DUNGEONS & LIARS - 迷宮が暴く君の嘘 -   作:日下部慎

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第84話『クラマ#12 - 勇者のクオリティ・オブ・デス』

 会議室を出た僕は、冒険者ギルドの屋上から街を見下ろしていた。

 

 ここからだと、だいぶ遠目だけどヒウゥース邸が見える。

 僕は胸ポケットからメガネを取り出して装着。

 すると鮮明になった視界の先、ヒウゥース邸の正門の奥にたくさんの人影が見えた。

 

「さあて……どうしたもんかなあ」

 

 僕は悩んでいた。

 自分がどうするべきなのかを。

 

 ……勝利することは容易い。

 ヒウゥース邸を制圧する方法はある。

 今考えてる方法はふたつ。

 

 ひとつは、冒険者たちを騙してやる気を出させること。

 地球人を操る魔法具を無力化する方法を知っている――と嘘をついて、とりあえず士気を高めて強引に突破させる。

 僕が話している時に魔法で真偽判定をさせれば、僕の言葉は彼らにとっての真実となる。

 とりあえずヒウゥースを捕らえて僕たちの目的さえ達成させれば、後はどうにでもなる。

 どうせ、この街にはもう二度と来ることはないのだ。

 

 もうひとつは、向こうの仕業に見せかけて地球人を皆殺しにすること。

 うまく煽れば、仲間を殺された冒険者たちは狂戦士と化して勇猛に戦ってくれるだろう。

 どちらかといえば、こちらが本命か。

 どっちにしてもマユミは死ぬ可能性が高いけど、そこはしょうがない。

 

 …………………………。

 

 でもこれは、今までの僕のやり方と変わらない。

 変わりたい。

 僕は、変わらないといけない。

 

 僕はみんなを不幸にするために苦労して地下から戻ってきたわけじゃない。

 イエニア、パフィー……そしてレイフ。

 彼女たちと一緒にいたい。

 この街を出て冒険したり、獣を狩って一緒に料理をしたり、いろんなことを話し合って、笑って、同じ時間を過ごしたい。

 ダンジョン探索は楽しかった。

 なんだかずいぶん昔のことのように思える。

 危険はあったけど、それも含めて楽しく、充実した日々だった。

 

 永遠に続けていくのは無理だと分かってる。

 それならいっそ自分の手で……という気持ちはある。

 でも今は、彼女たちと一緒にいたいという思いの方が大きい。

 

 ……これは……いずれ飽きたら……その時は、自分で壊してしまうという事でもある。

 僕はきっとそうする。

 その時のことを考えると、自然と口元が綻んでしまう。

 

 だから、変わらなきゃ。

 多少強引にでも。

 でも……どうやって………

 

 

「クラマ様、ここにいらっしゃいましたか」

 

 

 背後から声。

 誰が来たかは明白。こんな言葉遣いをするのはただひとり。

 僕は振り向いた。

 

「ティア。何か用かな?」

 

「いえ……」

 

 歯切れが悪い。珍しい。

 ティアはゆっくりと歩いて、こちらに近付いてくる。

 そして彼女は、僕の隣に並んで街を見下ろした。

 その横顔も、いつもとはどこか雰囲気が違う。

 伏し目がちで憂いを帯びた表情だった。

 彼女は街を見下ろしたまま口を開く。

 

「……クラマ様、ひとつお聞きしてよろしいでしょうか?」

 

「いいよ、なんなりと」

 

「ありがとうございます。今さら詮無い事とは分かっているのですが……正しい事をしても、不幸になる人が生まれてしまう現実について……クラマ様はどうお考えなのでしょうか?」

 

「ふむ」

 

 ティアの行動原理は“正義”だ。

 であれば、その矛盾は必ず行き当たる。

 

