「ふぅ、たくさん遊んだね」
「うん」
あれから歩夢と一緒にアトラクションを楽しんでいた。お昼も歩夢のお手製のお弁当を食べて……本当に美味しかったけど…………
「歩夢があんな風に積極的になるなんてね~」
「あ、あれは……その……忘れてほしいかな……」
「えー、忘れられないよ~あんな風にあ~んしてほしいって言ってくるんだもん」
「だ、だって……その……してほしかったから……」
まぁ歩夢の場合は本当にしてほしいって波っきりと言わないから、してほしいそうにするときは大体口を開けて待ってるくらいだったのが……本当に積極的で驚いたよ
「でも歩夢からあんな風に言われて本当にうれしいな」
「侑ちゃん、言わないと分からないことがあるから」
「えーそれって私が鈍感ってこと?」
「鈍感って言うか……なんだろう?無自覚なことをしてるって多いかな?」
「そ、そう?」
「うん」
私ってそんな感じなの?いや、たまに苺伝てからなのか、未唯に怒られたりするけど……やっぱりそれが原因だよね……
「何かそれで歩夢のことを不安にさせたりしててごめんね」
「ううん、気にしないで……たま嬉しいことを言ってくれるから……それに侑ちゃんのそういう言葉は……いやじゃなかったりするし」
「そ、そう?」
「うん」
歩夢……本当に歩夢が彼女でよかったよ。でもそれとなく気を付けておこう。下手したら歩夢の悲しませることになりそうだし、未唯に怒られたりしそうだし……うん
「どうしたの?侑ちゃん?」
「ううん、何でもないよ。ほら、そろそろ閉園だから……最後にあれに乗ろう」
私が指差した方向にあるのは、観覧車だった。歩夢はというと何故か意外そうな顔をしていた。
「侑ちゃんが観覧車に乗りたいって珍しいね」
「そう?」
「うん、絶対に最後は絶叫系に乗るかと思ったけど……」
「まぁたまにはこういうのも良いかなって」
二人で観覧車に乗り込み、ゆっくりと上がっていく
「夜だからライトアップしててきれいだね」
「うん」
「侑ちゃん、もしかして……」
歩夢は気づいてるよね…………恋人同士ならやっぱり最初のデートは良いものにしたい。だとしたら……ここでするべきだ
「あのね……歩夢」
「何?」
「私は歩夢のことが大好き」
「私も侑ちゃんが大好きだよ」
「私がこうして自分の気持ちに気がついたのって、本当に最近なんだよね」
「うん、侑ちゃん……前までは好きの意味が違ってたもんね」
前までの私は好きの意味は……友達として、幼馴染としての好きだったけど…………歩夢の魅力を近くで見続けていくうちに……私の好きの意味が変わっていった。
「今の私の好きは……本当に歩夢のことが……」
「わかってるよ」
歩夢は私の唇に指を当てた。
「同じ好きになって……私は本当に嬉しかったよ……だから……今のこの関係になれたのも凄く嬉しかったもん」
「歩夢…………」
ゴンドラは段々と頂上に近づいていく、それにつれて私たちの距離も近寄っていき………………
観覧車に降りるとお互い無言だった。喧嘩とかそう言うわけではなく……ただしてしまったことにたいして、本当に嬉しいのと恥ずかしい思いがいっぱいだからだ…………
私たちはそのまま観覧車を後にして、家まで帰るのであった。
それから玄関の前まで着くと普段通りに「おやすみなさい」と「また明日」と伝える。
そして次の日、いつもの待ち合わせ場所に着くと……
「おはよう。侑ちゃん」
「おはよう。歩夢」
なんと言うかいつも通りだけど……本当に昨日はしたんだよね?と言うかキスとかって二回目はいつすれば良いのかな?
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない」
「そっか、あ、侑ちゃん」
「なぁ……」
歩夢に呼ばれて、振り向いた瞬間、唇に柔らかい感触を感じた。歩夢は唇を離すと恥ずかしそうに……
「その……おはようのキスを……したくなって」
「…………」
なんと言うかこの彼女……可愛いんですが…………
「え、き?キス?」
「苺ちゃん、現実を見て……これは良いことなんだよ」
すると狼狽えている苺と悟りきった未唯の姿があった。まさか見ていた?
「私たちはもう少ししたら行こうか」
「え?遅刻するんだけど……私……」
これ、ものすごく恥ずかしい…………
あえてのキスのカットしつつ、最後にキスシーンを入れるという…………
感想待ってます!