ヒロアカ×ゴーストライダーネタ  連載版   作:蜜柑ブタ

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今回はちょっと長めになりました。

コマさんの少しだけ都会での初体験。

あとvsキュウビ(?)です。



それと前々から活動報告でも告知していたと思いますが、コマさんがホークスとの組み合わせで今後味方勢になります。


色々と他の漫画の要素を参考にしたりして展開を考えました。

今回登場させたキュウビは妖怪ウォッチのキュウビとは異なります。
どちらかというとモドキっぽいかも?

あとコマさんとコマじろうの能力面でもかなり捏造しています。
実際のコマさんとコマじろうがこれだけのことができるかどうかは分かりませんが、あくまでここでの二次ネタです。






それでもOKって方だけどうぞ。








いいですね?




SS84  コマさんの都会へおでかけと悪いキツネ

 

 

 

『もんげ~~~~!!』

 

「やっぱそういう反応するよね。」

「思った通り!」

「可愛い…。」

 

 コマさんが雄英にやってきた後日の休日にコマさんを都会に連れて行った。

 八百万を筆頭にしたA組女子達がショッピングもかねてコマさんと遊びに来た。

 コマさんは元々住んでいた地域になかった高層建造物や道路を走る車の量、そして道を歩く人の数を見て目を大きく見開いて驚いた声を上げた。

 駅から出るときですら駅を出入りする人混みに巻き込まれたり、オロオロしてガラスの扉に挟まりかけたりして八百万が抱き上げて外に連れて行ったりと、まるで目が離せない年代の幼い子供を連れている母親みたいだ。大きさ的にはそう見えなくもない。

「まずはどこへ行こうかしら?」

「タピオカ! 絶対タピでしょ!」

『たぴ…?』

「食べたことない? やっぱり? 流行ってるけど田舎には無さそうだもんね! 美味しいよ!」

「甘いの好きならいいじゃん。色々フレバーがあるし。」

『そうなんズラ? すごく興味あるズラ。』

「この駅にタピオカ屋あるから買おう!」

『ズラ~!?』

 葉隠が遠慮無しにコマさんを抱き上げていそいそとタピオカ屋に移動しようとした。

「コマさん!」

「もう葉隠ちゃんは…。」

「ズルい! 私も抱っこしたい!」

「あんたもあんたで落ち着きなよ、麗日…。」

 駅にあるタピオカ屋に向かって葉隠がコマさんを抱えて走って行ったため八百万達も急いで追いかけた。

 一時の大流行で専門店だけじゃなく市販品のタピオカドリンクの販売も盛んだった時期が下火になったが、営業している店はまだある。この駅のタピオカ屋もそのひとつだろう。

 流行の代名詞となったミルクティーに始まり、味、香り、色が違うタピオカドリンクが置いてある。同じ紅茶でも乳製品を使わない豆乳、レモンティーや果物が入っているフルーツティーなどのサッパリ味もあり、紅茶が苦手な人向けのそれ以外の味も豊富だ。もちろん緑茶やほうじ茶や小豆など和風もある。

 ただし使用されるタピオカの成分の都合上、全体的に糖分過剰である。飲み過ぎ注意。

『マンゴー…。』

「食べたことありません?」

『名前だけ知ってるズラ。』

 品揃えを見てコマさんが興味引かれたのは南国フルーツを使った物だった。

『苺…。』

「苺ミルクも甘くて美味しいよね! おすすめだよ。」

「南国フルーツミックスミルクがあるわ。これなんてどう?」

『んまそう…。』

「コマさん、ヨダレ。」

 そうしてタピオカドリンクを購入し、駅周辺にあるベンチに座ったり立ったままタピオカドリンクを味わった。

『甘いズラ~~。』

「最初はびっくりするよね! でもこれが癖になってくるんだよ。」

「糖分がすごいから美味しくても飲み過ぎ注意ね。節度を持って飲まないと。」

『タピオカがモチモチズラ。』

「この食感がうんまいんよね。」

『わらび餅とも違う不思議な食感ズラ。』

「勝手な想像だったけど、コマさんって和風派だと思ってた。」

『お社の神様が倹約家だったズラけど、捨てる部分ができるだけ出ないように飽きないように和洋なんでも献立に入れてたズラ。でも和食が基本で多かったのは本当ズラ。食材は村のお百姓さん達から頂くお野菜とお米を使ってたズラ。神主さんのご家族や村の村長さんのご家族がお山から摘んできた山菜や竹藪から竹の子を献上してくれて、特にお社の神様は竹の子の季節が楽しみにしてたズラ。』