「ヒウゥース様を倒せば地球人は救われます。しかしながら、それは同時にこの街で生まれた雇用、この街の住人が得るであろう未来の財産を奪い去ることでもあります。彼らの多くは働き口をなくし……今はこれだけ栄えている街も、いずれ元の寂れた田舎町へと戻っていくでしょう」

 

「……そうだね」

 

 街を見下ろしながら話すティアに倣って、僕も再び街に目を向けた。

 時刻は早朝。

 アギーバの街はまだ動きだしたばかり。

 街中を出歩いている人は少ない。

 川へ水を汲みに行っている人が、ちらほらと見えるくらいだ。

 

「わたくしは正義のために、大きな事を成そうとしています。これからも、わたくしは命尽きるまでそう有り続けるでしょう。自分が間違っているとは思いません。ですが……だからといって、胸の中にある罪悪感は消えてくれません」

 

 なるほど、そういう悩みか。

 彼女は人の上に立つ人だから、これからもっと葛藤するような出来事があるだろう。

 ティアの方から自分の弱みを見せてくるようになるなんて、正直いって意外だった。

 彼女も僕の知らないところで何か考えに変化があったのか。

 でも今は、ティアの個人的な事情なんかはどうでもいいんだけど……。

 なんて考えていると、街を見下ろしていた彼女は僕に向き直って、言った。

 

「クラマ様、貴方はどのように自分の罪悪感と折り合いをつけているのですか?」

 

 そんなものは、ない。

 ないけど、さすがにここで正直に「ないでーす!」なんて答えるわけにもいかない。

 うーん、どう返したもんだろう。

 そうなんだよね~、わかる~、と適当に共感しておけば良さそうな雰囲気でもない。

 

「そうだなぁ……」

 

 これは答えのある問題じゃない。

 適当にそれっぽく答えておけばいい。

 ……なのだけど。

 でも僕は都合のいいことに、丁度それに対する答えを持っていた。

 

「自分に嘘をつくことだね」

 

「嘘……ですか?」

 

 ティアは眉をひそめる。

 

「うん。一時的にでもいい。目を逸らすだけでいい。どうしてもしないといけない目的があって、それに自分の気持ちが邪魔なら、ちょっとだけ脇にどいてもらえばいい」

 

「それは……」

 

 ティアは不満そうに顔をしかめている。

 そうだろう。

 真面目なティアにとっては一番やりたくない事のはずだ。

 でも……

 

「逃げることは悪じゃない。特にそれが、誰かのための優しい嘘なら……きっと未来の自分も許してくれるんじゃないかな?」

 

 以前、傷ついたパフィーを慰めた時に気がついた。

 嘘をつくこと、騙すこと――

 これはべつに、躍起になってこだわるほどの事じゃないんだと。

 大切なのは、やるべき事から目を離さない事だ。

 

「それだけじゃ納得できないかな? でもね……ひとつ大事なことがあるんだ」

 

「それは――何でしょうか?」

 

 僕はもう一度、街の方に目を向ける。

 こんな大騒ぎになっても、たいていの人達のすることは変わらない。

 多少平穏でなくとも、日々の営みは続いていく。

 

「僕は、この街のみんなが好きだ」

 

 そして、今度は空を見上げる。

 今日も雲ひとつない快晴だ。

 雲なんて、この世界にあるわけがないのだけど。

 

「青い空を眺めるのも好きだし、こうして太陽の日差しを感じるのも好きだ。綺麗なものを見るのも、突然のアクシデントで大騒ぎになるのも、僕は好きなんだ」

 

 もちろん嫌いなものだってある。

 でも、それに負けないくらい、この世界には好きなものがいっぱいある。

 

「ティアはどうかな? 好きなもの、ある?」

 

「え、ええ……それは……はい」

 

「じゃあ大丈夫だよ。自分を騙した嘘で傷ついても、この世界のいろんなものがきみを癒してくれる」

 

 これが僕の答え。

 珍しく、嘘偽りのない本心からの。

 

 僕の言葉を受けたティアは……はっとしたような驚きの顔を見せていた。

 

