「はい、出来たよ。侑ちゃん」
「わーい」
ある日の休日、両親がいないためお昼御飯どうしようかと悩んでいたら、丁度遊びに来た歩夢。私は歩夢に事情を話すと歩夢はそれじゃ私が作るよって言ってくれた。
最初は断ろうかと思ったけど…やる気満々の歩夢を見ると断るのも悪い気がしたので任せることにしたのだった。
「ふぁ~歩夢のたまご焼き…本当に美味しい」
「えへへ、ありがとう」
「何で歩夢の卵焼きって…ううん、卵焼きだけじゃない。歩夢の料理ってこんなに美味しいんだろう?」
「えっと…それは////」
何故か恥ずかしがってるけど…これって聞いちゃいけないことだったかな?でもよくよく考えると……そう言うことなのかな?それならちゃんと伝えた方がいいかな?
「歩夢の愛情がたくさん入ってるから美味しいんだね。きっと」
「ゆゆゆ、侑ちゃん!?」
あ、ものすごく照れてる。当たってたのかな?
「その…好きな人に作るんだから…愛情たっぷりにしないと……」
「そっか…私……歩夢にこんなに愛されていて凄く幸福者だな~」
「//////」
あれ?更に真っ赤になったけどどうしたんだろう?気にせず食べ続けよう……と思ったら私はあることを思った。私も歩夢のために料理作った方がいいかな?
いつもこんなに尽くしてくれてるんだから…たまにはお礼をかねて……
「歩夢、今度は私が歩夢に作るね!」
「え……」
あれ?何か思っていたものと反応が違うんだけど…………駄目だった?
「その…侑ちゃんの料理って……大雑把なところがあるから……その…」
「大雑把?」
そうかな?そんなことはないと思うけど……
「侑ちゃん……細かいこと気にしないで調味料とか適量にするから……」
あーそれはあるかも……もし変な味してるのに歩夢が無理して美味しいって言ってもらうのはかなり悪い気がする……
「その…侑ちゃんが嫌じゃなければ…一緒に作らない?」
「歩夢と?うん!楽しみにしてる」
恋人と一緒に料理するのっていいことかもしれない。そのときか楽しみだな~
ふっと私はあることを思った。歩夢って何でこんなに料理が上手くなったんだろうか?普段から作ったりしているからだろうけど…何かしらのきっかけなのかな?
「ねぇ、歩夢」
「なーに?侑ちゃん」
「何で歩夢って料理とかするようになったの?」
「え?あ、そっか…覚えてないか」
「えぇ!?もしかして私……何かきっかけ与えたの?待ってて頑張って思い出すから!」
「う~ん、思い出さなくていいよ。これは侑ちゃんが本当に無意識に言った言葉だから……」
「ええ!?私……何て言ったの!?」
「秘密です」
「教えてよ~」
「秘密って言ったら秘密」
ものすごく気になるけど、歩夢は全然教えてくれなかったのだった。本当に私は何て言ったんだろう?
歩夢side
小さい頃、侑ちゃんと一緒におままごとをしていたときに、侑ちゃんは何を思ったのか……
「今度は歩夢が作ってくれたご飯を食べたいな~」
子供の頃だから本当に何気ない言葉なのかもしれないけど……私は侑ちゃんが喜んでくれるならって……その日の夜にお母さんに頼んで教えてもらうことに…………侑ちゃんの笑顔を見たいから……
もしも別作品のあの子がいたら……ひたすらブラックコーヒーを飲んでいたかも
感想待ってます!