ブラック・ブレット『漆黒の剣』   作:炎狼

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第六十一話

 闇夜の空の下、廃棄が決まった工場地帯で剣戟の甲高い音と、拳や脚が激突しあう鈍い音が響いていた。

 

 そのなかで、廃工場内で死闘を繰り広げている蓮太郎と悠河が吼える。

 

「ラアアアアアアアアアッ!!!!」

 

「ハアアアアアアアアアッ!!!!」

 

 互いの拳がぶつかり合うが、やはり一歩蓮太郎の方が及ばないのか悠河がの蹴りが蓮太郎の腹にヒットする。

 

 しかし、そんなことでいちいち隙を作ってもいられない。

 

 すぐさま蓮太郎は頭を振りかぶると、悠河の鼻先に向けて頭突きをかます。

 

「ぐッ!?」

 

 恐らく腹を蹴ったことで隙ができると思っていた悠河はすぐの反撃に対処できずに、頭突きを喰らった鼻からは血がダラダラを流れ始めていた。

 

 けれど彼もそんなことで怯まずに懐から銃を取り出し、至近距離でこちらに発砲。銃口炎が吹き上がり、弾丸が飛んで来るが考えるよりも早く体が反応し、反射的に頭をかたむける。

 

 チッ! という銃弾が掠める音と、耳に火傷の様な痛みが走る。掠ったのだろうが、音速で飛んでくる銃弾が肌を掠めたという事は耳は多少なり切れているだろう。

 

 瞬間、蓮太郎は悠河の銃を蹴り上げると、彼から距離をとった。同時に、先ほど蹴られた痛みが今になって効いてきたのか表情を曇らせる

 

 対する悠河も無傷というわけではなく、頭突きの影響でその顔は苦悶に歪んでいる。

 

 しかし、蓮太郎の二一式義眼と悠河の二一式改の双眸は互いの次の動きを予測するように高速回転をしていた。

 

「五翔会はなぜバラニウムに耐性のあるガストレアを生み出した。アレを使って何をするつもりだ」

 

 気が付いたときには問いを投げかけていた。すると悠河もこちらを見据えながら告げてくる。

 

「我々の組織に歯向かうエリアを更地にするためですよ。この世界の覇権を握るには、一度足並みをそろえなくてはなりませんからね」

 

「更地だと? 世界征服とどう違うって言うんだ?」

 

「まったく別物ですよ。今現在、他国はガストレアに対してどうしようもなくなり、大戦以前に世界を牛耳っていたとも言えるアメリカなどの大国も今や穴熊を決め込む始末。だから我々がそのような世界各国に成り代わり、秩序を維持し、尚且つガストレアを始末してあげようってわけですよ」

 

「……だからその理念に反するエリアは一度綺麗さっぱり更地にしようってか……自分達が作り出した生物兵器を使って!!」

 

 怒号を飛ばすが悠河はまったく気にしていないといった態度で飄々と答える。

 

「正解です。それに我々はなにもその他の国の人を奴隷にしようとしているわけじゃないんですよ。ただ、我々が新たな世界の秩序を齎そうとしているわけです。『新世界』のためのね」

 

「その『新世界』のためならどれだけの人間が犠牲になってもいいって言うのか!? 水原や、他の機械化兵士……諸外国の人間まで!!」

 

「何かを成そうとするには犠牲はつき物ですからね」

 

「ふざけんじゃねぇぞテメェッ!! そんな世迷言のために水原を殺し、あまつさえあんな小さな子を泣かせたのかッ!!」

 

 激昂し憤怒の表情を浮かべる蓮太郎の気迫は、今まで見たこともないものだった。

 

 しかし悠河はまるで「くだらない」とでも言うように肩を竦めて見せる。

 

 瞬間、蓮太郎は自身の中で何かがキレるのを感じ、言葉を発した。

 

「――」

 

 

 

 

 

 

 

 

「――まぁこれが俺たち五翔会が考えてる思想ってわけだ。ケヒヒヒ」

 