「……目から鱗でした。そうですか……そんな考え方もあるのですね」

 

「うん。これは僕の答えだから、ティアの役に立つかは分からないけど」

 

「いいえ、参考になりました。ありがとうございます」

 

 深々とお辞儀をするティア。

 役に立てたならよかった。ティアの支援を受けることは今後の活動にも繋がる。

 さて、それじゃあ考えよう。

 さっきティアに言ったことはそのまま今の僕にも当てはまる。

 変わりたいという自分の思いは、やはり今は封じ込めるべきなのか――

 

「それから、わたくしの方からクラマ様にお伝えしたい事がございます」

 

 まだあるの!?

 

「え? なにかな?」

 

「わたくしはクラマ様を試していました。この方が自分達にとって必要な人材かどうか……クラマ様が高級賭場への侵入を成功させるまで、本当に頼って良いのかどうか、ふんぎりがつかなかったのです」

 

「そうだったんだ……」

 

 だろうね。

 

固定魔法品(エンチャント)の買い付けに路地裏へとお連れしたのも、その一環でした」

 

「えっ、そうだったの!?」

 

 そうだろうと思っていた。

 

「それから、わたくし達がヒウゥース邸に捕らわれた件ですが……マユミ様が魔法具で操られ、自身の首元にナイフを突きつけたためでした」

 

「なるほど、そんなことが……」

 

 まあ、そんなところだろう。

 

「それと、皆様が邪教の信徒に襲われて壊滅した際、セサイル様のご協力を取りつけるために、わたくしは彼に何でもすると約束しました」

 

「へぇー、そうだったんだ……えっ!?」

 

 ん!?

 ちょっと待った。

 今、なんて?

 

「お伝えすることは以上です。これ以上隠し立てをするのが心苦しく、これが最後の機会と思いお話させて頂きました。お聞きくださいまして、ありがとうございます」

 

「え? あ、ああ……うん……」

 

 いや、あの。

 さらりと言ったけどさ、今。

 何でもするって。

 それって……あれ?

 いやいや、でもセサイルがダンジョンに潜ってる理由って、たしか……そう………………

 

 ……あ。

 決めた。

 降りたよ。天啓。

 

「ねえティア。セサイルは今どうしてる?」

 

「セサイル様ですか? 医務室の奥で魔法治療を受けているはずですが……」

 

「そっか! ありがとう!」

 

 それを聞くや、僕は勢いよく走り出した!

 

「え? あの、クラマ様!?」

 

「すぐ会議室に戻るから、先に戻ってて!」

 

 呆気にとられるティアを置き去りにして、僕は建物の中に駆け込んだ。

 目指すはもちろん医務室にいるあの男だ。

 

 ぶっきらぼうなくせに義理堅いセサイルのことだ。すけべえ心からティアの依頼を請け負ったわけじゃないだろう。

 しかしながら、一国の王女に「何でもする」とまで言わせたのなら――

 してもらってもいいんじゃないかな?

 そのぶんの働きを。

 今、ここで。

 

 

 

「セサーーーーーーーイル!!!」

 

 僕はバーンと勢いよく医務室の扉を開いた。

 まず目の前にいたのは、驚き顔のニーオ先生。

 

「ちょっ……医務室では静かにしなさい」

 

「ニーオ先生ごめーーーーん! セサイルはどこかな?」

 

「彼ならそこに……」

 

 ニーオ先生の指した先、医務室の奥。

 そこにはベッドに横たわるセサイルが!

