ヒロアカ×ゴーストライダーネタ  連載版   作:蜜柑ブタ

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合宿での襲撃。



攫われるのは、爆豪じゃなく……?



マスキュラーや、ムーンフィッシュが代わりに脳無として出てます。




それでもOKって方だけどうぞ。






いいですね?





(※2020/11/20 21:18 ちょっと書き換え)


SS34  vsヴィラン連合(2回目)

 合宿、3日目。

 

 生徒達もプッシーキャッツ達も目を疑った。

 初日に、ヒーロー志望とはつるまないと言い捨てた洸汰が、出久に懐いたのだ。

 まあ、つんけんな態度はそのままだが、例えばマンダレイに昨日のことで怒られるとそそくさと出久の後ろへ隠れたり、さりげなくであるが食事の時に隣に来たり……。

「轟! 顔がやべぇ!」

 そんなんだから、出久の猫を自称する轟の機嫌は悪い。すこぶる悪い。パキパキと右半分が凍るほど悪い。

 そんな轟を見て、洸汰は……、フッとニヒルに笑う。どこで覚えたそんな笑み。

「!」

「落ち着けーーー!」

「相手はちっちゃい子供だぞ!?」

 氷を纏ってマジで攻撃を仕掛けようとする轟をみんなで止める。

 そんな感じで3日目、朝。5時半。

 補習組が特に眠たそうだ。合宿をしつつ補習のため時間が削られているのだ。

 そんな中、ピクシーボブが、今夜クラス対抗肝試しを行うと宣言。

「クラス対抗…。」

「もう嫌な予感しかしないね…。」

「……。」

「どうしたの、緑谷君?」

「ううん。なんでもない。」

『…テメーだけで解決しようってか?』

「……。」

『無理だぜ。相手もアホじゃねぇ。感じねぇか?』

「うん…。」

「……もしかして、悪い予感がしてるの?」

「…麗日さんも?」

「ちょっと…、胸騒ぎが…。気のせいだよね? だいじょうぶだよね? きっ…。」

 きっと、と言いかけた麗日の口を、出久は指先で止めた。

 びっくりした麗日が出久の顔を見ると、出久は微笑んでいた。

 その顔は、まるでだいじょうぶだよ、っと言っているようで……。

『本当に、守れると思ってんのか? 復讐の精霊が。』

 ザラゾスが嘲るように言った。

 

 

 そして、強化訓練が今日も行われる。

 朝ご飯も、お昼ご飯も、夜ご飯も全部自分達で作る。ちなみに夕飯は肉じゃがだ。

 そして日が暮れ、待ちに待った肝試しの時間…っとならない。補習組は。

「補習連中は、これから俺と補習授業だ。」

「うそだろーーー!!」

「日中の訓練が思ったより疎かになったので、こっちを削る。」

 捕縛布で巻かれて、補習組は連れて行かれた。

 連れて行かれた補習組は、5人…。

 つまり二人ひと組で行くと、どうやっても1名余る。

 なのだが……。

「緑谷がいねぇ!!」

「もしかして、昨日同様に…、犯罪が山中で?」

「えー? 昨日の今日で? 怖っ。」

「?」

「どうしたの、お茶子ちゃん。」

「今…バイクの音が聞こえた気がして…。」

「…きっと爆走しているのよ。」

「何も起こらなきゃいいけど…。」

「どうしたの? なにか悪い予感?」

「ハッ! ううん! なんでもない!」

 麗日は、慌ててそう言ったのだった。

 

 そしてクラス対抗肝試しが始まる。

 A組、B組、それぞれが個性を使って驚かし、より多く驚かせた方が勝ち。

 先行、A組が驚かされる側となり、B組が驚かす側になった。

 

 ところが、異変は楽しい間際に起こった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 露出した脳。そして筋繊維が剥き出しになった体は、幼子でなくても恐怖を与えるに十分だ。なのに洸汰のような幼い子供にはどれほどの恐怖に映るだろう。

「あっ…ぁ…。」

 ガタガタと震える洸汰に、脳無が容赦なく拳を振り下ろそうとした。

 洸汰は、ギュッと目を瞑った。

 直後、凄まじいバイクのエンジンの爆音が聞こえ、森から飛び出してきた炎のバイクが脳無を引いて弾き飛ばした。

「だいじょうぶ?」

 出久が洸汰に話しかける。

「あぁ…ぅ…。」

 ヘナヘナとしゃがみ込む洸汰。

 その時、轢かれて吹っ飛ばされた脳無が起き上がり出久に飛びかかった。

 ハンドルから手を放した出久の拳が脳無の頭部を殴打し再び吹っ飛ばす。

「手を。マンダレイのところへ連れて行くから。」

「う…うん!」

 洸汰が頷き手を伸ばし、出久が洸汰のその手を掴んで引っ張り上げてヘルバイクに乗せヘルバイクを走らせた。

 

