ヒロアカ×ゴーストライダーネタ  連載版   作:蜜柑ブタ

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ついに、50話(設定を抜く)!



その割にはたいして進んでない……。

そして、短い。(4000文字無理だった)


オリ展開にしています。



原作ではしなかった祝杯やら、ザラゾスが……?


あと、爆豪のキャラがかなり崩壊しているかも。







それでもOKって方だけどうぞ。






いいですね?


SS50  特別免許と、ザラゾスの誘い

 ヒーロー活動許可仮免許証の交付がその日のうちに行われ、車の免許証のように顔写真付きのカードが渡される。

 それとは別に、出久にだけ話があるとヒーロー公安委員会から話があった。

 

「特別免許交付?」

 

 単刀直入に言うとそういうことだ。

 ヒーロービルボードチャートには乗らないが、ほぼほぼプロヒーローとして活動できる権限のある免許のことだ。ここまで来るとプロヒーローでないとアクセスできない、ヒーローネットワークにも一部だがアクセスできる権限がある。

 よっぽどのことがないと交付されないものだそうだが、ゴーストライダーである出久がまだ学生であることを考慮した上で、ゴーストライダーを正規のヒーローとしたいという意見が多く、それを反映させたいのだそうだ。

 あと…。

「個性を『ゴーストライダー』と…?」

 ヒーローネットワークには、登録ヒーローの個性も反映されることになっている。だが出久は出生登録上は無個性なのだ。

 それでは、ゴーストライダーの力があることを知らしめられないので、科学的には証明できなくても登録上はゴーストライダーの力があることを示さないといけなかった。

 なので『個性:ゴーストライダー』という形を取らせてくれないかという話だ。

 科学的に個性がないと判断されているうえに、そこに謎の力であるゴーストライダーの力があるからややこしい事態になってるらしい。

 根津など、一部はゴーストライダーの力が悪魔の力であることは知っているが科学的に証明できないため結果的にそうなってしまったのだ。

 しかも悪魔という単語は、リフィカル教団の事件のこともあり、世間は過敏だ。得体の知れない怪物達の証明も出来ていないためオカルト掲示板などを通じて民間ではリフィカル教団が悪魔の力を得ようとして失敗したことということで広まっている。

 真実はブラックハートという悪魔がリフィカル教団員を利用して自身の配下達を召喚し、リフィカル教団員に取り憑かせたというのが正解だが、ブラックハートの仕業であることを皮切りにゴーストライダーが一時的とはいえ死んだことが明らかになることを防ぐため、真実は意図的に隠されている。

 ただし……。

 

 プロヒーローとしての制約もかかるため、ペナント・ステア(とジャッジメントチェーン)を使う場合は、警察の許可が必要となるということだった。

 これは、やられたヴィランが法的に裁ける状態じゃ無くなるため、やむを得ずという判断だった。(一般社会に知られればうるさいだろうが)

 

 実は真面目な内緒話。ペナント・ステアを刑法に取り入れる動きもあるのだとか。更生の余地のないヴィランに対し死刑より重い刑罰として。

「ふーん…。」

「あの…こっちは真面目な話をしているのに、そんな興味なさそうな声漏らさないでもらえるかな?」

「すみません。ただ…俺のやることは変わりないからと、つい…。」

「そこをなんとか抑えて貰えると助かるのだけれど…、君が所構わずペナント・ステアで廃人を作ってくれるおかげでこちらは仕事が増えるばかりなんだ。」

「では、流れてしまった罪なき者達の涙と血を放っておけと?」

「そういうわけでは…。」

「犠牲者が出ないよううまくやってほしいものですね。」

「うぅ…、耳の痛い話だ。」

「それで…、特別免許ことですが…、お受けします。」

「ああ、やはり無理…、えっ?」

 試験官は耳を疑った。

「聞こえませんでした? 特別免許の件ですが、受けます。」

「いいのかい? 明らかに嫌そうだったが?」

「取って置いて損は無いものは取っときます。ですが、やることは変わりません。」

「それ……、意味が無いのだけど?」

「じゃあ、俺が出動しなくていいよう、もっと頑張ってくださいよ。」

「酷いね!」

 公安委員会の人間は泣き出したくなった。いや、泣いた。

 けれど、今さらダメとも言えない。

 なぜならゴーストライダーという強力すぎる抑止力のおかげで犯罪件数が減っているからだ。さらにまだ公になっていない事件の犯人や、過去に犯罪を起こしていて隠していた人間なども自首するなどしていて、未解決事件が解決したりするなどもしている。

 

 いっそのこと、もうゴーストライダーそのものを、罪人に対する法にしてしまった方がいいのでは?

