「えぇ!?歩夢、今度の三連休、家族で出掛けるの?」
「うん、家族で……ダメなの?」
「いや、練習の後に遊ぼうかなって思ったんだけど……仕方ないね」
「私も侑ちゃんと遊べないの残念だけど……でもまた今度遊ぼう」
「うん」
「あ、そうだ。お土産何がいい?」
「えっと……そうだな~歩夢が選んでくれたものなら何でも」
「分かった。楽しみにしててね」
歩夢と顔合わせなくなるのは寂しいけど……三日くらい………………
次の日
「ごめん、みんな、遅くなった」
「大丈夫ですよ。それにしても侑さんが遅刻なんて珍しいですね」
「何かあったんですか?」
「あ、いや、いつもの癖で歩夢と待ち合わせしようとしていたんだけど…………」
「もしかして忘れてたの?」
「うん、癖って怖いね~」
「まぁしょうがないよ。ゆうゆと歩夢っていつも一緒だからね~」
「あはは……」
笑ってごまかすけど……うん、ちゃんと気を付けないとダメだよね
そのまた次の日
「はぁ…」
「ねぇ、侑ちゃん、元気ないけどどうしたんだろう?」
「多分…歩夢がいないからじゃない?」
「あ~侑ちゃん、寂しくなっちゃったんだ~彼方ちゃんもその気持ちわかるよ~遥ちゃんと会えなかったらあんな風になるもん」
「侑先輩の場合は……それ以上かと」
はぁ…みんな何か話してるけど………全然聞こえてこない………歩夢に早く会いたいな~
いや、と言うか毎日連絡取り合ってるんだから………いちいち寂しがってるのもおかしいよね。明日には歩夢が帰ってくるんだ!頑張らないとね
次の日
「歩夢……歩夢……」
「先輩が……壊れた!?」
「ほら、侑さん!今日帰ってくるんですから!」
「このままだとまずいですね」
「何が?しお子」
「今の状態で歩夢さんと会ったら……押し倒したりしないでしょうか?」
『そ、それは……』
「少し落ち着かせた方がいいですね」
「でもどうやって……」
「ここはかすみんの可愛い笑顔で……」
「ただいま~早く帰ってこれたから……って侑ちゃんどうしたの!?」
扉を開けて入ってきた歩夢……歩夢?
私は思わず歩夢を抱き締めた。
「侑ちゃん!?どうしたの?」
「歩夢……歩夢……」
「歩夢さん、侑先輩は……歩夢さんに会えなくってこうなってます」
「えぇ!?」
「こんなことなかったんですか?」
「うん……侑ちゃんはなかったけど……そっか……寂しかったんだね」
歩夢が私の頭を撫でてくれているだけで……すごくうれしい
「今日は侑ちゃんの家に泊まるね。沢山お話ししよう」
「うん」
「侑先輩が凄く子供みたいな笑顔を……」
「まぁ落ち着いたなら……ね」
「それにしても……侑さんは?」
「璃奈さん、考えないようにしましょう」