筆が中々進まず、書く内容も思い付かずで、ずるずると引き摺っていたら気付けばまた1ヶ月経っていました。先の内容はポンポン思いつくのですが...
イベントの進捗はどうでしょう?私は絶賛攻略中で、前段はオール甲クリア、後段は乙乙でE5-3ギミック解放中です。
あと2週間ほどでイベントが終了すると聞いて結構焦ってます。掘りの時間が...
今回は対空試験です。対潜試験まで書こうかとも思ってましたが、前述の通り筆が進まないのでまた細かく分割します。
「うえぇ...こういう教練めんどくさい...」
「そう言うなって3-4、前のような実戦じゃないからまだ全然マシな方だぞ。」
「そーだけどさぁ...」
「3-3、3-4。入感感度確認、送れ。」
「3-3、バッチリ聞こえてますぜー隊長。」
「3-4、コピー...」
「よし、今回は対空目標が50だ。各個機銃で撃ち破っていけ。風船が相手だからと体当たりするのは禁止だ。」
「仮想敵機に誰も幸せなキスなんざしようと思わんですけどね...」
「コメくいてー...」
「さっき食ったのにもう飯かよ...」
「3-4、もしこの対空教練で撃墜王になれたら、間宮券をやるぞ。」
「...俄然やる気が出てきました。ここは譲れません。」
急加速で我先にと風船を撃ち破りに行った3-4。
「ほんっと飯が関わると人が変わるよなぁ!?」
「遅れるな3-3、エンゲージ!」
後を追いかけるように3-3、3-5も各個風船を撃破しに散開した。
ほうしょうから発艦した10機のF-35Bは、瞬く間に1つ、また1つと風船が撃ち破る。機銃の精度や連射能力が良いことはさることながら、何より風船間の距離が空いた場所での、風船を撃ち破るまでのインターバルが他に類を見ないほど早い。
少し時間が経った頃には、風船の残りは半分を数えないほどにまで減ってしまった。
「あれが爆戦だなんて、考えられもしないねぇ...」
双眼鏡を目に当て、戦闘隊の様子を見ながら独り言を呟く北上。今まで知っていたジェット航空機といえば、陸の秋水と海の橘花ぐらいだ。だが両者の開発コンセプトは大いに異なっており、用途も性能もまるで相反している。今見せられているあの航空機は、まさにその相反しているものがうまく混ざり合わさった技術の結晶と言っても良い。
「時雨、電探の反応はどう?」
「...やっぱりだめだ。全然反応しないや。」
ほうしょう自身の姿は水上電探で捉えてはいるのだが、ほうしょうが飛ばす艦載機は発艦時点からずっと対空電探に映らない。ステルス性を重視しつつ、対地・対艦・対空全てにおいて使用できる多用途の戦闘機。異世界ではこんな戦闘機を電探に収めようとしているのだろうか?
