海賊ガンダム、STARWARS入り(仮)   作:コレクトマン

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EP.2.25 開戦準備
ラスボスと会話する時はかなり緊張するもの


 

 

クローン戦争が開戦されてから数日後…

 

 

キンケドゥはコルサントのパルパティーン議長から指名を受けて今現在、議長の執務室に来ていた。何でも議長から直接お礼を言いたいとのことだった。キンケドゥはシスの親玉であるパルパティーン議長に対して『演技とはいえ何かと複雑だな…?』と思いながらも執務室でパルパティーン議長と対面した。

 

 

「ようこそ来てくれた、キンケドゥ君。君たちのことはジェダイ達を通して聞いておるよ。あのジオノーシスの戦いで多くの犠牲が出るかもしれなかったジェダイ達を救ってくれた勇敢なドロイドとね」

 

「いえ、あのジオノーシスに俺の仲間と友人が捕まったって言う情報を入手して直ぐに助けに来た所にジェダイ達も助けに来たんです。その時に出来るだけジェダイ達の被害を最小限に抑えようとしたのですが、結局助けられたのは二百人のジェダイの中で精々74人しか助けられなかった。その戦死者の中にはジェダイ・マスターも含まれている。本当に最悪な戦いだった」

 

「だが、君たちはそのジェダイ達を救ったのも事実だ。それを誇りに思っても良い」

 

「そうはいうが、一応あのマスター・ヨーダ達にも知られていると思うが俺達は宇宙海賊だ。それもなんちゃって宇宙海賊ではあるがな……」

 

 

そう、あのジオノーシスの戦いの後にジェダイ達はマザー・バンガードや量産型MSのヘビーガンをどうやって用意したのかを質問されられたが答えることはなかった。キンケドゥはシス相手にこれ以上の情報をまき散らすことは避けたいとのこともあったが、何よりもシスの暗黒卿であるシディアスことパルパティーン議長に出来るだけ宇宙世紀のMSの存在を認識させたくないからだ。下手に認識させてしまえば後に銀河帝国となった際に最新の戦術・戦略ドクトリンとしてMS開発を他の会社に頼まれてしまうからだ。

 

 

そうなってしまっては、銀河帝国は最低最悪で最大最強のMS軍を結成してしまう。そうなれば反乱軍はMSという圧倒的な力の前に屈してしまう。そうならない為に出来るだけ今いるパルパティーン議長の会話の際には慎重に言葉を選ぶのだった。

 

 

「…時にキンケドゥ君。君の事は前々から思っていたのだが、一体何処のメーカーで造られたのかね?」

 

「さぁ……俺を造った人々は十年前のタトゥイーンで俺の宇宙での活動テストを行おうとした際に宇宙海賊に襲われてな?その時に俺を除いて全滅したんだ。その時に俺はタトゥイーンの大気圏に突入し、そこでジェダイになる前のアナキンに会ったけどな?」

 

「なるほど……これも何かしらの運命だったということか。こうして君がアナキンと出会えたのもフォースの導きなのやもしれんな」

 

 

パルパティーン議長はそういうものの、キンケドゥはそうは思えなかった。

 

 

「いや、幼いアナキンと会ったのは本当に偶然だ。それにさ、俺は時々思うんだ。ジェダイやシスがいうフォースという超能力的なものに指針を囚われてしまっているんじゃないかってな?」

 

「ほぉ…?それはどのようなものかね?」

 

「フォースってのは有機物に宿る森羅万象のエネルギーである事は分かる。俺は一度ジェダイやシスの歴史を公文書館で調べてみたんだが、それで知って独自に解釈したのは精々二つ。一つはジェダイとシスの共通点はフォースを使えるということ。そしてもう一つ。そのジェダイとシスはフォースがあるとはいえ、今を生きる人たちと何の変わりのない()()()()だってことだ。幾らフォースの恩恵があるとはいえ、あくまでそのフォースという超能力を使える人だっていう認識だけだからなと俺はそう思っている」

 

 

キンケドゥが述べた考えにパルパティーン議長はとても興味深そうにキンケドゥの考えに興味を持った。

 

 

