12月31日 大晦日
私は歩夢の部屋に来ていた。理由としては私たちの両親が旅行に行っているからだ。
普通なら私もついていくべきなのだけど、折角の夫婦水入らずということで今回は遠慮した。
最初は一人かなと思っていたけど、歩夢から連絡がきて同じ状況とのことで、大晦日とお正月は一緒に過ごすことになった。
そして夕方……
「お待たせ~年越しそばできたよ~」
「わぁありがとう歩夢」
「ううん、お礼なんて……」
「だってこうしてお泊りさせてくれるなんて思ってもみなかったし……」
「もう……困ったときはお互い様でしょ。私も侑ちゃんと過ごせるから……」
「うれしい?」
「えっと……」
歩夢は顔を真っ赤にさせながら頷いた。歩夢って本当にかわいいな~
「もう!ほら、早く食べないと冷めちゃうから」
「そうだね。それじゃ……」
「「いただきまーす!」」
そばを食べ終え、食休みをしているとかすみちゃんからメッセージが入った
「かすみちゃんからだ」
「なんだって?」
「えっと…」
『せん~ぱ~い、大晦日どうお過ごしですか?かすみんはしず子とりな子としお子と一緒に過ごしてまーす』
「だって……それに」
歩夢に四人が楽しそうに写っている写真を見せた
「かすみちゃんたちも一緒に過ごしてるんだね」
「うん、それにしても栞子ちゃんんも楽しそうだね」
「うん」
こんな風に楽しそうな笑顔を見せる栞子ちゃん……本当にかわったなぁ~
すると今後は愛ちゃんからメッセージが入った
『やっほ~、今せっつーと一緒に遊んでるけど、ゆうゆはどんな感じ?』
更にせつ菜ちゃんからも……
『侑さん、どのように過ごしですか?今、私はばったり会った愛さんといます』
「愛ちゃんとせつ菜ちゃんは一緒なんだね」
「それにしても……せつ菜ちゃんの持ってる大量の本は何だろう?」
今度会った時にでも聞いてみようかな?
「あ、私のほうに果林さんとエマさんから……」
『はぁい、今寮でエマとのんびり過ごしてるけど、歩夢はどうしてるのかしら?』
『今年はスイスに帰らないって話したら果林ちゃんが遊びに来たよ~』
「二人も楽しそうだね」
「うん、果林さん、エマさんに気を遣ってモデルのお仕事お休みしたんだって」
本当に二人も仲がいいな~
すると今度は彼方さん……ではなく遥ちゃんから連絡が入った
『侑さん、お姉ちゃんの代わりにメッセージしました。お姉ちゃん今日は遥ちゃんと絶対に年越しを過ごすんだって言っていたんですが、寝てしまって……』
彼方さんらしいな~
『少し寝かせてあげて、後で起こしてあげてね』
『はい』
みんなそれぞれの大晦日を過ごしてるんだね
「本当に……今年は色々とあったね」
「うん……本当に……」
歩夢とちょっとした大喧嘩をしてしまったこともあったけど、こうして二人で大晦日を過ごせるということは本当にいいことだ
「まだ年明けまで時間があるからお風呂入る?」
「うん…」
「それじゃあ先に入っていいよ」
先に?あれ?
「一緒に入らないの?」
「えっ?もう恥ずかしいよ」
「そう?前は一緒に入ってたじゃん」
「小学生の時の話だよ~」
「いいじゃん入ろうよ~」
「も、もう~だめです」
折角だからと思ったけど断られてしまった。仕方ないか~
お風呂から出て、歩夢も出た後二人で他愛のない話をしていると、あと五分くらいで年が明ける
「そろそろだね」
「うん」
二人してテレビを見ながらカウントダウンを見ていた。気が付くと歩夢が手を重ねていた。私はそっと歩夢の手を握った
「あ……」
驚く歩夢に私は笑顔で返した。
「そろそろだよ」
「うん」
カウントが0になり、年が明けた。テレビで二義あっている姿が映し出されている中、私と歩夢は……
「歩夢」
「侑ちゃん」
「「あけましておおめでとうございます。今年もよろしくね」」