進撃異世界かるてっと   作:ラルク・シェル

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ぶかつ、進撃学園

ターニャ達が住むマンション。そこで彼らはこの世界について分かったことを話し合った。

 

「まずこの世界は…人間と巨人が暮らしていて、巨人達は常に人間を見下し、人間もまた巨人に弁当などの食料を奪われまいと怯えながら暮らしています」

「進撃学園高校は見ての通り50メートルの壁に囲まれており、そこで人間棟と巨人棟に別れています」

「なんでも、超大型巨人が校長で鎧の巨人は教頭らしく。この2体が、巨人に高い地位を持たせているらしいのです」

「元々は人間と巨人の交流と共存の為にと出来たらしいのだが、未だにその溝は深まっている様子です」

 

ヴィーシャ達は昨日と今日まとめたこの世界と学園の事情を説明しあった。これらの情報を知ったターニャはいつも通りあれに関係してると決める。

 

[やはりこれも存在Xか…しかし今回はなぜヴィーシャ達も一緒に]

 

自分だけでなくヴィーシャ達までも巻き込まれたと考え出す。だが、もっとも重要となるべきことが1つ。

 

[しかもなんか変な連中までもいるみたいだし…なんかこの世界の住人は気づいていないようだが]

 

変な連中は当然、アインズとスバルとカズマだった。けれども、今はそれを後にしようと思い。

 

「とりあえず、また明日考えるとしよう」

「そうですね少佐。今日はもう寝ましょうね」

「よろしい。では各自消灯」

 

ターニャ達はそのまま明日にすることになった。

それから次の日、1年4組は今日もキースによる授業が行い。しばらく進んで午前中の授業が無事に終了。

 

「では、午前の授業はここまでだが…部活は入っているだろうな?」

「部活?」

 

なんとキースからクラス全員に部活はしているのか尋ねてみた。

 

「あの…なぜ、いきなり部活の話を?」

「とにかく、明後日までに入部しておくのだぞ。もしも過ぎたら…分かってるだろうな?」

「ええ…」

 

念入りに全員に向けて威圧をかけるキース。

なんでも進撃学園は部活が盛んな高校で、人間も巨人も必ず部活に入らなければならなかった。そのせいか、期限までに入部届を提出しないと担任が適当な部に強制入部させられる。そして教室に出ようとしたが、エレンに目を向けた。

 

「エレン・イェーガー」

「はい?」

「たしか、アルミン・レルトと同じ中学だったな」

 

今度はアルミンという学園に来ていない生徒の話をし始めた。

 

[アルミン…あの空いてる席のか?]

「たしか、エレンから聞いたけど、中学2年の時に俺と同じように引きこもったらしいな」

 

スバルとカズマはおなじ引きこもり同士なのが、そのアルミンに少し共感を感じた。

 

「明日までにアルミンを登校させて入部届も持ってこい」

「はい!分かりました」

 

そしてキースは教室から出て、昼休みが始まった。

 

「まさかこの学校って、そんなしきたりというか…暗黙のルールみたいなのが」

「たしかに色々と忙しかったったからね」

 

カズマとエミリアとレムとラムは屋上で弁当を食べながら、学園と部活に隠された秘密について話をしていた。

 

「まぁ、私もレムも既に吹奏楽部って部活に入っているから関係ないけどね」

「本当ならスバルくん達も入部させたかったけど、すでに定員オーバーになっちゃったからね」

「そういえば、ベアトリスも部活に入ったみたいだしね」

 

猫型精霊のパックもパンをモリモリ食べながらベアトリスの話をした。その頃、ベアトリス本人は廊下を歩いている。

 

「全く、なんで部活を決めてない奴がいるからって、ベティーにまで怒鳴る必要があるのよ!」

 

どうやらキースの言動に腹が立ったのかブツブツと文句を吐いたりする。丁度、ケーニッヒとノイマンの隣を通り過ぎるが、2人は彼女の様子を見たりした。

 

