lineage もうひとつの物語   作:りねゆざ

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八話

ナターシャが旅立ってから一月後のこと

早朝のまだ朝露が残る中アレンはノールの住む森で剣をふるっていた。

体も元に戻り剣も振るえるくらいには治ってきた。

世話になったノールにお礼を述べ午後には戻ることを伝えると

 

「そうか寂しくなるな。だがおまえさんには使命がある。それもとびっきり重要な使命だ。無事果たせるよう祈っているよ。」

 

とアレンの使っているツーハンドソードを見る。

待っておれ、と言い残し出ていってしまった。

そしてしばらくすると子供のノールがアレンを連れ出し工房へ向かった。

台の上にツーハンドソードを置くよう言われ指示に従い台に置く。

これからツーハンドソードを鍛え直してくれるようだ。

シルバーナイトタウンでも鍛冶屋はいて見たことはあった。

しかし見入ってしまうほどにノール達の仕事は美しくそして力強い。

太陽がお昼を告げる頃作業が終わりアレンに手渡される。

 

「素晴らしい」

 

これがアレンのあげた第一声である。

強く化輝きを放ち新品のときより鋭くそしてアレンの手に馴染むよう加工されている。

 

アレンはお礼を述べ見返りに平和をプレゼントすると約束しノールの集落を出ていった。

 

 

アレンは鍛え直された愛剣に感激していた。

シルバーナイトタウンまでの道中いくらかのモンスターとの戦闘があった。

ツーハンドソードは軽く感じられ切れ味も上がったこともあり余裕を持って森を抜けたのだ。

 

そしてシルバーナイトタウンに到着し自宅へ戻った。

そこにはナターシャからの手紙が置いてあり内容は御礼と行き先が書かれていた。

仲間と無事に合流できたのが分かり安堵の笑みが浮かびあがる。

 

「よかったな。ナターシャ」

 

そして手紙の最後にはこうあった

 

゛シルバーソードはこのままお借りします。

次お会いできたときお返しします。゛

 

 

部屋のベッドに久々に寝転んだ。

 

「俺はこれからどうすればいい?」

 

目を閉じると浮かび上がってくるのはナターシャと過ごした数日間。

 

追いかけるかどうかわからない

 

不意にブラックナイトとの戦闘が頭を過る

 

まだまだ俺は弱い

 

もっと強くもっと強くならないと

 

徐に立ち上がり旅支度を開始する。

今回も同様ウッドベックを目指すことにした。

 

どんな敵からでもナターシャを守りきる自信がついたら仲間に加えてもらおう

 

そう決心し部屋を飛び出し東へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後成長したアレンはナターシャと合流し仲間達とともにアデンを平和へと導いた戦士として名を残すことになるがまだまだ先の話である。

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