ヒロアカ×ゴーストライダーネタ  連載版   作:蜜柑ブタ

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体育祭、開幕。



色々と整理がついてないけど、書きたいところを書いた。



ゴーストライダーの乗り物は、バイクだけにあらず……?


SS14  体育祭、開催!

 雄英校の体育祭は、独特だ。

 

 ヒーロー科、サポート科、普通科がごった煮にされて学年ごとに競技を行い、勝ち抜き戦。

 いわゆる学年別総当たり戦である。

 

 つまり、全力で自己アピールできるのがこの体育祭だ。それは、ヒーローとして名を売りたかったり、他のことで注目を貰いたい生徒が将来のために絶対やりたいことだ。

 世間が大注目の中、どれだけ自分をアピールし、将来を勝ち取るか……。

 

 ましてや今年からゴーストライダーがいるのだ。ゴーストライダーが他の注目を一身に受けているのもあり、なんとしてでも視線をコチラに向けたいだろう。

 体育祭までの2週間……、メッチャ挑戦的な目を向けられまくっていた。

『モテるって辛いな~。』

「だからモテてるんじゃないって。』

『こういう妬みだのなんだの視線ってのもたまらねーんだよ。』

「……悪趣味。」

『悪魔だからな。』

 呆れる出久とは対照的に、ザラゾスは、ニヤニヤしている。

『しかし……、これは、この間のカモ共の襲撃を埋め直すための行事か?』

「そこら辺の事情なんてどーでもいいよ。」

 

 そんなこんなで2週間はあっという間に過ぎ、体育祭当日を迎える。

 

 今年は例年に無い規模での開催となったが、つい最近のヴィラン襲撃事件もあり、メチャクチャ入場検査も厳しく、さらに全国のプロヒーローが呼ばれるという大事となっている。

 

「緑谷。」

「なに? 轟君。」

「……。」

「?」

「いや…、なんでもない。」

 そう言って轟は背中を向けた。

『まだ決められないか。だが、あの様子じゃあと少しってところか。』

「そんなに楽しみ?」

『そうだなぁ。個人の依頼を受けることがあるって事をアピールするにゃ、絶好の日和じゃね?』

「……。」

 どうやらザラゾスは、轟が復讐したい相手の見当がついているらしい。だから楽しみにしているのだろう。

 最初の頃、出久が絶望しないから体を奪えないとして、ゴーストライダーの力を与えるんじゃなかったと言ってたような気がするザラゾスがずいぶんと楽しんでいるものだなぁ…っと出久は思った。

 

 やがて体育祭会場への入場時間になった。

 

 特に1-Aクラスは、今年の注目の的だ。

 この間のヴィラン襲撃事件の被害者であること。そしてなにより……、だって、ゴーストライダーがいるし。

 

 スタジアムは巨大で、凄まじい人数の観客、そして全国から集まってきたスカウト目的のヒーロー達や、マスコミがいる。

 凄まじいフラッシュと共に、観客席が歓声と同時にざわつく。

 誰だ、どれだ!? ゴーストライダーはどの子だっけ!? っと。

 

 今年の1年主審は、18禁ヒーロー、ミッドナイトである…。まあなんというか…、どうもてもSM女王です。

「選手宣誓! 選手代表! 1-Aクラス、緑谷出久!!」

「はい。」

「ぐっ…。」

「落ち着け、爆豪! 仕方ないだろ? トップ取ったの緑谷なんだから。」

 そして出久が壇上に上がる。

 緑谷出久と聞いて、あれがゴーストライダーか!っと、観客席がざわつき、あれ?普通じゃね?っと不審がる。

「せんせー。」

 マイクから響く出久の声に会場が静まる。

 ゴーストライダーは、いったいどんな宣誓を!? っと期待が集まる。

 

 

「頑張ります。」

 

 

 ズドドーーーー!!

