堀井椎斗です。
イベント終わったと思ったらお仕事の方でかなり忙しくなってしまい、投稿がかなり遅くなってしまいました…。
これから少しずつペースは戻していきたいところなのですが、この後もドルフロでイベントが始まったり、お仕事の方は社会人1年目も終盤に差し掛かって着々と量が増えてきているので、あまり戻せれないかもしれません…。
ゆっくりお待ちいただければ幸いです。
今回はほうしょう視点でストーリーが進んでいきます。
期間が開いたおかげで少し書き方に困りました故、おかしいところが多少あるかもしれません、お許しを()
「CDCからほうしょう、モールスのじゅんびよし。」
「了解しました。...というかよくそんな物ありましたね...」
F-35Bの単騎が飛鷹の艦隊に警告を投下し、隼鷹からの撤収指示で九六式艦戦が引き返したその頃。
ほうしょうサイドでは、いつから誰が持っていたのかは分からないが、モールス信号機があったので準備をしていた。
既に1人の通信妖精さんがヘッドフォンを付け手に電鍵を持ち、親指を立ててスタンバイ状態になっている。
「電源入れ。モールス入信がないか調べてください。」
「ぎょい。」
電源を入れて受信音量をまずは上げていく。すると早速モールスが聞こえてきた。
「まことにはやきしんごう...しかしせっしゃにかかれば、あかごのてをひねるようなものなり。どれどれ...」
「ア...ン...マ...リ...ダ......あんまりだ?」
「あ、その信号は無視して大丈夫ですね。他の信号を探して下さい。」
先程のタッチダウンしようとしたら、途中で帰還命令が出たせいかあんまりだあんまりだずっと叫んでた搭乗員か。風防が無いから声が通りやすいとはいえ、あの金切り声には周りにいる妖精さんはもちろんだが、私もつい両耳を塞いで着艦態勢どころではなくなってしまった。
モールス信号でも打ち続けているあたり相当嫌な出来事だったのだろう。今頃モールスを打ちながら同じように口に出してる光景が目に浮かぶ。
周波数を変えて他に信号が出ていないか検索する。
途中何度か先程の通信を受信するが、少し経った頃ようやく別の信号を受信した。
「...モールスかいどく。かんたいめい、すくもわんはくちだいにえんせいかんたい。かんたいきかんは「ひよう」。ひめとのこうしんをこうておりまする。」
「宿毛湾...ってどのあたりでしょう...?」
「こーちけんのはじにあるところなのです。ぶんごすいどーのいりぐち、ともいえるのです。」
「高知県...ただあそこに何かしらの泊地なんて「あったんですよそれが。」
そう声をあげるのは、例の艦これ世界に転生してテンションブチ上げ状態になっていた見張り妖精さん。
「もともとあそこには、だいにっぽんてーこくじだいにぐんかんがとまれるところがあって、たいへーよーからかえってきたふねたちのきゅうそくスポットになってただけでなく、さいだいせんそーでどれぐらいそくどがでるかのしけんがおこなわれたばしょでもあるんです。よくみるやまとのしゃしんなんかも、あそこでとられてるんですよ。」
「なるほど...」
艦長妖精さんといい見張り妖精さんといい、よくそんなこと知っているな、という情報が多いと改めて思う。とはいえ、自衛隊になってからは宿毛湾に泊地は置かれなかったために、知ってなかったとしても当然なのだろうか?実際、他の妖精さんは「そうだったのか」という反応が多く見られる。
「ひめ、モールスをまたせておりまする。どのようにへんとうするかおきめくだされ。」
「あ、そうでした...。ひとまず艦隊の方角を、この先でこちらとクロスする方に転進させましょう。速度は25ktにて固定、もし途中で雷撃などを受けてやむを得ず回避する場合はその限りでは無いですが、その際は必ず報告を入れるよう伝えてください。目視距離に入るほどから速度を順々に落とす予定ですが、その際はまた連絡する、という形でいいでしょう。そのように返信をお願いします。」
「ぎょい、ひめのおおせのままに。」
「あとその『姫』いうの止めていただけますか...少し、恥ずかしくて...」
「む...たいへんごぶれいをいたしもうした、ひめどの...あっ」
...つくづく癖の強い
「とにかく、
隣にいる隼鷹という名の艦娘と共に、飛鷹に頭を下げられる。
あの後モールスで通信をしながら、時々艦載機を飛ばしてその先の進路を確認しつつ、無事合流地点へ漕ぎ着けたわけなのだが開口一番いきなり謝られた。
18機の艦載機が飛んできた時の状況も同時に説明してくれたが、どうやら隼鷹が酒に酔った状態で自分を驚かせるために飛ばしたらしい。しかし先程のF-35B単騎による警告を渡された事により(その後の飛鷹の様子も要因の1つになったのだが)、頭の冷静さを取り戻してやったことを反省したとのことだ。
「まぁ...威嚇射撃を行った後の行動から、やりたいことをなんとなく察することが出来たのでいいのですが、その娘の心理状態や考え方などによっては敵対行為と見られてもおかしくないものでしたので、次からは気を付けてくださいね...?」
「ほんっとすみません、以後気をつけます...」
完全に隼鷹が萎縮している。
その様子を横で見ていた飛鷹は、最初からこんな事しなきゃよかったのに...と一瞬思ったが、そもそもあんな酔った状態でそんな判断なんて
それにしても、改めて見直してみれば容姿が今まで見てきた鳳翔とはまた違う。
左腕の甲板は木材を使用した小振りなものとは違って、それこそ装甲空母に似たような灰色の甲板を付けている。
矢筒は背中ではなく右の腰元に掛けられており、矢羽の部分もグレー色に日の丸がついた、零戦や九七艦攻では見られない色合いをしている。この矢がおそらく先程飛ばしてきた不明機のものなのだろう。
革の軍手で覆われた手で持っているものは、変なカプセルのようなものがついたクロスボウだろうか。その他にも彼女の肩には12cm30連装噴進砲に似たものを載せているし、そもそも服装も鳳翔のような和服ではあるのだが、色が上は加賀が着ているようなほんの少し黄味を帯びた白、下が群青色と黒色のデジタル迷彩と、簡単に言えば鳳翔が陽とするならばほうしょうは陰というような色合いである。
髪は完全な黒色、顔はそこまで鳳翔と変わりはないが、基本温和な鳳翔と比べ、少しだけ冷静さを感じられるような雰囲気である。
「やー、秋雲さんだよ〜。そのクロスボウ、少し撃ってるところ見てみたいんだけどいいかな?」
スケッチを描き続けていた秋雲が、艦載機を発艦する時の姿を絵に収めたいのか、ほうしょうに注文をする。
「あ、これですか...期待されてもあまり困るのですが、どうしてもと言うのであれば「あ、それなら撃たせてもらって〜っ♪」
早くもテンションを取り戻した隼鷹が、ほうしょうからクロスボウを半ば窃盗のような感じだが取り上げる。
「あぁ〜ちょっと隼鷹!それじゃあまり意味がないってば〜!」
「いいじゃんいいじゃん、後で描かせてもらえればさ〜♪ ふふ〜ん、ここの弦の部分を...」
「あ、ちょっと待ってください!最後の発艦からそんなに時間が経ってないので、今そこ触ったr
「あっちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああっ!!!」
この海域に今までの中で一番の叫び声が響いた。
次回からは鎮守府までの道のり、ならびに鎮守府に着いてからの様子がメインになっていくと思います。
ちなみに新キャラを追加する予定はありますが、どのタイミングでぶっこむか考えているところであります。