E4第一ゲージを突破してギミックを解除している最中です。
5話のアンケートありがとうございました。
やはり漢字表記も含めた方がいいとのことなので、今回から妖精さん主観の部分のみ漢字表記を含めた文でお送りします。
5話以前のものについても時間を見て漢字表記含めたものに変更する予定なのでお待ちください。
そして急な小説の評価やUAの伸び具合に椅子から転げ落ちるどころか天地が逆になってしまった私がいます。
感想もありがとうございました。応援の言葉は心に染み渡ります...。
出来るだけ今のペースを保ちつつ、楽しめるようなストーリーを描いていきますのでどうぞよろしくお願いします。
今回の話はF-35Bが機銃を発射したあの場面からになります。
「ほんとに...やるんですか?」
「これ以上近付かれてもほうしょうさんが危ない。従う気がないなら少しでも気を削がなければ「ですが、報告なしにするのは規律違反になり得ます!それ相応の処罰が下りますよ...?」
「...もう時間の余裕はない。今ここで食い止めて俺だけ犠牲になるのと、ここで食い止めずに皆を巻き込む。この2つの選択肢があったら、俺は前者を取る。何をやらかすかも分からん相手だ。そいつらと仲間を鉢合わせたくない。責任は俺が全て取る。お前たちは俺にやらされたと答えれば良い。」
「...ラジャー。3-4、聞いてたな?」
「うん...コックさん達も巻き込んじゃうくらいなら、僕もここで止める...。」
「やっぱり食い物関係の理由かい...。」
「3-4はその距離を保て。これより、母艦領空に侵入せんとする不明機に威嚇射撃を実行する。3-5、
「3-3、コピー。」
九六艦戦と並走していた2機が減速し、高度を少し落としてクラッシュしないように後ろへ下がる。そして、3機が並走しそれぞれの近くの九六艦戦を捉える。
「いいか、機体に損傷は微塵も与えるな。あくまで威嚇だ。撃ち方用意!...FOX3!」
合図と同時に、F-35Bは規律を犯した。
「うわわっ、撃ってきやがった!何だよ誘導するんじゃなかったのかよ!」
「おまけに連射がはえぇ!下手に行動すると被弾する!」
「や...やられる...そんなの、いやだっ!」
威嚇射撃によって何機かが旋回し、来た道を引き返していく。だが、それでもまだ母艦へ向かう機体が多かった。
旋回した艦戦は気に留めず、次から次へと母艦に向かう脅威に対して威嚇を実行するF-35B。
着々と数は減らしていくも、数機は動じずにそのまま向かい続けた。
その様子はレーダー越しにほうしょうにも映る。
「もくひょうぐんβ、ちりぢりになります。なお4きいまだにちかづく。」
「ブラッドハウンドが何かやりましたね...威嚇射撃か何かでしょう。確かに威嚇するなとは言ってませんが...。」
「きょかなしでのこうどう、しょばつがひつようですな。」
「そう、ですね..。ただ、やってくれている理由はよく分かります。自分の保身よりも、一緒にいる私達仲間を命懸けで守ってくれてるのです。そんな子を処罰するのはどうにも気が引けますね...。」
「おまけに私も、今からしようとしていることは見方によっては規律違反より重い、憲法違反ですが...。」
「整備班、頼んだ作業は今どうですか?」
「なんとかできましたー!まったく、きゅうになにかとおもえばいそがしいちゅうもんですねー。」
「申し訳ありません。ただ、相手には少し下手な行動に出ない様に釘を刺す必要がありそうです。ブラッドハウンド爆装機、発艦準備をお願いします!」
先程打ち上げなかった一機の矢をクロスボウに装填し、発艦させる。
「ブラッドハウンド3-2、緊急なので日本語で行きます。先程私達を発見した彩雲の離脱進路は覚えていますか?おそらくそちらの方向に空母がいるはずです。進路140に旋回し、我々のメッセージを渡してきてください。見つけた標的から外さないよう、くれぐれも御用心をお願いします。」
「ラジャー、3-2。なめたまねをさせないようにやってきます。」
「単騎で行かせるなどして申し訳ありませんが...お願いします。」
速度を上げて彩雲が撤退していった方面に爆装機は飛んでいった。
「みぎげん、きえいをかくにん!たいくうもくひょう4、こうぞくにブラッドハウンドたいがいます!」
「SeaRAM、CIWS用意!いつでも撃てる状態を整えてください!」
「...ブラッドハウンド3-5からほうしょうへ。もくひょう4きがきかんへせっきんちゅう。とうかいいきからのりだつをぐしんしm「ブラッドハウンド、帰投してください。目標4機はそのまま進ませておきましょう。」
「な...しかしそのままではなにをされるかわかりません!ほうっておくぐらいならおれが「いいですか。帰投命令です。いかなる具申も聞き入れません。」
「...ラジャー。ブラッドハウンド3-5、RtB。」
「3-3、コピー。」
「3-4、コピー...お腹すいた...。」
九六艦戦の後ろについていたF-35Bの編隊がほうしょうへ向けて帰投を開始する。
「...ブラッドハウンド、あなたたちがやったことは自衛隊の規律が大きく乱れる原因になりかねません。報告を行わずに威嚇射撃を実行した。状況によっては許可もなしに先制攻撃を開始したと捉えられても仕方がない行動です。そのことは理解していますね?」
「...わたしがどくだんでしゃげきをめいれいしました。せきにんはすべてわたしにあります。いかなるばつもうけるよういができています。」
「3-5、そうですか...。本来ならブラッドハウンド隊長の任を解くなどの処罰があるものですが...ただ私は処罰を言い渡すつもりはありません。」
その言葉に大勢の妖精さんから驚きの声が上がる。艦長妖精さんは特に反応を示さなかったが。
「むしろ感謝をしたいと思っています。空母の私を、私に空母としての能力を与えてくれる皆さんを守ろうとしてくれたのです。...もし仮に元の世界に戻って私が元の船の姿に戻った時、その時はもしかしたら艦長から重い処罰を言い渡され二度と乗ることも出来なくなるかもしれません。ただ、この世界ではまだまだ隊長として頑張ってもらいたいと思っています。あくまでこれは自衛隊としての判断ではなく、“
「...かんちょうは、それでいいのですか?」
「ふねのおさといったって、ふねがじぶんのことばでそれがいいというのであれば、それにしたがうまでなのです。じっさい、ほうしょうさんがいるいま、わたしはただのおきものでしかないのです。」
「...ラジャー。そのことば、しかとうけとめます。」
「...ところで、のがした4きはどうするのですか。」
「あぁ...見た感じ、敵意はないようです。威嚇射撃を受けても反撃もせずに帰っていく機が続出、飛んできたものを見れば特に爆装が載っているわけでもなければ、ほら、あそこで。」
指差す方向に九六艦戦が高度を下げて迫ってきている。だがバンクを振りながら速度も落として接近してきているようだ。
「ただ単に遊びとしてきただけかもしれません。はた迷惑な話ですけどね...。ブラッドハウンド、着艦は周回して待機してください。先に来客を受け入れますので。」
苦笑いを浮かべながら、甲板を九六艦戦の進路に合わせて着艦出来る様にセットした。
飛鷹・隼鷹達の視点は次回になります。
残しておいた1機は爆装機として発艦させて飛鷹達の元へ向かわせたようですが、果たしてメッセージとはどのようなものでしょう?
次回をどうぞお楽しみにしていただければ幸いです。
2020/12/15 ストーリーを一部修正しました。