「そうだったんだ!」

「あれ? その言い方だとコマさんがご飯作ってた感じ?」

『台所管理も含めて弟のコマじろうと一緒に神様の身の回りを整えてたズラ。オラ達が住んでた神社は小さかったからお仕事を兼任してたズラ。』

「えー! そーなんだ!」

「って、弟いたの!? そういえば狛犬って大抵の神社には2匹いるような…。だからか…。」

「あれ? それだとコマさんの弟くんは? まさか…?」

 そのことに気づいて嫌な予感を覚えた女子達。神社の取り壊し、そしてコマさん自身の消滅の危機…、それが意味することとは…。

『だいじょうぶズラ! コマじろうは消えてないズラ! 神社が壊されるって知って、新しい住む場所探しに行くって言ってまだ帰ってきてないだけズラ!』

 急な静寂と女子達の顔色を見て慌てたコマさんがそう伝えた。

「えっ、でも帰ってきてないって…音信不通ってことじゃ? 心配じゃないの?」

『心配ズラ…。でももし何かあったらすぐ分かるズラ。だってオラ達、双子ズラ。』

「狛犬が2匹でセットだからだね!」

「緑谷くんの言葉を借りるなら、コマさんが妖怪になったからコマじろうくんも妖怪になってるかもってこと?」

『可能性は高いズラ。』

「そこは直接顔を合せないと分からないのね。」

『そうズラ。』

「ってか、それだとコマじろうくんはコマさんが無くなった神社からいなくなったこと知らないんじゃ? 連絡先は?」

『知らないズラ。』

「ちょっとそれってヤバいんじゃない!? お互いに音信不通で連絡先不明って普通にヤバいでしょ!」

『あの頃は…、消えるか別の場所に移住するか…、色々と立て込んでてそこまで考える余裕が全然無かったズラ…。どうしようズラ…。』

 今更そのことを理解したコマさんは青ざめ、がっくりと項垂れた。

 ついには泣きそうになって目を潤ませ始めているコマさんの様子に八百万達は焦った。すぐに動けたのは八百万だった。

「緑谷さんに頼みましょう!」

『えっ?』

「コマじろうの居場所も緑谷さんならすぐ分かるはずですわ!」

『で、でも…、これ以上迷惑は…。』

 名案だと強く出る八百万に焦るコマさんだったが、そのタイミングでコマさんの背負っている風呂敷から着信音が鳴った。

 慌てて風呂敷から簡易携帯を出すコマさんは、着信相手を確認して目を見開いた。

『み、緑谷さんズラ!』

「なんてタイミング!?」

「まさかつけてた!?」

「それより早く出なよ。」

『ず、ズラ! も、もしもし!』

『コマさん? 緑谷だけど。今いい?』

『だいじょうぶズラ。』

『君の弟くんのことだけど…。日本全国を歩いて回ってるみたいだね、それで……。』

 

 通話の最中、爆発音が響き渡った。

 そう遠くない場所から黒煙が上がるのが見えた。

 

 その後間を空けて同じ場所から数回爆発が起こった。

「大変だわ!」

「うちらも行こう!」

「コマさんはここで待っててください!」

『ダメずら!』

「えっ!?」

『やな空気があそこから臭うズラ! 人間じゃあ…。』

 

「じゃあ力を貸してくれる?」

 

「緑谷くん!」

 そこにヘルバイクに跨がった出久が来た。

「なにが起こってるの!? 事故? ヴィラン? でもコマさんが嫌な臭いって…?」

「あれ。」

「えっ?」

 出久が指差す先。

 黒煙が上がる建物の向こう。

 ゆっくりと高層建築物の頂点を越える大きな何かが頭を上げる姿が見えた。

「えっ…? なにあれ? キツネ?」

『アワワワ…。』

「コマさんしっかりしてください!」

 その光景を見て青ざめてふらつくコマさんの体を八百万が慌てて支えた。

『おー、こりゃまた大物が出てきたな? この間の地震蟲の影響かもな?』

「どういうこと?」

『キツネってのはこの国じゃ一般に馴染んだ象徴の一柱だろう? 飯にも取り入れてるぐらいだからな。』

「キツネうどん…。」

『描かれ方、信仰…、昔話…、良い面、悪い面どちらでも深く浸透してるが、世話してくれたり信仰してくれる相手がいなくなりゃその神はどうなる?』

「じゃああのキツネは…。」

『神棚に手を合せる人間達がいなくなり、放置されて悪くなったキツネってところだろ。だがたちの悪いことにあれは何かの力を吸い上げてあそこまで巨大化してるなぁ。今にも大爆発してこの辺り一帯を更地に変えられそうなほど膨れ上がってる。』

「はあ!?」

「えっ、どしたん? なにかヤバい?」

「……コマさん、力貸して。」

『ず、ズラ!? お、お、オラでだいじょうぶズラか!?』

「いいから。」

『ズラーーー!?』

 出久がコマさんの首根っこを掴んで脇に抱えてからヘルバイクを走らせた。

「コマさん! わたくし達も急ぎましょう!」

「う、うん…!」

 八百万達も現場へ急いだ。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

『ぶ…ぅう…、ゆ、るせない…ゆるせ、ない…。』

 片膝を地面についた体勢の巨大なキツネの怪物。

 巨大さに加え人語を喋り、歪に別れた9本の尻尾があり、体に隈取りのような模様があって二本足であることからただのキツネではないことが嫌でも分かる。

 地面はキツネの巨大さによる重量で陥没しており地割れによるヒビが広がっていた。

『あぁ…、ど、う、してぇ…、ゆるぜなぃい…!』

 立ち上がろうとするがふらつき、片手で周囲にある建造物を掴んで倒れないよう踏ん張るがそのせいで掴んだ建造物が破壊されコンクリートや鉄筋の一部が落下していった。

 