 

 

 単調な口調で出久が言った瞬間、観客席も、選手である生徒達もずっこけた。

 

『お…おおーーーと、予想外すぎる、普通っぷりぃいいいい!! けど、普段の緑谷出久ってこんな感じだから否定できないぃいいいいい!!』

 

 実況のプレゼント・マイクがそうフォローする(?)。

『ーーーーーーっ!!』

 出久の中にいるザラゾスが、引きつけ起こしそうなほど大笑いしていた。

「てめぇ、デクゥウウウウウ!! そんななまっちょろい宣誓しかできねーーなら、俺と代われやあああああああああ!!」

「2位の大型駄犬は黙ってようね。」

「なーんだ、アイツ2位か…。」

「ってか、大型駄犬って…、ぷっ。」

「うるせええええええええええ!! 犬じゃねぇええええええええええ!!」

 普通科から落胆したような声と犬呼ばわりされたことに吹き出されたため、爆豪はギャンギャン怒った。

「さーて、それじゃあ、早速第壱種目いってみましょーー!!」

 騒ぎは無視され、ミッドナイトが行事を進行させた。

 そしてスタジアムの巨大ボードに、種目名が表示された。

 

 障害物競走

 

 聞くだけなら普通の体育祭や運動会の種目であるが…、ここは雄英校、そして時代は個性社会。普通であるはずがない。

 ようするにコースさえ守れば、『何をしてもいい』のだ。

 距離は、スタジアムの外周約4キロ。そこにどんな障害物が待っているかはお楽しみ。

「あっ、そうそう、ゴーストライダーだけ事前に説明してるけど、特別ルールでヘルバイクは使用禁止よ。アレってどんな障害物も簡単に乗り越えちゃうから。」

 ゴーストライダーの力の一部だが、一応色々と制約が設けられ、ヘルバイク使用禁止などが言い渡されていた。

 なので早速観客席からブーブーっとブーイング。ゴーストライダーのヘルバイクの爆音のファンというのもいるのだ。

『今年の大注目過ぎる有精卵! ゴーストライダーだからな! どうせなら意外なゴーストライダーの一面見たくないかーーーい!? ヘルバイク禁止はそのための制約のひとつさ!』

 プレゼント・マイクのその言葉に、ブーイングが、ざわつきに代わる。たちまち、バイクに乗らなきゃもしかして足遅いとか?っとかなんかヒソヒソし始める観客。

 これは、無敵のゴーストライダーの意外な一面が撮れるのか!?っとマスコミは、ワクワクし始める。

 そしてスタジアムの外へのゲートが開かれ、三つのランプがひとつずつ点灯していこうとする。三つ目が灯った時、スタートである。我先にと前へ前へと場所を取ろうとする生徒達。

 そしてすべてのランプが灯った。

『スターーーーーーーートーーーーーーーーーーーーー!!』

 同時に、プレゼント・マイクがスタートの合図をかける。

 スタートは…、大渋滞で始まった。そりゃそうだ、11クラス(ひとクラスあたり、20人ぐらいとして)、そんな大人数が1度に動けば固まるというものだ。

 しかし、何かがおかしい。冷気が…。

『おう? ありゃ、あの復讐したがってるガキじゃねーか。』

 人の間から見えたのは、地面を凍らしその上を滑りながら走り抜けつつ、他者を妨害している轟だった。

「まあ…、やるとは思ったけどね。」

 出久は、足を凍らされたりして妨害された生徒の肩の上を軽々と飛び越え凍っていない地面に降りた。なお、轟を追うのは出久だけじゃない、轟の特性を知っている1-Aクラスが次から次に飛び出して追う。

「ハハハハ! 轟のウラのウラをかいてやったぜ! くらえ、オイラの必…。」

 が、峰田は直後に横からロボットに殴られて吹っ飛んだ。

 見ると、入試の時の仮想ヴィラン…、ようするにロボットが大量に。

 さらに前方に立ち並ぶのは……。

「0ポイントーーー!?」

 ヒーロー科入試を受けた者は見たことがある巨大ロボットが何体もいた。ちなみに、轟と八百万は、推薦なので入試は受けていない。なので仮想ヴィランについては初めての遭遇だ。

 なお、あんまりにも多いので道が完全に塞がっている。

 轟は、下から上へ、冷気を飛ばし、前方の巨大ロボットを凍らせる。凍った結果、足の隙間ができたのでそこを通り過ぎる轟に続こうと他の生徒が通ろうとすると…。

 不安定な体勢の時に凍らされたから、体勢を崩した巨大ロボットが倒れた。そして壊れた。

「なるほど…、確かに推薦されるだけのことはあるね。」

『アレ…するのか?』

「うん。」

 アレとは……?