 戦闘をやめ、蓮太郎と同じように五翔会の狙いをリジェネレーターこと蛟咲嶺から聞きだしていた凛だが、彼の頬には戦闘でつけられた傷が一筋あった。

 

 嶺は下卑た笑みを浮かべているが、凛は前髪で隠れた瞳を義憤の色に染める。

 

「くだらない……」

 

「あ?」

 

 

 

 

 

「今なんといいましたか?」

 

「くだらないって言ったんだ……クソヤロー」

 

 蓮太郎の言葉が気に食わなかったのか、悠河は鼻血を拭いながら彼を見据える。

 

 

 

 

「くだらねぇだぁ? ハッ! 言ってくれるじゃねぇか」

 

 嶺は凛に向かって大鎌を向けるが、凛は戦闘態勢もとらずに一歩を踏み出す。

 

「罪のない人々を殺して得る新たな世界なんてくだらないにも程がある」

 

 

 

 

「今の言葉……撤回してくれませんかね?」

 

「誰がするかよ。何度だって言ってやる。そんな世界、反吐が出る」

 

 蓮太郎は吐き捨て、一歩ずつ悠河に歩み寄る。

 

 

 

 

 図らずとも、二人の言葉は重なっていた。

 

 そして二人はさらに自身の敵に向かって言い放つ。

 

「お前はここで倒す」

 

「五翔会も倒してみせる」

 

 離れた場所にいるというのに二人の言葉はまったくと言っていいほどつながっていた。それは彼等の本心が根底でつながっているということを体現しているかのようだ。

 

 そして二人は同時に吼える。

 

「「貴様等の野望と共にッ!!!!」」

 

 瞬間、凛と蓮太郎は互いの敵に向かって駆けた。それに対し、悠河と嶺も戦闘態勢に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 NO.0013モノリス近くにマンホールから下水に降りた零子たちはモノリスの方角に向かって二百メートルほど歩いていた。途中道が蛇行したものの、殆ど一直線であった。

 

 けれど、いま彼女等の前にあるのはブラッククロームの壁だった。

 

「行き止まりですか?」

 

 懐中電灯を持った杏夏が呟き、木更達も同じように怪訝な表情をしている。しかし、零子は夏世と共に黒い壁の表面を調べ始める。

 

 ある程度触りながら調べていると、夏世が声を上げた。

 

「皆さん、これを見てください」

 

 彼女に言われ皆がそちらにいくと、夏世が懐中電灯でそこを照らす。

 

「鍵穴、ですわね」

 

 美冬の声に皆が頷くと、夏世は凛から預かった鍵を取り出して鍵穴に差し込んだ。

 

 カチャリという鍵が開く音がすると、向こう側から招くように扉が開く。まず始めに零子が懐中電灯を片手に中に入り、その後に皆が続く。

 

 奥に入るとそこは一軒家ほどの小さなドーム上に岩盤が抉れており、さらに電車一両よりは少し小さく、かといってマイクロバスに比べるとやや大きめの車両が停車していた。

 

 更にその奥を照らしてみると、トンネルと線路が果てし無く伸びていた。

 

「これは……ビンゴってことでいいのかしらね」

 

「みたいですね」

 

 木更が頷いたのを確認すると、零子は皆で手分けをしながらライトレールに爆弾などが取り付けられていないか確認を始めた。

 

 一通り見て回った結果、爆発物などはないようだったので皆、ライトレールの車両に乗り込んでいく。

 

 すると乗り込んだ瞬間焔が口を開く。

 

「埃を被ってないってことは……つい最近まで使用されていたみたいですね」

 

「そうね。それにしてもご丁寧につり革まであるなんて……五翔会って形から入るタイプなんじゃないのかしら?」

 

 などと肩を竦めながら運転席にいき、計器類を適当に見た後、キーを回す。

 

 途端、前照灯がトンネル内を照らし出す。それでもトンネルの奥までは照らすことが出来なかった。

 

「零子さん、皆席につきました」

 

 夏世に言われて振り向くと、確かに全員席についており準備万端と言った感じだ。

 

