シスの暗黒卿こと、クローン戦争の発端者であるパルパティーン議長はキンケドゥが執務室から去った後の二時間後にて瞑想し、フォースの感覚を研ぎすませるのだった。その時にパルパティーンはキンケドゥから渡されたアクセサリーことサイコフレームがフォースに反応していることに気付かないでいた。そのサイコフレームとフォースの共振から瞑想中のパルパティーンにある光景を見せることになる。
暗い……
寒い……
この暗く閉ざされた宇宙を見せられているパルパティーンはこの様な感覚は初めてだった。その時にこの暗く閉ざされた宇宙の中で光が満ち溢れた。
そして、その光の中でパルパティーンはキンケドゥ……否、ガンダムと言う存在が宇宙世紀と言う世界の産物であることを知る。そして、宇宙世紀の歴史を……
“一年戦争”……“デラーズ紛争”……“グリプス戦役”……
“第一次ネオ・ジオン抗争”……“第二次ネオ・ジオン抗争”……“コスモ・バビロニア建国戦争”……
“木星戦役”……そして、“ザンスカール戦争”……
パルパティーンが最初に知ったのは一年戦争だった。その戦争の中で初めてMSという存在を知る。そして、その中にはキンケドゥと似た面影がある機体が存在した。それが後の宇宙世紀に名を残す機体“ガンダム”の誕生だった。ガンダムが誕生したことで敗北し続けていた連邦軍はここから形勢が逆転し、当時連邦軍が相手をしていたコロニー国家“ジオン公国”のジオン軍はそのガンダムの存在に敗れ続け、軈て恐怖の象徴として“白い悪魔”として恐れられた。
しかし、パルパティーンは連邦軍が攻勢に出られたのはガンダムの性能だけではないことを見抜いていた。一年戦争で生きる人々からある言葉がちらほらと出てくる。
“ニュータイプ”
ニュータイプと呼ばれるそれは、時空を超えた非言語的コミュニケーション能力を獲得し、超人的な直感力と洞察力を持つ、新しい人類とされる人間を指すが、その概念は明確にされていない不確定なものだった。その時にパルパティーンはニュータイプの可能性の一つであろうある光景を見せられる。それは、グリプス戦役における最後の戦いであるZガンダムとジ・Oの戦いだった。
Zガンダムから戦いで散っていった死者達の魂を一人の少年が器となり、変形してスターファイターの様な形になり、特攻による突撃でジ・Oのコックピットを撃破する。
その光景を見せられたパルパティーンは他にもニュータイプの可能性の示した光景を見せられる。それが第二次ネオ・ジオン抗争とラプラス事変の光景を見せられる。
第二次ネオ・ジオン抗争では一つの惑星こと地球に核兵器と呼ばれるものを積ませた小惑星を地球に落とすというものだった。それを決行したのは第二次ネオ・ジオン抗争を引き起こした総帥こと一年戦争でジオン軍のエースであり、嘗て“赤い水星”の異名を持つ“シャア・アズナブル”という男である。彼は腐敗した地球に住む人類こそが地球を汚染させる元凶であるとして地球人類の粛清に乗り出し、小惑星ことアクシズを地球に落とすのだった。
だが、ここでもガンダムの存在が出て来る。そのガンダムことνガンダムは、なんと、地球に落下し始めたアクシズを単機で押し返そうとした。MSと小惑星の質量差は目に見えてるのにも関わらず、それでもνガンダムはアクシズを押し返そうとする。すると、アクシズを押し返そうとするνガンダムに引き寄せられたのか他のMSたちが、νガンダムに便乗するかの様にアクシズを押し返そうと集まったのだ。それも敵味方関係なくだ。
しかし……大気圏の摩擦熱に晒されながら、MSのオーバーロードで自爆する機体が現れる中、νガンダムから虹色の燐光が放出され、νガンダムを除くMS達はその虹色の光に弾かれる様にアクシズから遠ざかされる。そして地球に落下していた筈のアクシズが、虹色の光によって地球から離れていったのだ。その虹色の光こそ、サイコフレームの共振から放たれた光だったのだ。
後にこの現象を宇宙世紀の人は“アクシズ・ショック”と命名され、νガンダムのパイロットは消息不明となる。
そして次の光景は第二次ネオ・ジオン抗争から三年後のラプラス事変。
その光景は凄まじいものだった。一つのコロニーを大量破壊兵器に変えた“コロニーレーザー”から一つのコロニーを守る為に、白と黒の二機のガンダムはサイコフレームが持つ人知を越えた力を引き出し、サイコ・フィールドを発生させ、レーザーの相殺に成功する。すると、白いガンダムことユニコーンガンダムに変化が起きた。“完成されたニュータイプ”とも表現される様な神々しい姿であろう究極形態“ユニコーンガンダム(光の結晶体)”へと姿を変化させてしまう。姿を変えたユニコーンガンダムは手をかざすとサイコ・フィールドを発し、迫り来る敵MS部隊のエンジンをまるで“時を巻き戻した”かのように分解させ、無力化したのだ。人体に影響を及ぼさずに……だ。
パルパティーンは、ガンダムの存在こそが宇宙世紀での戦いの歴史でもあり、奇跡の象徴でもあると悟り、もう一つの可能性である“ニュータイプ”の存在に目を向けていた。それは、ガンダムが起こしてきた奇跡の数々にニュータイプが関わっていることは間違いなかった。
ならば、その奇跡の象徴たるガンダムのひとつであるクロスボーン・ガンダムのキンケドゥは、ドロイドでありながらも人間味が強すぎるのだ。キンケドゥだけではない、キンケドゥ以外の他のガンダム達も人間味が強い分、元は人間だったのではないのか?と推測してしまう程だ。
そうしてフォースの瞑想から現実へと戻ってきた時にパルパティーンは、瞑想の中で見たあの光景は幻覚だったのかと思われたが、キンケドゥに渡されたアクセサリーことサイコフレームから僅かに共振して虹色の小さな光が発生していた。それを見たパルパティーンは、あの瞑想の中で見た光景は本物であったと確信する。
「これが……キンケドゥ達の歩んだ歴史、宇宙世紀の世界か。そして、新人類とも言える新たなる存在、ニュータイプ…!……素晴らしい、なんと素晴らしきものか!そして、あの虹の先にはフォースとは違う概念の人が宇宙に適合し、進化したニュータイプの秘密が隠されているのやもしれん」
サイコフレームが見せた奇跡を体験し、これを切っ掛けにパルパティーンは、極秘裏にある計画を立ち上げる。その名は“
しかし、パルパティーンはシスの支配欲より勝る探究心によってやると決めた以上、誰にも止めることは出来なかった。パルパティーンがガンダムと出会ったのはある意味では必然だったのかもしれない。フォースの次にガンダム達の世界の未知の領域“ニュータイプ”の存在に興味を引かれ、その計画が、後の未来にてキンケドゥ達を追い詰める
「……っ!?今、変な悪寒が走ったような……?それに、なんか未来で嫌な予感がするな 」
一方のマザー・バンガードにいるキンケドゥはこの先の未来で起こりうる予感を完全ではないが、少なからずも感じとってはいた。
通商連合はトビアの武装を手に入れた為、どの様にノウハウを生かすべきか?
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ドロイド専用にヒート系武器を標準装備
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グリーヴァス専用のモゾー・ブラスター
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キンケドゥ達に対抗できるドロイドを設計
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技術的に再現不可能