「おい! 貴様、動くな!!」

 

『う…ぐぅ?』

 その声が聞くとキツネがそちらを向く。

 炎を纏い飛んで来たのはエンデヴァー。彼の管轄ではないのだがたまたま近くにいたため駆けつけたのだ。

 虚ろな目でエンデヴァーを見つけたキツネは不愉快そうに目を細めた。

「そうだ、そのまま大人しくしていろ! 個性を解除して…。」

『…るさい……。』

「むっ?」

『うるさぃいいいいい!!』

「おおおおお!?」

 建物を掴んでいない方の腕を振るいエンデヴァーを羽虫を払うようにするキツネ。

 エンデヴァーは炎を使って宙で移動し回避した。

 キツネはフーフーと苦しげに呼吸を繰り返したがやがて立ち上がった。

 長い足によって周囲の建造物の向こうから頭が簡単に見えるほどの巨大さを強調し、しなっとしていた体毛が乾いて体の面積を増やしたように見える。

『ハーハー…! ああ…、安定してきた…。』

 呼吸が整ってきたキツネがそう言葉を吐く。

「大人しくしろと言っているだろう!」

『……ふっ。』

 エンデヴァーが炎の塊を発射した。

 それをキツネが鼻で笑うように小さく笑い、無防備に受ける。

 すると当たった炎がキツネの毛に馴染むように消え、キツネの歪な尻尾の毛が増量した。

『ウッフフフ! なかなかの火をありがとうございますね!』

「なっ!?」

『お礼です。』

 キツネがニヤリと笑いながら口から炎を吐く。エンデヴァーのそれより圧倒的な火力のそれがエンデヴァーに迫った時、疾風より速いのではないかと思えるほど速い存在がエンデヴァーに体当たりするようにエンデヴァーを助けてキツネの炎から助けた。

「ホークス!」

「危なかったですよ! どうやらアイツに炎は厳禁みたいですね。逆にパワーアップする。」

「なっ…。」

「さっきゴーストライダーから聞きましたよ。」

「なんだと!?」

「炎が主力のエンデヴァーさんが近くにいるとヤバいので離れてくださいね。」

「おい、こら!?」

 エンデヴァーの胴体にレスリングのタックルをしているような体勢でホークスは翼を羽ばたかせてエンデヴァーをキツネがいる領域から引き離した。

 これはホークスが現場に来る途中で上空からゴーストライダーを発見し彼が現場に向かっていることに気づいて念のため話を聞きに行ったのだ。

 それでゴーストライダーが今暴れている存在が商いの神として祀られていたキツネであることと、所属の神や似ていると考えられた存在との同一視などの影響で火の属性を宿しており火気を使った攻撃は逆効果だと忠告したのだ。そこにエンデヴァーがキツネに攻撃を加える姿があり大急ぎで止めに入ったのだ。炎を纏っているエンデヴァーが近くにいるとキツネの力を増幅させてしまうので遠くにやれということだった。

『……あら? 異国の魔がなに用か?』

『雑魚の眷属動物がずいぶんと無理して膨れ上がったもんだな? 力を示す尻尾がそんな醜い有様なのに大きく見せて威張って楽しいか?』

 キツネの巨体で瓦礫になりつつあるビル群の隙間から現れたゴーストライダーを見つけ、キツネが卑しく笑いザラゾスが嘲笑った。

 その言葉にムッとしたのかキツネの目つきが鋭くなる。図星だったのだ。

『死にたい…のですか?』

『死に急ぎたいのか? 守護対象が絶えてヤケクソ起こして今にも爆発しそうなそんな有様で? お前らの上の奴に顔見せできんのか? ああ、そうか…、もう還れないのか? 名前はどうした?』

『黙りなさい!!』

『焚き付け過ぎ!』

 ザラゾスの挑発に怒ったキツネが足を振り上げた。ゴーストライダーがザラゾスに文句を言いながらその場から飛び退き、踏み潰そうとしてきたキツネの足から逃れた。

『どうしたらいいの? さっきの話だとこのキツネは…。』

『ん? こいつはこの場所から動けねーよ。あの尻尾の下だろ。そこからこの辺りの地脈をまとめる要石にコンセントよろしく無尽蔵に吸ってる。このままコイツを潰すと吸い上げてる大量の大地の力が暴走する。威力は……、水爆ぐらいか?』

『最悪じゃん。どうしたら防げる?』

『簡単だ。力を吸ってる部位をなんとかすりゃいい。分かりやすいだろ? 要石に尻尾が刺さってるなら石を掘り起こして石を破壊すりゃ尻尾から吸った力が漏れて風船みたいに萎むかもな。石は地脈の力を吸収しやすいようにするコンセントの差し口みたいなもんだ。石が無くなりゃあのキツネは地脈を使えない。』

