友人が女の子になっていましたがどうにか平和です   作:ヒューキ

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2話 これが俺の勝ちに至るカギだ()

 さて、朝食を作るためにエプロンを着て台所にたったはいいものの、何を作ろうか。いつもの朝なら適当にトーストにスクランブルエッグとベーコンとかの簡単なものでもいいが、今日は一夏がいる。和食で作った方がいいか。魚があったはずー。

 材料をあらかた準備し終え、いざ調理開始……!と思ったら視線を感じて台所の入口の方を見ると一夏がいた。

 

「悠輝ー、俺にも手伝わせてくれー」

「えぇ......まぁ別にいいけどさ、危なかったらすぐ止めさせるからな?」

 

 予備のエプロンがそこにかかってるから使ってくれと言いながら下ごしらえを始める。いうて朝食だからそんな時間かかるものでもないけど。

 

「……んん?あれ??うまく結べない……」

「どーしたー一夏、何かあったk……」

 

 振り向いて硬直する。ここで包丁落とさなかった俺偉い。そこに見えたのはエプロンをつけようとして胸を張ってしまった結果、大きさがはっきりしてしまった美少女のおっぱいだった!!!!!!!!

 

「ふん!!!!」

「うお!?びっくりした、いきなり頭ぶつけて大丈夫か?」

「黙れ元凶大丈夫だ」

「俺のせいなのか……?」

 

 間違いなくお前のせいじゃい()。やめろよ中学生男子にとってそれは元が男でも外が完全美少女だから来るものがあるんだよ……!

 

「やっぱもうお前大人しく待っててくれ頼む……」

「いや、でも……」

「た の む」

「……うぃっす(´・ω・`)」

 

 しょぼん顔で戻っていく一夏。すまない……だがこれ以上はあかん。俺の精神衛生上大変よろしくない。もうさっさと飯作ろうそうしよう。まだ作ってないのにこんなに疲れるのか(困惑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いただきまーす」」

 

 あの後は特に何事もなく飯が完成した。本日のメニューは白米味噌汁沢庵鯖の塩焼き小松菜の和え物という和食定番セット。これには一夏ちゃんもにっこりのご様子。

 

「美味い!悠輝って料理できたんだな。初めて知ったぜ」

「そりゃ言ってないしな。いう必要もなかったし」

「へぇー……でもその割にはなんか朝とか弱そうだけど?」

「そりゃまぁカップ麺とかが主食だからな」

「は?????」

「威圧がすごい」

 

 目を見開いて殺気が飛んできた。見た目とのギャップがすごい。どれぐらいすごいかっていうとショタ童話作家の中身が子安さんだった時のレベルですごい。

 

「いや飯作れるからって毎日作るの面倒だしカップ麺美味しいし……」

「言いたいことはそれだけか?」

「誠に申し訳ございません」

 

 いつの間にか椅子から降りて土下座をかましていた。はっまさか一夏お前女の子になったことで相手を土下座させる程度の能力に目覚めたりした?間違いなく違いますねハイ。

 この健康第一がモットーのやつの前でカップ麺ばっかりの食生活を明かすのは地雷だったか……でもカップ麺美味しいから仕方ないよね???

 

「……まぁいいや、それは今度どうにかするとして」

「その前にお前のことからだろこのお人よしめ」

 

 そうなんだよなーと盛大にため息をつく一夏ちゃん。さらさらと流れる髪がきれいだなと思いました、まる。

 色々話しながら食べ終えた時間は7時。まだ7時なのか……衝撃的なことが多発しすぎて時間間隔おかしくなってたわ()。そろそろ千冬さんが来ると思うんだけど……

 

 ドンッッッ!!!!!

 「「!!??」」

 

 敵襲か!?いや違うと信じたい。玄関の方から聞こえたのでそーっと近づく。一夏も後ろからついてきている。お前転ぶなよ……。

 ドアが若干へこんでいる……えぇ……こんなことできるの俺1人しか知らないんだけど。

 一応警戒しながらドアを開けると、そこに立っていたのは羅刹……ではなく、最強おねーさまこと、織斑千冬さんその人だった!控えめに言って怖い。

 

「……お久しぶりです、千冬さん」

「久しぶりだな、叶。それで、一夏に何があった?」

 

 ひぇ、クマでも射殺せそうな目してるよこの方。怖い。一夏に全部丸投げしたい。そして元凶のウサギはまじふぁっきん(白目)。

 後ろにいる一夏を手招きして横に立たせる。

 

「あのー、千冬さん。大変いいにくいんですけど……」

「なんだ、早く言え」

「この子が一夏です()」

「………………………は?」

「一夏が女の子になって、この子が一夏です(白目)」

「ええーと、俺だよ、千冬姉。一夏だよ!」

 

 沈黙。圧倒的沈黙。

 

「私を馬鹿にしているのか?」

「滅相もございません」

 

 殺気が飛んできたよぉ!さっきの一夏の何倍とかそんな次元じゃないレベルの殺気が飛んできたよぉ!ここ殺気とさっきをかけた高度なギャグです(混乱)。だがどうにかして信じてもらわないともっとやばい気がする……!

 

「千冬さん、マジです。俺もまだ混乱してますけど間違いなく一夏です」

「ほう、その根拠は?」

 

 一夏は何言っても地雷になるのがわっかているのか黙って見守っている。お前が一番の当事者なんだけどなー。なんで俺がこんなことしてるんですかねー。真っ先に一夏がうちに来たからだと思います。なんでうちに来たんですかね。女の子になって焦ってたからですかね。結論、なんもかんもあの天災くそウサギ死すべし……!

 

「このクッソ暑い中ためらいなく熱いお茶を飲みました」

「……………………」

 

 どうだ!?弱いか!?

 

「…………それは確かに一夏だな」

「信じてもらえたのは嬉しいけど複雑だ……」

「よかったなお前の日ごろのヤバさのお陰やぞ」

 

 ひとまず千冬さんの説得(?)に成功。とりあえずうちに上がってもらって会議しましょ。でも正直寝たいです()。

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