実況:結城友奈は勇者である~千紫万紅の章~   作:サンチョモドキ

1 / 1
(rtaじゃ)ないです。



わすゆ編 第0回

 ゆゆゆシリーズのごった煮育成シミュレーションゲーム実況はーじまーるよー。

 

 という訳で今回プレイするゲームは『結城友奈は勇者である~千紫万紅の章~』です。

 初見の方に説明させて頂くと本作は『乃木若葉は勇者である(のわゆ)』、『鷲尾須美は勇者である(わすゆ)』、『結城友奈は勇者である~結城友奈の章~(ゆゆゆ一期)』、『楠芽吹は勇者である(くめゆ)』、『結城友奈は勇者である~花結いのきらめき(ゆゆゆい)』(花結いの章まで)、『結城友奈は勇者である~勇者の章~(ゆゆゆ二期)』までをそれぞれ章事にプレイ出来る、引き継ぎありのお祭りゲーです。

 また、それぞれのシナリオにゆゆゆいの2020年エイプリルフールイベント*1の様にオリジナル主人公を追加して某アトラスゲーの屋根裏部屋の住人の様なプレイもその気になれば出来る『千紫万紅の章』というものがあり、主人公の行動次第で本来は死ぬ筈だったキャラが生存させたりあるいは本来生きる筈だったキャラが死んだりということも起きる自由さが売りのゲームであります。

 

 まあそのせいで原作愛読者勢の中では賛否両論なゲームでもある他、キャラゲーだと思って油断し、適当に進めたらまるで原作のような高難易度になって全滅エンドを迎えたとかで心が折れる人を量産したゲームでもあります。

 

 そんなゲームを今回は千紫万紅の章ーわすゆ編を鷲尾須美、三ノ輪銀、乃木園子の3人が生存条件のトロフィーである『サキワフハナ』取得縛りでクリアしていきます。

 では早速キャラクリを始めて行きましょう。

 

 本作のキャラクリは一応ですが男性も選べて勇者になれます。

 しかしそんな百合の間に入る間男(ゲロしゃぶ野郎)にはなりたくないので当然女性を選びます。

 更に年齢をその後細かいキャラクターエディットが入りますがそこは大して面白みのないので今のうちに本攻略についての詳しい話をしていきたいと思います。

 

 まず初めに、難易度は──ナオキです。

 

 というのもわすゆ編はのわゆ編やくめゆ編とかに比べると本来難易度自体はそこまで高くありません。しかし三人全員生存となると難しいです。

 何故ならこのゲームは各戦闘のクリア時の評価によって次戦以降の難易度が変化する上、全員生存で最終決戦となると基本的に必須である『満開』と『精霊バリア』が9割位の確率で実装されないまま挑むことになります。

 

 これは銀ちゃんが『またね』をしないで遠足の日を切り抜けると、まだそこまで切羽詰まってないやん! 神樹様の力を消耗させる満開や精霊バリアが無くても勝てるやろ! と、大赦が判断するからです。

 そして満開と精霊バリアなしで大橋の決戦に行って誰も帰ってこれなかったという悲惨な話が何件もSNSで上がりました。

 

 一応途中途中の戦闘をグダらせて評価を落とせば神樹様の消耗考えておつりがくるわ! と満開と精霊バリアを実装させる事は可能性ですがそんなプレイをしてたらうっかり自キャラが乙るという事も普通に起こり得ます。

 その為今回の実況では──と、此処でキャラクターの外見作成が終了したようなので見てみましょう。

 

 ──病弱なまでに日に焼けていない白い肌、長いウェーブの茶色が掛かった黒髪、穏やかさを感じさせる眉尻に丸みが掛かった茶色の瞳、ゆるい笑みで結ばれた笑みを浮かべる同年代よりも一回り女性らしい部位を持つ小柄な少女。

 

 言葉で表現するならこんな感じでしょうか? 作者の性癖が大分たっぷり詰まった慈愛系ロリとも言える風貌です。

 いまいちイメージできなかったら笑みを浮かべるFateの殺生院リリィの姿を思い描いてください。まああんな性格にはならないと思いますが。

 とりあえず外見にはこれで満足したので名前を付けて保存して、次の画面であるステータスエディットに移りまして──此処からガチャの始まりだぁ……! 