「なにこっちを見ているのかしら?」

「いやいや、これは失礼しましたよ」

「申し訳ありませんね。お嬢さん」

「ん…そのお嬢さん呼ばわりは止めてくれるかしら!どいつもこいつも…」

 

などとケーニッヒとノイマンは少し冗談な感じでベタリスに謝罪するが、彼女は余計に苛立ちを見せる。

そんな彼女を見たヴァイスがすぐに2人に声をかけた。

 

「ケーニッヒ中尉、ノイマン中尉…彼女に何かしたのか?」

「いえ、別に何も…してないであります」

「大尉殿。幼女はどこの世界でも難しいもんでありますな」

 

ノイマンがまた冗談を言った瞬間、3人はそのまま軽く笑い出す。

 

「そういえば、大隊長殿とヴィーシャ伍長はもしかしてまだ?」

「ええ、部活を決めてない様子ですね」

「我々はもちろん、グランツも入っているというのにな?」

「仕方ないさ。大隊長殿は忙しくて余裕がなかったからな」

 

3人はちゃんとターニャとヴィーシャが部活に入るのか心配になって来た。

一方、この2人は

 

「あ~~~あ、まさか入部しなかったら無理やり適当に入れられるなんて聞いてないぜ」

「おまけに残った部は変なのばっかりだし、なにより運動系の半分が巨人と合同なんて…」

 

カズマもアクアも部活探しをしているが、あんまりいいのが無くて文句を言ったりしていた。

 

「それにしてもダフネスは剣道部なのは分かるけど、まさかめぐみんがコスプレ研究部に入るなんてな…」

「物凄く勧誘されたみたいだし、本人も結構乗り気だったからね」

 

コスプレ研究部の部員は中二全開なめぐみんのキャラクター性と、いつも行っている決めポーズがモデルとしてピッタリらしく勧誘してきた。そしてめぐみん本人は、部で制作しているコスプレ衣装を気に入ったらしくて迷わず入部した。

 

「いっその事、アクシズ教部を作って部員と言う名の信者集めを…」

「止めろよ!仮に作ったとしても、絶対受理さないし。設立直後に廃部するかもよ!」

 

さらにとんでもない事を言い出すアクアに、すぐに止めようとするカズマだった。

それからアインズとアルベドは

 

「部活か…考えてなかったな?」

「所詮、それぞれ有象無象に集まったもの。入る必要はありませんよ」

「そうは言ってもな…結局、キースによって無理やり入れられるのだぞ」

 

こちらも部活の事で色々と苦労している。だが、そこにデミウルゴスが来た。

 

「アインズ様、部活は見つけましたか?」

「まだだ…そういえば、デミウルゴスはたしか?」

「はい、私は情報収集のために新聞部に入部しました。では、アルベド。アインズ様の部活探しをサポートしなさいよ」

「当然、言われなくても」

 

デミウルゴスはこの場から去った。すでにデミウルゴスも新聞部に入って、シャルティアもアウラもマーレもコキュートスも、部活に入っているのに自分とアルベドはまだという現実。

 

[は~~~俺って本当にコミニケーションが少ないのかな]

 

心の中でため息を吐いてしまうアインズたった。そんなやり取りを、ヴィーシャと一緒に弁当を食べていたターニャが目撃。

 

[もしや…アイツは]

 

そして放課後。

全員が帰りの仕度をしていると、ターニャはアインズの前に来る。

 

「ん?なんだ」

「ちょっと、公園に来てくれないか?2人っきりで」

「なに?」

「貴様!アインズ様と2人っきりですって!」

「落ち着けアルベド!」

 

怒り狂うアルベドをすぐさま落ち着かせようとするアインズ。

 

「そうですよ…アナタが彼の事を好きだって気持ちは誰にも負けていませんよ」

「アナタ…」

 

レムも優しく声をかけると、そのセリフがグッと来たのかアルベドは冷静を取り戻す。それは無視してアインズとターニャは

 

「しかし…今は部活が」

「とにかく頼む!今すぐだ」

「……分かった」

 

仕方なくアインズはアルベドを置いてターニャと一緒に教室を出た。

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