ヒロアカ×ゴーストライダーネタ  連載版   作:蜜柑ブタ

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期末試験編?



色んな方の案を取り入れて、出久は夜にひとりで教師陣を相手に試験を行うこととしました。
なので、爆豪との組み合わせでオールマイトとは戦いません。

爆豪は、八百万と轟の組に入ります。

試験の状況などは、結果のみで過程は省きました。




それでもOKって方だけどうぞ。





いいですね?



(※pixivで知り合った方から、素敵な試験中の文章をもらったので許可を頂いて載せました)


SS28  林間合宿を賭けて!(※pixivで知り合った方から頂いた物を書き加え版)

 期末テスト!

 

 それは、学校生活をしていたら避けては通れぬ試練!(中間テストもあるよ)

 

 普通の学校でもそうだが、進学校ならなおさら大切な学校在籍と進級・卒業などを左右する成績を出す試練!

 

 勉学が苦手な者は嘆く。

 

 雄英校ヒーロー科、そこでもうすぐ夏休みでも悠長に遊べる夏休みなどない。

 

 故に、林間合宿となる。

 

 学生の林間合宿に、楽しみを見出す者は多い。

 

 肝試し、カレー、花火…etc。

 

 訓練と勉強の二重苦だが、楽しみも多いだろう。

 

 だがしかし! 期末テストで合格基準点を取れなかったら…、林間合宿無しの補習地獄である。

 

 林間合宿楽しみだ~っと言っていた者達のほとんどは…、成績順位が下の方なのだ。

 

 ちなみに、中間テストは学校に入ったばかりとあり範囲も狭く、割と簡単であった。

 

 しかし、期末試験は演習試験もあるのである。つまり勉学で点数取っても、こっちで落第点ならアウトだ。だがどちらかが良ければギリギリ合格点というのもあり得なくはない。極端な話、爆豪の入試の時みたいに、ヴィランポイントだけを稼ぐとかいうのも手なのだ。

 なお、下心ありまくりで、風呂だの行水だのを覗くのを楽しみにしている峰田は、意外にも成績順位は上で、20人中9位。だが、個性把握テストの時の最下位もあるので演習試験での不合格が心配されるところである。

『お前は何も心配ないな。出久。』

「……。」

 ゴーストライダーこと出久、順位20人中1位。

「わーたーしーが、普通に教室に入ってきた!」

「わっ。」

「緑谷少年! ちょっといいかい?」

「はい。」

 出久は立ち上がり、オールマイトについて行った。

 出久がいなくなると、途端に轟が目に見えて落ち込む。初期に比べればこれでもだいぶ落ち着いた方だ。ちょっと前まで何処に行くにもついていこうとしてたので、出久が躾けて『待て』をさせたのだ。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 仮眠室にて。

「……演習試験を夜に?」

「理由はひとつ。君の全力の力を測るためさ。」

「それはいいですけど…、急にどうしたんですか?」

「君がステインを取り逃したことについて、公安委員会がうるさくてね…。ならばいっそのことゴーストライダーのパワーを数値化して、対策を立てるべきだって話になっちゃって。」

「なるほど…。」

 ゴーストライダーは、これまで無敵であるかのように力を発揮し、罪人を粛正してきたが、ステインを取り逃したのは予想以上に周りにとって衝撃だったらしくゴーストライダーが万能で完全無敵ではないことを知らしめることとなったようだ。

「雄英は、生徒達の個性や能力を全力で伸ばせるよう勉学・訓練を実施しているが…、君の場合はまだ把握しきれていなくってね、そのためにもこれを機にって。」

「分かりました。」

「しかしだ……、全力のゴーストライダーの力に見合うだけの試験会場と力のある教官…、それらを本来の試験日に用意するのは難しいんだ。」

「でしょうね。」

「かといって体育祭の時のように全国のプロヒーローを呼ぶわけにもいかない。だから、総合してプロヒーロー教師だけであたることになりそうだなんだ。」

「みんな断りそうですね。」

「実は、最寄りの事務所にこの話をしたら、まだ本題を出してもいないのに速攻で断られたよ。だから、学校の教師だけで対応するだろう。」

『だろうな。ククク…。』

 ザラゾスは、容易く予想できたことだと笑う。

「だいじょうぶなんですか? 先生達が……。殺さないよう頑張りますけども。」

「そこら辺は…、手加減できることも採点基準さ! ヒーローの仕事は基本人助け! そしてヴィランを拘束して警察に渡すことだからね!」

「分かりました。でも、全力の力を出すのは? それを測るためですよね?」

「うーん! 私達もいっぱい頑張るから君も私達を“殺さない程度”に全力で加減してくれ!」

「……。」

「なんだい? なんか自信なさそうなんだけど?」

「骨の半分は覚悟しておいてください。」

「……リカバリーガールに迷惑掛けちゃうか…。」

 お説教だけで終われば良いけど…っと、オールマイトは、ブルッと震えたのだった。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 そして、各々が期末試験に向けて…、何より夏の林間合宿のため!

