〇〇泊地所属軽空母「ほうしょう」   作:堀井 椎斗

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堀井 椎斗です。
毎日小説情報を確認しているとあら何ということでしょう。
お気に入り48件も来て感想も書かれ、アクセス数に至っては合計4000回を超えて...
こ、こんな拙い小説だけど大丈夫かな???
今回は敵艦隊への攻撃回になります。


4話 全機爆装

「CDC、現在の敵艦との距離は?」

 

「もくひょうぐんα(アルファ)、32ノットでこちらにせっきんちゅう。きょり、45マイル。」

 

「かなり近付かれましたね...爆装機、発艦急げ!」

 

クロスボウをとにかく空に撃ち、翼下をハープーンで爆装したF-35Bの中隊を編成させる。

揚げれる数は10機。全て発艦させたのを確認すると、指示を出す。

 

全爆装機(オールボンバー)方位215へ旋回せよ(ターンヘディング215)武器使用を許可する(クリアードフォーファイア)“アルファ”を沈めよ(キル“アルファ”)。」

 

りょうかい(ラジャー)“アルファ”をしずめる(キル“アルファ”)。マスターアームオン。ほうい(ヘディング)215。」

 

爆装機隊が一斉に旋回し不明艦隊のいる方向へ飛び去っていく。ほうしょうは中隊の無事を祈るように、遠くへ飛び去るまでずっと敬礼を続けた。

 

「さて、いつまでもここに止まるわけにはいきません。第五戦速!舵このまま!相手の視認範囲外から攻撃を続けます!」

「だいごせんそー!」

 

「ソーナー、反応はどうですか?」

「いぜんとしてはんのーなし、ちかくにせんすいかんはいないよーです。」

「いてくれない方が今は幸せです。何せ単艦かつ甲板残存機がシーホーク1機のみですから...。ひとまず、シーホーク4機はこちらの動きに合わせてください。」

 

指示を出しながら、演習でもこんなに甲板や格納庫がガラガラになることってあったかな...と内心苦笑いしていた。

今までは随伴護衛艦がいてくれたからこそ、万全な対潜警戒網を敷くことが出来たのだが、今は単艦状態での能力の限界が出ている。

しかも近付かれたらそれに対応でき得る能力も、今の状態ではほとんど持ち合わせていない。

仲間がいてくれたらなんと心強いことか。しかし、周りを見渡しても、今は一人。

 


 

「ホークアイ、こちらブラッドハウンド3-5、無事か?」

「ホークアイ1-2、無事だ。1-1もなんとか無事だ。ただ何発か被弾したn「こ゛わ゛か゛っ゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛っ゛!゛!゛」

 

「なななななんだ!?藤原竜也を受信したぞ!?だいたいホークアイ1-1のほうこうから!?」

「た゛れ゛か゛ふ゛し゛わ゛ら゛た゛つ゛や゛た゛っ゛て゛は゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛!゛!゛」

「天狗じゃ!天狗のしわざじゃ!」

 

「3-2、3-4、あんまりいじってやるな。ホークアイ1-1、とりあえず泣き言はまだもうちょっと先にしとけ。不明艦隊への攻撃許可が降りている。ホークアイ、誘導頼めるか?」

「了解、ただエンジンとか燃料タンクとかが心配だ。この誘導でビンゴと見て母艦にもどる。」

「ラジャー、ホークアイ1-2。」

 

爆装機隊の前に飛び先導するホークアイ隊。ほどなくして1時の方向に再び敵影を確認する。

 

「タリホー。目標群αを確認。ホークアイ、誘導感謝する。全機、アタックポジション。」

「ホークアイ1-2、RtB。」

「1-1、ゴビィ...。」

 

合図とともにブラッドハウンド隊は攻撃態勢に入り、ホークアイ隊は機体の安全確保のために母艦へ引き返す。

 

「奴らがこっちを見てる、レーダーには映ってたらしい。やはりステルス性はこの世界でも必要そうだな。」

「だが見つかっても対空ミサイルが無ければどうということはない、さっさと潰すぞ!」

 

