戦真館×川神学園 【本編完結】   作:おおがみしょーい

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少々お待たせしてしまい申し訳ありません。
ペルソナQやってたのは多分あんまり関係ない……と思います。

なんと、最長の話になってしまいました。
メイン(燕)の話だしお許し下さい。


第三十九話~飛燕~

―――――準決勝 第二試合―――――

   柊桜爛漫 vs 飛燕飛翔

 

 

 四四八、項羽、燕、水希の四人は武舞台上にで対峙する。

 

「今日の魚座は大吉! って朝のニュースでやってたけど、バカにできないね」

 燕が四四八と項羽に向かって口を開く。

「んはっ! 戯言を、占いごときで勝負が決まるか、うつけ者め!」

 そんな、燕の言葉に項羽が馬鹿にしたように答える。

「でも、ここまで、ビックリするくらい計画通りなのよね。奥の手も、出さずに済んだし」

「ほぅ、その奥の手、俺たちに見せてくれる……と?」

 燕の言葉に四四八が興味深そうに返す。

「うん、私達はこの時のために準備してきたから、ね」

「うんっ」

 燕の言葉に水希が頷く。

「じゃあ、奥の手、みせちゃうよー」

 

 そう言って燕はベルトに手を当てると、

「いくよ、装・着っ!!!!」

と、力強い声を発する。

 

 言葉と同時に、燕の全身が光に包まれる。

 そして、次の瞬間には今まで制服姿だった燕がまったく違う様相で立っていた。

 ウェットスーツのようなピッチリとしたモノで全身が覆われ、そして右手には異様とも言えるほど大きな手甲がはめられていた。

「これが、私の……私とおとんの奥の手。私のおとんが精魂込めて開発した対武神用最終武装、『平蜘蛛』だよ」

 そう言って、燕は不敵にニヤリと笑った。

 

『さぁ、準決勝第二回戦、川神シスターズと決勝で戦うのはどちらのチームとなるのでしょうか』

『いま、松永が装着したあれが噂の『平蜘蛛』ってやつだな。見ただけじゃどんな武器かわからんな』

『少なくても、松永様は奥の手を切ってきた、勝負をかけるという事なのでしょうな』

『さぁ、前試合同様、激しい試合となるのでしょうか! 今、ゴングですっ!』

 

 試合開始と同時に、燕と水希は一気に相手との間合いを詰めて、互いに1対1に持ち込む。

 試合直前、最後の最後でもたらされた大和からの情報。

『決勝トーナメントの映像見てて感じたんだけど、柊と覇王先輩の一番怖いところは試合中に臨機応変に相手への対応を変えてるところだと思う。だから、試合中は常に二人を分断してなきゃいけない。特に指示は柊が出してるみたいだから、柊に合図を出させないようにする、それがラストの作戦を遂行するための鍵だと思う』

 

 その為に、燕と水希は多少無謀であっても開始直後、まだ平蜘蛛のギミックを使ってない状態で、二人を分断しにかかったのだ。

「おっ!」

「むっ!」

 燕と水希のスピードを生かした、不意を付いた突撃。

 四四八と項羽は不意を突かれながらも対応するが、鍔迫り合いに持ち込まれてしまう。

「せえええええええええええいっ!!」

「はああああああああああああっ!!」

「くっ」

「ぬっ」

 燕と水希の気合と勢い押し込まれ分断される、四四八と項羽。

「はっ!」

「んはっ!」

 力の弱まった一瞬を付き、武器を跳ね飛ばし四四八と項羽は反撃に出るが、当初の目的を果たした燕と水希は大きく飛び退いてそれを躱す。

 四四八と燕、項羽と水希がそれぞれに対峙した。

 

 

――

 

 

 項羽と対峙した水希は日本刀を油断なく構えて、項羽との間合いをジリジリと取り合う。かつて対峙した時よりも大きくなった項羽の闘気に少しづつ、少しづつ水希は武器を交わす前から押し込まれていた。

「んはっ! どうした、このままだとせっかく分断したのに合流してしまうぞ」

 その言葉に、水希の足がピタリと止まる。

「もう、この試合……先輩を柊くんの元へは行かせないっ!」

 色々な思いがこもった決意表明のような言葉。

「はああああああああああああっ!!」

 そして咆哮を響かせながら、項羽へと向かっていく。

「んはっ! さぁ来い! リベンジマッチだ!!」

 項羽の方天画戟が振るわれ、水希の刀が疾る。

 項羽のシンプルな剛撃に対して、水希は戟法を基本とした解法の攪乱と透過を織り交ぜた技の斬撃。

 互いに休まない斬撃の応酬は、激しさを増しながら展開していく。

 その中で水希は機を見ている、自らの奥の手を発動するタイミングを。

 

 

――

 

