また関係ない話しになっている感じです。
車のホラー映画を参考にしました。
名前も使いました。
ただ同一の車とは限りません。
デステゴロのキャラがうまく掴めてないので別人かもしれません。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
「嫌な事件ってなんでこう立て続けに起こるんかな?」
『そういうツキの悪さは周期的にあるズラ。法則があるかもしれないけど誰のせいでもないズラ。』
『これは…悲しいズラ…。』
高層ビルに飛行機が突っ込むという悲惨な事件現場に駆けつけたホークスが両肩にコマさんとコマじろうを乗せた状態で周囲を見て回る。
コマさんはこの場に広がる惨状に泣きそうな顔をした。
上から生存者を探すこともだが、事件の惨状を調べることも今回の仕事だ。
コマさんとコマじろうはホークスにしがみついているが重くはない。重たさを変えられると本人達は語っているが原理はよく分からないらしい。ザラゾスが解説すると幽霊のようなエネルギーそのものの方に身を近づけることで重たさの有無を変化できるらしいが、むしろ契約相手のホークスを触媒にしている人外であるためホークスに負担のない形になれるということのようだ。
惨い現場にめっちゃ可愛い系を連れた有能ヒーローに現場にいた人間達は最初はあまり良い顔はしなかった。
ホークスが最近になって人外の力を手に入れたという話はすでに公安から警察関係者やその他の機関にも広まっているので面と向かって文句を言う人間はいないが、コマさんとコマじろうの可愛い見た目が凄惨な現場には…っという不満がどうしてもあるようだ。ホークスの今の現在について日が浅いから慣れていないのもあるかもしれないし、コマさんとコマじろうの力をまだ理解できていないというというのもあるだろう。
引火性のガス漏れの可能性もあるため引火に繋がる個性持ちも現場の立ち入りを原則禁止とされているため、現場に出動したヒーローのほとんどはパワー型やレスキュー活動、探索能力に向いた個性持ちに絞られた。
「………うっ…。」
「おい、手を止めるな! 泣く暇はない!」
「す、すんません!」
プロヒーロー、デステゴロが作業中に涙を零し手を止めたため作業班の班長が怒鳴った。
あまりに酷い現場に感情が高ぶって涙がこみ上げてしまったのだ。瓦礫をどけて発見した遺体の有様やそこに生きた人間がいたことを示す痕跡もたくさん見つかる。破壊を伴うテロ活動や事故現場、自然災害による被災地など人が犠牲になった現場に出動したことは何度もあるが、これほどの規模の犠牲者を出した現場は未経験だった。
しかもこの惨状を引き起こしたのが同じ人間だということ。その現実を受け止める辛さ。本当にこれが人間のやることかと。現実を受け入れたくないという気持ちがある。
その心の動きで作業しながら涙がこみ上げてきてしまうのはデステゴロだけではなかった。
同じプロヒーロー、ヒーローではない別の職種のレスキュー隊員達や大きな災いに対応する職種の人間達の一部も冷静さを保たなければならないと分かっていても涙を我慢できないでいる者達がいたほどだ。
生存者は絶望的。生存者を奇跡的に発見できても搬送中、搬送先の病院で命を落とした。
高層建築物の倒壊と飛行機の爆発の相乗効果で起こった破壊の爆発は周囲にも及びたまたまそこを通りがかった人間も死傷しているし人体に被害は無くても車やその他持ち物、倒壊による余波で周囲の建物への被害や道路と地盤、水道管やガス管、電線などのライフラインの停止、次から次に問題が見つかり降り積もっていく。
悲しみ、怒り、絶望、諦め……、超常の力である個性が当たり前になった今の世の力をもってしても防げなかった、救えなかった悲劇を乗り越えようと手と足を止めるわけにはいかない。
悲劇に立ち向かうために先頭に立たなければならない、乗り越えるために後に続く者達を導くために涙を流して立ち止まってはいけない。
そうして心を強く持って泣かないで気を引き締めて動く者達と、それが上手く出来ない者に別れてくる。
デステゴロは後者だった。
手を止めないようプロとしての意地を張って表面を取り繕おうとしてもこみ上げる涙が止められず、ついに作業班長から作業から離脱するよう指示されてしまった。
