練習中、フッと気がつくと……
「あれ?雪だ」
「本当ですね……」
ここ最近寒かったけど、今日は一段と寒かったけど、雪が降るなんて思っても見なかった
「侑さん、今日は解散しませんか?」
「そうだね」
栞子ちゃんの提案も納得だ。寮暮しの子はまだいいけど、家から通ってる子は帰るの大変だし……
「今日は解散!みんな、気を付けて帰ってね」
そんなこんなで今日の練習は終わるのであった。私は日誌を書こうとしていると、歩夢が着替えずに待っていた。
「歩夢?」
「ん?」
「先に帰ってて大丈夫だよ」
「んと……今日は侑ちゃんと一緒に帰りたいなって」
珍しいな……歩夢がそんなことを言い出すなんて…………無理に帰らせるのも悪いし、私は「それじゃあ待ってて」と伝えるのであった。
日誌も書き終わり、一緒に歩夢と帰るのであった。
「雪……酷くならなくて良かったね」
「うん、でも珍しいね。侑ちゃんが傘を忘れるなんて……」
今、私は歩夢の傘に入れてもらってる。いやー持ってない理由としては……
「朝寝坊して……ニュースとか見忘れちゃって……それに鞄の中に折り畳み入ってると思ったら……」
「なかったんだ」
歩夢は苦笑いを浮かべていた。
「歩夢は本当に用意がいいね」
「そう?」
「うん、だってちゃんと折り畳み持ってるんだもん」
「あはは、これからは侑ちゃんの分も用意しておく?」
「それは……歩夢に悪いけど……歩夢がいいなら……」
「うん!それじゃ今度から侑ちゃんのも用意…………」
何か言いかけたけどどうしたんだろう?
「どうしたの?」
「その……こうして侑ちゃんと相合傘出来なくなるの……ちょっと残念だな……」
「えっ!?そ、そう」
歩夢と相合傘……いつも私か歩夢が忘れたときにしていたっけ……
「あ、ごめんね。変なこと言って……」
「ううん、何と言うかいつも通りだと思っていたから意識してなかったけど……歩夢みたいな可愛い子と相合傘するのって……結構羨ましいことなのかなって」
「か、可愛い!?」
「うん、歩夢は可愛いよ」
「そ、そうかな~」
あれ?歩夢の顔が紅いのは気のせいかな?
フッと気がつくと、歩夢の肩が少し濡れていることに気がついた。もしかして私に気を遣って……それだったら……
私は歩夢を少し私の方に寄せた
「侑ちゃん!?」
「こうすれば濡れないよ」
「//////」
あれ?余計に顔が真っ赤になってるのは気のせいかな?
「何だか……今日は……特別な日……かな?」
「そうなの?」
歩夢の誕生日という訳じゃないし……
「うん、特別な日だって思ってる……」
「どうして?」
「それは……」
歩夢は何処と無く天使を思わせるような、とても美しく……そして可愛らしい笑顔で……
「内緒だよ♪」
「えぇ~教えてよ~」
「内緒~」
どれだけお願いしても歩夢は教えてくれなかった。でも何故か雪が降って寒いはずなのに……何処か温かった。
短めだけど……満足