 ザラゾスの言葉によるとこのキツネは無理矢理地面の下にあった地脈の力をまとめられる要石から無理をして力を吸い上げ、見かけを大きくし攻撃力を上げているがその急拵えのせいでこの場から移動できず、更に風船のように脆くいつ爆発してもおかしくない酷い状態になってしまったのだ。爆発した場合水爆を落としたぐらいの被害が発生することも。

 だが要石に依存しすぎて石を破壊されるだけで空気が抜けていく風船のように萎んでしまうという。

 つまり風船が割れる前に空気を抜けないように縛った箇所を解いて空気を抜くこと。それがこのキツネを退治する方法だった。

『も、もも…もんげ~…。』

 ゴーストライダーの小脇に抱えられているコマさんが顔を手で覆って青ざめてブルブルと震えていた。

 元神社の狛犬とはいえ急拵えの巨大キツネとの力の差に本能で怯えてしまっているようだ。商いの一族を守護していた神棚のキツネという点で神の領域で生きていたという似ているし不可抗力でその役割から離れて違う存在として生きる道を選んだという意味でも似ている。キツネは神棚のキツネから妖怪としてのキツネへと変貌していた。

「ゴーストライダー! なんか手伝えることあります?」

 そこへエンデヴァーをどこかへ運んできたホークスが飛んで来た。

 それに気づいたゴーストライダーが待ってましたとばかりにコマさんを小脇から両手で脇を持った状態で持ち正面から話をした。

『キツネの気を引いてくれる?』

『ズラ…? で、でも今のオラじゃあ…。』

『分かっている。このまま戦わせない。君は弱い。そこのところは君も十分分かってるはずだ。なら倒せなくても時間稼ぎぐらいはなんとかできるだろう? ほら、そこにちょうど羽の生えた若い肉体がある。』

「えっ?」

 ゴーストライダーからの指示を待っていたホークスはその言葉を聞いて思わず声を漏らした。

『…いいんズラか?』

『時間が惜しいから拒否権無し! 足りない力をこれで補ってくれ。』

『もんげーーーー!!』

「えーーー!?」

 炎から生成した鎖を持たせたコマさんをホークスにぶん投げるゴーストライダー。

 驚いたホークスは咄嗟にコマさんを受け止めようと体勢を整えようとするとコマさんがそのままホークスの手に触れることなくすり抜けてホークスの体へと吸い込まれるように入った。

 突然のことに目を見開いたホークスだったが変化はすぐに起こり目を閉じて体がだらりとなり頭を項垂れさせた。

 ホークスの体を包むように水色のオーラが炎のように揺らめき彼の剛翼を水色の炎が包み込んで翼が炎に変わったように燃え上がり、顔に紅色の隈取りのような模様が表れて額にコマさんと同じ角のような炎が二本生じた。

『うぬ…、なにをこざかしいことを…。たかが狛犬の片割れが…!』

『それはどうかな?』

「緑谷くーん!」

「救援に来たよ!」

 八百万達が駆けつけた。

『良いタイミングだ。手伝って欲しい。』

「任せて! 何したらいいの?」

「あれ? ホークス…?」

「緑谷さん、コマさんは!?」

『あそこ。』

「えっ?」

 ゴーストライダーが指差した先には青い炎を纏ったホークス。

「コマさん…?」

『……。』

『なにができるのです! たかが人間に憑依したぐらいで!』

「危ない!」

 キツネが怒声をあげ片腕を振り上げて叩き潰そうと振り下ろしてきた。

 すると次の瞬間。

 キツネが振り下ろした腕が弾き上げられた。

「ほ、ホークス!?」

『……なん、ですと…?』

 キツネは巨大化している自分の手を弾かれた力に驚愕していた。

『…悪いことしちゃ、ダメズラ!』

「コマさん!?」

 アッパーカットをしたように右腕を振り上げた体勢のホークスが顔を上げ、驚いていて固まっているキツネを強い眼差しで見据えた。

 ホークスの口から出るホークスの声にコマさんの声が混ざっていて青い炎をまとっているのもあり明らかにいつものホークスではない。なので考えつく答えはひとつだ。

「どういうことですの緑谷さん! なぜコマさんがホークスに!?」

『種類にもよるが生命を依り代に力を発揮できる者は少なくない。死人の声を聴くとされるイタコなど自分の身を霊魂に貸すことを生業とする者もいる。コマさんはすでに無い神社の守り手の片割れで妖怪として日が浅く力は脆弱。だから力を行使するには依り代が無くてはならない。イタコや巫女などの選ばれた神事の関係者でなくても若い肉体ならよっぽど相性が悪いということがなければ憑依は難しくない。それよりコマさん、時間稼ぎは任せた。』

