〇〇泊地所属軽空母「ほうしょう」   作:堀井 椎斗

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はじめまして。 堀井 椎斗です。
艦これ小説を読んでたら書きたくなった、ただの新卒社会人の処女作です。
文才はほぼ無いといっていいのであまり期待はしないでください、ハイ。
あ、ちなみに転生後の話は次回以降になります。


ストーリー本編
1話 転生


軽空母 ほうしょう。

 

次第に隣国との軍事緊張が増す中で、日本国がやっとその重い腰を上げて建造した軽空母である。

ヘリコプター護衛艦として建造されたいずもやかが、米国強襲揚陸艦のワスプ級やアメリカ級を参考にして、戦後日本が初めて最初から空母として建造した艦であり、その長さは約250m、横幅約40mと大きい船体だ。

強襲揚陸艦とは違い揚陸に必要な格納庫を設ける必要がないため、F-35Bを10〜15機程度保有できる格納庫を持ち、甲板上の駐機スペースを含めればざっと20機は保有できるポテンシャルを持つ。なおかつ今までのようにヘリコプターを保有してヘリボーン運用、といった扱いも可能である。

主な運用方法として島峡防衛に係る任務や対潜任務にあたれるように設計されたが、何にせよ海洋国家という事情から哨戒ヘリを載せた対潜警戒が主であり、F-35Bによる空中哨戒はついで、といった運用になってしまっている。

隣国やマスコミからはとにかく非難の声が上がったものだが、「この国の防衛を固めることに何が悪いんだ、何故隣国のことを気にしなきゃならんのだ」という当時の防衛大臣の意向により、ほぼほぼ無視された。

 

「さて...今日も演習ですね。」

ほうしょうに宿る魂のようなものはそう呟く。

つい数日ほど前から大規模な演習を海上自衛隊内で行っており、自国の離島に不明な敵艦が接近している想定で、ほうしょうの役目は陸上からでは補給が間に合わない制空の対処、ならびに近海で貿易船ならびに戦闘艦を屠っている潜水艦への対処を僚艦と共に務めている。

艦載機にF-35Bを12機、SH-60Kを5機搭載し、F-35Bには機外付属の機関砲ポッドを搭載している。

空対空と言えば、あくまでロングレンジからの対空ミサイル攻撃が主流なのだが、不意の接敵や対地攻撃を急に行うことになった際に対応できるように、機関砲は載せられている。

ただし、あくまでそういった場合に対応できるというだけの話なので、載せている弾数はそこまで多くないのは厳しい所であるのだが。

「演習4日目の今日はあいにくの荒天…あたごさんやむらさめさんがこのまま無事でいてくれるといいのですが…」

爆弾低気圧がちょうど演習海域付近を覆っていることもあって、天気は台風が来ているのではないかと思うほどの雨風。

艦橋では僚艦である護衛艦むらさめやイージス艦あたご等と逐一情報共有だったり高波による損害の有無の確認を行ってたりしていた。

艦載機も準備したのは良いがこんな天候では発着艦させる方が危険だ。

この後の天気予報によれば、低気圧はここから遠のいていくとのことらしいので、演習に遅れは出るかもしれないが大丈夫だろう。

 

 

―それから少し経った時。

「なにやら艦橋がざわついてますね...?」

先ほどより更に雨が強くなり雷が降り始めた頃から、艦橋に異変が起きたようでドタバタしている。

ほうしょうの魂も、自分の船体の状況を調べてみたところ。

「え...衛星...ロスト...? 僚艦とも、反応なし...?」

自分のいる位置を見失った上に、周りを見渡してみると自分の近くにいたはずの僚艦が消えていた。

今、低気圧の中でほうしょうは迷子になってしまった。

「と、とはいえまだ主機も電源も生きてます...落ち着いて僚艦を探すことにしましょう。日本近海ですから、遠くで遭難したわけでもないですし...」

初めての現象に動揺の色を隠せずにいるが、知らない海のど真ん中で遭難したわけでもなければ、レーダー類もノイズが走っているが根本的に故障したわけではなさそうなので、極めて深刻的な事態ではない。

落ち着いて。

今やるべきことをやろう。

大丈夫、きっと。

 

 

―そう思った刹那。

 

大きな雷が直撃した...のだろうか。

衝撃こそないが明らかに雷は自分の船体の上に落ちたと思った。

考える間も無くどこか真っ暗な世界に放り込まれた。

いや、自分は船体にいる魂のようなものだからそんな人間じみた出来事など体験するはずもないのだけど...

何も分からないまま、意識は薄くなり、やがて途絶えてしまった。




最低月1ペースは守れるといいなぁ...
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