ブラックハートのキャラが掴めず、最初キャラ崩壊しています。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
(※2020/11/12 ちょっと台詞を書き換え)
(2020/11/11 最後の方で元人間の脳無を駆除すると書いてミスってたので、一部書き換え)
『なに? 知り合い?』
『悪魔同士って意味じゃ、同志ってことになるが……、こんな若造のボンボンと一緒にされたかねーな。』
『へ~。なんで、そのお坊ちゃん悪魔がここに?』
『……小僧、好き勝手言ってくれるな!』
出久にまで坊ちゃん扱いをされ、カチンッときたのかブラックハート(ステイン憑依)が、ビシッと指差してきて声を低めて言う。
あっ、コイツ、やっぱ同じ悪魔でも違うわ…っと、出久はそれだけで分かった。なんというか、声は良いが、沸点が低いような、経験値不足を感じるのだ。
『で? 何しに、ソイツ(ステイン)に取り憑きに来たんだ?』
『ふん! 貴様に説明する必要はない。』
『どうせ、俺を馬鹿にするためとかそんなしょーもない理由だろうが。』
『ああー、そう……っ! 何を言わせる!!』
『…あちゃー。』
あっさり白状しちゃったブラックハート。
おそらく出久に取り憑いてゴーストライダーの力を与えているザラゾスを弄るために来たのだろうが、逆に遊ばれている。それだけでなんとなく、魔界での力関係も見えてくるような……。
ゴーストライダーの頭は炎に燃えている頭蓋骨だ。だから表情なんて無いようなものだが…、どうやら向こうには分かるらしい。
『小僧、俺をなめるなよ! 十年そこいらしか生きてないくせに何を分かったような顔をしている!』
なんかムキになっている様子。
『人間と悪魔の寿命をいっしょくたにするな。人間年齢に換算すりゃ、てめーなんて…。』
『黙れ、ザラゾス!』
全部言わせないあたりに、ブラックハートの若さが伺える。
ゴーストライダーの中にいるザラゾスが、そんなムキになっているブラックハートの様子に堪え笑いをしている。
『どうやら…、貴様がご執心の小僧もろとも死にたいらしいな!』
『おう? やるか、コラ?』
『えっ? 戦うの?』
ゴーストライダーがそんな風に話を持って行こうとしている悪魔×2に少し困惑していると、さっきステインへの攻撃に使った廃ビルのデカい瓦礫が飛んできた。
それを拳で破壊すると、明らかに何かを投げた体勢になっているブラックハート。
黒毛に覆われた長い尻尾で地面を叩き、不機嫌を露わにするブラックハートは、凄まじい速さでゴーストライダーに飛びかかってきた。
それを拳で迎え撃とうとすると、ブラックハートは体を捻り、拳を回避しつつ、伸ばした足でゴーストライダーの頭部に飛び蹴りを入れた。
普通ならすんなり耐えてみせるところだが、相手は腐っても悪魔、若くても悪魔、ゴーストライダーの体が綺麗に吹っ飛ぶ。
『ぐ…。あれ?』
『おい、いつも通りのつもりでやろうだなんて思うな。悪魔相手はこれが初めてなんだからよぉ。』
『そーいうことは早く言おうよ…。』
ゴーストライダーは、文句を言いながらムクリッと起き上がった。
見ると、なんかブラックハートが余所を見ている。
『?』
その視線の先をチラッと見ると…、飯田を守っている轟がいた。
ブラックハートは、まるで値踏みするように、自分の顎を指で触り、ほう?っと声を漏らしていた。
『おい、出久。あのボンボンのクソガキ……、てめーの持ちモンに興味持ちやがってる。』
『なに?』
『轟とかいうあの猫をだな…、あっ! 言ってる傍から!』
『えっ?』
ちょっと目を離した隙に消えていたブラックハートが、轟の前に来ていて手を出そうとしていた。
なお、轟はメッチャ嫌がっている。
「来るな!」
『…お前…、いいなぁ。その若さでなにをした? そんな心に穴を開けて…、可哀想に。』
「やめろ! 触るな!」
伸ばされた手を払うと同時に凄まじい冷気を放って、ブラックハートを凍らせる。
『ククク! 死んだ目をしているくせにイキの良いことだ! 気に入った。俺の僕(しもべ)に! ーーっ!?』
氷を内部から破って容易く破壊したブラックハートが、再度轟に手を伸ばしその左腕を掴もうとしたが、バチンッ!と火花が散り、ブラックハートがのけぞった。