『任せてズラ!』

 青い炎に包まれた剛翼を広げコマさんに憑依されたホークスがすごいスピードで舞い上がった。

『今のうちに…、八百万さん達に手伝ってもらっていい?』

「どうするの!? どうしたらいいの!?」

『キツネの尻尾の下にある地面に埋まった要石を掘り起こして、浮かせて破壊したい。』

「それ壊したらあのデッカいキツネをなんとかできるんだね!?」

『その要石が力の源だ。このままキツネを倒すと水爆が爆発したぐらいの被害が…。』

「ひえーー!? なにそれ!? ヤバいって!」

「分かったわ、急ぎましょう。コマさんがキツネの注意を引いている今がチャンスよ。」

「コマさん、頑張って!」

『そこ、聞こえていますよ! やらせると思っ…。ぐっ!?』

『よそ見してないでコッチ見るズラ!』

『グアアア!?』

 剛翼の特性を利用し青い炎を弾丸のように放ってキツネの顔を攻撃し目潰しをする。

 コマさんの炎は見た目は炎だ。だがこれはコマさんがかつて神社、神の住まいを守る狛犬だったことの証として残る神の気を宿す穢れや邪悪を焼き払って滅する力だ。そのため誰彼なしに傷つけない。熱さもない。

『おらおらおらおらおらおらズラーーーー!』

『ちょっ、やめ…! 強っ! えっ、なん、で…、ああ、強いぃっ!?』

 目潰しされた状態で横っ面を殴られ蹴られ仰け反るキツネ。

 キツネは予想以上のコマさんの強さに驚き続けていた。

 思わぬ攻撃力によって地面に張り付けるようにしていた9本の歪な尻尾が地面から浮かされ、尻尾の一本が不自然に割れたアスファルトの隙間に入り込んで地面の下に突き刺さっていた。あの尻尾がキツネの力の供給をしている要石と繋いでいるのだろう。

『石を掘り起こすから出てきたら麗日さんの個性で浮かせて、それから八百万さんは大砲かミサイルとか破壊力のある武器を。』

「分かった!」

「分かりましたわ!」

「うちらはなにしたらいい!?」

『コレ貸すから地面を掘るのを手伝って。』

 そう言ってゴーストライダーが鎖を投げ渡した。

『腕に巻いて。』

 ゴーストライダーが自分の腕に鎖を巻いてその腕で地面を突くために腕を後ろへ振ると鎖がグルグルと回転を始めドリルのようになる。そして地面に突き刺すと地面をものすごい力で抉って掘っていく。

 耳郎達も習って鎖を腕に巻き、それぞれ距離を取ってドリルの機能を発揮する鎖で地面を掘った。

『うぅううう! ああ、憎い! このわたしを侮辱するか!? 社無しの狛犬ごときが!』

『侮辱なんてしてないズラ! キツネさん、これ以上怒ったらダメズラ! 死んじゃうズラ!』

 ゴーストライダー側で要石を掘り出す作業をしている間にコマさんがキツネの注意を引いていた。

『うぐぐぐ…、黙りなさい!』

『守ってた家の人達が絶えてしまったことが辛いのは分かるズラ! オラもお社の神様が神去(かむさ)られて、お社を守ってくれる人もいなくなって、コマじろうとすごく泣いたズラ! でも仕方ないズラ! 物事にはいつか終わりが来るズラ! オラ達は、オラ達は…、ずーーーと人間達を見守って、傍にいたんだズラ。人間の命が短いことも、オラ達もずっと同じ場所にい続けられないことも、全部、キツネさん分かってるズラ!』

