まさかのお気に入り8件がいきなりついててびっくりしました((
どんな展開にしていきたいっていうのは結構思い浮かんでるのですが、その点と現在地点を結ぶのがかなり厄介ですねぇ...
とりあえず、第2話をどうぞ。
意識が無くなってからどのぐらいたったか。
少しずつ戻ってくる意識の中で、感覚が目覚めていく。
いつも聞く大海原の波の音。
当たる風は塩気を帯びている。
目の前は真っ暗だけど、いつも聞く音、いつも当たる風は感じれる。
それと共に...
どこかに立っている感覚?
何かを背負っている?
普段と違う感覚も感じられる。
どんどん感覚が鋭くなって目の前が少しずつほのかに赤くなっていく。
目を瞑っている?
いや、そんなはずあるわけない。
実体を持たない”船の魂“なのだから人間のような感覚が生まれるわけー。
あった。
何故か記憶にある目の開け方をそのままやってみれば、目の前に大海原が広がっている。
ただ、いつも見るような自分の大きい甲板前部は見当たらない。
視点をほんの少し下げれば何かを持っている。
「...え?」
今何か思ったことを言葉にした?
試しに何か話してみよう、えっと...
「...あ、あー」
うん、何故か話せるみたい。
持っているものを見れば、クロスボウだろうか。
体の周りをよく見てみれば矢筒もある。ただ入っている矢の矢羽がグレーに日の丸が描かれている。
左腕には見慣れた甲板が付けられていた。ただ何故か自分の体格に合わせて小さくなっている。
肩あたりにはSeaRAMが載っているし、CIWSもクロスボウに付属するように付いている。
「...これ、何がどうなっているのでしょう...?」
全く訳が分からない。
可能性があるとすれば...船の装備を持った人になった?
こういった擬人化する物語とか好きな搭乗員がいたから、そういった物語のあらすじを聞くこともあったのだけど。まさかそんなね...
「そのまさかなのです」
「あー...やはりそのまさかなのですn...うぇ!!?」
びっくりし過ぎて変な声が出てしまった。
声がした方を見れば見慣れた海自の服を着た小人が何人か浮遊している。
今声をかけた小人は...元は艦長さんかな?着てるものからして確かそうだったはず。
「かんこれのせかいにてんせいしたぞおおお!! うおおおおお!!!」
あ、あの小人は擬人化物語が好きな乗員だ。一瞬で分かった。
何やらテンションが上がっているようで膝をつき両手の握り拳を突き上げて天を仰いでいる。
「あいつがいうには、かんたいこれくしょん?っていうゲームとほぼにたせかいにとばされたらしいのです。じぶんたちがようせいさんになってるし、ほうしょうさんがかんむすになってるからほぼかくじつにそうだ、って。」
「...???」
話が飛躍しすぎて首を傾げることしかできなかった。一回整理してみよう。
艦隊これくしょんっていうゲームが何か分からないが、どうもその世界に飛ばされて乗員は妖精さんに、自分はほうしょうという名の艦娘になっているらしい。
また聞けば艦娘というのは、その船の艤装を身に纏った女子らしく、その艤装で深海棲艦?という敵を倒すのだとか。
それぐらいしか情報量が多すぎて処理ができなかった。混乱しない方が難しい。
「そんなことより、まずはみのまわりのあんぜんをかくほするべきなのです。ほら、あたまにのってるメガネをつけるのです。」
言われて頭に手をやってみれば確かにメガネがあった。しかも片耳にイヤホンもついている。正しくメガネをかけると、いつも表示されていたレーダー系統が目の前に表れる。
「はあぁ...っ、何というのでしょう、すごい近未来的な...っ」
「こちらCDC、ときめいてるばあいですか。レーダーたんち。たいすいじょうもくひょう5。しょうたいふめいのかんたい、220どよりせっきんちゅう。きょり、120マイル。」
はっ、と我に帰る。
レーダーに目をやれば、確かに5つの点がこちらに向かってきている。輪形陣で来ているのだろうか、点の形が十字になっている。
120マイル、キロ換算すれば約200km先。
本来の世界であればハープーンが飛んできてもおかしくない距離。
ただこの世界では相手がやはり違うのだろうか。ミサイルが飛んでくるどころか気付いている素振りすらない。
(このままやり過ごすのもいいのですが...ただ私は味方が誰一人としていない、単艦の状態。仮に見つかったとなれば、僚艦を見つけるどころか私の身まで危うい...。)
「一先ず、ロストした僚艦の捜索を続けます。とはいっても、異世界転移したのであれば見つかる可能性は0に近いと思われますが...念のためです。国籍不明艦へは通信を試みてみましょう。日本語、英語、韓国語、中国語、ロシア語、話せる言語を出来るだけ全部です。そして航路を外らせるように知らせます。それでも近付くのであれば...航空機による誘導を試みます。」
真剣な眼差しで国籍不明艦隊のいる方角を見つめる。
「接敵すれば、今までのような必ず生きて帰れる演習ではなく、生きるか死ぬかの実戦になる可能性は大いにあります。総員、対水上警戒を厳とせよ!」
「あいさー」「らじゃ!」「りょうかい」「ウラアァ!」
最後聞こえた返事が何かおかしかったが気にしないでおいた。
「あとは...潜水艦が怖いところですね、単艦の空母なので絶好の的と思われてもおかしくありません。」
少し間を開けて、強めの口調で言い放つ。
「対潜警戒も厳とせよ! シーホーク4機、即時待機! 準備出来次第発艦!」
左腕に付いた甲板を水面と平行にさせ、いつの間にやら出てきたSH-60Kを発艦させる。
そして自身の周りを囲うように配置しては、ディッピングソナーを落として対潜警戒を厳重にする。
「こくせきふめいかんたい、ぞうそくしました! なお、よびかけにおうとうありません! しにんかのうけんまで、のこり70ふん!」
初陣の刻は、近い。
次回から実戦になると思われます。
気力はまだまだ保っているので次回も出来るだけ早く書き上げようと思います。
どうぞお楽しみにしていただければ幸いです。
〜雑談〜
11/1のウナギ祭りには行きましたでしょうか?
私は今回初めてのリアルイベント参加でした。
うなぎとても美味しかったです。マタタベタイ。
あと白露お姉ちゃんについて、あの限定グラ何ですか。
私の心拍数が0に何回もなりましたよ。
lv99になったら指輪受け取ってもらうぞこのやろー((