 こちらは四四八と対峙した燕。

「んじゃ、いっくよ、柊くんっ!」

「いつでもどうぞ」

 旋棍を構えたたまま、四四八が答える。

「うわっ、その余裕、可愛くないなぁ――ちょいな」

 軽口を叩きながら腰からチューブを取り出してベルトへと差し込む。

《ファイヤー》

 機械音声の声と共に、燕の手甲から炎が巻き上がる。

「メラメラッと、せいやっ!」

「――ふっ!」

 その炎をのせた燕の手甲の一撃を四四八は旋棍を使って捌くと、一歩踏み込み蹴りを放つ。

「よっ!」

 燕はその蹴りを手甲で防ぐと空いている左手で、再びチューブをベルトへと差し込む。

《フラッシュ》

 再び機械音声が流れ、それと同時に燕の手甲が光り、閃光を放つ。

「くっ」

 思わず目を覆い、光を回避する四四八。

 そこに、ぶうん、と重いものが振られるの気配を察知して、思いっきり足を折ってしゃがむ。

 四四八の頭上を燕の手甲が通りすぎる。

 目は慣れてないが、うっすらと感じる燕の気配を感じ取り、そこに向かって四四八は思いっきり旋棍を叩き込む。

「――ぐっ!」

 手応えがあった。

 手応えを頼りに、流れるように蹴りを放つ。

「――くっ!」

 再び手応えがある。

 ただの一撃ではない、戟法をしっかりと練りこんだ二連撃。並みの戦士ならここで終わっても何ら不思議ではない攻撃。

「くうっ――」

 燕は四四八の目が未だ閃光から回復してないのを確認すると、大きく後方に飛びながら、平蜘蛛のギミックを使用する。

《リカバリー》

 音声とともに、柔らかな光が燕を包む。

「……随分と、いろいろ出来るのですね」

 閃光の目くらましから回復した四四八が燕に向かっていう。

「まぁ、ももちゃんの瞬間回復みたいにはいかないけどね」

「ああ……あれは相当に厄介でしたね」

「そうそう、ああいうのホントのチートっていうんだよねー。ゲームでボスが使ってきたらクレームもんだよ」

「確かに、そうかもしれません――」

 戦いのさなかに交わされる軽口のようなやり取り、その最中に四四八の右手がすぅと持ち上がる。道端で友人に会ったときに、やぁ、と声をかけるかのように自然に持ち上がった右手。あまりに何気ない動作に燕の反応も一瞬、遅れた。

「やばっ!」

 燕が、はっ、と気づいたのと右手から咒法の一撃が放たれたのは同時だった。

《シールド》

 回避が間に合わないと判断し、平蜘蛛のギミックで四四八の咒法の一撃を受け流す。

「本当に、いろいろ器用ですね」

 その一撃を囮に一気に間合いを詰めてきた四四八が、燕に向かって言う。

「君にそんなこといわれてもね!」

 間合いを詰めて旋棍を振るってくる四四八へ言葉を返しながら、燕はその攻撃を、手甲を用いて捌く。

 燕はなんとか距離を取ろう、取ろうと動くのを四四八がそれを許さない。

「ああ、もうっ! てりゃ!」

《スモーク》

「むっ」

 手甲からで吹き出した煙幕に一瞬、四四八の動きが止まる。

 そこに、

《ポイズン》

燕の手甲の一撃がくわえられる。

「くっ!」

 その一撃を旋棍で防いだが、手甲の一部が四四八の体に触れる。その触れられた部分から痺れを感じる。

「いくよっ!」

 その一撃を機会に一気に攻めようとする燕に向かって、四四八は敢えて一歩踏み込む。

「ちょっ!」

 当然、距離を取ると思っていた四四八が踏み込んできたことによって、二人の間合いがかち合う。

「――シッ!」

「――てりゃっ!」

 四四八の蹴りと、燕の手甲がぶつかり合う。

 この激突により、互の距離がようやく離れる。

「……こんなこともできるんですか」

 距離が離れたのを確認して、四四八は活の循法を用いて身体に流し込まれた毒を浄化しながら小さな傷も直していく。

「……前言撤回。本当にクレームが来るのは君みたいに何でもかんでも出来ちゃうボスが出た時だわ」

「倒し甲斐があるんじゃないですか?」

「物事には程度ってもんがあるの」

「では、諦めて撤退しますか?」

「冗談! ラスボスは主人公に倒されるためにいるんだよ!」

 そう言って燕は平蜘蛛のギミックを発動させる。

《スタン》

 燕の手甲からバリバリと電撃が迸る。

(毒が効かないわけじゃない。ダメージの蓄積もある。ももちゃんの瞬間回復みたいに直ぐに回復されるわけでもない。となればあとは私がどこまで持つか! 頼むよ、水希ちゃん待ってるからね)

 心の内でそんなことを考えながら、再び四四八とのやり取りに戻っていく。父の生涯をかけた渾身の作である平蜘蛛と共に。

 

