「ヒマー、歩夢ー暇だよー」
「侑ちゃん……今課題中だよ」
「そうだけど~」
今日は歩夢の部屋で一緒に課題をやっていたのだけど……私が歩夢より早く終わらせたから、ちょっと暇な時間をもて余していた。
「もう少しだから待ってて」
「はーい」
とはいえやることがないし……歩夢のベッドに寝っ転がる。
歩夢のベッド…………甘くていつもの歩夢の臭い…………
「歩夢の匂い……」
「侑ちゃん!恥ずかしいから止めて!」
怒られてしまった。いや、暇だから仕方ないじゃん…………
ベッドに寝るのは禁止されてしまったから、何してよう?本でも読んでるかな?でも……アルバムでも見てようかな?でも前に見てたら怒られたし…………
何してよう?
「………………」
歩夢頑張ってるな~それにしても……邪魔したらダメだって分かってるのに…………歩夢にかまってほしい。
邪魔しちゃダメ邪魔しちゃダメ邪魔しちゃダメ邪魔しちゃダメ邪魔しちゃダメ邪魔しちゃダメ……………………………………………………………………………………
我慢できず私はそっと歩夢の後ろから抱き締めた
「侑ちゃん……」
「歩夢……気にしないで」
「気にするから」
あ、駄目だ。今日の歩夢はとことん冷たい。仕方ない、抱きつくのは止めて……
イジイジ
歩夢の髪でも弄ってよう。
「………………」
特に注意してこないから……このまま続けてもいいのかな?
歩夢の髪の毛を指に絡めたりしてるけど……柔らかくって……それでいて触る度にほんのりかおるシャンプーの匂い…………って私さっきから匂いとか嗅ぎすぎじゃないかな?
とりあえずお団子ほどいて、ポニテに…………
「歩夢はどんな髪型でも似合うな~」
一人ではしゃいでるけど、歩夢無反応…………
「はぁ……暇だ」
「終わったよ。侑ちゃん」
「え?」
突然歩夢が私の事をベッドに押し倒して…………
「えっと……私だけの侑ちゃんでいてかな?」
「侑ちゃん……私が集中してるのに……髪の毛いじったり、匂い嗅いだり…………凄く恥ずかしいことしたよね?」
「え、えっと…………」
歩夢の笑顔……いつもみたいに可愛らしいんだけど……今日はちょっと怖い…………
「仕返ししないと駄目だよね?侑ちゃん」
「えっと……その……ごめ……」
「許さない(笑顔)」
それから暫く歩夢は私を堪能するのであった。
「うぅ……いっぱい汚されちゃった」
「汚してないよ!」
歩夢がしてきた仕返しは私がしたことと同じことだった。いや~してたときはあんまり気にしてなかったけど、いざやられると恥ずかしいものだ~
「もうあんな風に匂いとか嗅がれて、恥ずかしかったんだからね!」
「でも歩夢の匂いは何だか落ち着くって言うか……いい匂いだからかな?」
「ぅ……侑ちゃんの馬鹿」
「でも匂いとか嗅ぐのはやっぱり恥ずかしいから…………」
私はそっと歩夢の近寄り……
「ゆ…侑ちゃん…」
「あむっ」
耳を甘がみしてみた。
「ひゃん!?」
「う~ん、歩夢のそう言う声を聞けるのはいいけど……これはこれで恥ずかしいか……」
「ゆーうーちゃーんー!」
「それじゃ……」
次の日、マンションの前で待っていた苺は私たちを見て不思議そうな顔をしていた。
「二人とも首筋、虫に刺されたの?」
「「!?」」
「ちゃんと薬とかつけないと駄目だよ」
「あ、うん、そうだね」
「あはは…き、気を付けるよ」
「?」
まさかキスマーク消えてなかったなんて…………
もしかしたら、この話みたいなしずくちゃん関連の話を書くかも
感想待ってます