侑side
「はー思い付かない」
スクールアイドルフェスティバル最終日、私は部室で曲作りをしていたのだか……全然いいのが思い付かない。トキメキが……トキメキが……
「トキメキタリナイヨー」
一人でそんなことを呟いてるけど、やっぱり何も浮かばない。どうしたらいいのかな?
悩んでいると、ある事を思い出した。
「そうだ、歩夢に息抜きにクラスの出し物を見に来てねって言われてたっけ」
確かコスプレ喫茶だっけ?もしかしたら歩夢のコスプレを見たら、いい歌詞が思い浮かぶかもしれない。
早速私は歩夢の教室へと向かうのであった。
歩夢のクラスに行くと、結構繁盛している。中に入ると歩夢が私が来たことに気がついて、こっちに駆け寄ってきた。
「侑ちゃん、いらっしゃい」
「歩夢~息抜きしに来たよ~」
歩夢の衣装はうさみみにメイド服……うん、そういう服自体可愛いけど、歩夢が着るとより可愛く見える。
「歩夢~可愛いね」
「えへへ、ありがとう」
嬉しそうに笑う歩夢。本当に可愛いな~と言うかもう疲れていたからかここにいる皆に『この子、私の彼女です!』って叫びたいよ~
「席に案内するね」
歩夢に案内され、私は先に来ていた果林さん、エマさん、彼方さんと相席で座った。
「侑、息抜きに来たの?」
「はい、ちょっと思い浮かばなくって」
「ここで少し休んだほうがいいね」
「もしかしたら色々と思い浮かぶかもしれないし~」
三人の言う通りだ。きっと何か思い浮かぶはず……それにしても歩夢の衣装可愛いな~
「侑ちゃん、注文決まった?」
「あ、うん」
本当に歩夢可愛いな~それにしても混んでるし、ドリンクか何か頼んで……あー歩夢の姿を写真に納めたいな~お腹も空いてるし、何かつまみたいし……歩夢を抱き締めたいな~ここってテイクアウト出来るのかな?それなら……
「侑ちゃん?」
「あぁ、ごめん。ボーッとしてたよ。えっと注文は……歩夢で」
「えっ?」
彼方side
このときの事を改めて話すと、侑ちゃんが歩夢ちゃんを注文した。これは多分歩夢ちゃんをからかってるんだろうな~と私たちは思っていたが……
「えっと、侑ちゃん?」
「あ、出来たらテイクアウトで」
「あぅ//////」
これ、侑ちゃんは本気で言ってる?でも流石にこれは冗談……だよね
侑side
あれ?どうしたんだろう?歩夢が固まってる?
「歩夢?」
「あ、えっと……テイクアウト……」
「うん、ほら、ゆっくり味わいたいし、出来る?」
「味わう!?」
「うん」
確かここの料理も歩夢がメニューとか考えてるし、きっと美味しいだろうな~味わって食べたいよ
「味わうって……その……」
「うん、美味しそうだし」
「美味しそう!?」
果林side
この時、侑は多分自分が言ったことを分かってないと思う。多分考えすぎて頭が回ってないみたいだけど……
「これ、どっちかしらね?」
面白そうだから放って置くべきかそれとも指摘した方がいいか……うん、ここは……放っておきましょうか
侑side
「も、もう侑ちゃん、コーヒーとサンドイッチでいい?」
「うんいいよ」
さっきからそれで良いって言ってるのに……どうしたんだろう?
「侑ちゃん、さっき自分が言ったこと分かってる?」
「え?うん、普通に注文したけど」
エマさんは何を言ってるんだろう?
暫くして別の子が注文したものを持ってきてくれた。あれ?てっきり歩夢が持ってきてくれるのかと思ったけど……まぁいいや
歩夢side
ゆ、侑ちゃん、何であんなことを言ったんだろう?確かに最近はその……イチャイチャしてないし、それに私たちはまだ……してないし……
「上原さん、良かったね」
「早めの休憩を長めにとっていいよ」
クラスの子達がからかってくる。もう、侑ちゃんがみんなの前で変なことを言うから……うぅ……
でも侑ちゃんがそうしたいなら……私は…………
侑side
お腹も満たされたし、ちょっとした息抜きもできたので、部室に戻った私。そう言えば歩夢どうしたんだろう?注文とってから姿を見せてくれなかったし、クラスの子に聞いたら、頑張ってって言われたけど……どう言うことだろう?
そんなことを思いながら、いざ曲作りをしようとすると、部室に歩夢が入ってきた
「ゆ、侑ちゃん……」
「歩夢?どうしたの?顔赤いけど」
「その、色々と考えたけど……侑ちゃんがそうしたいなら……」
歩夢は突然私にキスをして来た。あれ?何でキス?
「お、お持ち帰り……してもいいけど……こ、ここで……味わう?」
歩夢は何を言ってるんだ?
「歩夢?」
「私は……侑ちゃんになら……その……え、エッチなことをされてもいい……よ」
「????」
え?本当に何が起きてるの?お持ち帰りって…………
「侑ちゃん……」
歩夢はもう一度キスをしようした瞬間……
「あ、侑さん、歩夢さん、もうそろそろランジュさんの……」
せつ菜ちゃんが入ってきて、この状況を見て、固まった。
「そ、そのお邪魔しました/////」
「え?え?」
「え?せつ菜ちゃん、これには訳が」
「お、お二人がそういう関係なのは知ってましたから……その、するときは鍵をかけるべきです」
「何の話!?」
その後、せつ菜ちゃんに説明をしつつ、歩夢もちょっと怒っていたけど、一体何が起きていたのだろうか?
そして私は後々エマさんに私が何を注文したかを言われ、恥ずかしさのあまり、床を転げ回るのであった。
うん、歩夢ちゃんのあの衣装は可愛すぎる
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