 

――

 

 

 項羽と水希による斬撃の応酬は、開始から一向に収まる気配を見せず続いている。

「はああああああああああっ!!」

「おおおおおおおおおおおっ!!」

 力と技がぶつかり合う。

 太さと繊細が交じり合う。

 

 しかし、これを続けていてもいつまでたっても作戦が発動できない。

 作戦発動の鍵は自分――水希がになっているからだ。

――このままじゃ、埒があかない。

 そう感じて、水希は決意する。

 そして、水希は斬撃を止めると一気に後ろに飛ぶ。

「んはっ!」

 項羽はそれを逃さず方天画戟を一閃。

「くううっ!!」

 その一撃を刀で受け止めた水希は身体ごと飛ばされる。

 が、水希の狙いはそこ。

 水希は飛ばされながらも創法で無数の弾丸創り出して、項羽に浴びせかける。

「小賢しいっ!!」

 その無数の弾丸を方天画戟で弾く。

 しかし、項羽の足が止まった。

「よしっ! いくよっ!!」

 足の止まった項羽に水希は一気に近づくと、

「はああああああああああっ!!」

項羽の周りに水晶の檻を展開する。

「なにっ!!」

 その中に閉じ込められる項羽。

「いったでしょ、もう柊くんの元へは行かせないって……」

 そう言うと、水希はそのまま踵を返し四四八と燕の方へと向かっていく。

 

「くっそおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 中が狭いため振るえない方天画戟を放り投げて、項羽は水晶の檻を力いっぱい拳で殴る。

「負けるか……負けてたまるかあああああああっ!!!!」

 拳の表面が裂けて血が滲み、叩きつけている水晶の表面にまで血が付着する。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」

 それでも、項羽は拳を叩きつける。

 パートナーの四四八の元へと至るために。

 

「はあああああああああっ!!」

 あらぬ方からぶつけられた気合に四四八は思わず旋棍を差し出して防御する。

 次の瞬間、四四八の旋棍は水希の刀を受け止めていた。

「世良っ!?」

 四四八が驚き、先を見ると、そこには創法の水晶に閉じ込められた項羽の姿がある。

「隙有りっ! もらうよっ!」

 その一瞬を見逃さず、燕が四四八に電撃を込めた一撃を見舞う。

「くっ!」

 それをなんとかもう片方の旋棍で防御したが、電撃が流し込まれる。

「燕さん!」

「了解! 水希ちゃんっ!」

 二人は言葉を交わし、水希が前に出て、燕が後方へと下がる。

「柊くんの相手は私だよ」

 そう言って、水希は四四八に向かって刀を振るう。

「くうっ!」

 水希の斬撃を四四八は旋棍をふるって捌き、躱す。

 しかし、先ほど叩き込まれた電撃が四四八からいつものキレを奪っていた。

 毒やダメージといったものと違い純然たる痺れの為、活の循法でうまく消し去ることができない。

 

 状況は整った。

 燕は四四八を仕留めるべく最後の切り札を切る。

 

《フィニッシュ!》

 燕の平蜘蛛から今まで聞いたことのない音声が響く。

「くっ!」

「柊くん、ダメだよ、余所見してちゃ!」

 水希の斬撃を捌きながら四四八は嫌な予感に襲われている、水希が燕の一撃への時間を稼ぐために四四八と相対しているのは明白だ。明白だが、先ほどの《スタン》によって流された電流の影響で身体が思うように動かない、この状態で水希を捌ききって燕への対処をするのは非常に難しい。

 四四八は燕の奥の手の一撃がどのようなものか、大体の予想はついていた。今まで燕は気を様々な属性に置き換えて攻撃を仕掛けてきた、故に奥の手の攻撃も気を練りこんだ最大級の一撃。かつて百代との戦いでくらった『かわかみ波』と同系統のものだろう……と、あたりをつけている。従って解法へと資質の移行をしたいのだが、その機会を水希が許してくれない。今の水希の前で戟法を解くのは愚策……というより賭けに近い。

 

 そんな時、空から巨大な何かが燕めがけて落ちてくる。

 ドンッ! という衝撃音と共に燕の傍らに巨大なマシン――平蜘蛛の本体が落ちてくる。

 その形状はまさしく蜘蛛。巨大な蜘蛛を模したマシンが空から降ってきて、燕の元へと落ちてきたのだ。そしていつの間にかそのマシンと燕のジョイントが完了している。

 

 平蜘蛛の巨大な銃口が四四八と水希に合わせられる。

 

「水希ちゃんッ!!」

「了解っ!!」

 燕の合図とともに水希が四四八の足元に水晶を展開させながら、同時に大きく飛び退いて離脱を図る。

「――くっ!」

 四四八は素早く印を結び解法の展開を試みるが……

「やらせないっ!」

 水希は飛び退きながら創法で無数の弾丸を作り出し、四四八へと浴びせかける。

「くうっ」

 弾丸の防御へと意識を裂かれ、解法への移行が一瞬遅れる。

 