そうなったブラックハートを横からゴーストライダーがドロップキックを喰らわして吹っ飛ばした。
『逃げろ轟君!』
「っ!」
『ザラゾス! 貴様、この小僧にツバつけてたな!?』
起き上がったブラックハートがゴーストライダーの方を向いてガーッと怒る。ブラックハートの隙を突いて、轟は飯田を担いで逃げ出した。
『忌々しい! 殺す!』
『人のモンに手ぇ出すテメーが悪いんだろうが。』
『あれ? いつから轟君って…。』
『お前のだよ。』
『死ね!』
ブラックハートの足下の影が揺らぎ、無数の黒いコウモリのようなエネルギーが溢れ出た。
コウモリみたいなエネルギーがゴーストライダーに群がり、炸裂する。
ゴーストライダーは、炎を纏わせた鎖を振るい、コウモリみたいなエネルギーをすべてなぎ払った。
次の瞬間、首にブラックハートの尻尾が巻き付き、ゴーストライダーを持ち上げると、反対側へ投げつけた。
そして放り投げられたゴーストライダーに追撃すべく、ブラックハートの黒いエネルギーで作りだした日本刀で斬りかかった。
それを真剣白羽取りするゴーストライダー。
ギリギリと少し膠着したが、口を開けたゴーストライダーが吐き出した炎がブラックハートを包んだ。
後ろへ飛んだブラックハートは、パンパンと炎を払う。だが不意に胸を押さえて日本刀を杖にするように膝をついた。
『クソ…、ここまでか…。』
『?』
『時間切れだ。同意も事前の儀式も無しの強引な憑依だからな。肉体が崩壊する。』
ブラックハートの異変に、ザラゾスがそう言った。
ブスブスと体から煙が漏れ出すブラックハート。
すると、フワリッと赤黒いモヤのようなモノがその体から抜け出ようとしていた。それにはよく見ると赤い両の目があった。おそらく実体のないブラックハートが肉体が崩壊する前に逃げる気だろう。
その時。
ドスッとそのブラックハートの左目に、黒い日本刀の切っ先が刺された。
『グオッ!?』
「……にが…す、か…。」
ステインだった。ブラックハートに取り殺されたかと思われていた。
振り向いたステインが日本刀で縫い止めたブラックハートの左目から流れる血をベロリッと舐めた。
『き、貴様ぁ!!』
「くれて…やる……。」
『!』
「英雄のため…、誰かが血を染めねば……、正されない…! だから……、寄越せ! その力を!!」
『チィっ! とんでもない男だ! だか…、その狂気…、その魂! いいだろう! 契約はこれで成った!!』
ステインから離れようとしていたブラックハートが逆にステインを包むように戻った。
『面倒くさいことを…。』
『けいやく…。』
『ボサッとするな。出久。』
『…うん。』
ゴーストライダーがステインに襲いかかった。
しかし、拳が届く直後に、ステインの体がブラックハートもろとも霞になって散り散りになり消えた。
『贋物が蔓延る、この社会も…、いたずらに力を振りまく犯罪者も…、粛正対象だ!! すべては正しき、社会のため! 殺してやる、消してやる、贋物共、犯罪者共! 本物の英雄を取り戻すために! 俺を殺していいのは……、本物の英雄だけだ!!』
その声が、保須市に不気味に響き渡り、すべての生きている者達がソレを聞いた。
すべての脳無が捕えられるなりして、保須市の混乱はやがて収まった。
ヒーロー殺し・ステインについては、引き続き指名手配され、紙面やメディアには、逃亡と目撃情報の収集が呼びかけられた。
ブラックハート→若造。
っということにしました。
このネタでは、ステインは、ある意味でゴーストライダーのライバル兼ラスボスになるかも。(予定不安定だけど)
あと、ブラックハートに目を付けられてしまった轟。でもだいじょうぶ。ゴーストライダー呪いで守られてるからね。
期末試験だけど……、ゴーストライダーの力の全容を知るためにあえて夜にするか……、そして複数人のプロヒーロー教師達に戦ってもらうか。悩んでおります。
※感想欄にて、ご指摘いただきありがとうございます!
駆除しちゃダメだった! 一応元人間だし!
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いや、連載の続き書けよ