しかし班長も他の班の仲間も、現場にいる他の人間達も皆デステゴロの気持ちは分かっている。目の前の職務を全うするために声を掛ける暇も無いが彼を批難する者は誰もいない。同情する視線はあったが。
安全な休憩所に移動したデステゴロは作業員のために設置された自販機で缶コーヒーを購入し、ベンチに座り込んだ。
「うぅ…、くそ…! こんなはずじゃ…。」
デステゴロは悲惨なこの現場で受けたショック以外の積もった感情などで思わず悪態を吐いてしまった。
うまくいかない最近のこと、悲惨な大事件を目の当たりにしたこと。若く経験の浅い精神を否応なしに蝕みすり減らしてくる。
うまくいかなくなった最近の原因はなんだろうか、それでまず思い出すのはゴーストライダーという存在だ。
1年ほど前に突然現れた外見完全ヴィランのダークヒーロー。
デステゴロはゴーストライダーの最初の出現現場を見ているヒーローのひとりだった。
ヘドロヴィランの事件で自分が不利だし見て動けずにいた時に炎を纏った地味な少年がヘドロヴィランに歩いて行き、そしてあの姿に……。
あの姿をいまだに夢に見る。忘れたくても忘れられず、噂と聞くたび、活躍を聞くたび、姿を様々なメディアやネットなどなどの媒体から見るたびに嫌な汗と震えを感じた。
ヘルバイクの爆音も耳から離れない。あれが聞こえるとき、どこかでヴィランや隠し通していた罪を暴かれた奴が罰されている時だ。
職業としてのヒーローが出る暇も無い早業と行動の迅速さ。絶対に追い越せない、先取りなんてできない、横取りもできない。横取りしようとしたヒーローもいたのだがゴーストライダーが無視して悪人を罰して去り、横取りをしようとしたヒーローのことがSNSを中心に大炎上ししてひっそり姿を消した。住所や本名等々全てが晒されて大変な状況になってしまったと噂に聞く。
ゴーストライダーの出現から社会で認知されるまでの期間は短い。1年程度で復讐の精霊というあだ名で、復讐の代行者として社会で大きな影響力と揺るぎないほどの支持を集めてしまった。
ヴィランどころかヒーローさえも罪を犯していれば粛正対象となり、デステゴロの同期や後輩、先輩ですら分け隔てなく罪人に慈悲はなしと言わんばかりにボコボコにする、ペナンスステアという魔眼で犯した罪の痛みを味あわせて最悪廃人にする、あまりの手加減の無さといつか自分も…っという恐怖からプロヒーローを引退したり将来の職業候補から外したという後輩や身内の話も聞いた。
気に入らない、このままでは今のヒーロー社会が崩壊するとしてゴーストライダーを排除しようとしたプロヒーロー達や同じ意見を持つ一般人達もいた。
だが無理だった。
強すぎた。怖すぎた。ゴーストライダー信者に論破された。
一番心をへし折れる要因になったのは、ゴーストライダーがあり得ないほど頑丈だったことだ。
某映画のサイボーグを彷彿とさせるほどどんな攻撃を受けても歩みを止めない。やるべきことのために淡々と行動する。そのためなら邪魔なものは軽くどかす。個性が通用しない。
パワーや派手さより、そのあり得ないほどの頑丈さと復讐を果たすことへの執念の前に恐れを成したり無駄なことだと諦めがついてゴーストライダーに物理的に邪魔をしようとした者達はいなくなった。ネットなどを利用してあらぬ噂を立てて中傷しようものならゴーストライダーに助けられた被害者達や崇拝する信者達に袋叩きにされて最悪証拠を掴まれて通報されて警察のお世話になることも少なくなかった。ネット特定犯恐るべし。
デステゴロも邪魔しようとして同じ時に先にゴーストライダーに楯突いて酷い目に遭った同僚がいたから結果的に未遂で終わった方だがそれでも気に入らない気持ちを抱えていた。しかしどうしようもないためだって勝てないから。
ヒーロー志望者の増加で飽和していたプロヒーローの業界だったが、ゴーストライダーの出現により一部がゴーストライダーに断罪され、かなりの人数が自主的に引退して離れていった。結果それまで回っていたヒーローの仕事が人手不足で困ることにもなり、仕事がないとあぶれていたヒーロー達に必然的に仕事が回ってきて低迷していたランキングをあげることになったのは皮肉だ。
