12月22日 夜
「うぅ、やっぱり寒いね」
「もう侑ちゃんそんな格好してるからだよ」
薄手のパジャマを着てベランダに出ている私と薄いピンクのカーディガンを羽織る歩夢。歩夢も寒くないのかな?
「そう言えば明後日ってクリスマスイブだね」
「うん、あのね……今年も……」
「うん、二人で過ごそうね。イブとクリスマス…………あっ」
「もしかして用事?」
「ううん、そういう訳じゃないけど……ちょっとね」
言えない……歩夢へのプレゼントをまだ買ってないって…………今年は色々と忙しかったから買いに行く時間なかったんだ…………
「それじゃおやすみ。侑ちゃん」
「うん!」
明日はプレゼント買いに行かないと…………
12月23日 午後
さて街に出たのはいいけど……歩夢へのプレゼントはどうしようか……
毎年歩夢に上手く聞き出して、歩夢が欲しいものをプレゼントしたけど、今回はそれすら出来なかった……今年は何とか歩夢が欲しいものを買わないと……
とは言え
「歩夢は私がくれたものなら何でも嬉しいよって言いそうだな~」
歩夢のそう言うところが良いところだけど……でもやっぱり歩夢が欲しいものをあげないとダメだよね
とりあえず普段使うものとしては…………
「エプロンとか……でもクリスマスプレゼントにエプロンは……」
特別なものを送りたいし、誕生日にエプロン送ったし…………
「料理するから……包丁……余計だめだ……何処にクリスマスプレゼントに包丁を贈る人がいるんだ……」
あぁもう!全然思い付かない…………他のお店を探さないと…………
次に訪れたのはアクセサリーショップ。歩夢に髪飾りとか贈るものいいかも……どんなのが…………
「あれ?侑さん?」
「本当だ~侑ちゃんだ~」
突然声をかけられ、振り向くと彼方さんと遥ちゃんの二人がいた。二人がどうしてここに?
「もしかしてプレゼント買いに来たんですか?」
「うん、二人は?」
「今は~デート中なのですよ~」
「もうお姉ちゃんは~」
相変わらず仲がいいな……
「それで~何か悩みごと~?」
「えっと……」
ここであったのも何かの縁だし……二人に相談してみよう
「なるほど~歩夢ちゃん確かに侑ちゃんからなら何でも嬉しいよって言いそうだね~」
「うん、だから……悩んでて……」
「それなら彼方ちゃんがいい案を教えよう~」
「お、お姉ちゃん……まさか」
「ごにょごにょ」
彼方さんに耳打ちをされるけど……それって……
「えっ!?遥ちゃん……大胆」
「あ、あれは……その勢いで////もうお姉ちゃん!内緒にしてって言ったのに」
「えぇ~侑ちゃん困ってるし~」
でももう時間ないし……それしかないよね!
「あれ?歩夢ちゃん?」
「あ、曜ちゃん、ことりちゃんも」
「こんなところでどうしたの?」
「それにすごい荷物だね」
「えっとね……明日侑ちゃんと……」
私は明日の料理とかの準備について二人に話した。
「そっか~本当に仲いいね」
「曜ちゃんも千歌ちゃんたちとだもんね」
「うん!ことりちゃんは?」
「私も似たような感じだよ」
そっか二人も私と同じ感じなんだ……
「所で歩夢ちゃんはプレゼントとかどうしたの?」
「プレゼント?今年はマフラー編んだんだ」
「さ、流石女子力の塊……」
「ことりも同じように手作りなんだ~」
「私は……買ったものだけど……あ、そうだ!歩夢ちゃんにいいものあげる」
「いいもの?」
「クリスマスって言えば……この衣装だよ!」
私は曜ちゃんから衣装が入った袋をもらうのであった。クリスマスだからサンタかな?
「二人きりでも盛り上げないとね!」
「ありがとう。曜ちゃん」
「じゃあことりからは……この衣装を……侑ちゃんに着せてあげてね」
「ことりちゃんも……二人とも本当にありがとう」
二人からもらった衣装を手に、私は家に帰るのであった。
家で私は買ってきたリボンを身体に巻いていたけど……
「さ、流石にこの格好で…………」
下着姿でリボン巻くのおかしいよね……と言うか歩夢にすごい勢いで心配される。
「う~ん、ここはやっぱり普通に手首に巻くとして…………どんな風に渡すか……」
まぁどんな風にってプレゼントの時に渡せばいいのだけど……ここはハグしてきてもらうようにするべきだよね
明日の夕方…………勝負だ!
「え、えぇ!?」
曜ちゃんからもらった衣装を見たけど……これって…………
「こんな……でも折角もらったんだもん!頑張らないと!」
次回に続きます