 出久は迫り来る巨大ロボットの腕を駆け上り、頭の上に乗った。

 

 

 

 

 第二関門は、ザ・フォール。まるで某赤帽子のゲームみたいな足場と、それを繋ぐ綱。ようするに綱渡り。

 生徒が各々の個性や、サポート科などは自らが開発したアイテムを持ち込んでの挑戦となる。

 

 

 第三関門は、地雷エリア。言葉通りだ。

 前を走る轟を爆破の個性でブーストをかける爆豪が追う。

 ……その後ろに迫る爆炎の塊に気づかず。

 

『なんかきたーーーーーー!?』

 

「えっ?」

「はっ?」

 プレゼント・マイクの絶叫を聞いた二人が思わず振り返ると……。

 

 凄まじい炎に包まれた巨大ロボットのような異形が凄まじい速さで走ってきた。巨大ロボットの足は炎を纏っており、地雷などものともしない。

 

「わああああああああああああああああああああ!?」

「ぎゃあああああああああああああああああああ!?」

 たちまち轢かれる二人。

 

 

 

 

「はい、ゴール。」

 

 ゴールのゲートを破壊しながら突き進み、スタジアムに入ったのは、炎の巨大ロボットの頭に乗った出久だった。

 

『なんだーーーーー!? なにやったのーーーーー!? あっ、ただいま審議ははいりまーーーす。』

 

 審査員の宣誓やプロヒーローが、炎に包まれた巨大ロボットから飛び降りた出久に聴取。

 そして審議。

 結果……。

 

『緑谷出久!! トップでゴーーーーーーールーーーーーー!!』

 

『えー、校長です。なにがあったのか、そして何が起こったのか説明をさせていただきます。まず、ゴーストライダーには、乗り物としてヘルバイクが有名でしょうが…、どうやら、このヘルバイク…、乗り物と当人が定義した物はすべてヘルバイクと同様に操ることが可能なのだそうです。緑谷出久君は、この能力を用いて、巨大仮想ヴィランをヘルバイクと同様の仕様にして、障害物競争を制したのです。』

 

 そんなんアリかよ!?っと、スタジアム入りしていく生徒達がブーイングをあげる。

 

『個性の中には、支配系や洗脳系といったものも存在する。故に、ゴーストライダーのその力もその類と考えればおかしくはないのだよ。ただ、それに負けただけさ!』

 

 根津校長により締めくくられ、この話題は強制終了。

 焦げと、土埃まみれの爆豪は、地面を爆破で叩きながら悔しがった。

 

 

 体育祭、予選の第壱種目『障害物競争』。

 1位。緑谷出久。

 

 

 

 

 




死人は出てませんからね!

映画版はまだ見てないけど、どうやらゴーストライダーは、馬であろうともヘルバイクと同様の仕様に出来るらしい。
っということで、0ポイント敵を1体、ヘルバイクと同様の仕様にして障害物競争を制しました。ヘルバイクがダメなら、障害物を逆に利用しちゃえっという感じです。


なお、ヘルバイクと同様の仕様になってるのと、炎に包まれているので、スピードもパワーも元々を遙かに超えております。なので、轟が冷気を使っても無駄です。
二人が轢かれちゃったのは、スピードがあまりにも速かったため、対応できなかったためです。


……反則かなぁ?



>プレジデント・マイクと書いてました。
誤字報告ありがとうございます!
なんで誤字したなぁ……。(アホ)

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