加筆や、書き直しなども加えていますがだいたいそのままです。
短めです。3000文字無いです。
最初に、ちょっとグロかも。
それでもOKって方だけどうぞ。
いいですね?
(※2020/12/08 16:46 ちょっと加筆)
ヴィラン連合の一員である、マグネが路地裏を走っていた。
息は切れ、左ふくらはぎにはジャグリングナイフが刺さっている。持っていた磁石を杖代わりにしてなんとか移動していたが、走る速度は徐々に落ちていた。
やがて落ちていたゴミに躓き、前に倒れる。
マグネは、倒れたまま体を反転させて上体を起こし後ろを睨む。すると虹色のオーラが彼女(?)に迫った。
「ち……ちきしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
せめてもの抵抗とばかりにマグネが血を吐く勢いでそう叫ぶと、オーラが彼女(?)を包み込みその場から消した。
それからしばらくして、オーラが消え、あとには棒状の磁石と、原型が無いほどズタズタにされたマグネの死体だけが残った。
そしてオーラが触れていた建物の壁に『あじ マズい』っと、血で描かれたものが残された。
その後、浮浪者によりその死体は発見され、残っていた遺留品と指紋、歯形から指名手配犯であるマグネ……引石 健磁であることが分かり、ニュースとなって騒がれることとなった。
***
全員仮免許合格の快挙に喜び合う雄英の面々は、それぞれの結果(採点の内訳)を報告し合ったりしている
「そうそう、サンキューな緑谷、炎獣だっけ? おかげで要救助者、見つけられたし。」
「瓦礫を支えてくれたから早く助け出せたぜ。」
「ウィウィ、ムッシュ。」
「ケッ。」
「それにしても…、爆豪、意外に真面目に救助していたよな。」
BOMBOMと手から火花を散らせ始めてる様子に常闇たちは苦笑いを浮かべている。
「どうやら元の爆豪君に戻ったみたいだな、それにしても君が途中で現場を離れた時は何が起きたのかと思ったが。」
飯田の物言いに出久は何かを思い出したように周囲を見回す。
「? どうかしたのかい? 緑谷君。」
ただならぬ気配を纏う出久に怪訝そうに聞く飯田。
「おい、委員長、士傑とか言った連中は何処だ?!」
噛みつくように声を荒げる出久の剣幕に周りの者達が驚く。
「確か…アッチにいたと…、って緑谷君!」
「緑谷!」
示された方へ走る出久を飯田と轟が追った。
「おい、夜嵐!」
「え? ゴー…じゃなかった緑谷さん、どうしたんすか?」
「お前んとこの…あ…女は?」
士傑の生徒達を見回すが、問題の女子生徒はいなかった。
「女? …俺彼女とか」
「違う! 二次試験にいた・・士傑の女だ。」
「へ? ああ現見先輩の事すか?」
「名前は知らん、よく舌で指を舐めてたが…その現見って女は?」
「ああ? ちょっと失礼じゃないのか? よその学校の生徒を呼び捨てにして。」
「肉倉先輩…。」
皮肉気味な様子の糸目が現れ出久を睨むが。
「ん? うちの、現見がどうかしたのか?」
ノッソリと現れたのは毛むくじゃらの男子生徒。
「毛原先輩、彼は。」
「知っている、ゴーストライダーで雄英の緑谷くんだったな?」
「ああ、いきなりすみませんでした!」
唐突に頭を下げる出久に周囲は戸惑うが。
「でも、緊急事態なので! えっと現見…先輩でしたか? 今どこに?」
「?、ケミィなら気分がすぐれないからって先に帰ったが…。」
何か用事でも?と続けようとした毛原を尻目に顔色を変えた出久は一歩下がると腕に炎を纏わりつかせたかと思うと空に向かって火球を撃ち出した。撃ち出された火球は空で弾け、ひとつは青くなり、あと数個は赤い炎のままそれぞれ別方向へ別れて飛んでいった。
「炎獣召喚? どうしたんだ緑谷!」
「いきなり走り出して、何をしているんだ緑谷君。」
漸く追いついてきた二人を振り返った出久は。
「飯田君! 急いで相澤先生を探してきて!」
「はあ?」
「緊急事態、だから。」
「わ、判った。」
走り去る飯田を見送り茫然としている士傑校に向き直ると。