 皆に頷きつつ、零子はマスコンハンドルに手をおいてから操作を始める。一度、ガコン! と大きく揺れたが、ライトレールはすぐに加速を始めた。

 

 時速五十キロまで加速したところで、慣性航行に切り替え、そのまま運転席の背もたれに背を預けた。

 

「はてさて、鬼が出るか蛇が出るか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は僕と同じ選ばれた存在だというのになぜ支配する側に回ろうとしない!!」

 

「俺のこの手は誰かを殺すためじゃなく、他の誰かと繋ぐために先生がくれた義手だ! 殺すための道具なんかじゃない!!」

 

 拳をぶつけ合い、時には銃を撃ち合いながら二人は怒号を飛ばしていた。

 

 それぞれ人智を超えた魔物同士の殴り合いは、一撃一撃が必殺となる。

 

「それこそくだらない! 君と僕は同じ穴の狢だ! その手が生み出すのは破戒と混沌。君だってわかっているはずだろう!!」

 

「わかっているからこそ、俺はそんなことをしたくはない!!」

 

「いつまでも詭弁を垂れるな里見蓮太郎!!」

 

「黙れ! 俺はお前とは違う」

 

 言い切ると同時に蓮太郎は悠河に接近する。悠河もそれに反応して銃を構えてから引き金を引くが、打ち出された弾丸は蓮太郎の頬を掠めるだけだった。

 

 蓮太郎の頭と身体は今まで以上に洗練され、五感全てが鋭くなっていた。

 

「天童式戦闘術一の型十五番――」

 

 一気に懐に滑り込むと同時に、腕部のカートリッジが吐き出され、金色の薬莢がコンクリートの地面を跳ねる。

 

 それに気が付いた悠河はバックステップで避けようとするが、推進力が追加された蓮太郎の拳からは逃れられない。

 

「雲嶺毘湖鯉鮒ッ!!!!」

 

 唸りを上げながら突き上げられる強烈なアッパーカットは、悠河の持っていた拳銃を粉砕し彼の鳩尾に叩き込まれた。

 

「がはっ!?」

 

 悠河の体が浮き上がり、彼の口からは大量の血が吐き出されたが、蓮太郎は手を休めない。

 

「まだまだァッ!!」

 

 気合と共に蓮太郎は空中に打ち上げられた悠河に対して、脚部のカートリッジから弾丸を排出。

 

 ティナと戦った時のようにそれを推進力に変換し、空中で仰向けになっている悠河に肉薄し、彼はオーバヘッドキックをするように身体を回転させる。

 

「天童式戦闘術二の型十一番――隠禅・哭汀・初弾発撃(ファーストブレイク)ッ!!」

 

 瞬間、脚部から金色の薬莢が吐き出され、漆黒の斧となった蓮太郎の脚が悠河の胸部を襲う。

 

「ラアアアアアアッ!!」

 

 気合の咆哮と共に蓮太郎の脚が悠河へ炸裂。蹴りの衝撃で悠河の体がくの字に曲がったが、そんなことおかまい無しに脚を振り抜く。

 

 先ほどとは逆に下方に蹴り飛ばすと、一瞬の後にコンクリートに叩きつけられる重い音が響き、地面には大きなクレーターが形成された。同時に工場内にたまっていた埃と割れた地面によって出来た砂煙が舞い上がって視界が悪くなる。

 

 着地し、砂埃がまう眼前を見据えている蓮太郎には確かな手応えがあった。初撃と二撃目は確実にヒットしているし、なによりカートリッジを消費しているのだ。例え機械化兵士であっても相当なダメージだとは思うが……。

 

「なっ!?」

 

 蓮太郎から漏らされたの驚愕の言葉だった。

 

 なんと、砂煙の中でゆらりとうごめく影があるではないか。しかし、その影を確認したのも束の間、次の瞬間には砂煙を裂く様に血を流しながらも、悪鬼の表情をした悠河が躍り出てきた。

 

 反応しようとしたが、先ほどの連撃と蹴られたダメージが影響しているのか、ほんの一瞬行動が遅れた。

 

