ヒロアカ×ゴーストライダーネタ  連載版   作:蜜柑ブタ

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出し物後。


麗日と、壊理ちゃんとデート(?)回。




後半に、腐ったような表現があるかも?(そんな意図はない!)


(※2020/12/28 ブラックハートが失敗して地団駄踏む場面と、マッチョぬいぐるみ達が活躍する場面を追加)


(※2020/12/28 22:29 更に加筆)








それでもOKって方だけどうぞ。






いいですね?





SS63  文化祭デート!?(書き加え)

「んん、まぁ~~~い!」

 麗日が嬉しそうにそう声を上げる。

「これがトッポギかぁ、韓国風お餅も美味しいね!」

 卵スープ風の汁に入ったトッポギは、食べ物屋台の出し物だ。

 日本のお餅のように伸びないが、モチモチしつつも歯切れの良さに、お餅好きの麗日は喜んだ。

「美味しい…!」

 同じく食べていた壊理も顔をほころばせる。

 しかし、汁を食べつつも、壊理はキョロキョロと周りを見ていた。

 それに気づいた麗日が。

「リンゴ飴やね?」

 そう聞くと壊理は、コクコクと頷いた。

「色んな屋台あるから、見て回りながら探そう?」

「うん。」

 そんな二人を無表情で眺めながら、出久は顔に出ず和んでいた。

『せっかく両手に花なんだからよぉ。顔に出せよ…。』

 ザラゾスも思わずツッコみ。

 ミスコンなどを見に行ったり。

「麗日さんも参加すれば良かったのに。」

「えっ、えっ!? そ、そそそそそ、それはいくらなんでも!」

 出久の言葉に顔真っ赤かにして大慌てで手を振る麗日。

「お茶子お姉ちゃん、可愛いのに…。」

「壊理ちゃーーーん!?」

 壊理にまで可愛いと言われ、もう沸騰しそうな麗日だった。

 その時、陸上選手顔負けのフォームで走り抜けるムキムキマッチョウサギぬいぐるみが通り過ぎたような気がしたが、風のように通り過ぎたそれをしっかりと視認できた者は、ほぼいなかった。

 そして、C組の出し物、心霊迷宮(お化け屋敷)。

「んぎゃあああああああああああああ!」

「きゃーー!」

 ガチで悲鳴を上げる麗日とは反対に、楽しそうに悲鳴を上げる壊理。さすがヤクザの孫娘、ハート(心臓)が強い!