「…まぁ要約するに、ジェダイとシスは何でも出来る万能的な存在じゃないってことだ。誰にだって得意不得意がある。フォースに頼ったって全てを解決できる訳じゃないからな」

 

「そうであろうな。だが、なかなか興味深い話ではあったぞ。ならば、私からも一ついいかね?君はシスの存在をどう思っているのかね?」

 

 

パルパティーン議長から意外な質問にキンケドゥは少し驚いたが、彼は今思っていることを口に出す。

 

 

「シスか……ジェダイが光ならシスは闇。丁度一枚のコインの表裏一体の存在……つまり、表と裏と言った感じだろうか?」

 

「ふむ……表裏一体の存在か。まるでフォースのバランスを齎す者であるアナキンの様なことかな?」

 

「その例えはどうだろうか?…とりあえずその例えは気にしないでおくとして先ほどの続きだが、フォースの光明面と暗黒面とは根は同じものだと俺は思う。過去にどういった経緯があったかは知らない。だが、光明面と暗黒面に別れる前は元々フォースはその二つを合わせて一つの存在だったのかもしれないな。ジェダイは元を辿れば、昔はフォースを探求する学者だった。しかし、その学者達の間で派閥が起きた。フォースを信仰する者とフォースを利用する者。その二つが後のジェダイとシス……フォースの光明面と暗黒面に別れて長い歴史の中で争い続けた。どちらもフォースは元は一つであるのにも関わらずだ」

 

「…では、君にとってフォースとは一体どんなものと見て捉えるかね?」

 

「フォースと言うのは飽くまで有機物に宿る“要素”と見ている。……こう言っては何だが、フォースを“指針”としているジェダイは少し危うい所があるな。フォースは飽くまで森羅万象のエネルギーであり、ジェダイは銀河の秩序を守る調停者ではあるがクローン戦争が始まった瞬間、ジェダイはクローン戦争における将軍であり、戦士となってしまった。……というより、世界がジェダイを戦士に変えてしまった。その結果、世界はフォースを使える者たちを()()()()()としか見えていないのかもしれない。悲しいことに……」

 

()()()()()として、か……」

 

 

キンケドゥの答えにパルパティーン議長は何やら複雑そうな顔をした。これ以上話し合うのは野暮と判断したキンケドゥは、一旦話を切り上げるのだった。

 

 

「……流石に話し過ぎたな。議長も評議会での仕事があることでしょうし、俺はここで失礼するよ」

 

「…うむ、態々私の呼びかけに応じてくれたことには感謝しているよ。もし機会があればまた話し合おうではないか?」

 

「それは…時と場合によります。それでしたら、これを受け取ってください」

 

 

そうしてキンケドゥはパルパティーン議長にアルファベット単語の大文字の“T”の形をしたアクセサリーを渡した。普通の人から見れば安物のアクセサリーを議長にプレゼントしたとも見えるだろう。

 

 

「俺達はしばらくの間、宇宙海賊として各宇宙を回る予定だ。会えない代わりと言っては何だが、俺からのせめてもの贈り物として受け取ってほしい」

 

「なんと……ありがたく頂戴しよう」

 

「それじゃあ、議長は共和国の方を頼みます」

 

 

そういってキンケドゥは執務室から出て、マザー・バンガードに帰還するのだった。この時にキンケドゥは思った。

 

 

『さっき議長に渡したT型サイコフレームに似せたアクセサリーは時間断層にあった金属を加工して作ったんだが、問題ないよな?あそこに本物のサイコフレームがある訳じゃあるまいし……』

 

 

その様な不安を抱きかかえながらもマザー・バンガードに帰還した後にキンケドゥはクローン戦争で苦しんでいる市民を助けるべく宇宙海賊として活動するのだった。

 

 

だが、キンケドゥが議長に渡した加工して作ったアクセサリーの材質が本物のサイコフレームであったことに気付かなかった。そしてそれに気付いたのはクローン戦争終戦間近の三年後の話である。

 

 

通商連合はトビアの武装を手に入れた為、どの様にノウハウを生かすべきか?

  • ドロイド専用にヒート系武器を標準装備
  • グリーヴァス専用のモゾー・ブラスター
  • キンケドゥ達に対抗できるドロイドを設計
  • 技術的に再現不可能
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