『黙れ黙れ黙れーーーー!!』

 キツネが大きく口を開け牙を剥きだして喚いた。

『キツネさんが還るのを手伝うズラ!』

『!』

『オラだけじゃあ無理だけど、ゴーストライダーに頼むズラ!』

『異国の魔の…そんな者の力なんぞ…。』

『還りたくないズラ?』

『……。』

『神棚を放っておかれて…、還り方が分からなくなってるズラ?』

『黙りなさい!!』

『どうしようもできなかった昔と違うズラ! 還るための道を開けるズラ! だから、諦めて自棄を起こすのをやめるズラ!』

『うぐぐぐ…! っ!?』

 コマさんの言葉に揺さぶられるキツネは、やがて尻尾に強い痛みのような衝撃を感じてハッとした。

 慌てて下を見ると。

「うわっ、これが要石ってやつ!? 大きくない!?」

『麗日さん。』

「了解! 八百万さん!」

「はい!」

 掘り出された要石は予想以上に大きい物だった。

 黒くてガタガタで無骨だが鋭い角のような尖った部位がある要石の頂点にキツネの尻尾が繋がっている。

 その石に麗日の個性がかけられ深く掘られた穴の中から浮き上がる。

『や…め…!!』

「これで…、終わりですわ!」

 八百万が個性で創造した大筒の大砲から弾が発射された。

 それは浮き上がった要石に命中し、石は爆発するように粉々に砕けた。

『あ、ああ…あああ~~~~!!』

 地脈の力をまとめて吸い上げるのに利用していた要石を失い、キツネが悲痛な声を上げながら萎むように縮んでいく。

 あっという間に巨大化していたキツネの姿が消え、コマさんが舞い降りてきてキツネが立っていた場所を見回し、目星を付けて瓦礫をどかした。

『ひぃ!』

 瓦礫をどかすと小さくなったキツネがいた。

 手のひらに乗るほど小さくなってしまったキツネは頭を守るように両腕で隠すようにして怯えすくんだ。

 コマさんは、そんなキツネを優しく両手ですくい上げるようにして持ち上げ、駆け寄ってきたゴーストライダーに受け渡した。

『っ……。』

 ガタガタ震えているキツネを受け取ったゴーストライダーは、御札を出した。

『とりあえず…、ここに入っててくれる?』

『……。』

 キツネは言われるままに御札の中へ移動した。

「どうするの?」

『……お願いがあるズラ。』

『分かってる。このキツネを神棚のあった土地から引っ越させるのを手伝おう。』

『ありがとうございますズラ!』

「でも、どうやって? このままお寺とかに持って行くの?」

『それは…、ああ、それより先に…、コマさん。』

『あっ。そうだったズラ!』

 コマさんが言われて思いだし、急いでホークスから離れた。

「う…、もう終わった?」

 コマさんの憑依が解除されたホークスは一瞬ふらついたがなんとか踏みとどまり頭を摩って聞いてきた。

 コマさんは青ざめていた。ゴーストライダーは無言でホークスを見ていた。

 そのことに気づいたホークスだったがすぐに異変が起こる。

「ぁ……ぎ…あぁぁだぁああああああああああああああああ!?」

「ホーーークスーーー!?」

 突然全身を襲う筋肉痛に倒れて悶絶するホークスに麗日達は慌てた。

「えっ、なに!? 今度は何が起こったの!?」

『……反動。』

『ご…ごめんなさいズラぁ……。』

 コマさんはベソベソと泣き出しながら謝罪する。

「えーと…、つまりホークスにコマさんが憑依して力を使ったせいでホークスの体にすごい負担がかかっちゃったってことかしら?」

『だいたい当たってる。まあ数日はまともに動けないが命に別状はないから深刻な問題では無い…はず。』

『ごめんなさいズラ…、すっごく居心地良くて、力が湧き上がって……。』

『なるほど。相性が相当良かったんだ。そういう適性があるかもしれない。ホークスには。』

 

 

 その後、事件現場に消防車や大規模災害で出動するレスキュー隊、救助作業用の工事車両など様々な車両と機材、人材が集まり、現場検証と復興のために動き出す。

 その中には当然ヒーロー達もいる。

 ゴーストライダーがいたことや、仮免許を持つがまだ学生が事件解決したことについて事情聴取も行われ、超筋肉痛で身動きが取れなくなったホークスもすぐに救急車で運ばれた。

 

 

「なるほど…、これを元の形に修復できるか、と…?」

「できそう?」

 事件後、現場の瓦礫から探し出したある物を持って治崎のもとへ来た出久達。

 粉々と言うほどでないが見るも無惨に壊れて元の形を失った神棚だった物だ。

 これはあのキツネが宿っていた神棚だ。キツネのためにやらなければならないことがあり、これを修復しないといけないのだ。

「可能です。」

「頼める?」

「分かりました。」

 恭しく返事をした治崎はすぐに自身の個性で神棚を修復した。

 元の形を取り戻した神棚から出久が何かを取り出す。

 古い和紙にミミズのような筆文字が記されており、それを筆ペンで加筆したり一部の文字に射線を引く。

 するとコマさんに持たせていたキツネが入った御札からキツネが出てきた。

『……ありがとうございます。』

 キツネは泣きそうな声でお礼と共に頭を深く下げ、淡い光となって消えた。

 コマさんが消えていったキツネに向けて手を振った。

「…なにしたの?」

「キツネの所在を伏見に変えた。」

「伏見稲荷大社か。」

 出久の言葉で治崎がそう言った。

「知ってた?」

「そう書いてあったので。」

 治崎が和紙の文字を見て読み解いたらしい。治崎の顔から照れているのが見て取れてこの場に一緒にいるクロノが若干引いていた。

「あっ、だから神様のところへ還すってことになるのか。」

「キツネのことをお稲荷さんって言うものね。」

「でもどうしてわざわざそうしないといけなかったの? これって神棚なんだよね?」

「あのキツネの神棚を管理していた一族が絶えているせいでキツネが悪くなった上に、神棚の状態が悪くてキツネの所在を記した紙が……、だから紙を修復する必要があった。神棚が粉々で紙だけを回収できなかったから…、治崎に頼んだわ。」

「頼られて嬉しい…。」

「廻…、顔がヤベェから…。」

 普段の彼からかけ離れたゴーストライダー限定だらしない喜び面にドン引きながらそう言うクロノ。

 

 今回の事件を起こしたキツネは自分を祀っていた商いの一族の血が絶えてしまい、放っておかれて朽ちた神棚で伏見へ所在を変える術さえ無くなり己の置かれた状況に憎悪して暴走した。

 だがキツネが全部自分の意思だけで要石から力を吸収して水爆ほどの自爆を行おうとヤケクソを起こしたわけではない。

 出久がザラゾスから聞いたザラゾス視点から見た考察によると、先の地震蟲による地脈の変化で悪い気がキツネがいる場所にあった地脈の要石に溜まり、それに影響されたキツネが憎悪を焚き付けられ周囲を巻き込んで死んでやろうという自暴自棄に陥られせた。