 ビビりすぎて無意識に出久の腕にしがみついていたことに気づいたのは、心霊迷宮を出てからしばらく経ってからだった。

 雄英敷地内にある建物から建物へ、屋根を飛び回るムキムキマッチョなリスのぬいぐるみがいたが、幸い上を見ている者はいなかった。

 その後、アスレチック。

「う、うぅ~~~。」

「あ~、身長がちょっと足りないかぁ。」

「…早く大きくなりたい。」

 6つの少女にはちょっと難易度が高かったようだ。

 喉が渇けばリンゴジュース。

 サポート科の展示物。

 クレープ……、etc。

 でも、リンゴ飴は無かった。

「あちゃー、プログラムにないのかー。」

「……。」

 リンゴ飴がないと分かり、シュンッと落ち込む壊理。

「いや、まだ希望はある。」

「えっ、でも売ってないよ?」

「もし無かったときのために……、材料は揃えといた。」

「えっ!」

「?」

「作ろう、リンゴ飴。」

「作れるの!?」

「レシピ見たけど、案外簡単みたいだよ。」

「そうやな! 作ろう! 壊理ちゃん、一緒に作ろう、リンゴ飴!」

「!」

『デートは!?』

 ザラゾスが思わず言うが無視された。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

『クソッ! クソッ! 忌々しい!! ザラゾスめ!』

 雄英から遙か遠くの建物の屋上。

 そこでブラックハートがメッチャ地団駄を踏んでいた。

 1-Aクラスの出し物の妨害は、待ち構えていた荼毘により防がれ失敗に終わり。

 その後にあったB組の出し物をおじゃんにして騒ぎを起こそうと興奮剤の毒液を持つ蜘蛛を侵入させて劇を演じている役者生徒達に襲わせたが、注入が上手くいきその生徒が暴れ出すところで、どこからともなくムキムキマッチョな犬のぬいぐるみと、ムキムキマッチョ猫ぬいぐるみが見事なコンビネーションでドロップキックをして暴走しかけた生徒の足を引きずって退場。元々詰め込みすぎカオス劇場だったこともあり劇の一部として好評を得るだけで終わった。

 C組の心霊迷宮のお化けの作り物を使い魔で武装させて、入って来た生徒を襲わせようとしたら、ちょうど仕掛けができて最初に入って来たのが両手に花の出久で、二人に気づかれないよう鎖で使い魔だけを破壊され……。

 最後に、ミスコンで使用されたサポート科作の謎の顔面戦車のような乗り物のエンジンを暴走させて、敷地内を爆走させようとしたが……。

『こっちもか! なんだあの気色悪い筋肉ダルマ共は!』

 役目を終えて倉庫に収められていたその乗り物がシャッターをぶち破る前に、数体のムキムキマッチョぬいぐるみ達が立ちはだかり体で受け止めて止めた。

 パワー負けして1体のぬいぐるみの表面が裂けると、その裂け目から鎖が飛び出し、エンジンに取り憑いたスライム使い魔を襲った。そうしてエンジンが停止し、誰かが入ってくる頃にはプスプスとエンジンから黒煙が漏れる状態で乗り物が見つかっただけで、ぬいぐるみ達はさっさと逃げていた。

 他にも展示品にスライム使い魔を憑りつかせ暴走させようとしたが回線に入ったためショートして感電して使い魔が消し炭になってしまったり、ムキムキペンギンに投げ飛ばされたり。

 やったことが尽く阻止されたブラックハートは地団駄を踏み過ぎたのか、偶々カラスがくわえてきて落として行ったのだろう、空き缶を踏みつけ転び尻もちを派手につき、さらなる悪態をつくのだが、雄英の上で青い炎がそれを見ているのにも気づかず。そしてそのことを後でザラゾスに報告しに行った青い炎・荼毘によりザラゾスにメッチャ笑われたのも知らず。

 

 

 

 

 

 『特報!? 雄英文化祭に出た、ムキマッチョぬいぐるみの怪異!?』

 

 後日、校内の生徒新聞にそんな見出しで張り紙がされてしまうのは、別の話である。

 

 

 結局、なんやかんやでしょーもないブラックハートの文化祭台無し作戦は失敗に終わったのだった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 寮に戻り、早速リンゴ飴作り。

 

 リンゴ。(姫リンゴじゃなくても良い)

 砂糖。

 水。

 食紅。

 

 材料もシンプルである。

 砂糖と水と食紅で作った飴液に、串に刺したリンゴを絡めて冷やす、これだけ。

 

 その後……。

「で? 色々と試して作っちまったって?」

「うん。レシピも色々あったから、試してみた。」

 共同スペースのテーブルの大皿に、色んなリンゴ飴と、色んなフルーツで作ったフルーツ飴が盛られている。

「出来上がりの量のことぐらい考えられねーのか!? クソナードが!」

「…楽しくてつい……。」

「まあまあ、みんなで喰えばいいじゃん?」

「そうそう、疲れた体に糖分がちょうどいいわ。」

「リンゴ飴とかひっさしぶり~。」

「あっ、ブドウ美味しい!」

 そんなこんなで余計に作ってしまった飴はみんなの腹に収まって消費された。

 

 

