「――ッ!それは……貴様、まさかッ!!」
ログナスの目には確かにそれが写っていた。煌めく粒子に、迸る
伝承でしか聞いた事のないその刃は、だがしかし、
黒髪を鮮血に濡らし、だがロウは口を開く。
「……僕は、弱い」
「ッ……」
「だけどなっ!それを理由に、お前らが恒久制度を引くのを――許せる訳がないだろう!!」
「……ロウ、くん」
後ろの瓦礫からそれを見ることしかできないミーアは、半ば茫然自失としてそれを聞いていた。それはまるで自分の為に世界を敵に回すと言っているのに等しく――一度彼を拒否したにも関わらず、なぜ。
何をしても認められなかった。だけど、ロウは――彼だけは。
それが分かった時、ミーアは思わず口から言葉を溢していた。
「ロウくん!!頑張って下さい!!」
「――ああ!」
その一瞬はまるで勇者と姫。ミーアの声援を後ろに、ロウはかつての栄光の印たる
それに答えるかのように剣から轟音が鳴り響く。そこに『有る』だけで世界を震わすその偉容は、まさに
息が詰まる。偉大なる王、その始まりたる
そこで気が付く。
足が、下がっていた。数ミリ、数センチ。だが、それは幼き頃から刻み込まれた己の矜持には決して許容できる物ではない。喪失しかけた戦意がたちまち沸き上がる。
そして、無尽蔵かとすら思えるそれに身を任せログナスは叫んだ。
「ッ――なめるな!
「それでも――僕は
そして、かつての様に二人は相まみえる。ロウが豪雷を鳴らす
謎。