 結局自爆は失敗し、出久達の手助けで伏見へ所在を変えることができ朽ちて消滅する終わりは絶たれた。

 本当のキツネはあんな禍々しい姿でもないし、あんな憎悪に歪んだ性格でも無かったのだとコマさんは悲しそうだった。神に仕える獣だったという似た立場から共感して本当のキツネの姿を感じ取ったらしい。

 

 こうしてコマさんの都会へおでかけの日は、突然のトラブルでメチャクチャになったが、後日コマさんに大きな転機が訪れることになる。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 ホークスが現場に復帰できるのは最低でも2日後と診断され、出久達は謝罪のためにコマさんも連れてお見舞いに行った。

「ふーん…、そいうことだったの。」

 病室のベッドに横になっているホークスに説明を行い、聞いたホークスは納得したようだ。

「了承無しに正式契約も無しのゴリ押し憑依だったから負荷が強くなってしまいました。申し訳ありませんでした。」

『本当に申し訳ありませんでしたズラ。』

「いやいいよ。あの現場じゃ俺が一番適任だったんでしょ? それだったら存分に使って貰って良かった。それに終わった後の筋肉痛は別として憑依されてる間? 意外と悪い感じもしなかったし。相性がどうのって話だっけ?」

「ですね。たぶんホークスにはそういう素質があると思われます。正式契約を結べば疲労感が強くなる程度になると思います。」

「ふーん……。」

 ホークスはまともに動けない中、それを聞いて何か考えていた。

 それから首を動かし小柄なので椅子を踏み台にさせて目線を高くさせて貰っているコマさんを見た。

「コマさん…、だっけ? 俺に謝礼をしたいんなら俺の頼み聞いてくれる?」

『オラができることならなんで言ってズラ。』

「じゃあ俺が動けるようなったら抱かせて。」

「ふぁっ!?」

「落ち着いて、抱っこですよね?」

 ホークスの言葉にびびる八百万達に出久が制止をかけ意味を補足した。

「だってもっちもちしてそうで半端なくめんごいですよ? 抱きしめて頬ずりしない選択肢ないでしょ。」

『それだけでいいズラか?』

 こてっと首を傾げるコマさんの仕草と声にキュンッとしたのかホークスは痛むのも構わず思わず自身の胸を手で押さえた。

「あー…、それと許して貰えるなら、その正式契約ってのもお願いできたら…。」

「いいんですか? 人外との契約と力の貸し借りは良くも悪くも制限がかけられますよ? 副作用もありますし。」

「最近検討してたんですよ。人間じゃないモノと戦うための力を手に入れるかってことを。だからこれは良い機会だと思った。コマさんが良ければだけど。」

『オラでいいズラか?』

「悪魔を含めた穢れの強い相手にはかなり有効だと思うけど。元とはいえ神獣だった名残でコマさんには穢れを滅する力がある。ただ、あまり強くはないからそこはホークスの力量でカバーするしかないけれど。拳にメリケンサックを付けて破壊力を上げるような感じかな?」

『オラがメリケンサック?』

「武具の真価は使い手の能力次第。」

「なるほど、だったら俺が頑張らないといけないな。じゃあそういうことでお願いしていいです?」

「あとホークスにお願いしないといけないんですが…。」

「なんです?」

「コマさん。電話の途中で言えなかったけど…。」

『あっ!』

 出久の言葉でハッとしたコマさんが出久を見た。

「コマじろうも協力してもらおう。テレビやラジオ…、最近じゃインターネットからでも音信不通状態から連絡したい相手に伝えられるから。こういうときにヒーローという職業の知名度と人脈は使いようだ。」

『コマじろうを見つけられるズラか!』

「なーるほど! そうだよね! 連絡先分かんなくてもネットで簡単に情報収集はできるもんね!」

「よっぽど俗世から孤立してなければ伝わるはずだわ。意外と早く再会できるかもしれないわね。」

「コマじろうって?」

「コマさんの双子の弟。同じ能力の元狛犬妖怪。」

「もっちもちめんごいのがもう一匹…!」

 そのことを知ったホークスが再び胸を押さえてキュンッと筋肉痛もあって悶絶していた。

 そうしてホークスの顔を使い情報媒体から日本全国にコマさんからコマじろうに呼びかけが行われた。

 その結果……。

『にいじゃ~~~ん!!』

『コマじろう~~~!!』

 無事にコマさんの今いるところへコマじろうが来ることができ、兄弟は涙の再会を果たした。

 コマじろうは、見た目はコマさんの色違いというぐらい外見はそっくりだ。双子ということと、神社に設置されている2体の狛犬だったという影響かもしれない。兄弟の兄と弟の違いの基準は不明だが二人は生まれたときから兄と弟として接し合っているようだ。

 その後コマさんとコマじろうはホークスとの間に正式に力を貸すための契約を結び、二人の所在はホークスへと移転することとなった。

 そうしてホークスはコマさんとコマじろうが元々神の社を守る神獣だったことから『神獣憑依(しんじゅうひょうい)』と名付けた強化形態を扱えるになり、その形態はキツネとの戦いで披露した姿だがコマさんとコマじろうそれぞれの炎の色が反映され、翼と額に現れる炎が左右でその色となった。