「楽しかったー! リンゴ飴も美味しかった!」

「よかったねー。」

 両手を挙げて笑っている壊理に周りはニコニコだ。

「壊理ちゃん。」

「なぁに?」

 そこへやってきた出久が、ある物を差し出した。

「これは?」

「お守りに作ったイヤリング。個性の封印の術はまだできないから、これを身につけてて欲しい。」

「…うん!」

 出久から贈られたそれを、付けてもらい、壊理の耳たぶに炎の形をしたイヤリングが飾られた。

「緑谷ちゃん、封印ってそんなに難しいの?」

「単純な呪いなら轟君にやったようにすればいいけど、個性を完全封印となると轟君のソレ以上の苦痛が恐れられる。そうなると壊理ちゃんの体だともたないかもしれない。」

「封印をアクセサリーとして身につけてても、外れちゃったら無意味だものね…。」

「封印っていうのは、単純にどこかに閉じ込めて夢も見ないほど眠らせてしまうのは難しいことじゃないらしい。その封印の場合、金庫のダイヤルロックと同じで条件を揃えるか、金庫そのものの劣化で封印は解ける。轟君の封印は、本人の意思を動力と鍵にしてるから本人が解こうとしない限り持続するようにしてるけど……。使おうと思えば使えるから完全封印とは言えないし…。封印っていうのは、もはや破れること前提みたいな…。」

「相当難しいのね…?」

 ブツブツと頭を悩ませている出久に、事の重大さを感じる周りであった。

 出久が悩んでいるのは、封印中の状態についてだ。

 単純に眠らせるなどして仮死状態にしての封印はそこまで難しいわけではない。

 しかし、肉体や精神の成長をそのままに、力だけを封印するのは難易度が高くなる。

 それもこれも壊理の力がそれだけ強大であるからこそ、そんなことになってしまっているのである。

 条件付きとはいえ時間を操る力というのはそれほどに強いのだ。

「ごめんなさい、お兄ちゃん…。」

「だいじょうぶだよ、壊理ちゃん。君のこれからの人生のためにも早く封印を完成させるから。」

「……。」

「?」

 壊理がキュッと出久の服の端を掴んだ。

「あ、あの……。」

「なに?」

「えっと……、な、なんでもない、です。」

「?」

「壊理ちゃん、緑谷ちゃんのこと好き?」

「!?」

 すると蛙吹が助け船を出すように聞いた。

 蛙吹に聞かれ、壊理は、カアッと顔を赤くした。女子達があら~!っとなる。

「よかったわね、緑谷ちゃん。十数年後のこと考えなきゃ。」

「……?」

「あら? 分かってない?」

 うまく理解できず首を傾げる出久に、蛙吹があちゃーっと思った。

「うーん…、これは難題だわ。麗日ちゃんも、負けてられないわよ?」

「えっ!? わ、私は…。」

 話を振られて麗日は赤面しながら慌てた。

 

 

「将来期待度満点の超年下と! 麗らかな同年代! 羨ましくない! 羨ましくないんだからなぁ!!」

「いや、血涙出しながら言われても説得力ねーぞ?」

 

 血涙出してる峰田に、上鳴達がツッコミを入れた。

 

「……。」

「あの子には嫉妬しないんだな?」

 携帯を弄っていて壊理の方を見ていない轟が何気なく聞かれた。

「なんでだ?」

「いや、なんていうか……。爆豪や青い炎獣には嫉妬してんじゃん?」

「猫の座は俺のものだ。」

「そういうこと!?」

「ーーーっ…。」

「お前は嫉妬して歯ぎしりか、爆豪!」

「もうお前らなんなの!?」

 壊理に嫉妬しない轟と、嫉妬してギリギリと歯ぎしりする対照的な爆豪であった。

 

 

 

 




リンゴ飴は、一緒に手作りということにしました。

壊理ちゃんは、きっと将来美人になると思う。

しかし一方で出久の方は…、2回死んでるし、なにより悪魔に憑かれているから……?


壊理ちゃんには、嫉妬しない轟と、嫉妬する爆豪……、はて?




pixivで知合った方から案を貰い、ブラックハートが地団駄踏んでる場面と、マッチョぬいぐるみ達の活躍を書きました。


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