「あ……ゆむ……」
酔っ払った歩夢に好きだって事を証明するために私が取った行動は……
「これじゃダメ?」
歩夢の頭を撫でることだった。
「ゆう……ちゃん……」
あ、ダメそう……
「えへへ~ゆうちゃんが~頭ナデナデしてくれた~」
あ、合ってた……それにしても歩夢の髪……柔らかいな~
「ほら、少しお水のんで休もう」
「もっと撫でて~」
「よしよし」
落ち着くまで待つか……
暫くして穏やかな寝息を立てる歩夢。落ち着いたからかな?
「まさか歩夢がこんなにお酒に弱いとは……」
これは将来的に気を付けて見てあげないと……
とりあえず今のうちに準備しておいた方がいいかな?
私はピンクのリボンを取り出して、手首に巻き……プラカードを下げて歩夢が起きるのを待った。
でもこれ……待つだけでもけっこう大変だ……私も段々と眠気が………………
歩夢side
目を覚ますと何だか記憶が飛んでる……確かシャンパン飲んで……それから……覚えてない
でも眠っている間、侑ちゃんに頭を撫でてもらった夢を見たような……
「えへへ」
夢でも嬉しいな~
フッと気がつくと侑ちゃんが隣で眠っていた。もう……そんな格好で寝てると風邪引いちゃうよ……
私は毛布をかけてあげようとすると、あることに気がついた。侑ちゃんの手首にピンクのリボンが……それにプラカードを下げてるみたいだけど……何だろうこれ?
『今年のプレゼントは私だよ!』
「えっ!?」
ゆゆゆゆゆゆゆ、侑ちゃんがプレゼント!?
えっ?私はまだ夢見てる?頬をつねっても痛みはあるから……夢じゃない……
これ……どういうこと?侑ちゃんがプレゼントって……
何かの冗談とか?話を聞くべきなんだけど……起こすのも悪いし…………
本当にどうしたらいいのかな?
暫く考えて侑ちゃんに寄り添いながら添い寝をすることにした。一緒に毛布に包まれつつ、私は侑ちゃんに手作りのマフラーを巻いてあげ……
「メリークリスマス。侑ちゃん」
笑顔でそう言いながら、眠りにつくのであった。
侑side
目を覚ますと歩夢が私に寄り添いながら眠っていた。
「ん……そっか寝ちゃっていたんだ……」
起きようとすると首にマフラーが巻いてあることに気がついた。これって……
「ありがとう。歩夢」
歩夢を起こさないようにそっと立ちあがり、不意に外を見ると……雪が降っていた。
「あ、ホワイトクリスマス……」
折角だから私は着替え、あるものを作り、戻ると……
「ん?ゆうちゃん……」
「あ、起こしちゃった?」
「うん……」
私は歩夢にチョコ入りのココアを渡して、ベランダに誘った
「わぁ~雪」
「ホワイトクリスマスだね」
「うん!そう言えば侑ちゃんのプレゼント……」
「あ…あれは……いろいろと悩んで……遥ちゃんにアドバイスもらったんだよ」
「侑ちゃんがプレゼントって驚いちゃった」
「あはは……」
「でも……嬉しかったよ」
「そう?」
「うん、侑ちゃんがプレゼントなら……一緒にいられるから……なんて」
「あはは、プレゼントじゃなくっても歩夢とはずっと一緒だよ」
「えっ?」
「私と歩夢は毎年……お婆ちゃんになってもクリスマスパーティー開きたいからね」
「うん!」
「ほら、子供の頃みたいに指切りしよう……」
私と歩夢は指切りをして、約束を誓うのであった。ずっと一緒だよって……