 なーんてことが国会でマジで囁かれるほどなのだから…、笑えない。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 そんなこんなで、色々とありすぎた夏が終わる。

 そして普通の授業の始まり。

「カンパーーイ!」

 共同スペースで、ジュースやお茶などで、祝杯。

 砂藤の手作りお菓子や、市販のお菓子を持ち寄っての仮免許試験合格を祝う小さなパーティーだ。

 今日だけは、相澤が就寝時間を少し遅めてくれた。ただし、あまり騒ぐなら除籍と釘は刺された。

 そんなこんなでワイワイガヤガヤとお祝いのパーティーが行われる。

「やっぱり、全員合格できたのって、緑谷ちゃんの活躍が大きいと思うの。」

「それはおもう~。」

「水蒸気爆発は轟さんの氷も必要でしたが、炎獣召喚は緑谷さんの力ですし。確かに大きいですわね。」

「半端じゃねーよ、ゴーストライダー!」

「ほんとほんと!」

「……。」

「おう、緑谷! 飲んでるかぁ!?」

「なんか酒の席みたいなこと言ってる…。」

 

 1回は、死んだけど…っと出久は口に出しかけた言葉を飲み込んだ。

 ふと視線を移動させると、ワイワイ賑わっている中、爆豪だけは静かにしていた。

 やがて爆豪は、席を立つ。それに気づいた瀬呂がトイレか?っと聞くと、ああ…っと答えていた。そして爆豪は共同スペースから出て行った。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「ーーーーーっ!!」

 

 

 爆豪は、寮の外で声にならない叫び声をあげた。

 叫ぶだけ叫ぶと、その場に座り込み、身体を丸めた。その身体は小刻みに震えており、時折嗚咽が漏れる。

 

「爆豪少年。」

「っ!」

「すまない。偶然君の姿を見つけてね。誰にも言わないから。」

 

 そこに現れたのはオールマイトだった。

「……ひとりでは、吐き出しきれないこともあるだろう。私で良ければ聞くが?」

「……。」

「血反吐を吐き出したいほど後悔しているのかい? 緑谷少年のことで…。」

「ーーーーーっ!!」

 次の瞬間、爆豪はオールマイトに殴りかかっていた。

 オールマイトはそれを防ぐわけでもなく、黙って受け入れるように殴られた。

「俺は、俺は俺は俺は俺は俺は!!」

「うん。」

「俺が!! アイツを…! 殺しちまったんだ!!」

「……。」

 仰向けに倒れたオールマイトの上で、爆豪はうずくまり、涙を流す。

「あの時だけじゃねぇ! 俺は……俺は…、アイツがゴーストライダーになるきっかけを作っちまったんだ! 2回も…俺が殺した!!」

「!」

 さすがにそれは初耳だとオールマイトは驚いた。

「俺は…本当にどうしようもないガキなんだよ! ワンチャンダイブなんて軽々しく口にするような! 今更…今更…、何もかもおせぇってのに! どうして………、一言謝ることすらできねー俺が……、いまだに五体満足で生きてるんだ!? アイツが…デクが死んで、化け物に取り憑かれて、文字通り化け物みたいになっちまって…、なんで、逆に感謝なんて……!!」

 

 

 『死ね(ワンチャンダイブ)って言ってくれて、ありがとう』

 

 

 かつて表情豊かだった出久。

 だが今となっては無表情になってしまった顔から淡々と紡がれた、責めるわけでもないその言葉が…、もう…自分が知っている緑谷出久(デク)が死んでいるという事実となって爆豪を苦しめる。

 

 

「全部…、俺のせいだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「爆豪少年…。」

 爆豪は頭を両手で抱えて泣き叫んだ。

 

 

『そんなに、後悔して絶望しているなら……喰ってやろうか?』

 

 

「!?」

「緑谷…少年じゃないな!?」

 そこに現れたのは、出久だったが…出久ではなかった。

 月明かりの下で、口元を歪めて笑っている顔は…、出久の表情ではない。

「ザラゾス!」

 オールマイトが起き上がり、爆豪を庇うように立った。

 ザラゾスの足下から炎が燃え上がる。

 そして、パチンッとザラゾスが指を鳴らすと、周囲が…世界が炎に取り囲まれたものへと変わった。

『美味そうだな…。絶望に染まった、ガキの魂…。ましてや親とは違う意味で出久と近しい関係にある人間なんだ、さぞや美味いだろうな。』

「ーーっ!」

 タラタラとヨダレを垂らし、ベロリッと舌舐めずりをするザラゾスに、ゾッとした爆豪が震え青ざめた。

『それに…、お前が死んだと知れば、出久もこれ以上なく絶望するはず。しかも、俺に喰われたなんて知れば! ハハ! 楽しみだ!!』

「ザラゾス! させんぞ!!」

『俺の力でその体の傷を癒してやったのに恩を仇で返す気か? まあ、それもいいさ。別に気にしねーよ。どーせ逃げられやしねーんだ。ここは俺の世界。お前達の魂を俺の世界に囲ってやったんだ。ここで精神(魂)が死ねば肉体は無傷で死ぬ! 例え魂が消し炭になろうとも、俺に喰われようとも、肉体的にはただの心臓発作だ!』

 ザラゾスが吠えると、周囲の炎がまるで観客であるかのように蠢きより強く燃え上がった。

 それをオールマイトの後ろで見ている爆豪は、ガタガタと震え上がった。

 

 

 

 

 




果たしてザラゾスの目的とは……? そういう感じで書いてみた。

書いてたら唐突に、vsザラゾスのイベントが思い付いたので書いてみたんです。
vsゴーストライダーではなく、あくまでもザラゾス単体との戦いとなります。

ザラゾスの精神世界が炎なのは捏造ですので!


イメージとしては、ARMSのジャバウォックの精神世界のような感じですかね。あっちもヤバい炎の世界でしたから。

次の短編のネタにするなら?

  • 妖怪ウォッチ
  • すまっしゅ!!
  • それ以外の怪異や、妖怪など
  • SCP
  • いや、連載の続き書けよ
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