ハジメが錬成した防壁のおかげで被害を抑えながらも戦えているオビ=ワンたち。しかし、物量で攻めるドロイド軍の
「敵がすぐ後ろに!味方はほぼ、壊滅状態です」
「シールドが重砲陣地に迫ってきている!」
「そうはいうが、レックスの言うようにこれ以上は持ちこたえられないぞ?」
キンケドゥの言うように前方には既に敵軍が迫ってきていた。無数のB2スーパー・バトル・ドロイドやB1バトル・ドロイド、更にはAAT数台が重砲陣地に向けて進撃していた。
「分かっている。レックス、部隊を重砲陣地まで下げろ。何としても重砲を守るんだ!私とキンケドゥはここで敵を抑える」
「しかし、いくらお二人でも…」
「これは命令だ、キャプテン!」
「退路は俺たちが守る。行け!」
レックスはオビ=ワンたちを信じて部下と共に後方に退避するのだった。そしてキンケドゥとオビ=ワンはそれぞれ武器をもってドロイドの進撃を食い止めるのだった。しかし、それも長くは続かず敵に包囲されてしまう。
「包囲されたか。……これでも長く持った方か?」
「そうだといいがな。問題は、アナキンたちがシールドを解除してくれるのを祈るしかない」
そう会話していると一台のAATがやって来て、AATのハッチから独立星系連合の将軍である“ウォーム・ロースサム”が出てくる。
「悪名高きケノービ将軍とお見受けしたが、もう片方は更に悪名高い宇宙海賊クロスボーン・バンガードの頭領、ガンダムとお見受けする。まさか、例の海賊がこんなところにいたとは思いもしなかったな」
「総大将自らとはな……。オビ=ワン、どうするんだ?」
「…そうだな。とりあえずここは、降伏するとしよう。この状況では巻き返しが難しいからな」
「…さすがにこの状況じゃあ仕方ないか」
そう言ってキンケドゥは自身の武装を取り外し、その場で捨てる。オビ=ワンはスーパー・バトル・ドロイドにライトセーバーを取られ、丸腰の状態になる。
「では将軍、部下に武装解除を命じてもらおう」
ウォームがそう言った時にオビ=ワンはフォースで瓦礫を集め簡易的にテーブルと椅子を作る。どうやらオビ=ワンは交渉をしながらも時間を稼ぐつもりのようだ。
「勿論だとも。だが先ずは、掛けて話そう」
「正気かね将軍?」
「敗北を認めたんだ。降伏条件について話し合うのが筋だろ?」
「…小細工はなしだからな、ジェダイ?」
「勿論だ、お互い文明人として話し合おう」
ウォームはオビ=ワンの話し合いに怪しみながらも戦車から降り、瓦礫の椅子に掛ける。オビ=ワンとキンケドゥも瓦礫の椅子に掛けるのだった。
「敵将同士がこうして相まみえる機会など滅多にないことだ。あなたの名声は銀河に轟いている」
「どうも、こちらこそ光栄だ。潔く降伏を決断してくれて嬉しい」
「状況の的確な判断は将たる務めだ。キンケドゥ、君もそう思うだろ?」
アドリブを送ってきたオビ=ワン。キンケドゥはどう答えるか数秒悩んだが、すぐにアドリブに合わせるのだった。
「俺は戦争とは無縁とは言え、仲間を率いるものの立場で考えれば確かに必要な務めだな。……それはそうと、何か飲み物を頂けないか?丁度二人は喉が渇いただろう?」
「そうだな……こちらからもお願いするよ」
「…フン!それは何かの作戦のつもりか?……まぁいいだろう。おい、何か飲み物をお持ちしろ!」
ウォームの側近のドロイドがAATから飲み物を取りに向かうのだった。
「…感謝する」
「ありがとう、手早く済ませよう」
こうしてオビ=ワンとキンケドゥの交渉という名の時間稼ぎが始まったのだった。
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一方のハジメたちは後方に撤退したクローン達と共にドロイド軍を相手にしていた。重砲の防衛の為にAT-TEも砲撃していたが、敵のシールドが邪魔で有効打を与えられず敵の攻撃で撃破されてします。ハジメもシールドから出ているドロイドを優先にドンナーやシュラークで応戦していた。しかし、徐々に迫りくるシールドに苛立っていた。一旦瓦礫に隠れ、ドンナーとシュラークの弾を再装填する。ちょうどレックスもハジメがいる瓦礫の方に隠れた。
「レックス!今のクローンたちはこれだけか?」
「あぁ、これだけだ。他は負傷兵だけだ」