「もらったっ!! いっけええええええええええっ!!!!」

 燕が渾身の一撃を放つ。

「ちいっ!」

 四四八が顔の前で腕をくみ何とか一撃を耐えようと試みる。

 

 その時――

 

「柊ぃいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!」

 燕の裂帛と同時に、バリンっ、と何かが割る音と共に項羽の咆哮が響く。

 水希の創法で作られた水晶の檻を破壊した項羽が、四四八目掛けて飛び込んでいた。

 項羽の両拳からは皮膚が破れ、血が流れ出ているが、本人は全く意に介していない。

 

「なあああああああああああああああああああっ!!!!!!!」

 項羽がエネルギー波と四四八の間に身を投げる。

 

 次の瞬間、武舞台が真っ白な光で埋め尽くされた。

 そして、少し遅れて衝撃音と地響きがスタジアムを襲う。

 

 衝撃音の後、歓声が全くやんだスタジアム。武舞台は平蜘蛛の一撃による砂埃で何も見えない状態だ。

 その砂埃がゆっくりと晴れていく。

 そして、そこに現れたのは、両腕をクロスして背中に四四八をかばいながら、それでも二本の足で立っている項羽の姿だった。

 

「覇王先輩っ!」

 四四八が項羽の元へと駆け寄る。

「……柊……くん?」

 四四八の声に小さく反応して項羽が声を出す。

「葉桜……先輩?」

 その声を聞いた四四八が驚きの声を上げる、四四八の声に答えたその声は、清楚のものだった。

「よかった……無事で……」

 項羽……清楚が小さく呟く、顔を上げたその目も紅ではなく綺麗な金色をしていた。その瞳が弱々しく揺れている。

「一体全体どうして……いや、そんなことはどうでもいいです、早く手当をしないと……棄権します、いいですね」

 四四八はそう言うと、大佐に向かって棄権の意志を告げようとしたとき……

「まって!」

 今までの弱々しい様子が嘘のように清楚が強い口調で四四八を止める。

「葉桜先輩……」

「お願い……まって……」

 今度は縋るように、四四八へ頼む。

「あの子は、私に柊くんを頼んで意識を失ったの。『柊と一緒に勝ってくれ』って言ってた……」

 清楚が顔を上げて四四八の翠色の瞳を見つめる。

「匹夫の雄、婦人の仁……歴史上の私は……私達は、負けて、負けて、負け続けた……だから、だからっ!」

 清楚の目からポロポロと涙が溢れてくる。

「だから……今日は勝ちたいよ……私は……私達は、柊くんと勝ちたいよ……柊くんと一緒に勝ちたいよ……」

 心の底から溢れるような声を、涙とともに清楚は四四八へと訴える。

「葉桜先輩……」

「……ごめんね……いつも我が儘ばっかりで……」

 清楚の告白を聞いた四四八は目を閉じて、大きく一回、深呼吸をする。

 そして、

「一分……いや、三十秒、待っていてください。カタを、つけてきます……」

力強い視線で清楚に宣言した。

「ありがとう……柊くんには、甘えてばっかりだな……」

 そんな清楚の言葉には答えず、

「……行きます」

そう言って四四八は踵を変えす。

「待ってるよ……」

 清楚はその大きな背中に声をかける。

 

 振り返った四四八は素早く左右に目を走らせて状況を確認する。そして素早く印を結ぶと、次の瞬間その場から掻き消えるように移動する。

 

 四四八の姿が見えなくなった瞬間、水希はその場から前へと飛んで身を翻す。そして、一瞬前に、自分がいた場所に向かって手に持った日本刀を突き立てる。

 大佐が飛燕飛翔の勝利を宣言しないのは、項羽が未だ2本の足で立っていて意識があることが確認できているから。しかし、意識は清楚に交代したため残っているが、身体のダメージは深刻だ。

 したがって、項羽はもう戦えない。

 この現状を逆転するためには、四四八が一人で水希と燕のどちらかを仕留めなければならない。しかし、項羽があの状態であることを考えると項羽にどちらかが攻撃した時点で勝敗は決してしまう。故に現実として、四四八は両者を一挙に仕留める以外に勝利の道はない。そして、あれだけの一撃を放った燕は、すぐには動けないであろうと仮定するなら、まず狙うのは世良水希。そして、仕留める最善は透の解法で一気に死角へと潜り込んでの攻撃……

 

――と、水希は四四八の考えを読んでのこの一手。

 

 四四八のこの思考を水希が読んでいることは、四四八自身想定内だろう。と、水希は考えている。したがって、この突きで四四八が仕留められるとは思っていない。思っていないが、この突きを四四八が、躱すなり、受けるなり、捌くなりしたらそのまま連撃に持込み時間を稼ぐ。その間に燕が項羽を攻撃して試合終了。