「洸汰!」

「お願いします。」

 有毒ガスが充満する森を前に往生していたマンダレイを見つけ、洸汰を降ろす。

「まさか、ひとりで!?」

 森の中へ行こうとする出久にマンダレイが言った。

「ここは私有地。個性使用の許可を。他の生徒に! 敵は少数精鋭、個々の力は相当な物です!」

「!」

 次の瞬間、出久の姿がゴーストライダーへと変わった。

「ご、ゴーストライダー! が…がんばれ!」

『ありがとう。』

 ゴーストライダーは、ヘルバイクで森の中へ向かった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 間もなく、相澤が自身のプロヒーローの名において個性使用の許可をし出し、その声はマンダレイの個性・テレパスにより全員に届けられた。

 

 有毒ガスをばらまくガスマスクのヴィラン『マスタード』が森の中にいた。

 森の中にばらまかれた個性であるガスは、吸った者の意識を奪う有毒ガス。

 風があったり、外だと使いにくい個性であるが、空気が停滞し、夜の森の中では脅威であった。

 八百万が次々にガスマスクを作り配布。動ける生徒が倒れている生徒を救出していた。

 自由自在に動き、伸びる歯を使う脳無を相手に、爆豪と轟も苦戦していた。

「コイツは…、USJの時の奴と…!?」

「ああ。おそらく保須市を襲った怪人と同じ系統だ。」

「まだいやがったのか! ぶっ殺…、っ!?」

 爆豪が爆破の威力を調整し、襲ってくる脳無を迎え撃とうとすると背後に迫る影。

「あんたを人質にしようかしら?」

「なっ!?」

 太い棒状の磁石を抱えている長髪の男が次の瞬間に、爆豪を殴り、地面に叩き付けた。

「爆豪!」

 爆豪を助けようとした轟だったが、後ろから脳無の歯が飛んできて轟の頬を切った。

「はい、捕まえた。」

 爆豪をうつ伏せで地面に押しつけて捕え、男がそう言った。

「このクソヴィランがーー!! 殺すから放せや!!」

「あ~ら、ヒーロー志望がそんな言葉使っちゃダメよ? さーて、どうしようかしら? 人質は多い方が効果的そうだし…。そっちの赤白の頭の子も…。脳無! やっちゃいなさい! ただし殺しちゃダメよ!」

「逃げろ、半分野郎!」

「うるさいわねぇ。」

「ぐぇっ!」

 爆豪の頭に磁石を乗せて押さえつける敵。

「…逃がしちゃくれない。」

 轟は、歯を使う脳無を前に、そう呟いた。

 分厚い氷すらも貫き、破壊する脳無の歯。

「…緑谷……。」

 低温による体の限界が近づいているのを感じ、思わず出久を呼ぶ。

 

 その時。

 

 バイクのエンジンの爆音と共に、茂みをかき分けてヘルバイクが飛び出した。

「緑谷!」

『下がって。』

 すると脳無がゴーストライダーへ歯を伸ばした。しかしその歯を、鎖で絡め、たたき折る。さらに片手から鎖を出して歯を失った脳無を絡み取り、雁字搦めにした。

「やばい…。」

 爆豪を捕えている男が思わず呟く。

「ちょっと~! 他の脳無で足止めするんじゃなかったの!?」

『引石健磁(せきいし けんじ)…。』

「あら? 私のことご存じなのね? 光栄だわ。でも、ヴィラン連合じゃマグネって呼ばれてるの。そう呼んで?」

『……お前は、粛正する。』

「そうね。それだけのことをしてるってのは分かってるわ。でもね。」

「ぐ、がっ!?」

 マグネは、爆豪の背中の方から爆豪の肩を踏み関節を外した。

「『生きやすい世界』のために、ここで終わるわけにはいかないのよ!」

『そうか…。だが、逃がさない。』

「脳無!」

 次の瞬間、歯を再生させた脳無が歯の力だけで跳び上がり、収縮自在の歯でゴーストライダーの背後から迫った。

「この…カマ野郎が…。いつまでも人を足蹴にしてんじゃ…ねえ!!」

 押さえつけられていた爆豪が、地面との間に溜めていた汗で大爆発を起こした。その爆風の勢いで爆豪もろともマグネも、脳無も吹っ飛ばされた。轟は、ゴーストライダーに背中を支えられて飛ばされずにすんだ。