「...これが異世界の戦い方、か...」
空を仰ぎながらぽつりとまた独り呟く。この世界では考えられもしなかった兵器・戦術・思想が、ほうしょうには集約されている。最先端を行き過ぎる彼女がこの先の戦場にもたらすのは、全てを丸く解決させてくれる平和な世界か、それとも摂理を無視しすぎたが故に訪れる混沌の世界か。北上には想像がつきそうもなかった。
風船の数が残り10個を数える頃になった頃。発艦からのモチベーションを下げることなく、10機は撃墜を続けた。
ブラッドハウンド隊長機の3-5は、残り数が少ない地域で次の風船に狙いをつけていた。トリガーに指をかけて照準を風船のど真ん中に合わせる。
「...ここだ!」
機体下の機関銃が音を立てて発砲する。それと同時...ではなく直前に風船が破裂するのと、横から風船にあった場所への弾道が見えた。
すかさず見えた方向と反対へ機体を傾け衝突回避を図る。数秒の間に一機が近くを通り過ぎた音が微かに聞こえた。と同時に無線に声が入る。
『ごめんあそばせぇ〜〜〜!!!』
「...またお前か、フィッシャー。」
『あら、まるでヘッドオンの状況にあって窮地な味方を助けたことに、感謝の言葉はなくて?ハウンド。』
「風船だとどの角度でもヘッドオンのようなもんだろ...」
深海棲艦撃沈時はブラッドハウンド隊に追従していたため目立たなかったが、今回はブラッドハウンド隊とは別でキングフィッシャー隊が5機編成されている。
そのフィッシャー隊の隊長とも呼べるのが、お嬢様言葉で話しているこのパイロット妖精さん。なお元世界での性別は男である。
「というか、そっちにも目標はあっただろ。わざわざ俺の戦果を奪いに来たな?」
『どこかの大食い小僧のお陰で、わたくしのフルコースが全部食われちまってですわ。隣の芝生が青いのであれば分捕りに行くまででしてよ!』
「...どんだけ飯に貪欲なんだ、あいつ。」
『人の金で食う焼肉は最k「お前には聞いてねぇ。」
「あと俺が気付かなかったらさっきの衝突してたぞ。危ない綱渡りに俺を巻き込むな。」
『まぁ、あくまで貴方を信頼して撃ってますわ。どんな状況でも周りをよく見れる冷静な御方ですからね。』
「...そらどうも。」
最近規則違反を起こしたばかりなのだが、これは皮肉のこもっていない純粋な褒め言葉として受け取った方が良いのだろうか。複雑な気分になった。
「最後の目標に命中、対空試験やめ!艦載機は帰投させちゃってね〜。」
「はい、分かりました。えっと...
よく分からない英語を片耳で聞きながら、手に持っていたタイマーの残り時間を確認する。表示されていた残り時間は、普通の零戦搭乗員はおろか、熟練の零戦使い、ましてやネームドと呼ばれる精鋭の部隊ですら出し得ない記録だった。いや、そもそもジェット機とレシプロ機という、土俵が違いすぎるものを並べて比較するのは無意味なことかもしれないが。それでも当初の想定では、記録が残っているネームド部隊の時間よりも数分程度早い、というものだった。それを大幅に上回る、15分を切る記録。機体の性能はもちろん段違いだが、それを扱うパイロットの熟練度も相当なものだということだろうか?次回もまた対空試験をする時は、ほうしょう用に少し内容を見直したほうが良いなと思った。
「さて、次は対潜試験だね〜。その魚雷、どこまで強いのか見せてもらうよ〜。」
気を取り直して対潜試験に移る。見せてもらったあの短魚雷というものが、どれ程のものかこの目で見れる、楽しみでもあれば少し恐ろしくもある、複雑な心境で考えついた台詞を言葉に放つのだった。
「...ぽい?」
時を同じくして海上から見学していた夕立。対空試験で見たこともなかった戦闘を見させてもらい、次の対潜試験に備えてソナーを準備していたところ。水平線の向こうから誰かが何かを訴えているような感覚がする。
「...通信兵さん、モールスを聞かせて欲しいっぽい。」
「ちょっとまっててくださいねーっと...」
無線を聞けば何かが聞こえるだろうか。すぐに受信機の起動が完了し、モールスの音波を拾い始める。
ザーという雑音の嵐。周波数を少しずつ変えながら、注意深く嵐に紛れた声を聞く。
『...P......N...、こt......あ.........』
「何か聞こえるけど...受信機の調子悪いっぽい?」
「...みたいですねー、そろそろじゅみょうかもしれません。」
「うーん...少し引っかかるけど、聞き取れないなら仕方ないっぽい。そんなに重要でもないと思うから、あとで北上さんにそれだけ言っておくっぽい。」
発信元不明、要件も何を伝えたいのか分からなかったこのモールスは、一旦放っておかれることになった。
〜ちょっとした雑談〜
コラボ小説が書かれているのを見ると、私も書いてみたいという気持ちにはなります。ただ題材が題材なので中々。
自分への自信のなさは未だ健在です。むしろ悪化してます。めんどくさい御仁ですねこの方は((