№2のエンデヴァーが雄英体育祭の一件で没落したことを皮切りにヒーロー全体の素行の見直しもされ、それによって更に現役ヒーローがリストラされたり、自主退職を促すために窓際に追いやられたり、給料の削減、採用の際の基準の見直しで厳しくなったりするなど様々な波紋が凄まじい速さで発生した。
デステゴロはギリギリでリストラと窓際行きを免れたが、それでも以前のような空気感の失われたヒーロー活動そのものに慣れるのに苦戦していた。
華々しさとエンターテイメントとしてのヒーローの活動よりもヒーローとして求められる仕事と活動内容が重点に置かれる傾向が社会に広がり、かつてステインが提唱していた英雄論がある意味で実現されたような現状に苦笑いを浮かべる評論家も少なくない。
「ちくしょう…。俺だって…もっと給料とボーナスがあれば…。」
「今回のは出動手当があるって聞いたぞ?」
ブツブツと悪態をついていたデステゴロに工事現場職員が話しかけた。
大規模な破壊活動によって日本中の工事業者も動員されている。そのために国から出される手当と報酬もあるが、金で惑わされるどころじゃない悲惨な現場に出動した人員のほとんどが閉口し中には涙を流す者もいた。
「分かってる! けどそれでもギリギリなんだ! このままじゃ男やもめ一直線……、俺だってこんなプレミアな外車乗り回して…彼女作って…。」
「ん? そんな車あったか?」
「は?」
デステゴロが立ち上がって近場に止まっていた車を指差して文句を垂れていると工事現場職員が顔をしかめて言った。
デステゴロが慌ててその車を見た。
どう見てもこの現場に似つかわしくないクラシックな外車が舗装されていない現場の休憩所に停車されていた。
綺麗な車体で、大変手入れが行き届いていて、形が昨今の新車にない形状であることから年代物であることが車に多少詳しい人間が見れば分かるが、どこの誰がこんなところに停車されたのか、そもそもいつから停車していたのかが分からない。
赤い車体の色、左ハンドル、ピカピカに磨かれただが時代を感じさせるデザインと綺麗に整った車内のシートと余計な飾りっ気のないシンプルな美しさ。
スポーツカーであるため金持ちの車オタクが観賞用に飾っておくか、乗るにしてもこんな場所に置いておく品ではまったくない。
「詳しいんですか?」
「最近雑誌でな…。こりゃ綺麗な車だ…。ああ、隣に美人乗せたら絵になるだろな~。車好きが写メ撮りまくりで、SNSであげたらバズり案件だろ。どこの金持ちのだよ。」
「ビルのオーナーのかもな。」
「オイオイ! 触っちまっただろ! だ、誰も見てないよな?」
「自分が見てるけど?」
「黙ってろよ!?」
「どーしよーかなー?」
「なにが目的だ!」
「自販機でジュース1本!」
「ケチくさいな…。」
まあそれぐらいならとその場のノリでそうなったが、まあ落ち込んでいた気分をあげてくれたお礼もかねてデステゴロは財布を出そうとした。
ブロロロロ…っと背後から車の音が聞こえた。
「へ? うわっ!?」
自分の背後から聞こえたその音に思わず振り向くと、そこにはあの赤い外車。
さっきまで停車されて位置からするとどうやってこの短時間でデステゴロの背後に移動したのか分からない。音もしなかったし、この短時間で移動できるような位置じゃなかった。ミニカーみたいに上から手で持って位置を変えたなら可能だろうと断じられるほど物理的に無理な移動をしているのだ。
しかも誰も乗っていないのにエンジンがかかっていてデステゴロの後ろに控えている。自動で動くための仕掛けを後付けされているなら分からなくもないが、こんなスポーツカーにそんな工夫をされてデステゴロの後ろに来るように仕向けた理由が分からない。
昔の車を紹介する動画で視聴したクラシックな外車のエンジン音の記憶と重なる音が誰も乗っていない赤い車から聞こえる。
固まっているデステゴロの顔に汗が垂れる。一緒にいる工事現場職員も硬直していた。
どうすればいいか、どう動くべきかデステゴロが頭の中で考えていると。
「見つけた。こんなところにいたのか。」
デステゴロにとっては聞きたくない少年の声が聞こえた。
そちらを見るとやはりそこにいたのは緑谷出久。無表情な顔で赤い車に近づいていく。
すると赤い車のエンジンがブオンブオンと何か言葉を伝えようとするような音を出した。更に車のヘッドライトもチカチカと光る。