 ベッド脇には納骨亭でちらりと見かけた覚えのある、フードを被った魔法使いの女性。それと、ケリケイラの姿。

 フードの女性の名前はたしかイーリウェといった。ほとんど喋らないくせに隙あらばお酒をがんがん注いでくる危ない人だ。

 彼女は僕を見ると軽く会釈。無口な彼女に代わって、隣のケリケイラが口を開く。

 

「あ、クラマさん!」

 

「やあ、おはよう。セサイルの様子はどう?」

 

「ええっとー……代謝促進魔法の得意な人にお願いしたんですけど……始めるのが遅かったから、まだ……」

 

 そのケリケイラの言葉を、ニーオ先生が引き継ぐ。

 

「薬物を使われた3人のうち、どうも彼だけはかなり多く投与されたみたい。量を測った奴の知識がないのか、それとも死んでもいいって考えてたのか……」

 

「動けないの?」

 

 これにフードの下で小さく呟くように答えたのはイーリウェ。

 

「まだ……起きるのも無理。明日は起きれる……けど、戦いは無理。これ以上の代謝促進は逆に危険……だし」

 

 僕はベッドで寝ているセサイルを見る。

 反対側を向いているので、起きているのかどうかも分からなかった。

 

 ………………………。

 小細工をしてもいいけど時間がないね。

 

「みんなごめん、少し席を外してもらえないかな?」

 

「え? ええー、それは、まあ……」

 

 歯切れは悪いが一応承諾してくれるケリケイラ。

 僕はニーオ先生に目を向ける。

 彼女は複雑な表情をしていたが、溜め息とともに動いてくれた。

 

「はぁ……仕方ないわね。今さら口を挟まないって決めたしね」

 

 いやー、いいお医者さんだなあ。

 患者のクオリティ・オブ・ライフを考えてくれる。

 いや、クオリティ・オブ・デスかもしれないけど。

 これから僕が、彼にさせようとしてることを考えたらね。

 みんなが医務室から出て扉が閉められたところで、僕はセサイルに声をかける。

 

「……起きてる?」

 

 すると彼はこちらに背を向けたまま、やる気なさそうに片手を上げてブラブラと揺らしてみせた。

 

「チッ、なんだってんだ。せっかく気持ちよく寝てたってのによ」

 

 よく言う。

 代謝促進魔法を受けることを承諾したのだから、こうなることは予定の内のはずだ。

 僕はセサイルに尋ねた。

 

「ねえ、なんでティアの条件を受けたの?」

 

「……なんの事だ」

 

「ティアがきみに何でもするってやつ」

 

「あぁ……。へっ、男の夢じゃねえのか? そういうの。お前にゃ分かんねえか?」

 

「僕には分かるよ。でも、きみには分かるの?」

 

「………………」

 

「この街を出てからのマユミの生活保証。そのあたりを要求するつもりなのなって思ったんだけど」

 

 セサイルがひとりでダンジョンに潜って生活費を稼いでいる理由。

 それは望まぬ召喚をされたマユミへの義理だ。

 この事は以前に彼自身の口から聞いている。

 僕が問い詰めると彼は観念して開き直るように、頭の後ろで手を組んで、ごろんと仰向けになった。

 

「……続けろよ。まさか、そんなこと言いに来たってことはねえだろう」

 

「うん。じゃあ本題だ。きみが動いてくれないと、マユミが死ぬ」

 

「くそ。そういう事かよ」

 

 悪態をついてベッドから身を起こすセサイル。

 起き上がることも出来ないと言われた体で。

 ……戦えるか? なんて聞かない。

 彼に対してそれは野暮というもの。

 代わりに伝えるべき情報は、これだ。

 

「きみには一番強いやつと戦ってもらうよ」

 

「――く。この野郎、いい性格してやがる」

 

 漏れ出るセサイルの苦笑。

 しかし口から出た言葉に反して、その瞳の奥は、飢えた獣のようにぎらついていた。

 僕の言葉は、彼に死ねと言っているのも同義なのに。

 常人とは違う。

 おそらくこれが英雄と呼ばれる人間――

 その、生まれもっての資質なのだろう。

 

 僕は言うべきことだけを言って、背を向けた。

 

「じゃあ、みんなに作戦を伝えてくる。作戦が始まるまでは、ここでゆっくりしてて」

 

「おう、了解だ。……ったく、前々から思っちゃいたが、人使いが荒いな。うちの大将は」

 

 人使いが荒い……?