 勉強にうちこみ、筆記試験の後日に待つ、演習試験に向けて特訓を重ねた。

 ところで、期末試験前、B組の生徒が演習試験について、入試と同じロボットを使った試験だと言っていたのだ。

 だから、筆記試験を苦手としても、1度はクリアした試験ならと一部の生徒が楽観視した。楽観視してしまった。

 

 そして演習試験当日。

 

 試験がそれぞれ用意された試験場で開始されるのだが。

 

 仮装ロボットとの戦闘と聞いていたのに演習場には教師陣が並んでいる。

 急に内容が変更になったと告げた根津校長。理由は至極簡単。ヴィランの活性化の懸念があり、実際に学校内に侵入を許すという事態もあったため、ロボットによる実習訓練そのものが実践的ではないとされたのだ。

 そして会議の末に導き出されたのが、対人戦を強化する目的で、教師をヴィランとして、2人1組で挑み、合格の条件を勝ち取ることであった。

「あー、それと緑谷君だけは、夜に試験するからひとりだけ見学ね。つまり、1組だけ3人ができるよ。」

「ああ!? なんでだぁ!?」

「教師一人だけで、ゴーストライダーを相手できたら警察もヒーローもいらないと思うんだ。それとも、君がヴィラン役でゴーストライダーの相手をしてくれるのかい?」

「うっ!」

 依怙贔屓じゃないかと文句を言う爆豪に根津が説明し、爆豪は慌てて口を閉じた

 組み合わせが次々に発表されたが。

「…最悪ですわ。」

「ああ? なんか言ったか!?」

「……緑谷…。」

 上から八百万、爆豪、轟。

 爆豪という歩く地雷畑に、八百万は、試験終わったかも…っと頭を抱えていた。轟は、ひとり組から離れて立っている出久を見ていた。

「なお、3人組の相手は俺一人じゃない。」

 人の悪そうな表情の相澤が後ろを指し。

「こいつらもだ。」

 そこに居並ぶのは入試、体育祭の障害物で使用された仮想敵ロボ(ただし0ポイント巨大仮想は除く)

 ルール説明の後それぞれの会場に移動し合図を待つ。

「爆豪さん、作戦ですが。」

「しゃらくせえ。」

 イライラと悪態をつく爆豪に八百万は溜息を吐く。

「俺が全部ぶっ潰して勝つ!お前ら足引っ張んなよ」

 離れていく爆豪を見送りつつ。

「ほっておけ八百万。」

「轟さん…。」

「この試験、どちらが先に相手を見つけるかが鍵になる、さっきの仮想敵は熱源感知タイプ、爆破の爆豪の方により多く集まる、ロボ相手ならまず彼奴が負ける筈ない。」

「となれば問題は相澤先生ですわね、いくら爆豪さんの爆破がすごくても抹消されては。」

「取りあえず小さな物でいいから常に何か創り続けろ、それで先生の接近が判る なんとか爆豪が脱出ゲートの方で戦闘してくれるといいが。」

 

『スタート!!』

 