「…不服なのは分かったけど、早く犯人を捜したいから少し手伝って欲しい。終わったらしばらく好きにしていいから。」
出久がそう言い聞かせるように車に向けて言うとブオンっとひときわ大きくエンジンの音があがった。
なんとなく喜んでいるような気がした。車だから表情や感情は分からないのだが。
「あの…。」
工事現場職員が恐る恐る聞いた。
「はい?」
「この車…、なんです?」
「車ですよ。」
「それは見りゃ分かりますけど…、なんで誰も乗ってないのに…。」
「この車は自分で動く車です。」
「へ、へ~…。変わった個性ですね?」
「個性社会前からですよ。」
『人殺しの都市伝説だがな。』
ザラゾスの言葉は外には聞こえていない。
「ほら、行こう。」
出久が背を向けてついてくるよう赤い車に指示すると赤い車は何度か方向転換のために休憩所広場を利用して方向転換を終えて出久の後ろについていくようにゆっくりと走り出した。
「は~…、あんな自立意識を持った車ってあるんですね。世の中どんどん発展してるっていうか。」
「いや…あれは…。」
「えっ?」
「な、なんでもない…。」
デステゴロは青ざめた顔で首を横に振った。
ゴーストライダー絡みであることの意味をデステゴロは理解していた。
あれはハイテクな最新技術や個性で生み出されたそういう存在ではない。
もっと恐ろしい部類の超常現象だ。
突然自分の背後に移動していた異常性で気づくべきだった。
デステゴロは嫌なことに関わってしまったと己の不運を呪った。
しかし彼は自分が何気なくしたことで不運だと思った事柄につきまとわれることになる。
「なんでだーーーー!?」
本日の作業を終えて交代して帰路につくためにシャトルバスに乗りに行こうとしたところで、簡易駐車場で待ってましたとばかりにあの赤い車がハイビームでデステゴロを照らしてきたのだ。
暗くなっていても分かる赤い車の車体が勝手に動いて驚愕で固まっているデステゴロの前に車体の横を向ける。
そして扉が開閉し、いかにも“乗れよ”っと言わんばかりだ。
車を見た瞬間に叫び、それから固まったまま恐る恐る周りを見回したが仲間のヒーローやヒーロー以外の人間で視線で助けを求めるが全員気まずそうに目や顔を逸らした。
「すみません。どうやらあなたのことを気に入ったようです。」
「うおっ!?」
そこにまた突然緑谷出久登場。
「申し訳ないんですが、少し彼女とデートしてあげてくれますか?」
「はあ!? なに言って…、って、彼女!? コレ女ぁ!?」
「まあ性別はなんでもいいですけど、一応彼女ってことになってます。当人はどうでもいいみたいですが。今までの持ち主は女性として見ていた方が多かったようです。クリスって呼んであげてください。」
「はあ…。」
「クリスティーンだから、愛称はクリスです。コレをデート代として受け取ってください。」
そう言って出久は分厚い茶封筒をデステゴロに手渡した。
ずっしり重たく、形から察するに薄給の若手ヒーローでは手にできない札束が詰っていることがなんとなく分かってデステゴロは別の意味で焦った。
今や知らぬ人がいないほどの象徴となっているダークヒーローであるゴーストライダーから大金を渡されるなんて、そんなことが世間に知れたらどうなるか。
ドバッと汗が溢れて体が震え出す。
「あ、いや…、う、うう、ううう受け取れません…!」
「すーぐ機嫌を悪くするワガママなのでそれぐらいでも足りないかもしれません。万が一の治療費も用意しておきますので、夜のデートをお願いします。では。」
「えっ、ちょっ、まっ……………、ええええええええーーーーー!?」
深々と頭を下げた出久はヘルバイクを召喚するとさっさとどこかへ去って行った。
残されたのは交代で帰宅するデステゴロ達。デステゴロは片手に万札の束入り茶封筒。もう片手を立ち去った出久に伸ばそうとしたまま。
シーンっと静まりかえったこの場だったが、自立意思を持つクラシックな赤いスポーツカーことクリスティーンがクラクションを鳴らした。
ビクーンっと体がはねるデステゴロ達だったが、クリスティーンはデステゴロに声や言葉が無くとも『早く乗れ』と命令しているようにライトをチカチカと激しく点滅させて催促してるようだった。
「俺…、なんか悪いことしたか…?」