 

 これが水希の描いたシナリオだ。

 

 水希のこの考えは半分――否、八割がた当たっていたし、その通りに四四八は動いていた。しかし、一点、水希は見誤っていた。ただの一点、だが、とても大きな一点。

 

 水希は四四八の覚悟を見誤っていた。

 

 狙いたがわず四四八は今しがた水希のいた背後に姿を現した。

 そして、同時に水希の刀が突き立てられる。

 

「――えっ?」

 驚きの声を上げたのは水希。

 

――彼ならば十分にかわせるはずだ……

 

 と、放った突きは深々と四四八の左腕の上腕部を貫いていた。生々しい手応えが手に伝わってくる。

「ここまで来て、無傷で勝てると思うほどおめでたくはないさ」

 そう言って、四四八は傷ついた左手を手に携えている旋棍ごと敢えて握り締め、左腕を硬直させると水希の刀を固定する。

「ひっ」

 水希の口から小さく息が漏れる。

 

「左腕一本だっ!! 釣りはいらんぞ、とっておけっ!!!!」

 

 そして、左腕に刀を刺したまま、予想外の事態に硬直した水希へと一歩踏み込み、胸元を右手で捕まえると一気に投げる。

 柔道や、合気の投げではない。

 人がものを一番速く投げられるフォーム――オーバースローで水希を燕の方へと投げていた。

 

「きゃあああああああああっ!!」

 力任せに投げられ飛ばされる水希。

 

「水希ちゃんっ!!」

 フィニッシュを撃ちきったあと膝をついていた燕だが、何とか身体を起こして状況を把握する。

 そして、現状を踏まえた上で出した結論は……

《ネット》

 サイドからチューブを取り出してベルトに差し込むと、平蜘蛛のギミックを発動させる。

 飛んできた水希を捕獲した上で四四八の足止めにもなる、と、考えての一手。しかし、燕は同時に考えていた、これは『選ばされた一手』、故に――

 

「もちろん、俺も読んでいます……」

 

 自分の頭上から聞こえた四四八の静かな声に思わず振り向こうとする。

「おおおおおッ!!」

 しかし、それより早く四四八は一気に下へ落ちながら、平蜘蛛と燕を結んでいるジョイントの部分を踏み潰す。

「――っ!!」

 ガシャリと嫌な音を響かせながらそして巨大マシンである平蜘蛛とのジョイントが壊れる。

 そしてマシンとの接続が離れ単独になった燕に先程まで傷ついた左手に一本だけ持っていた旋棍を右手に持ち替え、取っ手の部分で思いっきり燕の足を刈る。

 払うでもなく、すくうでもなく、刈る。

 抵抗するならば、足ごと叩き折るかのような一撃が燕を襲う。

 

「いっ!!」

 耐え切れず平蜘蛛のギミック発射前に中に浮かされる燕。

 そこに投げられた水希が飛んでくる。

「おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 そして、四四八は燕の足を刈った旋棍で二人まとめて地面へと叩き落とす。

「かっ!!」

「くっふっ!」

 重なり合うようにして地面に叩きつけられる水希と燕。

 そこに――どん、と四四八の靴底が踏みつけられる。

「まだだっ!!」

 その声と共に、四四八の踏みつけた靴底から創法で水晶が作り出し、下に重なる水希と燕を包んでいく。

「くううっ!!」

「うううっ!!」

 なんとか身をよじり水晶を破壊しようとする水希と燕だが、予想以上に強く足で押さえ込まれているためうまくいかない。

 そして、四四八はそれだけで止まらなかった。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!」

 四四八は今日一番の咆哮を轟かせると、右手の持った旋棍を投げ捨て、左腕に刺さったままの刀を右手で握ると逆手に持って躊躇なく一気に引き抜く。

 栓がなくなった為、止められていた血が飛沫となって飛び、水希と燕の顔を濡らす。

「――っ!」

「――ッ!」

 その血の暖かさに二人の動きが一瞬止まったその時、

「かあっ!!」

 四四八は鋭い息を吐きながら、その血にまみれた刃を水希と燕の顔のすぐ横に突き立てた。

 一瞬の静寂が訪れる。

 

 そして、

「そこまでっ! 勝者っ! 柊桜爛漫っ!!」

大佐の勝鬨が上がった。

 

 わあああああああああああああああああああああっ!!!!!!!