「死ねエ!!」

 BOOOM

 濛々と立ち上る黒煙と轟音。

「始めたな…。」

「どうやらゲートの方向ではありますわ。」

「行こう…。」

 走り出す二人、八百万の腕が小さく盛り上がりウズラの卵ほどのカプセルが作られ始める。

 轟も手に氷結を作りながら走る。

「取りあえず”個性”に異変が起きたらすぐに言ってくれ。」

「流石ですわね、轟さん。」

「?」

 八百万の呟きに不思議そうな表情になる。

「相澤先生への対策をすぐに思い付けるなんてベストを即決できる判断力です。」

 八百万の言葉に轟は走りながら事投げもなく。

「普通だろ。」

「普通でしょうか…ヒーローとしての実技において私の方は特筆すべき結果を残せていないし。」

 BOOOmBooom

 連続の爆発音だが黒煙が薄くなっている。

「八百万!カプセル!」

 創られていたカプセルがいつの間にか止まっている。

 慌てて自分の右腕を確認した轟は氷のない手に。

「近いぞ。」

「すみませ「と思ったらすぐ行動に移せ。」

 頭上の電線に蜘蛛のごとくぶら下がった相澤の姿。

「ちっ。」

 氷結を繰り出そうとする轟に巻き付く捕縛布。

 轟の前に降りた相澤は。

「この場合、まず回避優先すべきだ、先手を取られたんだか《ベキッ》ん?」

 カッ 足元から突然の閃光が反射的に腕で目を覆う。

「轟さん、今の内に。」

「合流するぞ。」

 緩んだ捕縛布を解いて走る。

 光が収まり腕を下した相澤は足元に散らばるプラスチック片を見て。

「(簡易…閃光弾か…それにしても向こうは…)」

 BOOM 

「(殆どやられたみたいだな、それにしても市街地での爆破…、避難が終了していなければ大惨事になりかねんのが解ってないのか)」

 眩んだ視界を回復する為目薬を差し瞬きを繰り返す相澤は爆発音に評価を付けている。

「(あいつら…合流とか言っていたな…なら好都合、一網打尽といくか)」

 近くの民家の屋根に上り家屋を伝って走る相澤。

 道路の真ん中で仮想敵に囲まれ獅子奮迅の爆破を繰り返す爆豪は一向に減らないロボにイラついていた。

「(クソッ、しつけえんだよ、こいつら)」

 実を言えばこの仮想敵は熱感知センサーを複数備えていてパーツごとに攻撃してくるタイプなのだ。

「(埒が明かねえ、制限時間が)」

 焦りが出て囲まれる。

「ちっ。」

 体制を整えようとした瞬間。

「「爆豪(さん)」」

 周囲を氷が覆い尽くしロボの動きを止める。

「半分野郎、武器女、邪魔する「先生が来るぞ」は?」

「さっき、近くで遭遇しました、ここに来るのも時間の問題です。」

「時間と言えば、制限時間も残り少ない、此処から脱出ゲートに…。」

「ハン、逃げるなんて、クソクレーだ、てめえらだけ行け、俺は。」

「戦うつもりか…まあ逃げ切れるとは思えないしな。」

 足元に何処からか転がってきたアイスバックを見た轟はハッとしたように八百万を顧みて指示を出す。

 民家を伝ってきた相澤が見たのは氷結された道路と仮想敵の残骸。

「(派手に壊したな・・だが思ったより狭い範囲に残骸が固まっているし民家の壁なども崩れていない、という事は爆破する範囲を絞っていたのか)」

 周囲を見回した瞬間すぐ近くの民家の影から飛び出した影に捕縛布を繰り出した。

 白い塊が3つ道路に転がる。

「馬鹿か?やみくもに飛び出しても…ってこれは」

 塊は人にしてはいびつな形。

「今ですわ轟さん。」

 ズシャ。

 足元に冷気が走りビキビキと氷壁が現れた操体育祭で見せた大氷壁。

「おりゃあ!」

 雄たけびと共に回転しつつ飛んでくる爆豪が爆破を繰り出す。

「ハザードインパクト!」

 ドガーンと、氷壁が砕かれ周囲は爆風に翻弄される。それによって轟が巻き込まれた。

「チッ、なんて大技を、…。」

 直後に、カチッという音が鳴り、見れば手首に拘束用の手錠。

「あっ!」

 

『イレーザー捕獲、試験クリア』

 

「やった…。」

 爆風でボロボロになった轟はその場に座り込んでいた。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「ねえ、ザラゾス。」

『ああ?』

「前から気になってんたんだけど…、なんでザラゾスは、人間界に来たの? わざわざ滅多にいなくなった無個性を探してまで…。」

『それを知ってどうする? ヤバい内容なら俺をどうにかしようってか?』

「別に…、ただ気になっただけ。」

『あー…、理由か…、強いて言うならつまらなかったんだよ。』

「というと?」

『人間の営みってのは、俺ら悪魔にも強く影響する。個性社会っての? そんなつまらないモノの到来だかなんだか…、おかげさんで魔界は、つまらねーことになってんだ。大人しく寝てるってのももう飽き飽きだ。個性でも関係無しに取り憑ける若造どもの誕生や顔を見るのも。知ってるか? 雑菌1匹侵入しただけであっという間に雑菌は宇宙の星の数ほどに増えられる。もし…、生まれたての時代に一滴の毒が注入されるとどーなるんだろうな?』

「その毒がザラゾス?」

『出久ぅ…、お前はこの新しい生まれたての時代おいては、過去の時代の残骸みたいな存在だろうな。だが、過去ってのは未来を簡単に壊す毒にも薬にもなるんだぜ? 過ぎ去った過去をなめ腐るな。』

「……。」

 

「緑谷!」

「わっ。」

 

 出久がザラゾスとの会話に集中していると、ボロボロの轟が飛びついてきて椅子から転がり落ちたのだった。

 

 

 




ザラゾスがなぜ人間界に来たのか…、その理由は色々と考えて…、『つまらなかったから』ということにしました。

過去という存在が、現在・未来を壊す可能性があるが、逆に創造にも繋がるというのは私の持論です。


次回、ゴーストライダー(出久)vs教師陣かな?
書けたら…いいけど……。(悩)



pixivで、素敵な試験中の描写文章を頂きました。
ありがとうございます!

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  • 妖怪ウォッチ
  • すまっしゅ!!
  • それ以外の怪異や、妖怪など
  • SCP
  • いや、連載の続き書けよ
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