 隙を突くように、悠河は血みどろのまま口元を不適に歪ませたのを蓮太郎は目撃した。

 

 そして掌打が腹部に叩き込まれる。

 

 次の瞬間、ただの掌打ではありえない激痛が全身を伝播した。

 

「ご……あああああああッ!!!?」

 

 視界が逆転するのではないかというほどの衝撃と、全身がバラバラに砕け散るのではないかというほどの痛み。

 

 これ以上はヤバイ。と蓮太郎は悟り、悠河の腕を無理やりに引き離して距離を開ける。

 

 視界が霞んで息も荒くなったが、すぐに体の中から熱い塊が競りあがり、口を押さえる暇もなくそれを吐き出す。

 

 ビシャッ! という水音と共に吐き出されたのは真っ黒な血と、先ほどの攻撃によって無理やりに剥がされたと思しき肺腑だった。

 

「なん……だ、今……のは」

 

 息も絶え絶えに吐き出した言葉だったが、それに対する悠河も蓮太郎と同じように大量に吐血する。

 

 しかし、彼は薄く笑みを浮かべながら蓮太郎の問いに返答した。

 

「どうやら……断風凛がつかんだ情報に……これのことは含まれて、いなかった……ようですね。今のは僕の能力……超振動デバイス『ヴァイロ・オーケストレーション』。細胞を破壊するほどの振動を発生させる能力です。ぐっ!?」

 

 言い切ると同時にまたしても彼の口から大量の血が吐き散らされた。蓮太郎もそうだが、彼のダメージも相当のものだろう。なにせ、まともに喰らったのだから。

 

 すると、悠河はこちらを見据えながら小さく呟いた。

 

「僕は負けるわけには行かない……! 同じ天童流の使い手に二度も……ッ!!」

 

 ……天童流の使い手に二度?

 

 痛みに顔をゆがめつつ、蓮太郎は悠河の言葉に疑問を浮かべていた。

 

 どういうことなのだろうか。彼は一度天童流の使い手に負けたことがあるのか……。

 

 そこまで思ったところで蓮太郎は頭の中で思いつく限りの天童流継承者を思い浮かべる。

 

 ……誰だ、コイツを負かした天童流の使い手は……。

 

 天童流と言っても抜刀術やら合気術、神槍術、戦闘術など多岐にわたる。その中で目の前の少年を打ち負かしたのは誰なのか。

 

 けれど蓮太郎はすぐに思い浮かべるのを中断して、震える足で立ち上がる。傷口からは止め処なく血が溢れており、傷の深さを物語っている。対する悠河も同じで頭からは大量に流血し、尚且つ腹の辺りを押さえている。

 

 二人の少年の身体は既に限界を突破している。恐らく、決着がつくのはそう遠くないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 蓮太郎が戦っている最中、東京エリアの一角では三人の人物が集まって話をしていた。

 

 その中の一人、パンクファッションでレザーの黒ジャケットを羽織った青年が他の二人に確認をするように言う。

 

「凛の情報が正しけりゃ、俺たちがやる事は一つだ」

 

「確かガストレアの死体安置所から運び出す業者を捕まえんだよね?」

 

 青年と同じようなパンクファッションの少女が答える。

 

「ああ、そのガストレアが今回起きちまった事件を解決するために必要なんだと。零子さんも動いてるらしいが、証拠はあったほうがいいからな」

 

「しかし、どうやって見分ける? 少し見ただけではわからんぞ」

 

 古風なしゃべり方をするのは、鎧型の強化外骨格を装備した黒髪の少女だ。

 

「その辺は俺の勘ってヤツだな」

 

「……兄貴、さすがにそれは」

 

「冗談だ。まぁ本当はもう一人協力者がいてくれるんだけどな。っと、そろそろ行くぞ。弓月、朝霞」

 

 手に持っていたサングラスをかけ、片桐玉樹は妹である片桐弓月と、第三次関東会戦で共に戦ったイニシエーター、壬生朝霞を呼んである場所を目指して歩き出した。

 

