「ん~」
目を覚ますと……見覚えの……ない天井が見えた。あれ?と言うか微妙に見覚えがあるけど……ここって……歩夢の部屋?
何で私……歩夢の部屋にいるんだろう?別にお泊まりしている訳じゃないのに?
何だか変な感じがする…………
とりあえず顔を洗わないと…………
洗面所で顔を洗い、鏡を見ると…………
「あれ?何で鏡に歩夢が写ってるの?」
訳が分からずにいると…………ようやく頭が冴えた。
「えっ?私……歩夢と入れ替わってる?」
これ……どう言うこと?何で歩夢と入れ替わってるの?
夢かと思って頬をつねるけど……やっぱり夢じゃない
「歩夢……の身体だよね……」
もしかして……歩夢も同じことに?
私は急いでベランダに出ると同じタイミングで私が出てきた。
「ゆ、侑ちゃん?」
「あ、歩夢?」
お互いの姿を見て、事態をすぐに理解した。
「「私たち…………」」
いや、理解してるんだからわざわざ声に出さなくてもいいかな?
とりあえず、歩夢の部屋に歩夢を連れ、改めてどうしてこうなったか話し合った
「歩夢……何か覚えてない?」
「う~ん、何だか私の姿で歩夢って呼ばれるの何だか変な感じがするね」
「いや、それは私もだけど……じゃなくって……どうしてこうなったのかを……」
「えっと……昨日は部室で侑ちゃんと話してて」
それで確か……歩夢がお茶を入れようとしたけど、私がたまにはって言って、持ってきた水筒のお茶を一緒に飲んでいたけど…………うっかり机に置いてあった璃奈ちゃんの水筒の水を飲んじゃったんだよね…………あれ?これが原因?
「璃奈ちゃん……何か言ってた?」
「間違えたときに侑ちゃんが謝って…………そしたら……心配されたよね」
うん、何か変なところないかって…………私たちは特にないよって……でもそしたら……
「こんな風になるとは……」
「とりあえず璃奈ちゃんに相談しよう!」
歩夢が璃奈ちゃんに電話をしようとスマホを起動させるけど……
「ちょっと待った!」
「えっ?」
まずい……スマホの色紙……歩夢にしてるんだった。思いきり歩夢に見せたら恥ずかしい…………
「私がかけるよ」
歩夢のスマホで電話をしようとすると、今度は歩夢が顔を真っ赤にさせて止めに入った。
「その……待って……」
歩夢も見られてはいけないものが……でもどうしたらいいの?連絡を取らないと……
「ってお互いのスマホじゃなくって自分のですればいいじゃん!」
パニックになってるからそこまで頭が回らなかった。私は歩夢から自分の携帯を受けとると、璃奈ちゃんに電話をした。その結果…………
「………………」
「侑ちゃん?」
「その…………」
いや、これは言ったら凄く恥ずかしいやつ…………何でそんな方法なの?
「侑ちゃん?」
「歩夢……」
私は歩夢をじっと見つめながら、そっと頬に触れた
「その……侑ちゃん?」
「歩夢……目を瞑って……」
「えっ?」
歩夢は言われるままに目を瞑った。そんな歩夢に私は……………………
「はぁ……元に戻れて良かったね」
「むー」
何とか元に戻れた。やっぱり自分の身体はいいな~でも歩夢の身体もなかなか良かった。
「さて、歩夢!今日はなにしよう?」
「ふん」
不機嫌な歩夢…………そんなにダメだったのかな?
「あの……その……結果的には……」
「あんなにドキドキさせて……」
「あ……あはは……」
元に戻る方法……それはおでこにキスをすると言うものだった。歩夢からしてみればあんなにいい雰囲気なところでこれだったから仕方ないけど…………でも…………
『あの薬はお互いの好感度が高い人同士じゃないと効果でないみたい。それで……元に戻る方法はその人のおでこにキスすると戻るよ』
好感度って……好きってことだよね……うん、凄く恥ずかしい……