 スタジアムが歓声に包まれた。

 

 その歓声の中、左腕をダラリと下げたまま四四八が清楚の下に戻ってくる。

「……お待たせしました」

「……ふふふ、時間ピッタリ、柊くんらしいな」

「歩けますか?」

「……ちょっと、無理かも。なんかボーッとしてきたし……」

「なら、俺が運びます。左腕が使えませんが、おんぶ位なら出来ますよ」

「じゃあ、お言葉に甘えちゃおう……かな……」

 そう言うと、清楚はしなだれかかる様に四四八の背中におぶさってくる。

「ごめんね、柊くんも怪我してるのに……」

「いえ、俺がこうしてここに立っていられるのは葉桜先輩……覇王先輩が身を挺して守ってくれたからです」

 そういうと、四四八は清楚を背負って武舞台を降りていく。

「……ねぇ、柊くん……」

 気が緩んだのか、先ほどよりも弱い声で清楚が四四八の耳元で囁く。

「はい」

 四四八がその声に答える。

「……また、私達の我侭聞いてくれて、ありがとう」

 清楚はそう言うと、静かに目を閉じた。耳元にかかる息遣いだけが清楚の存在を意識させる。

「……いえ」

 四四八は短くそう答えると、通路へと歩いて行った。

 

 

―――

 

 

 清楚を背負いながら四四八が通路を歩いている。

 その前に見慣れた影が現れる――大和だ。

「柊……その怪我……」

 大和が心配そうに四四八に声をかける。

「気にするな、晶にかかればこれくらい何とでもなる。まぁ、裏でいろいろ手伝っていた誰かさんいなければ、もう少し楽に勝てたかもしれないんだけどな」

 四四八は大和に笑いかけると、その横を通り過ぎようとした。

 その時、

「――柊っ!!」

大和が四四八の名前を呼ぶ。

 四四八が歩みを止めて、大和の方へと振り向く。

「……俺、今回、燕さんのために……いや、俺自身が柊に一泡吹かせたくてイロイロ動いてた。柊や、他に人に迷惑がかかるようなこともした……と思う。だからっ――」

「――直江」

 大和の告白を四四八が途中で遮る。

「お前が、今日のために具体的に何をどう動いたかは、俺は知らないし、知る必要もないと思っている。少なくても俺はいま、何か迷惑を被ることがあったかと聞かれれば、ないと答える」

「でも、俺は……」

「それにな――」

 大和が再び何かを口にしようとするのを、同じように四四八が遮る。

「何か目標を達成するために、自ら進んで泥をかぶれるその気概、俺は嫌いじゃない。あの時、あれがああだったからダメだった……などと後から言うのは、負け犬の遠吠えだ」

「柊……」

「だが、それではお前の気が晴れないっていうのなら……そうだな……なんか奢れ、それでチャラだ」

 そう言って柊はふっ、と大和に笑いかける。

 それを聞いた大和は小さく息を吐いて、

「了解、今度の土曜日でどう?」

と少し嬉しそうに答える。

「ああ、それでいい。なんか美味いもの紹介してくれ」

「OK、ご期待に添えるようにするよ」

「ああ……じゃあ、またな」

 そう言うと四四八は再び大和に背を向けて歩き出す。

「うん、また」

 その背中に大和は答える。

 

 そして、大和がその背中から視線を外したとき、

「直江」

前にいる四四八から声がかかる。

 大和がそちらの方に顔を向けると。

「世良の方は晶たちがフォローしてくれる。燕先輩の方は……お前の領分だ」

 四四八が大和に背を向けたままそう言った。

「うん、わかってる」

 その言葉に大和は頷く。

「そうか……」

 それを聞いた四四八は、今度こそ医務室に向かって通路を歩いて行った。

 

 四四八が見えなくなった通路で、大和はひとり壁に背をあずけていた。

 そして、そのままずりずりと壁を伝って通路に座り込むと、天井を見ながら、

「スゲェな、柊四四八……ほんと、かなわねぇわ……」

そう呟いた。

 

 誰もいなくなった通路で、大和の呟きだけが静かに飲み込まれていった。

 

 

―――――準決勝 第二試合―――――

 柊桜爛漫 ○ vs × 飛燕飛翔

   試合時間 14分25秒

 

 

 ―――――  決勝戦  ―――――

   川神シスターズ 不戦勝 vs 棄権 柊桜爛漫

『左腕負傷によるドクターストップの為、柊桜爛漫は棄権』

 

 

―――――若獅子タッグマッチトーナメント 東方大会―――――

 

 

優勝チーム

川神シスターズ (川神百代 & 川神一子)

 

 

―――――

 

 

「おーし、皆お疲れ、じゃんじゃん食べてくれよな」

 千信館の面々が生活する寮の食堂にエプロンをした晶の声が響く。

 席には残りの6人が湯気の立つ蕎麦を手繰っている。

 試合後で腹が減っていたのだろう、6人は6人とも一心不乱に蕎麦をすすっていた。

――否、一人、食があまり進んでない人間がいた。

 水希だ。

 水希は丼に目を落としながらもチラリチラリと前に座っている四四八を見ている。四四八の左腕は包帯に巻かれて首から吊るされていた。四四八は右手だけで器用に蕎麦を手繰っている。