 魔女グンシーにも同じことを言われたような。

 でも、そういう自覚はないんだよなぁ。

 だってさ、

 

「そう? 出来ない事を任せてるつもりはないからね、僕は」

 

 肩越しに振り向いて、そう言った。

 セサイルはくっくっと可笑しそうに笑うと、ごろりとベッドに横になった。

 

 さてと。

 これで最後のピースが揃った。

 最後のひとつは壊れかけのピースだったけれど、嵌まってくれればそれでいい。

 

 それじゃあ会議室で待ってるみんなに、出来上がった絵柄を見せに行こう。

 

 

 

 

 

 そんなわけで会議室。

 

「作戦が決まった!」

 

 バン、と僕は手のひらで机を叩く。

 集まる視線。

 僕は到着を待ってくれていた面々に向けて、前置きもそこそこに作戦を発表した。

 

 

 ……皆は僕の言葉にしばし耳を傾ける……。

 

 

 大方を説明し終えたところで、教授が口を開いた。

 

「おおよそ分かりました。なかなか面白い作戦だ。しかし……ひとつ大きな問題が残っていますね」

 

 教授が懸念を示す。

 その言葉にティアも同意する。

 

「そうですね。操られている地球人の皆様は、どのように対処されるのでしょう?」

 

 そう、そこがキモだ。

 ヒウゥース邸を攻め落とすのはいい。

 けれど、操られてる51人の地球人を「ひとりの犠牲も出さずに無力化させる」という無理難題。それを解決する必要がある。

 僕は皆に向かって、その答えを示す。

 

「うん。それはね……」

 

 言いつつ、僕は縛り上げた緑色の鳥を取り出して見せた。

 

「ンンンンンンン!」

 

「あぁーーーーっ! その子! どこにいたの!?」

 

 驚いて椅子から立ち上がったのはパフィーだ。

 僕はフォーセッテをパフィーの方に放る。

 慌ててキャッチして拘束を解こうとするパフィーを尻目に、僕は教授に尋ねた。

 

「教授。あの鳥が何か、分かります?」

 

「ええ、存じていますとも。風来の神の眷属、フォーセッテですね。地球人の運量を吸い取るという稀有な特性を持つ鳥だ。このような所にいるとは驚きですが、しかし……」

 

 教授は眉根を寄せて難色を示す。

 

「そんなに広いのですか? その鳥の運量吸収範囲は」

 

「いや、広くないね。せいぜい、この紐の長さくらいまでだ」

 

「それでは……」

 

「そう、こいつは使えない。だから――レイフ?」

 

 僕はそこで突然レイフに呼びかける。

 自分が呼ばれるとは思っていなかったレイフは、びっくりして聞き返した。

 

「えっ、私?」

 

「うん。ダンジョンの地図……ある?」

 

「ええ、それならここにあるけど……」

 

 僕はレイフが出した地図をテーブルの上に開く。

 みんなも椅子を立って地図を覗きに来た。

 

「そしてここに、この街の地図もある。これと、ダンジョン地下1階の地図を重ねて見ると……」

 

 その一点。

 地図上にあるダンジョンの最奥。

 僕はそこを、コン、と指で叩いた。

 

「あ――クラマ、これ……!」

 

「え? ……あ、ああっ!」

 

「んん~? あ、ひょっとして……」

 

 はっとした顔で驚きの声をあげたのは3人。

 パフィー、イエニア、レイフ。

 僕と一緒に、このダンジョンを探索した仲間たちだ。

 他の人達は首をかしげて、怪訝な顔をしている。

 

「そう、ヒウゥース邸からそこそこ近いんだよね。ここ」

 

 僕はそう言って、にやりといたずらっぽい笑みを浮かべた。

 

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