タトゥイーンで留守番をしていたX-3ことトビアは、X-1ことキンケドゥがタトゥイーン軌道上にて消息が断ってから一日が経過していた。キンケドゥがワームホールに飲み込まれた事を知ったのは今日であり、トビアはタトゥイーン軌道上にてキンケドゥを探す為に捜索を行っていた。
「キンケドゥさんが消えたのはこの辺りの筈なんだ。ワームホールが此処に出現してキンケドゥさんを吸い込んで消えてしまった。なら此処をよく観測すれば……!」
トビアはあの手この手でキンケドゥを探していた。センサーや
「これ反応は……大きい!?それも、戦艦クラスの!?」
センサーに反応があった場所に目を向けると宇宙空間に歪みと亀裂が生じ、その亀裂から視界が眩む程の眩い光が溢れ出す。トビアも溜まらず腕部で目を隠し、光が収まるまで動けなかった。
光が収まると同時に亀裂は砕かれ、その穴から巨大な帆船型の宇宙戦艦が出て来たのだ。
「あれは……見た事のない宇宙戦艦タイプ!?それに、その戦艦の艦首にいるのは……まさか!?」
光が弱まって改めて帆船型の宇宙戦艦の艦首部分を見てみると、そこにはキンケドゥのX-1がその宇宙戦艦を操舵していたのだ。そして、その宇宙戦艦から通信が入った。
《こちらキンケドゥ。トビア、聞こえるか?》
「キンケドゥさん!?無事だったんですね!」
《あぁ……だが、此処に戻るまでかなりの日々が経過してしまった。心配かけてすまない》
「い…いえ、キンケドゥさんが無事で良かったです!ですが、日々が経過としてもそんなに時間はかかってはいませんよ」
《何……!?あれからどれだけの時間が経ったんだ?》
「……24時間、ほぼ丸一日ですが」
何かと食い違いがあった為が、トビアとしては無事にキンケドゥを見つける事が出来ただけでも良い事だった。その後、キンケドゥはトビアを帆船型の宇宙戦艦ことマザー・バンガードに乗せ、そのままタトゥイーンに帰還するのだった。
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日誌の日付を修正して
△月Σ日
俺がワームホールに飲み込まれてからトビアが経過した時間は一日しか経っていなかった。俺があの謎の宇宙断層に迷い込んでから、それだけの時間しか経っていなかった事や、その宇宙断層には謎の研究所兼宇宙造船所が存在していた事に俺やトビアも驚きを隠せなかった。その研究所には俺達よりも先に作られたドロイド達やマザー・バンガードがあの宇宙断層に眠っていたのだから。
特にあの宇宙断層の中にあったガンダム達があの研究所に保管され、眠っていたのだから。因みに俺が迷い込んだ宇宙断層は時間の流れの速さが10倍早いことから何処かの作品の名称を借りるのなら、差し詰め“時間断層”と名付ける事にした。
それと持ち帰ったマザー・バンガードに関して調べてみた結果、ステルス機能が付いていた様なので今現在はステルス機能で姿を隠し、俺達の活動拠点として利用する事にした。
△月χ日
今日は俺がマザー・バンガードと共に持ち帰って来たガンダム達を起動させる事にした。起動させたのは良いものの、ガンダム達には人格データと対話インターフェイスが搭載されていない為に彼等は喋らないドロイドと変わりなかった。そこで俺はそのガンダム達に個性を付けさせる為にトビアと協力し、人格データと対話インターフェイスをゼロから作り始める事にした。
F90には“シュン”という人格データ。その兄弟機であるF90の二号機かつF90の第二仕様機であるF90Ⅱには“ナナ”という人格データ。そしてF91に入れる人格データなのだが、当初は俺と同じ声のタイプにするか少し迷ったが、機動戦士クロスボーン・ガンダムに出てくる青い量産型F91のパイロットである“ハリソン・マディン”のことを思い出した。その結果、そのハリソンをF91の人格データとして入れる事を決定した。各ガンダム達にそれぞれの人格データと対話インターフェイスを取り入れた後に再起動させ、無事に各ガンダム達は人格データと対話インターフェイスに適合し、新たな仲間として迎え入れるのだった。
△月η日
俺達は新たに迎え入れたガンダム達と共に宇宙で戦闘訓練を行っていた。俺はF90ことシュンの相手をし、トビアはシュンの兄弟機こと人格データの妹であるF90Ⅱことナナの相手をしていた。F91はタトゥイーン周辺を哨戒し、マザー・バンガードに近づく宇宙船が接近しない様に警戒を行っていた。
シュンは戦闘訓練の際に迎撃・追撃をコンセプトとしたインターセプトタイプの通称“Iタイプ”と呼ばれるミッションパックを装備し、その機動性で翻弄して敵を堕とす戦法で攻める。しかし、俺とてあっさりとやられるつもりはない。俺はシュンが乗るフライト・シールドの軌道を読み、シザー・アンカーでシュンに向けて射出して絡み付かせる。無論、俺もシュンが操縦するフライト・シールドの高機動に振り回されるものの、近くのデブリにシザー・アンカーの鎖部分を引っかけてシュンをフライト・シールドから引き摺り下ろす事に成功する。それでもシュンは諦めるつもりはなく、手に持つビーム・ランサーで反撃しようと突貫して来た。俺はビーム・ザンバーを手にシュンのビーム・ランサーを受け流し、足下から露出させたヒート・ダガーでシュンの首元擦れ擦れの所を突き出し、シュンとの戦闘訓練を終えるのだった。