「ターゲット、ロック!」

「ブラッドハウンド3-5、FOX2!サルボー!」

「ウルァァァッ!!」

 

一斉にF-35Bから発射されたハープーンの群れが敵艦隊へ降りかかる。その数20。発射と同時に急旋回で対空砲の射程内に入らぬよう再び距離を取る。

敵艦隊の対空砲は撃ってきた大元の航空機よりも、飛来してくるミサイルへ弾幕を浴びせる。しかし、今までにない速度で近づいて来る標的に狙いがうまく定まらず、一発も当たらない。

 

「インターセプトまで3...」

 

ミサイルの群れは一直線に敵艦隊へ突っ込んでいく。

 

「2...」

 

飛んでくる飛来物を凝視するしゃくれた顎の魚みたいなものと、頭を抱える主砲のついた人間の食われかけ。

 

「1...」

 

庇いに行こうとする変な魚がいたが、時は既に遅い。

 

「マークインターセプト!」

 

着弾のコールと共に爆発の手が上がり、少し遅れて爆音が聞こえてくる。そこからまた微かに断末魔の叫びが聞こえる。

 

「目標に弾着。レーダーどうだ?」

「目標群α、全てレーダーからロスト。」

「了解。3-2、戦果確認を行え。」

 

1機が高度を下げて着弾地点に近づく。

爆発の黒煙がだんだんと空へ上がっていき、着弾地点が晴れていく。

 

「3-2、弾着地点に気泡を確認。ターゲットノンビジュアル。オールキルしたと思われる。」

「了解。確認ご苦労、3-2。」

 

「どんな敵か分からんかったとはいえ、やりすぎたんちゃう?」

「木っ端微塵くんだな。」

「あの魚食えるんだったら釣って食いたい...。」

 

「雑談は帰ってからだ。ほうしょう、こちら(ディスイズ)ブラッドハウンド3-5。任務完了(ミッションコンプリート)目標空域を離脱する(イグジティングターゲットエリア)。」

 


 

「CDCからほうしょうへ。レーダーたんち。たいくうもくひょう1。ほうい030。きょり180。210ノットにてせっきんちゅう。」

「まだ来ますか...休む暇がありませんね。」

 

敵艦隊を倒して一息つくも束の間、すぐさま次の不明機を探知した。メガネを通して見えるレーダーディスプレイに1つの点が表示されている。1機のみということはどこかの偵察機なのだろうか?

帰投したホークアイ隊を甲板に着艦させながら次の動きを考える。

ブラッドハウンド隊がこちらに戻ってくるには少し時間がかかるし、敵艦隊撃滅のための燃料しか積んでいないため補給にも時間がかかる。ホークアイ隊は機体点検のため次発艦できるまでには時間を要する。シーホークを動かすことは可能だが、レシプロ対ヘリでは速度差で振り切られる。

...あれ、これはもう見つかるしかないのでは???

 

「...ひとまず、敵艦隊は撃滅しました。対水上戦闘、用具収め。不明機ですが、おそらく航空機が間に合わないのでこのまま見つかるほかありません。対空警戒、見張りを厳とせよ。機関減速、第一船速へ。シーホークは引き続き対潜警戒に努めてください。」

「だいいちせんそー、ヨーソロー。」

 

どうか敵艦隊のものでありませんように...

 

ほうしょうは心の中で必死に願った。

 

 

 

 

 

 

 

―時間が少し経った頃。

見張りの艦これマニア妖精さんが声を出す。

 

「みぎげん、ふめいきをしにん!ひのまるがついています!おそらくあれは..."さいうん"です!」




彩雲に見つかってしまいました。
この日本軍機を扱う艦隊は敵対行動を示すのでしょうか?それとも一度邂逅を果たすのでしょうか?それは次回のお話になります。
お仕事しながら必死に考えて書いている小説ですが、割と実際の性能と異なったりストーリーがグダったりすることがあります。
出来るだけ温かい目で見守っていただけると幸いです。
...次回も出来るだけ早く投稿できるように努力します。

2021/02/03 遅くなりましたが、妖精さん視点の部分について漢字+かな表示に変更しました。
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