言ってたからそのどっちかにいるんじゃないかい? 30~40分前の事だからお家に帰ってて入れ違いの可能性もあるかもしれないけどねぇ」

 

ユウ「分かりました。ひとまずそのニ箇所を回って探すだけ探してから買いに来ます」

 

八百屋「きちんと取りに来なよ! そうじゃ無いとお家まで届けに行くからね!」

 

ユウ「忘れずに寄らせてもらいます! それでは」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウ「で二箇所とも回ってどっちにもいないとは予想外」

 

 こんな感じで魚屋と肉屋にも行ったが、どちらにも居なかった。

 

ユウ「でも、次に行く場所を肉屋のおっちゃんが聞いてくれててよかった〜」

 

 肉屋のおっちゃんが駄菓子屋と、路地裏のカフェにも行くと聞いたらしいのでその二箇所も回る訳なのだが······

 

ユウ「なんでここに居んの? 白虎(オマエ)

 

白虎「なに、忘れ物を渡しに来ただけだ。ほれ」

 

 白虎が銀色の銃を俺に向けて投げる

 

ユウ「投げんなバカ! 落下の衝撃で動作不良が起こったらヤバいから」

 

白虎「それはすまんな。だがお前が忘れるのが悪いのだ」

 

ユウ「だからといってなぁ······それよりなんでここにいるんだ?」

 

白虎「それがな〜春真君がけっこう悩んでるから〜決まるまで時間掛かりそうだしな。あと待つの嫌いだから」

 

ユウ(多分みんな怒ってるだろうな〜)

 

白虎「目的は達成したから帰るわ〜」

 

 白虎は全力ダッシュで帰っていった

 

ユウ「来たなら五月雨探すの手伝えよ······まぁいっか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユウ「······ってな感じのことがあったんだけどよ〜」

 

??「それを言いにわざわざウチに来る必要があるのか?」

 

ユウ「いーじゃんか〜! 最後のアテがこのカフェだったんだからさ〜」

 

追加二箇所でも見つからなかった為、カフェでカフェオレを飲みながら少し休んでいる。

 

??「だからといって愚痴をこぼしに来るな! ······客がいない時だからまだいいが」

 

ユウ「客が居ても付き合ってはくれるんだろ? 時坂」

 

 飲み終わり、カップを置く

 

??「苗字呼びはやめろと言っているだろう! 俺の名は《ソラ》だと何度言えば分かるんだ?」

 

ユウ「分かった。分かった。そんじゃ俺は帰るわ〜。代金ここに置いとく〜」

 

ソラ「普通に支払って行け!」

 

ユウ「釣りは迷惑料って事で〜」

 

 カフェから出て、さて帰ろう。そう思った時、微かだが路地裏の奥の方から声が聞こえた。

 

ユウ「ふー······プライベートとして取り敢えず行ってみましょうか〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーside.五月雨ー

 

 目が覚めると私は薄暗い部屋で椅子に座っていた。体を動かそうとしてみるが腕は後ろ側で縛られ、足も動かせない。

 記憶を探り、なぜここにいるかを思い出そうと頭を働かせる。瞬間、扉が開き二人の男が入ってきた。

 

男A「起きたようだな」

 

五月雨「······こんなことをして何が目的ですか」

 

男B「何が目的だと思う〜?」

 

五月雨「······身代金の要求なら無駄ですよ。私たち艦娘の大半に個の価値はありません。私みたいな希少価値の低い駆逐艦だと特に」

 

男A「身代金を要求するよりも裏で金持ちに売る。或いは臓器を売るほうが金になる。

······臓器を売った後で外身を金持ちに売り捌く方が結果的に多く金が入るか?」

 

男B「それに血には若返り効果があるって聞くし〜、それにモテ易くなるとかも聞くことがあるし〜」

 

男A「神が憑いて近くの運気が回ってくるとも聞く」

 

 その話を聞いて私は呆れを隠せず、溜息を吐いてしまった。

 

五月雨「ハァ······そんなことを信じてるんですか!? ······残念な事に血を吸っても肉体が微妙に若返れるってだけで寿命は伸びません。若返りも誤差程度ですし。モテ易くなるなんてのは絶対あり得ませんし、運気なんかは気の持ち用です」

 

 そう答えたが、気にした様子もなく

 

男B「まぁ僕っちはそんなことより、駆逐艦のガキでも下は相当のものってのを調べたいから、そのために脚は縛ってないんだけどね!

 ······開脚した状態で足を縛らないのは僕っちの趣味。抵抗の無い娘をヤっても楽しくないし〜」

 

男A「そっち方向は興味無いから好きにヤれ。だが逃がす事は許さんぞ!」

 

 そう言って壁に背にして瞑想? を始めた。

 

男B「さ〜てっ。楽しませて貰うとしましょうか〜♪♪」

 

 そう言って一歩、また一歩と近付いて来る······瞬間。ドアが蹴破られた。

 

??「ハ〜イ(ヘーベル君式)」

 

男B「何者だテメェ!!」

 

五月雨「お兄さん!?」

 

??「やっほー! 五月雨〜偶然とはいえユウ兄さんが助けに来たよっと♪」

 

男B「ふざけてんじゃねぇぞ!!」ダッ

 

 男はお兄さんの方にナイフを向け、走って行く。

 

ユウ「刺すでも切るでも、やれるもんならやってみろ〜って言いたいとこなんだけれどね〜······普段だったらな」

 

 言い終わった時には男の手にナイフは無く、男は地べたに這いつくばっていた

 

ユウ「急ぐ必要があるからごめんなさいな······さ〜て終わったし帰るよ〜」

 

 お兄さんが私の方に歩を進める。

 

男A「油断大敵とはよく言ったものだ」

 

 瞬間、お兄さんの後ろに瞑想していた方の男が現れ、お兄さんにスタンロッドを突きつけた。

 

ユウ「ほぇ? もう一人いたんだ······完全に気付かなかったねぇ」

 

男A「今更遅い」

 

 

 

バチバチバチッ

 

 

 

 電極がお兄さんに当たり、大きな音と光が放たれる。······が

 

ユウ「······スタンロッドってこんな弱いもんでしたっけ?静電気程の痛みも無かったわけだけど」

 

 全く聞いた様子もなくお兄さんは問いかけた。

 

男A「何故だ!! なぜ気絶しない!? そこの艦娘でさえ気絶したんだぞ!」

 

ユウ「いやそんなこと知らんのですが······とりあえず続きは罪償ったあとで!」

 

 呆れたような表情でお兄さんが男の肩に触れた瞬間、男は足から崩れ落ちた。

 

ユウ「さて。それじゃあ帰るよ〜」

 

五月雨「腕の縄切って下さい」

 

ユウ「へ? ······もう切れてるぞ?」

 

五月雨「え!? ホントだ」

 

ユウ「通報したし、後は警察の方にお任せして帰ろうか」

 

 そうして部屋から出て歩いていると、少し太った警官が私達に近付いて来ていることに気づいた・・・

 

 

 




)あとがき的なとこ(
 なんかだいぶ長くなってしまったので、一旦切ります。
 次回はユウ視点からの予定です。


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