少数の兵力にさらに苛立ちを覚えるハジメ。ここで追い打ちと言わんばかりに一人のクローン兵が凶報を告げに来た。
「キャプテン、ケノービ将軍とキンケドゥが捕虜に。味方は、残りこれだけです」
「持ちこたえるんだ!シールドを広げさせたら終わりだ!一歩も引くな!」
オビ=ワンとキンケドゥが敵に捕まり、残りの兵力も今いる者達で全員。まさに絶体絶命と言える状況。しかし、ここでその状況をぶち壊す者達がいた。
「ちっ…面倒なことなったな。仕方ない……レックス、此処を頼むぞ」
「何っ!?おいハジメ、何をするつもりだ!」
「決まってる、オビ=ワンとキンケドゥを連れ戻す。後ついでに敵将も捕まえてくる。後は頼んだ!」
そう言ってハジメはシュタイフを出したと同時に乗り込み、レックスの静止を振り切ってそのまま敵陣へと突っ込んだ。この光景を見ていたユエたちもいつものことのように何も言わなかった。迫りくる敵にユエの魔法で蹴散らすが、ちょうどここで魔力不足になり、ユエ専用の武器であるクレセントで迎撃するのだった。一方の香織は負傷したクローン達に回復魔法で治療し、後方支援に徹していた。まだ自身の体を把握しきれてないため、あまり前線には行けれないのだ。ユエの援護と香織のサポートで何とか持ちこたえることが出来ていたがそれも時間の問題。敵が重砲陣地に到着するのが先か、シールドが消えるのが先かのチキンレースだ。
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その頃のオビ=ワンとキンケドゥはウォームと交渉で時間を稼いでいた。しかし、ウォームの短気性に長くは続かないと分かっていながらの行動な為、結構際どいところだ。
「…それにもちろん私の部下を捕虜とした後は、彼らの食料や収容所の手配を必要となりますな?その用意は……」
「…えぇい、もういい!時間稼ぎのつもりか!」
「とんでもない!細かく詰めるべき事柄が山ほどあります」
「それに、此処で短気を起こして下手にやらかしたらとんでもないしっぺ返しを受けることになることぐらい、アンタだって分かっているだろう?だったら、もう少し話し合うべきじゃないのか?」
キンケドゥがそう指摘されたことにウォームの癪に障ったのか、テーブルをひっくり返してスーパー・バトル・ドロイドに拘束するよう命令する。スーパー・バトル・ドロイドはウォームの命令通り、オビ=ワンとキンケドゥを拘束する。
「あぁ……こいつは藪蛇だったか?」
「キンケドゥ、もう少し言葉を選んでほしかったが……もうシールドが消える頃だと期待していたんだが……」
「今すぐ部隊に戦闘中止を命じるのだ!さもないとこの場で、貴様らを処刑する!!」
「その言葉をそっくりそのまま返すぞ、クソ野郎…!」
まさに絶体絶命のその時、何処からか声が聞こえた。その声のする方に目を向けるウォーム。向けた時にウォームの目に映ったのは誰かの靴の裏側だった。それを理解した時には既に誰かに蹴り飛ばされていた。更に運が悪いことに飛ばされた場所がAATに向けてだったのでウォームはAATにぶつかって気を失ってしまう。ウォームを蹴り飛ばしたのは、意外にもハジメだった。
「ハジメ!?」
「何故君がここに……?」
「いつまで経っても帰ってこないから迎えに来ただけだ。それとついでだが、そこのクソ野郎を軽く〆るつもりで来た」
そう喋っている間にスーパー・バトル・ドロイドたちが2連リスト・ブラスターをハジメに向ける。だが、それよりも早くハジメがドンナーとシュラークを取り出し、ガン=カタでドロイドたちを翻弄し、的確に撃ちぬいて無双していた。
そうしている内に一体のスーパー・バトル・ドロイドがハジメの左腕をつかみ、動きを制限させた……と思えた。
「オォゥラッ!!」
『わー!?なっなんだ!?』
普段喋らないスーパー・バトル・ドロイドがハジメに振り回された時にふと素を出す。そうしてハジメに振り回されるスーパー・バトル・ドロイドは鈍器替わりとして同じスーパー・バトル・ドロイドに叩きつけられる。ハジメの無双をみていたキンケドゥ達はもはやどう言葉にしていいのか分からずにいた。そして数十秒後にはハジメに敵対するドロイドたちは既に残骸と化していた。
「ぐぅ……な、何が起きた?」