 

 と、いうのもこの作品のステータスは初期に設定して()()()()変動しない『勇者パラメータ』と初期に設定せずに本編中で伸ばす某アトラスゲーの様な『人間パラメータ』、それに初期設定+シナリオ進行次第で増える『固有アビリティ』の計三つありまして、その内勇者パラメータにはステータスエディット画面変遷時にランダムで設定される勇者適正値というモノが存在します。この適正値は原則A+、A、A-、B+、B……E-までの15段階評価であり、その内B-以上でなければそもそもシナリオ選択でわすゆ編を選択できません。

 これは原作でのわすゆ編の勇者の選定基準の厳しさが再現された形ですね。

 

 また勇者適正値の評価段階×3が他の勇者パラメータである攻撃型以外のHP、ATK、移動速度、攻撃速度、CRT等に割り振れるボーナスポイントとして配分される他、最終与ダメージに倍率補正として入る為、勇者適正値が高ければ高いほど走る上では有利になります。

 ただし勇者適正値のA+はガチャの星5位の出なのでめんどい為B以上が出ればヨシ! 欲を言えばB+以上とします。

 なお、一応ガチャ要素を排して自分で好きな適正値を選ぶ方法もありますがそれは千紫万紅の章を引継ぎありでゆゆゆ二期まで通しでクリアした特典セーブデータをロードする必要がある為、ニューゲームで引継ぎなしの今回は出来ません。

 

 説明を終えました所でリセマラを始めさせて頂きまして──……出ました、適正Bです。下から11番目の適性なので割り振れるパラメータは×3して33ですね。

 では他のパラメータに振りますよー降る振る。

 

 ……振り終えました。結果はこのような形です。

 

 勇者適正:B 攻撃型:遠

 HP:E+ ATK:E+ CTR:E

 移動速度:A 攻撃速度:A

 

 こマ? 脚の速さに対して体力と火力が貧弱過ぎんだろ? と、思う方もいるかもしれませんが、その通り。この攻撃力だと星屑には普通に勝てる程度で、中型バーテックス以上だと普通に苦戦して、ましてや大型バーテックスには歯が立ちません。しかしわすゆの勇者システムには中盤まで火力キャップが掛かっている事と、そもそもメイン火力として運用しない構築なので大丈夫です。……多分(試走無し)。

 ちなみにこれだといまいちどれくらいの強さなのか分かりにくいと思うので参考例として主人公である鷲尾須美と結城友奈(一期)のパラメータを見てみましょう。

 

 鷲尾須美

 勇者適正:B+ 攻撃型:遠

 HP:D+ ATK:B- CTR:D+

 移動速度:B 攻撃速度:D+

 

 結城友奈

 勇者適正:A 攻撃型:近

 HP:B ATK:A- CTR:D

 移動速度:C- 攻撃速度:C+

 

 友奈ちゃんが強い(確信)

 わっしーは此処に固有アビリティの『溜め撃ち』、友奈ちゃんはバージョンアップ後の勇者システムや『天ノ逆手』などが加わる為更に火力が上がります。

 とまあ見れば見る程貧弱に見えますが先ほども言った通りメイン火力として運用しない為、大丈夫だ、問題ない。

 そんな感じにパラメータを決定したところで最後に固有アビリティの設定に入ります。

 固有アビリティは1キャラ事に最大八種まで取得出来る、日常面のサポートになったり戦闘時での補助になったりするものです。全部で150種ほどありましてその中から選ぶ形になりますが、パラメータ設定で取得できるのは二種までであり、他の6種の内三枠は共通の『勇者』、『満開』/『切り札』、『精霊バリア』の枠になります。なお、わすゆ編では満開と精霊バリアの枠は初期では未取得状態になっていますが条件を満たせば解禁されます。

 そして残りの三枠はキャラクターとのコミュ活動等の時に低確率で取得出来る枠になります。その中にはコミュ限定のアビリティもあり、そう言ったモノ程強力になりますので取得出来ればクリアが大分楽になります。

 そんなアビリティ群の中で今回取得するのはこちらの二つになります。

 

 ──『病弱』、『超感応』

 

 病弱はデメリット付きの固有アビリティで効果は体力にマイナス補正と特定コミュにプラス補正を与えるアビリティです。うちデメリットは元々貧弱もやしなので余り影響がなく、コミュ補正のプラスの恩恵のみ得られます。

 超感応は戦闘時の回避、命中にプラス補正の他、一部イベントにプラスとマイナス両方の判定が付与されるアビリティになります。判りやすく言えばスパロボのニュータイプ技能です。

 

 両方ともにデメリット込みのアビリティであり、他の単純なプラスだけの有力なアビリティとして『女子力』や『剣術』等がありますが今回はこの二つを軸にしたチャートになりますのでこれでよし! 

 

 では最後に名前を付けます、が、わすゆ編では特定の名字を名前に付けなかった場合、わっしーと同じ事になり、苗字と場合によっては名前が変わりますので、仮に今後RTAをする人が居てもわすゆ編だとほもやれず等は原則呼ばれません。

 と、解説を挟みながらキャラエディはいよいよ終了し、シナリオ選択で鷲尾須美は勇者であるを選択した所で──イクゾー! デッデッデデデ! カーン! 