心当たりがまったくないと言ったら不安だが、ゴーストライダーに殴られたりするような悪事はしていないと思いたいデステゴロは半泣きになりながら渋々クリスティーンの運転席に乗った。
彼が乗ると扉が勝手に閉まり、車輪が一気に高速回転を初めてあっという間にドリフト、そして公道じゃ確実に違反になるスピードで急加速して夜の街へ消えていった。
加速中にデステゴロの悲鳴が走行音に混じっていたのを、その場にいた者達が聞いていた。
「ねえ、ザラゾス。」
『なんだ?』
「なんで彼女…、君のお嫁さんのひとり(?)のクリスティーンはどうして彼を?」
『アイツは見た目を褒められるとどちゃくそ喜ぶからな。逆に悪口言われると轢き殺しに来るぞ。過去にアイツの機嫌損ねて何人轢殺された分からん。』
「…………都市伝説に伝わる人を殺す悪魔の車…か。」
クリスティーンの正体は海外の一部で伝わる都市伝説で語られる人殺しをする車だった。
その出自は不明だが、元々はただの車として生まれたのになぜか意思を持っており、勝手に動いて人を轢き殺すようなったらしい。
その見た目の美しさと限定商品であったことから様々な持ち主の手を渡り、人殺しを続け、最後にはクリスティーンの悪行に気づいた人間達に破壊されて燃やされて爆発した
、……ことになっている。
だが爆発直後にザラゾスが拾い上げ、元の姿に修理して嫁として迎えて現在に至るらしい。
そんな車だったが、ザラゾスからクリスティーンという名を与えられ、愛称としてクリスと呼ばれて可愛がられている。
ザラゾスの嫁として迎えられたことの特典として、車と分類できる乗り物のすべてに姿を変えて同じ性能を発揮するという能力が加わり、今回の悲惨な事件現場の調査のためにかり出されてのだが、機嫌が悪くなって逃げてしまいデステゴロがいたところに移動していた。
そこでデステゴロが知らずにクリスティーンの見た目を褒めたりしたから、デステゴロのことをその時の気分で気に入り、仕事が終わったとでドライブデートに連れて行くと行動したのである。
人を轢き殺すのは趣味だが、車として走ることは生きる意味なのだという。後者については走るためにある車なのだから当たり前といったら当たり前だが……。
デステゴロは今はデートに誘われるぐらいには気に入られているが、万が一悪口を言ったり、意図的に汚したり物理的に傷を付けたりなんてしたら……、手のひらを返して確実に轢き殺すターゲット認定されるということをあとで伝えないといけないと、出久は思った。
この展開にする予定は無かったです。
なぜこうなった……、でもそのうち出す予定にはしていた悪魔の車ネタ。
元ネタは『クリスティーン』からです。
車のホラー映画は他のもありますが、名前がある方を選びました。
姿形はずっと車。他の車両に変身できても車のまま。
擬人化もしないし、トランスフォーマーみたいのもならない。あくまでも車。
言葉は喋らないが感情や意思表現はする。怒るとすぐ轢き殺しに来る。ぶつかってくる。誰であろうとぶつかってくる。ザラゾスもよく轢かれてる。
男が好きというより自分を褒める相手を気に入る。この時はたまたまデステゴロを気に入った。でももし気分を害されたり物理的に害を与えてきたら速攻で轢き殺すターゲットにチェンジ。
1回怒らすと轢き殺すまで追いかけてくる執念。
なぜ普通の車から自我を持つ車になったのかは不明。
次回でなぜクリスティーンを事件現場に連れて来たのかを描こうと思います。
パラサロットとの戦いもしないといけませんし。
次の短編のネタにするなら?
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妖怪ウォッチ
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すまっしゅ!!
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それ以外の怪異や、妖怪など
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SCP
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いや、連載の続き書けよ