「ん?」

「――っ!」

 視線を感じ、顔を上げる四四八と目が合い、慌てて目を逸らす水希。

「ふぅ……」

そんな水希の態度にため息を一つ付き、

「おい、世良――」

声をかける。

 ビクリと身体を震わせる水希。

「何度も言うようだが、気にするな。傷は晶に直してもらった。明日になれば動くようになる。それにこれは自分で進んでやったもんだ、世良が気に止むことじゃない」

「……でも」

 四四八と目を合わさずに口ごもる。

「はぁ……」

 その水希の態度に再びため息を着くと、

「全く、相変わらず面倒くさい性格してるな、お前」

そう言うと、四四八は水希の丼の上にのっていた食べかけの大ぶりなエビの天ぷらをヒョイと箸でさらう。

「あっ」

 それに気づいた水希がその行方を目で追う。

「これでチャラ、ってことにしとけ」

 四四八はそう言って天ぷらを一口で口の中に放り込む。

「あっ、あっ、あっ!」

 それを見ていた水希が顔を赤くして何か言っている。

 自分が食べかけた物を、四四八が食べた事への恥ずかしさによる反応だが、四四八はそのことに気づいていない。

 四四八は好物の天ぷらを取られたコトへの怒り、程度に思っている。

 無論、他の5人水希の真意に気づいている。

「諦めなさい、水希。この男はそう言う奴よ」

 鈴子が蕎麦の汁を、音を立てずにすすりながら言う。

「そうそう、みっちゃん。四四八くんにデリカシー求める方がおかしいって、そろそろ気づこうねー」

 歩美が小さな口でかき揚げを頬張りながら言う。

「ま、元気出せよ、水希」

 晶が厨房から顔を覗かせて言う。

「……」

「……」

 鳴滝と栄光はかかわり合いにならないように、一心不乱に蕎麦だけを見ている、椅子を若干入口へと寄らせたように見えたのは気のせい……かもしれない。

「あーーー、もーーーーーっ!!!」

 仲間の言葉を聞いた水希が奇声をあげると、残っていた蕎麦を一気にかき込んで、

「晶っ! おかわりっ!!」

立ち上がって丼を、ズイッと差し出す。

「あいよ!」

 その丼を晶が受け取る。

 立ったまま、水希は拗ねたような目で四四八を見る。

 その視線に気づいた四四八が水希をみて。

「ん? そんな物欲しそうにしても天ぷらはやらんぞ、あれはお前への罰ゲームみたいなものだからな」

 といった。

「おぉぅ……」

「あー……」

 それを聞いた鳴滝と栄光が思わずうめき声を漏らす。

 3人の女性陣はそれぞれに『やれやれ……』といった反応をする。

 プチッと何かが切れる音がする。

「ひっ、ひっ、ひっ……ッ!」

 水希の肩がヒクヒクと震える。

 そして、

「柊くんの、馬鹿ァーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」

千信館の寮に水希の絶叫が轟いた……

 

 

―――――

 

 

 大会が終わり、選手も観客も関係者も既に帰宅したのであろう時間帯。燕は一人、川神学園の屋上で寝転んでいた。

 特別な理由があってここに来たわけじゃない、水希を千信館のメンバーに任せて別れたあと、ただなんとなく、気がついたらここで空を眺めていた。そういえば、来た時は真っ赤な夕焼けだった空が今では星がポツリポツリと瞬いている。

――おとん、心配してるかなぁ

 そんなことが頭をよぎるが、今、どうやって久信に顔を合わせていいかもわからないため連絡も入れずにこうしてただ、寝そべっていた。

――負けた。

 という実感が、時が経つにつれてどんどんと自分の中で大きくなっていくのを感じる。

 タッグマッチだったから負けた。ともとれる反面、タッグマッチだったからこそあそこまで柊四四八を追い詰めることができた、とも思っている。つまり単純に『力及ばなかった』ということなのだろう。

「はぁー」

 大きくため息をつきながら、寝転がった状態から身体を起こす。

 今、この自分の中に渦巻いている感情をどう処理していいかわからない。というか、なんであるか今一わからない、と言ったほうがいいかもしれない。

 燕自身、自分はもっとクレバーでドライな人間だと思っていたが……ここでも『力が及んでなかった』ということなのか……

「はぁー」

 そんなことを考えながら、我知らず再び大きなため息が漏れる。

 その時、

「そんなにため息ばっかりついてると、幸せが逃げちゃいますよ」

聞きなれた声に振り返るとそこには缶コーヒーを二つ持った大和が立っていた。

 