 身体能力の向上と神気の力による守り、剛翼に応用させることで様々な形でコマさんとコマじろうの力を使える。

 初めてコマさんが憑依した時と違いホークスの意識が前に出る仕様だ。ホークスの意思に全面的に従う形でコマさんとコマじろうが力を貸すようになっている。

 ちなみにコマさんかコマじろうの片方だけでの神獣憑依も可能で、その場合は憑依した側の色が反映されるため非常に分かりやすい。発揮される力は片方だけでも十分だが二人分の方が負荷が軽くなる仕様だ。

 使いすぎれば解除後に疲労感が強まるので多用は厳禁である。

 八百万を始めとした人間達に惜しまれたがコマさんとコマじろうはその後ホークスと生活することにもなり私生活でもホークスの身の回りの世話もするようになる。

 元々小さな神社で神様のお世話も担っていたこともあり一通りのことはなんでもできる。字も読めるし書けるし、家計簿もつけらえるので家計管理も万全。あと料理も出来るのでリクエストがあればレシピを覚えて食事のバリエーションアップ。体が資本のヒーロー業をしているホークスの体調管理も怠らず仕事のスケージュール管理まで万全なため、下手な家政婦やマネージャーより優秀だった。最近多忙すぎて過労だったホークスがみるみるうちに元気になり格好もスタッフが整えなくても磨きがかかって綺麗になってきた。

 更にホークスの知名度によってホークスに集まる人の心から来る力が間接的にコマさんとコマじろうにも影響することとなった。その結果妖怪になって間もなく脆弱だったコマさんとコマじろうが一気に力を付けことにもなり誰にでも認識できるようにもできたり、神獣憑依の力が強化された。

 そうしてホークスがコマさんとコマじろうというゆるキャラ妖怪を頭や肩に乗せてたり、抱っこしてる姿が普通のこととして広まり、ついでにコマさんとコマじろう作のお弁当を食べてるホークスがSNS上などでもトレンド入りしたりして、コマさんとコマじろうの料理が和食が多いこともあって意図せず和食ブームが発生したりとホークスだけじゃなくコマさんとコマじろうに人の興味関心が集まって信仰の力となりコマさんとコマじろうの力が強くなったりしていた。

 

 

 

 




やっと書けました。
書きたかった展開。

なんでホークスとコマさんとコマじろうを組み合わせたのか思い出せませんが、なんでか思い付いて書きたくなったのです。

ホークスがコマさんとコマじろうを憑依させた形態として考えた『神獣憑依』の姿と効果は。

・剛翼にコマさんとコマじろうの色の炎が纏わされる。左右で水色と黄色。
・額にコマさんとコマじろうの額にある角のような炎のような部位が現れる。剛翼と同じように左右で色違い。
・顔や首に赤い隈取りが現れる。コマさんとコマじろうの頬の模様とは違う。
・身体能力の向上。
・神気の力による守りと剛翼の特性を合せた神気の細かい使い道。
・コマさんとコマじろうのどちらかだけでも可能。ただし憑依した側の色だけが反映され、負荷が少し強くなる。
・使いすぎれば疲労が強くなるので多用は厳禁。
・コマさんとコマじろうの存在が弱いためホークスにもたらせる力も弱いためホークスの精神力と肉体に依存する。
・例えると着脱可能の武器と防具。拳に装着するメリケンサックぐらいの表面に付ける武器。
・ホークスとコマさんとコマじろうに集まる人の興味関心の大きさを信仰の力として取り込み能力を上げることはできる。ただしその逆もある。
・悪魔を含めた穢れの強い相手には有効。



コマさんとコマじろうは、副作用は少ないがその分弱いという感じにしています。
力を借りる代償も疲労感と筋肉痛程度で済むので悪魔や魔獣より圧倒的に良心的。
ただしキツネとの戦いで強くなれたのはホークスとの相性が抜群に良かったからで、他の人間だと無理だった感じです。


キツネの所在を変えるという展開は、ある漫画を参考にしました。
その漫画ではキツネが祀られた小さな社からそこにいるキツネを移動させるのに紙に記された部分を書き換える方法が取られ、悪用されていたキツネ達を伏見へ移されていました。その漫画でキツネは伏見を懐かしんでいた。

今回登場させたキツネは原作の妖怪ウォッチのキュウビとは違い存在です。
神棚に祀られていた商いの一族の守護をしていたキツネで、色々と悪いことが重なって暴走し巨大化して妖怪の姿へと変異したが姿はキュウビとは多少異なる歪なものになっている。
無理して巨大化しているのでいつ水爆ほどの自爆を起こすか分からない状態だったため、ここで対処できなかったら大変な被害が出ていた。
爆発するのを防がれて元々の大きさに戻され、事件後に伏見へ所在を変えてもらい解決したという流れです。


次回はいい加減予定していたオリヴィランの展開を書きたいが……。
中々進まず申し訳ない。

次の短編のネタにするなら?

  • 妖怪ウォッチ
  • すまっしゅ!!
  • それ以外の怪異や、妖怪など
  • SCP
  • いや、連載の続き書けよ
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