ハジメに蹴り飛ばされたウォームが目を覚ました。そうして改めて周りを見てみると、そこには無数のスーパー・バトル・ドロイドやDSD1ドワーフ・スパイダー・ドロイドの残骸が散らばっていた。その残骸を足場に立つのは、黒いコートを纏う一人の少年によって壊滅されていた。ウォームは初めて人間の形をした何かという怪物を目にして恐怖を抱いていた。
「な…なんだ貴様は!?」
「あぁ?俺はただの放浪者だ。最も、そこで棒立ちになっているキンケドゥに保護された人間と言えばいいのか?」
「ふ…ふざけるな!お前はジェダイか何かじゃないのか!?そうでなければバトル・ドロイドたちがそう簡単にやられる筈が…“ドパンッ!”うぉっ!?」
「ギャーギャーと発情期みたいに喧しいぞ。俺はジェダイでも何でもねえよ。ただ、人間離れしていることは自覚しているだけの人間だ。それはそうと、まだ続けるか?続けるんだったら……」
「今度はテメェの脳天に風穴を開けるぞ……?」
「ま…待て!?う、撃つな!わ…分かった!こちらの部隊に戦闘停止命令を出す!だから殺さないでくれ!?」
ハジメから発する殺意にウォームは怯み、下手に逆らえば殺されることを悟って逆にドロイド軍に戦闘停止命令を下すのだった。
「それでいい。……ふぅ、一件落着か?」
「殺意マシマシで無理やり敵を降伏させやがった。物凄いゴリ押しを見た気がする…」
「もし彼がジェダイだったら、暗黒面の道に堕ちていたかもしれないな…」
ハジメの殺意マシマシのゴリ押しにオビ=ワンとキンケドゥはぼやく中、アナキンたちがジェネレーターの破壊に成功したのかシールドが消えたのだった。それと同時にオビ=ワンがもつコムリンクから通信が入る。
《ケノービ将軍、聞こえるか?封鎖線を突破した。敵艦隊が退却したぞ。もうすぐそちらに、増援部隊が着く》
「ようやく増援か……むしろ増援が遅すぎた挙句、別世界からの放浪者のおかげでことが済んでしまったからな」
「そう言うな、キンケドゥ。確かに彼らのおかげという事は確かだが、彼らの使う魔法というものはこちらから見ればかなり危険だ」
「そこは別世界の常識と俺たちの世界の常識が混ざればの話だな。そこら辺は難しいところだな」
問題の原因であるハジメを目にしながらも増援としてきたヨーダとクローン達が乗ったガンシップが降りてくるのだった。
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μ月γ日
何とか惑星クリストフシスの戦いから生き延びた。この戦いの最中で、改めて俺はハジメたちの非常識な行動にもはや目も当てられないぐらいに匙を投げたい。だが、保護すると決めた以上はちゃんと保護するのだった。しかし、ここで問題が起きた。増援に駆け付けたヨーダ曰く、タトゥイーンのギャングのボスである“ジャバ・ザ・ハット”のご子息が宇宙海賊に攫われたそうだ。その結果、宇宙海賊ということで俺たちにも疑いの目が向けられたのだ。恐らくドゥークーの嫌がらせの一つかもしれないと思い、俺たちは被らされた冤罪を無実であると証明するためにアナキンたちと共に行動するのだった。
……ここで別の話なんだが、ハジメがクリストフシスで倒したバトル・ドロイドたちの残骸を回収し、その残骸を利用して独自のドロイドを開発しようとしたそうだ。何でもハジメ曰く、男はロボット好きなのは変わりない。……だそうだ。この時の俺は前世と同じロボット好きもとい、ガンダム好きであったのでなんとなく共感してしまったのはちょっとした余談だ。
通商連合はトビアの武装を手に入れた為、どの様にノウハウを生かすべきか?
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ドロイド専用にヒート系武器を標準装備
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グリーヴァス専用のモゾー・ブラスター
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キンケドゥ達に対抗できるドロイドを設計
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技術的に再現不可能