「身体冷えてません? もうそろそろ十二月なんだから、風邪なんかひかないでくださいね」

 そう言って燕の傍にやってくると、手に持った缶コーヒを渡す。

 受け取った缶コーヒは焼けるほどに熱かったが、それが身体に心地よかった。燕は自分の体が思ってる以上に冷えてたことを初めて知った。

「ありがと、大和くん」

「いえいえ、俺、今日が終わるまでは燕さんのマネージャーですから。選手のケアはマネージャーの仕事ってね」

「ふふふ、そっか……」

 そして、沈黙が下りる。

 

 それを大和が破る。

「……どうします、一人になりたいなら俺は帰ります。久信さんには俺から連絡入れてありますから、大丈夫ですよ」

 そんな大和の言葉に、

「……ううん、ちょっと話さない、気晴らしにさ」

燕は少し考えて、答える。

「わかりました、じゃあ、失礼しますね」

 そう言って大和は燕と背中合わせに座る。

 

 背中合わせで二人は話し始める。

「ごめんね、大和くん。いろいろ動いてくれたのに、答えられなくてさ」

「そんなこと言わないでくださいよ、俺は俺で、好きでやってたわけですから」

「うん……そっか……ごめんね」

「なんか、謝ってばっかりですよ燕さん。らしくないです」

「んー、そっかぁ……らしくないか、やっぱり」

 そう言って、燕は力なく、はは、と笑うと空を見る。星が随分と増えてきた。

「でも、まぁ……」

 今度は大和が口を開く。

「やっぱり、悔しいですよね。3人であんなに頑張ったわけですし……」

「……悔しい?」

 燕が不思議そうに聞く。

「そうですよ、燕さんは悔しくありませんか? 柊に、覇王先輩に負けて」

「……悔しい……悔しい」

 燕は大和の言葉を小さく反芻する。

 

――そうか、今、自分は悔しいのか。

 

 燕は自分の感情の正体をようやく理解した。

 川神に来る前までは、燕は西で負けなし。文字通りの不敗だった。

 そして、不敗の大きな要因は『勝てる見込みが出来てから戦う』というスタンスを貫いたからでもある。

 父の為、母の為に名を上げるために負けぬ戦いを繰り返してきた。

 敗北を知らないという意味では、百代と燕は同じであったといってもいいかもしれない。

 しかし、かつての百代が文字通り『敗北を知らない』とするならば、燕は『敗北から逃げていた』ということになるのだ。

 

「そっか……私、悔しいんだ……」

 そして喫した敗北。

 燕の心に去来したのは、憤りでも悲しみでもなく、悔しさ、だったのだ。

 今ある感情の正体がわかると、その悔しさの感情が一気に溢れ出してきた。

 胸が苦しく、手に自然に力がはいり……目に涙が浮かぶ。

 助けを求めるように燕は自分に背中を向けて座っている大和に後ろから抱きついた。

「つ、燕さん?」

 いきなりの行動に、大和は驚く。

 しかし、その肩が小さく震えてるのを見ると、振り返るのをやめ力を抜く。

「ねぇ……大和くん」

「はい」

 大和の背中に額を置いたまま燕が呟き、大和が答える。

「負けるのって……こんなに……苦しいんだね」

「……そうですね」

「こんなに……痛いんだね」

「……そうですね」

「こんなに……悔しいんだね」

「……そうですね」

 燕の言葉に、大和が答える。

 沈黙がおりる。

「でも……」

 今度は大和が口を開く。

「でも?」

「姉さんはその悔しさを乗り越えたから、強くなったんだと思います。そして、多分、柊も……」

 大和が静かに言う。

「……そっか」

 再び沈黙が降りる。

「……ねぇ」

 燕が口を開く。

「はい」

「私、強くなるよ。おとんの為にも、おかんの為にも……自分の為にも、絶対、強くなってみせるよ」

「燕さんなら出来ますよ、絶対」

 大和が優しく答える。

「ありがと……」

 燕は礼を言うと、腕に力を込め大和をさらに強く抱きしめる。

「ありがと……」

 もう一回礼を言うと、燕はもう何も言わなくなった。

 ただ、肩を震わせてるだけだ。

「……いえ、全然」

 大和はそれだけ言うと、空を見上げる。

 満天の冬の星空が広がっていた。

――姉さんが負けた日も、こんな星空だったな。

 

 大和は燕の温もりを感じながら、そんなことを思い出していた……

 

 




如何でしたでしょうか。

これで燕編、飛燕飛翔編は終了です。
あまり燕が活躍してませんが、個人的に燕はとても完成されたキャラだと思ってますので、
こういう形に落ち着きました。

タッグマッチということで都合10話、戦闘描写を書き続けるよいう暴挙。
もう当分、戦闘描写書きたくありませんw
でも、今まであまりスポットの当たらなかったキャラをかけたのは楽しかったです。

個人的には
ベストバウト 川神シスターズvs川神アンダーグラウンド
MVP     鳴滝淳士
敢闘賞    川神一子

という感じです、皆様はいかがでしたでしょうか?

お付き合い頂きまして、ありがとうございます。
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