 爆豪が爆破で上がった土煙の中から肩を押さえて起き上がった。

「へ…、ざまぁみろ!」

「爆豪! 今ので敵に逃げられた!」

「ああ!?」

 見れば、マグネの姿が消えていた。

 ゴーストライダーがヘルバイクに乗った。

「おい、デク! てめー、まさかとは思うが、ヴィランが来たことを知ってて!?」

『……。』

「おい!!」

 ゴーストライダーは答えずヘルバイクを走らせていった。

「くそが! あの野郎!!」

「無理するな。」

「おい、半分野郎! てめーもグルか!? こうなることを知ってて…。」

「俺は知らなかった。でも悪い予感してた。」

「はあ?」

「たぶん…、影響だろう。」

 轟は、自分の左腕の鎖のアザを触った。

 

 すると、近くの茂みが動きハッとした二人は構えた。

 現れたのは、蛙吹だった。ボロボロの。

 

「蛙吹! どうしたんだ!」

「…お茶子…ちゃんが……。ごめんね…。」

 轟が駆け寄ると、蛙吹は、そう謝罪して倒れた。

 

 

 

 ガスが消えた。B組の頑張りでガスのヴィランが倒されたのだ。

 だが……。

 

「この子の顔に一生消えない火傷を付けていいのか?」

「い、いやぁ!」

 荼毘に後ろ手首を掴まれ拘束された麗日の顔に、空いてる荼毘の手から放出される炎が近づけられ悲鳴を上げた。

 

『……。』

 ゴーストライダーは鎖を手にしたまま、その様子を見つめていた。

 麗日を捕えている荼毘の背後に、黒いモヤが現れる。

「彼女を助けたかったら、変身を解いて、動かないでくださいね。」

 ゴーストライダーの後ろに奇術師を思わせる格好の男が現れる。

『……。』

『だから言っただろう? お前じゃ救えないってな。』

『……。』

「緑谷君…。」

 涙でボロボロになっている麗日の前でゴーストライダーは、変身を解き、出久へと戻った。

「では。」

 奇術師…、Mr.コンプレスが個性を使おうとした直後。

「させん!」

 捕縛布がMr.コンプレスを拘束した。

「先生!」

「動くな、イレイザー。」

「あぅっ!」

 相澤の登場に表情を明るくした麗日だったが、荼毘が拘束している力を強め痛みに顔を歪めた。

「うちの生徒を返せ。」

「悪いけど…、返すわけにはいかないんだ。ゴーストライダーを連れていくために。」

「緑谷を?」

「夜のゴーストライダーに真っ向から戦えるわけがない! だからさ!」

 そこへトカゲのような異形のスピナーが相澤に横から襲いかかった。

 だが、出久は動かない。

「よかったな、お嬢さん。ゴーストライダーもなんだかんだで紳士みたいだ。」

「緑谷…く、ん…。」

 出久は、ジッと荼毘を見つめていた。

 その時、荼毘の背後からプッシーキャッツが飛びかかった。

 荼毘が腕を振るい炎を放つ。

 しかし、下から土の魔獣が襲ってきて麗日を手放した。

「っ!?」

 しかし、直後に異変が起こった。

 取り押さえた荼毘の体が溶けたのだ。さらに、解放されたはずの麗日が消えた。

「彼女は、連れて行きますよ。」

 拘束されていたはずのMr.コンプレスが立っていて小さなビー玉みたいな物を指で弄んでいた。その隣に荼毘と、マグネ、スピナー、さらに金髪の少女もいて、黒いモヤの向こうへ移動しようとしていた。

「ゴーストライダー。お嬢さんを取り返したかったら、来い。」

 Mr.コンプレスの個性で圧縮されていた麗日が解放され、見せつけるように再び拘束される。

「緑谷君…ダメ…!」

「ダメって言っても、ダメなんだよ。」

「い、うぅう!」

 荼毘がそう言い、麗日の腕をねじり上げ、モヤの中に引っ張り込むが早いか、出久が動いていた。

「緑谷!!」

「…必ず……助けて帰ります。」

 止めようとする相澤にそう言い、出久は敵が消えたモヤの中へ飛び込んだ。そして出久を吸い込んだ黒いモヤは消えた。跡形も無く。

 

 

 

 

 




すっげー、苦戦しました。


ここからは、オリジナル展開になるから、どーしようかな?


とりあえず、ボコボコにはするけど、短編の方で書いた展開にはならないと思う。


この後、たぶん、轟が荒れるかも。
爆豪は爆豪で、出久がヴィランの存在を知ってて黙ってたことや無視されたことに腹を立てそうだし。

次の短編のネタにするなら?

  • 妖怪ウォッチ
  • すまっしゅ!!
  • それ以外の怪異や、妖怪など
  • SCP
  • いや、連載の続き書けよ
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