「あの…現見、最近変わったところは?」
「? …そういえばボーとしていたような。」
「ここ3日間の間様子はちょっとおかしかったけど…。」
「実は…、試験中に会った現見さんから濃い血の臭いがして。」
「血? 要救助者に触れたからじゃ…。」
「違います、血糊なんかじゃない! 本物の。あれは連合のトガヒミコだ。」
「なんだって!?」
「本当か! 緑谷。」
飯田に呼ばれてきた相澤が詰め寄る。
「あの時、僕が現場を離れた時、彼女を見つけて追いかけた、そして詰問したら認めてました。」
「あ…もしかして悪ふざけって事は。」
「悪ふざけで 《チウチウさせてくれたらいいよ!》なんて言います? それに彼女に殺された怨念が正体を教えてくれたんだ。」
「もしそうなら…ケミィは…。」
「炎獣達に探させている、例え死んでいても探せるから。」
顔色をなくしている夜嵐達を励ました。
「おい、緑谷、何故もっと早く報告をしなかった?」
「試験中だったもので…それに試験官(?)に現場に戻るように言われました。」
相澤の質問に答える出久の中のザラゾスは(聞く耳持たないのはお前らだろう)と舌を出していたのを誰も知らない。
一方その頃。
「しつこいですね、これ以上ついて来るならチウチウしちゃいますよ?」
新たに生成され炎獣に追われたトガヒミコが路地裏で青い炎の炎獣と対峙していた。
『そりゃあ無理だな、トガ。』
「え? その声…荼毘君ですか?」
『正解。』
「なんで…その姿は…。」
『あーそれはどうでもいい。元仲間のよしみで忠告しておいてやる。……”ステインに気を付けろ”死柄木にも言っておけ。』
「ステ…様にですか?」
『あいつはもうお前らの知っているヒーロー殺しじゃねえ、悪魔憑きだよ。』
「よくわかんないです、荼毘君帰らないんですか?」
『ああ、もう俺は戻らない。』
「…ねえ、荼毘君、今幸せですか?」
『さあな。』
「その姿ってぇ…、ゴーストライダー様のお力ぁ? いつの間に…。」
『お前もこっちに来たいか?』
「…チウチウできるなら考えます!」
『でも、その前に俺に捕まれ。』
「いやですぅ!」
『言うと思った。…っ!』
青い炎獣・荼毘が前に出ようとした時、足下にピンが外れた閃光手榴弾が転がった。
光と煙が弾け、それでも構わず荼毘が前に出ようとすると皮膚の荒れた手が荼毘の顔に迫った。しかし、その手は荼毘の顔に触れるところですり抜ける。
『残念だったな。炎は掴めねーよ。』
「お前…。」
「死柄木! 今は逃げるが先決です!」
「チッ…。必ず殺す。」
『残念。もう死んでるぜ。』
煙が消える前に素早く逃げていった死柄木達を見送り、炎獣となっている荼毘はやがて消えた。
その後。
トガヒミコのことは、プロヒーローと警察に任せ、炎獣によって本物の現見ケミィが眠らされた状態で発見されて、保護された。首筋に注射跡があり、血を抜かれていたが、幸い命に別状は無かった。
目を覚ました彼女に事情聴取も行われたが、意識を失う前後の記憶が無いらしく、トガヒミコの犯行理由や行方は分からないままとなった。
原作読んでて、マグネの最後は意外でしたね……。
治崎達を捏造するので、マグネの死も捏造しました。
彼女(?)を殺したのは、クラミス(オリキャラ)です。
次の短編のネタにするなら?
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妖怪ウォッチ
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すまっしゅ!!
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それ以外の怪異や、妖怪など
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SCP
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いや、連載の続き書けよ