 

 

 

 

 

 

 ──朝起きて目が覚めるという事は幸運だと私、『伊予島鶸(いよじまひわ)』は思う。

 

 アラームに設定された時刻になる五分前に開いた眼が手入れの行き届いた天井を写し、ぼんやりと見つめること数秒。幾度か深呼吸を繰り返してから体を起こして指を伸ばし、枕元に置かれた数少ない私物である雀の柄の目覚まし時計のアラーム機能を停止させる。

 一連の動作を澱みなく行い、息を吸って、吐いて……何処にも不調がないと判断して少しだけ口角を緩めた。

 

「……今日の体調はまずまず、ですねぇ」

 

 小さくあくびを噛み殺しながらそう呟き、枕元に時計を戻した後にぽすんと軽い音を立てて再びベッドに横たわる。

 目を閉じて数瞬、そろそろ侍女の方が来るなと思いながら、ふと口から言葉が零れた。

 

「今日はいつもと違う日になりそう」

 

 そんな予感が胸中を過り、己の立場を考えて縁起でもないなぁと溜息を一つ。

 三度ノックの音が響いた。

 

『お嬢様、起床の時間になります』

 

 言葉と共に入ってきた侍女はティーカートの上に水差しとコップ、それに薬が数種入った皿も一緒に持ってきて、私の身体ゆっくりとを起こすとコップに水を入れ、薬を渡してくれる。

 

「苦いのでお気を付けください」

 

「はい、わかっています。いつもありがとうございます」

 

 苦い粉薬を皮切りに錠剤、カプセル剤等数種の薬を飲み、水で飲み込む。小さく咳を漏らして、すぐさま背を摩ってくれる侍女の方に大丈夫ですと言葉を返せばピタリと腕は止まる。

 

「失礼します」

 

 咳き込みが収まった所で一言断りが入ってから着替えの手伝いを受けて、神樹館小学校の制服に身を包む。

 それが終われば次は私の後ろに回り、髪の毛を整え始める。

 

「いつもありがとうございます」

 

「仕事ですので、感謝は不要です」

 

「侍女さんのそういう所、私好きですよ?」

 

 この家に住む誰よりも。

 そう喉まで出かかった言葉はそっと飲み込んで、されるがままにしていれば寝癖がついていた髪の毛は緩くウェーブが掛かった普段通りの髪型に整えられる。

 それが終わる頃にはまずまずだった体調は薬のお陰か好調程度にはなっていて、感謝を込めて一礼した後ゆっくりと立ち上がって侍女の先導を受けながら自室を出て、ダイニングへと向かう。

 数分と家の中にしては長い距離を歩いた後、開けられた扉の先のダイニングには既に義父母と傍付きの方がいる。

 

「おはようございます、御義父様、御義母様」

 

 挨拶はキチンと。

 返してくれるかどうかはともかく礼節をわきまえた行動をするのは大事な事だ。それを教えた二人も表面上はにこやかに挨拶を返して、朝食の時間が始まる。

 会話もそこそこに食事が終われば登校の時間で、用意していただいたランドセルを腕で抱えて車に乗って学校へ。

 校門の前で車から降りて私の教室、まだ誰もいない6-1の部屋に入って、ランドセルを置いたら中から本を取り出して読む。

 本の世界に没頭していれば時間の経過はあっという間で、気付けば八時半。

 先生も教室に来てから委員長の子に号令を呼び掛けて。

神樹様に拝をした時。

 

――何かが来ると、感じた瞬間。

 

 

 

 時が止まった。

 

 

 

 誰も彼も身動ぎせず、窓に目を向ければ落ちる最中の枯れ葉は空で止まり、しんと静まり返って私の呼吸と心臓の音だけが響く。

 

「あぁ……」

 

 喉が音を振るわせれば何処までも響きそうな中、地平線の向こうから光が来るのをぼんやりと眺めて、目覚めた時の予感は間違いではなかったと、後戻りの出来ない始まりに弱音を一つ零したくなった。

*1
ときめきメモリアルの様なもの




次回投稿は未定です。

伊予島鶸
11歳
身長139㎝体重35㎏

固有アビリティ
虚弱  :体力-1判定 魅力+1判定
超感応 :命中回避+30% 特殊兵装使用可
勇者(B):全ステータスの倍率に適正値×0.2の補正。

人間パラメータ
体力1
知力2(伊予島家補正)
勇気1
魅力2(虚弱補正)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。