一方のトビアとナナの方は互いに自身の腕を磨き上げる為に近接戦を行っていた。なお、ナナのミッションパック装備は警備・護衛仕様の
…しかし、これ以上勝負を長引かせるわけにはいかなくなったのかナナは一旦トビアから距離をとり、マルチプル・ビーム・ウェポンをソード形態からライフル形態に切り替え、ビームをトビアに向けて放つ。トビアはナナが撃って来たビームを腕部Iフィールド発生装置で無力化しながらもX字の可動式スラスターを後ろに閉じて一本のスラスターとなって一気に距離を詰めると同時にムラマサ・ブラスターを投げ捨て、ナナの持つマルチプルウェポン・ビーム・ウェポンを押さえ込んで封じ込むと同時にヒート・ダガーでナナに胴体に突き刺す寸前で止め、戦闘訓練はトビアの勝利で終わるのだった。
戦闘訓練を終えた俺達は一度マザー・バンガードで今回の戦闘訓練の反省会を行い、次回にどの様に活かすかを研修するのだった。
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27BBY φ月×日
ナブーの戦いから五年近くが経った。この五年間で色々な事があった。それは、ワトーが水分農場を営むクリーグ・ラーズという人に奴隷のシミさんを売り渡したそうだ。俺はアナキンとの約束の為にクリーグさんに何の為にシミさんを買い取ったのか聞き出した結果、シミさんを奴隷という身分から解放し、妻として迎えるそうだ。何でも、クリーグさんの最初の妻はオーウェンという子供を残してこの世を去り、今ではオーウェンとそのガールフレンド、ベルー・ホワイトサンの3人で生活を送っているそうだ。俺達はクリーグさんにシミさんを幸せにして上げる様お願いした後、俺達はクリーグさんとシミさんの結婚を祝福した。
φ月△日
俺はある用事の為にトビア達に時間断層に向かう事を説明した。その後に俺達はマザー・バンガードに乗り込み、俺達が迷いこんだであろう時間断層に突入する為に時間断層にある研究所のビーコンを頼りにマザー・バンガードに搭載されていたワームホール発生装置で擬似的にワームホールを発生させ、そのワームホールに突入する。
無事に時間断層に到着し、マザー・バンガードを宇宙造船所の専用ドックに入港させた後に俺は今回の目的であろう
俺が作ろうとしている二機のワンオフ試作機は、ガンダム世界のアナハイム社が次期主力MS競争でサナリィに敗れたことの失地回復を図るべく、サナリィの技術吸収(盗用や非合法な諜報活動なども含む)を目的とした新型MS開発計画こと、シルエットフォーミュラプロジェクトにある二機のガンダム。
“RX-F91”シルエットガンダム
“RX-99/AFX-9000”ネオガンダム
その二機を製作する為に俺は態々この時間断層にある研究所に戻って来たのだ。なお、ネオガンダムの方は一号機と二号機の二つが存在するが、俺は二号機だけを製作するのだった。一号機は何かとヤベェ存在だと感じる為、敢えて作らない事にした。
後五年でEP.2が開始されるのに対して時間断層の存在はこちらにとって有り難った。此処の時間の流れが向こうより約十倍くらい早いため、これを利用してクロスボーン・バンガードの兵員を作るのだった。……といっても、クローン戦争間近だから余りたくさん作るつもりはないが、作っておいて損はないと思いつつも俺は製作を続けるのだった。因みに戦艦などの製作を考えたが、今はマザー・バンガードだけで十分だったので作らないことにした。
この時間断層に半年も留まりシルエットガンダムとネオガンダム、そしてクロスボーン・ガンダムの簡易生産型である“XM-10(F97-E)”フリントを三機を量産し、新たな仲間として迎え入れ、宇宙海賊の戦力を増強するのだった。此処でのやる事を終えた俺は万が一の事を考え、研究所に残していたGキャノン達を起動させ、クロスボーン・バンガードの補給艦である“リトル・グレイ”を造船する事を指示し、俺達は時間断層を後にするのだった。
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22BBY Ω月△日
ナブーの戦いから約十年が経った。俺達は束の間の休息を取る為に現在ラーズ家にお邪魔していた。この十年間で来るべき戦いに備えて色々と準備を整えて来たつもりだ。これなら問題ないかもしれないが慢心はしないつもりだ。余談だが、数時間後にタスケン達がシミさんを誘拐しようと襲撃して来たが、俺達がシミさんをタスケンから守った事でシミさんは誘拐されずに済んだ。なお、襲撃して来たタスケン達をシュンは怒りを隠せずミッションパックのFタイプを装備し、単機でそのタスケンの集落に向かい、集落にいたタスケン達を女子供容赦なく虐殺したのだ。
流石の俺でもこれには容認できず、シュンを殴って自分の仕出かした事の重大性に付いて説教し、一週間も謹慎処分とするのだった。
Ω月□日
ある日を境に、俺はトビアを連れてコルサントに向かう事にした留守番としてナナ達を任せるのだった。俺はトビアと共にマザー・バンガードでハイパースペースを使ってコルサントにジャンプするのだった。嘗て約束した者達と再会する為に……
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