「さぁて、お仕事と行くかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そらそらァ! さっきまでの勢いはどうしたァ!!?」

 

 叫びながら大鎌が振り下ろされるが、凛はそれを全て避ける。しかし反撃は一切しない。パッと見だとこちらが押されているように見えるだろう。

 

 すると、嶺が苛立たしげな表情を浮かべてこちらを睨みながら吠える。

 

「避けてばっかじゃつまんねぇぞゴラァ!! もっと楽しませろやッ!!」

 

「別に楽しませるつもりはないんですけど」

 

 言いながらも大鎌による攻撃を寸でのところで避け続ける。そのまま三撃ほど避けきって見せ、距離をとったものの、左肩と右足に走る鋭い痛みに思わず顔をしかめた。

 

 見るとそれぞれの場所から血がたれていた。恐らく二撃を軽く貰ってしまったのだろう。

 

 すると、それを見た嶺が下品な笑みを見せながら告げてきた。

 

「オレもお前の速さに目が慣れてきたところでなぁ。まぁ安心しろや。殺す時はサックリ殺してやるからよ」

 

「そうですか。なら僕も貴方を殺す時には優しく殺してあげますよ」

 

「そうかい、じゃあそんときはよろ――ッ!!?」

 

 そこまで彼が言ったところで黒詠を構えずに凛は駆け出す。嶺もそれに反応して大鎌を交差させることで防御したが、凛はそれに対して不適に微笑む。

 

 刹那、大鎌の一つの柄と共に嶺の右の肩口が切り飛ばされた。凛はというと、既に嶺の背後に回っており、絶対零度の眼光を向けていた。

 

 しかし、切り飛ばされた嶺の腕は磁石に引き寄せられてすぐに傷口の断面と接着。見る見るうちに回復が始まる。

 

「無駄だってのがわからねぇか? お前お得意の『斬る』だけじゃ俺は倒せねぇんだよ」

 

 挑発するような声音で再生した腕を回しながら言ってくるが、凛はそれに至って冷静に答える。

 

「ええ、確かに貴方の言うとおり『斬る』だけじゃね。でも、再生できないほどの斬撃を与えられたら……流石に死にますよね?」

 

 その言葉を吐くと同時に、凛は殺気を放つ。それは濃密で重たく、それでいて洗練された刃のようなもので、常人なら卒倒するほどのものだろう。

 

 だが、嶺はそれにさえ笑みを向ける。

 

「おもしれぇ! やっぱお前は俺と同類だ!」

 

「同類?」

 

「ああそうだ! お前だって人を殺したくて殺したくてたまらねぇだろ? さぁ見せてくれ、お前の中のバケモノを、俺に!!」

 

 狂気をはらんだ笑みを向けてくる嶺だが、それに対して、絶対零度の視線を向けると小さく言い放った。

 

「くだらない」

 

 しかし、その声は狂笑する嶺には聞こえていなかったようで、彼は気が付いた様子がない。

 

 やがて嶺は残った一本に大鎌を構えなおして、こちらを見据えてくる。それに対し、こちらも黒詠を構える。




はい、いつまでも引き伸ばしてるようですが、次でいよいよ戦闘は最後です。
その次は……いよいよ待ちに待った櫃間の処刑です。
リジェネさんすごいね、ちゃんと凛と張り合っているものw
(凛が手加減してるんじゃない? っていうのは言っちゃダメ。というか触れちゃダメ)

蓮太郎と悠河の決着の仕方は原作だと銃の撃ち合いでしたが、こっちだと格闘術系になりそうです。
凛は……確実に滅却しそうですねw
今回で玉樹達も出てきましたから、やっとと言った感じです。次回は戦闘に終幕、五翔会の研究所爆破、玉樹達のお仕事……櫃間の処刑、とイベントがたくさんです。恐らく一万字超えますw
読みにくいと思ったら分割いたします。

ではでは、もうちょっとだけお付き合いくださいませませ。

感想などありましたらよろしくお願いします。

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